平成27年度シラバス 青森県立八戸工業高等学校 工業技術基礎 教 科 工 業 単 位 数 使用教科書 実教出版 工業技術基礎 副教材等 自作テキスト 4 学科・学年 電子科・1年 「工業技術基礎」はどんな科目? 工業に関する基礎的な技術を実験や実習によって体験し、各分野における工業技術への興味・関心を高め、 工業の意義や役割を理解し、広い視野を養い、工業の発展を図る意欲的な態度を身に付ける科目です。 「工業技術基礎」の学習の特徴は? 電気・電子回路や基礎現象の特性測定、電子回路の製作から成り立っています。 「工業技術基礎」で大切なこと(留意点)は? 安全に作業する態度や知識を身に付け、計測や製作に対する基本的な態度を身につけ、測定器具や工具の基 本的な使い方を理解すること。 1.学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む。) 月 学習内容(単元名) 4 1 学 5 期 6 7 8 9 2 学 10 期 11 基礎実習 オームの法則 抵抗の直並列 ホイートストンブリッジの測定 エクセル実習 キルヒホッフの法則 直流電力の特性 論理回路 テスターの製作 ダイオードの特性測定 トランジスタの測定 コンデンサの直並列 CRの充放電 BH曲線 12 学習のねらい 電圧計・電流計の使い方を知る。 オームの法則を確認する。 合成抵抗値の変化,分圧,分流を確認する。 ブリッジの平衡条件を知る。 パソコン利用技術検定2級合格を目指す。 電流・電圧に関する法則を確認する。 直流における電力について確認する。 基本論理回路の動作を確認する。 電子回路製作の技術を高める。 ダイオードの特性を知る。 トランジスタの静特性を確認する。 コンデンサにたまる電荷について知る。 CRの値による充放電特性を確認する。 磁化曲線、ヒステリシス特性を知る。 -1- 1 3 2 学 3 期 電気工事 オームの法則(交流) オシロスコープ取扱い C言語の基礎を知る。 交流でのオームの法則を学習する。 オシロスコープの取扱いを学習する。 2.評価の観点・方法(及び年間の評定) 評価は、次の4つの観点から行います 関心・意欲・態度 電子に関する基礎的な知識・技術に関心をもつか。 思考・判断・表現 自分の得た知識・技術の中でどれを活用するべきか判断できる。 技能 知識・理解 基礎的な知識・技術を的確に活用できるか。 電子に関する知識・技術の意義や役割を理解しているか。 このため、評価は、具体的には次のものを対象にします。 ・製作した作品 ・レポート ・授業態度 また、1年間の評定は、年間を通じて上記の内容を総合的に判断して決定します。 3.特に強調しておきたい点(留意すべき点・担当者からのメッセージを含む) 担当者の指示をよく聞くこと。また、わからないときは、作業を始める前に聞いて確認するこ と。(わからないまま進むと、製作・実験が失敗します。) -2- 平成27年度シラバス 青森県立八戸工業高等学校 情報技術基礎 教 科 工業 単 位 数 2 学科・学年 電子科・1年 使用教科書 情報技術基礎 コロナ社 副教材等 パソコン利用技術検定2級 全国工業高等学校長協会 「情報技術基礎」はどんな科目? 自動車や家電製品,スマホ,パソコンなどコンピュータが内蔵された製品をより便利に,ま た安全に使える知識と技術を学びます。 「情報技術基礎」の学習の特徴 は? 最初は会社につとめたときに必要な表計算ソフトに関連した学習をして検定試験合格を目 指し,その後コンピュータ全般について学びます。 「情報技術基礎」で大切なこと(留意点)は? コンピュータを便利に使うにはたくさんの知識が必要となります。地道に努力し,着実に身 につけるようにしましょう。 1.学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む。) 月 1 4 学 5 期 6 7 学習内容(単元名) 学習のねらい 第3章コンピュータシステム 3.1 コンピュータのシステム 3.2 コンピュータのハードウェア 3.3 オペレーティングシステムの基礎 3.4 アプリケーションの利用 3.5 コンピュータネットワーク 第1章産業社会と情報技術 1.1 産業社会の変化 1.2 情報機器とその発展 1.3 情報モラルとセキュリティー 第2章コンピュータの基礎 2.1 数の表現と演算 2.2 論理回路 2.3 コンピュータの動作原理 第4章プログラミン部の基礎 4.1 プログラム言語の種類 4.2 流れ図 4.3 プログラムの書き方 -3- ・コンピュータの動作を理解する。 ・ハードとソフトの統合について学ぶ。 ・OSの役割について理解する。 ・表計算などを活用できるようになる。 ・ネットワークシステムを理解する。 ・コンピュータの利用形態を理解する。 ・情報機器の進展について理解する。 ・情報に対するルールやモラルを学ぶ。 ・数値表現と計算、文字表現を理解する。 ・論理回路について理解する。 ・コンピュータの基本構成を知る。 ・各種プログラム言語と用途を知る。 ・流れ図を作成できるようになる。 ・プログラムを記述できるようになる。 8 2 9 学 10 期 11 12 3 1 学 2 期 3 4.4 式と計算 4.5 データの入力と変数 4.6 分岐のプログラム 4.7 繰り返しのプログラム 4.8 配列 4.9 探索 4.10 最大値・最小値 第5章コンピュータ制御の基礎 5.1 コンピュータと制御 5.2 コンピュータと組み込み技術 5.3 マイクロコンピュータの活用 第6章情報技術の活用 6.1 情報の収集と活用 6.2 ドキュメンテーションの技法 6.3 マルチメディアの活用 6.4 プレゼンテーションの技法 2.評価の観点・方法(及び年間の評定) 評価は、次の4つの観点から行います 関心・意欲・態度 思考・判断・表現 技能 知識・理解 ・計算プログラムを組めるようになる。 ・データ入力や代入ができるようになる。 ・条件分岐について知る。 ・繰り返し処理を記述できる。 ・配列の使い方を理解する ・各種のデータ探索方法を理解する。 ・最大最小値を求められるようになる。 ・各種制御の種類と特徴を理解する ・組み込み型コンピュータを理解する。 ・マイコン制御の可能性を知る。 ・収集,整理,分析,利用方法を理解する。 ・ドキュメンテーションの有用性を理解 する。 ・各種のマルチメディアを理解する。 ・プレゼンの演出ができるようになる。 下記の観点は家庭科および工業科のものです コンピュータに関心を持ち、ソフト・ハードの基礎を習得する意 欲を持ち、行動できるか。 プログラム作成に必要な考え方を理解し、アルゴリズムを創造で きるか。 アルゴリズムに即したプログラムを作り,目的にあった動作をさせ ることができるか。 アプリケーションソフトウエアの有用性を活用することにより, 有効にデータ処理が行えることを理解している。 このため、評価は、具体的には次のものを対象にします。 ・定期考査の得点 ・実技演習の結果 ・学習ノート ・検定試験の結果 ・授業に取り組む姿勢 また、1年間の評定は、1学期、2学期、3学期の年間を通じて、上記の内容を総合的に判 断して決定します。 3.特に強調しておきたい点(留意すべき点・担当者からのメッセージを含む) 情報モラルに関係した法律から情報通信関連技術まで,幅広い学習になります。どれも身近 で利用しているので,知らないと自分が困ることになると思ってしっかり勉強しましょう。 -4- 平成27年度シラバス 青森県立八戸工業高等学校 電気基礎 教 科 使用教科書 工 業 単 位 数 4 学科・学年 電子科・1年 コロナ社 電気基礎(上) 副教材等 「電気基礎」はどんな科目? 電気に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。 「電気基礎」の学習の特徴は? 個々の基本的な電気現象から、これらを量的に取り扱う方法および電気的な諸量の相互関係 を学習します。 「電気基礎」で大切なこと(留意点)は? 実験・実習を関連づけながら具体的に、道筋を通して論理的に学習していくが、それらを合 理的に処理する方法すなわち式の変形、計算力が必要となります。 1.学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む。) 月 1 4 学 5 期 6 7 8 9 2 10 学 期 11 12 学習内容(単元名) 学習のねらい 第 1 章直流回路 1.直流回路の電圧と電流 2.電力と熱エネルギー 3.電気抵抗 4.直流の化学作用と電池 ・オームの法則を理解し、V,I,Rを 求めることができる。また、直並列の合 成抵抗を求めることができる。電流によ る発熱、電力及び電力量の計算ができる。 電気による各種作用の原理と利用等を理 解する。 ・クーロンの法則を理解し電磁力を求め ることができる。 磁界中の電流に働く力及び磁気回路を理 解し計算ができる。誘導起電力の大きさ を求めることができる。 第 2 章電流と磁気 1.電流と磁界 2.磁界中の電流に働く力 3.磁性体と磁気回路 4.電磁誘導と電磁エネルギー 第3章 1.電荷と電界 2.コンデンサ 3.絶縁破壊と放電現象 ・静電現象を理解し、クーロンの法則を 使えるようになる。コンデンサの直並列 の計算ができる。 -5- 3 1 学 2 期 3 第 4 章交流回路 1.交流の基礎 2.R,L,Cの働き 3.交流電力 ・発電機による正弦波交流の発生原理が 理解できる。交流における各素子の働き を理解できる。交流電力の計算ができる。 2.評価の観点・方法(及び年間の評定) 評価は、次の4つの観点から行います 関心・意欲・態度 思考・判断・表現 技能 知識・理解 電気の学習の基礎になる直流回路に関心を持ち意欲的に取り組もう とする。 電流と磁気の働きについて関心を持ち意欲的に取り組もうとする。 静電気による諸現象に関心を持ち意欲的に取り組もうとする。 身近な交流について関心を持ち意欲的に取り組もうとする。 オームの法則や電流の作用など電流の作用などについて理解・考察 できる。 磁界や磁力線の性質を理解・考察することができる。 静電現象やコンデンサの働きについて理解・考察できる。 正弦波交流やベクトル図について理解・考察できる。 オームの法則を確かめる方法や電池の使い分けなどができるように なったか。 電流と磁気に関する法則を使って動作を説明することができるか。 静電現象の実験ができ,コンデンサを使い分けることができるか。 各種回路のベクトル図を描くことができるか。 直流回路の基本的な法則を使って計算ができ理解している。 電流と磁気に関する法則を使って計算することができ理解してい る。 静電気に関する法則を使って計算ができ理解している。 正弦波交流の計算や電力の計算などができ理解している。 このため、評価は、具体的には次のものを対象にします。 年間5回実施する定期考査、課題、小テスト、標準テスト、提出ノート なお、学年末の評定は、各学期の評価を総合的に判断して決定します。 3.特に強調しておきたい点(留意すべき点・担当者からのメッセージを含む) 電気基礎は、電気現象を数量的に計算して求めるので、中学校レベルの数学の力(式の変形、 連立方程式の解法等)が必要です。 -6-
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