ラックエナジークランプキット クイックユーザーマニュアル 小規模データセンタ向け 電流/環境監視ソリューション 2 本製品の設置をする ゲートウェイのIPアドレス設定が完了するまで、絶対に ゲートウェイをネットワーク(LANなど)に接続をしない でください。 100Vコンセント 電源ケーブル 1 ゲートウェイ 本体 2 UTPケーブル 電流測定用 クランプ 3 温度センサー 3 1 ゲートウェイの組立・取付 付属のビスでブラケットを 固定してください。 キャビネットラックのマウントアングルや別売の 棚板など、任意の場所に固定してください。 固定の際は、落下などしないよう堅牢に固定してください。 万が一落下しますと、事故やケガをする恐れがあります。 4 2 クランプの取付・接続 測定対象のケーブルサイズに合わせてカラーのサイ ズを選択してください。 ※参照「Smart Zone Clamp Meter User Guide」 5 クランプ取付時の注意事項 30cm クランプを取り付ける際、被測定ケーブルがねじれていたり、 曲りがある場所を避けて取付けてください。このような状態 のケーブルを測定した場合、正しい値が表示されないこと があります。 ケーブルのねじれ 30cm程度のねじれのない直線 ケーブルの曲り 6 3 各デバイスの接続 クランプの接続 付属のパッチコードを使用して「Power Distribution Unit monitor/Control」ポート 1~2 のいずれかに クランプを接続します。 ※付属のコードが届かない場合、「UTP Cat5e」パッチコード (15m以下) を別途ご用意ください。 電流測定用 クランプ 7 温度センサーの接続 付属のパッチコードを使用して「Auto Sense Inputs Temperature inputs」ポート 1~4 のいずれかに温 度センサーを接続します。 ※付属のコードが届かない場合、「UTP Cat5e」パッチコード (15m以下) を別途ご用意ください。 温度センサー 8 4 ゲートウェイの設定 ゲートウェイ設定用PCの準備 「Network」ポートに設定用PCをLANケーブルで接続 してください。 設定用PC ※「Windows XP 」以降の バージョンをご用意ください。 LANケーブル ゲートウェイを電源コンセントに接続してください。 Alarmランプ(赤)が点滅している間は使用出来ません。 CPUランプ(黄緑)が点滅してからご使用ください。 出荷時の設定 IPアドレス 192.168.0.253 サブネットマスク 255.255.255.0 Webマネージャーアドレス http://192.168.0.253/ User Name admin Password admin 9 ネットワークアダプターの設定 ローカルエリア接続のプロパティ画面から「インターネットプ ロトコル バージョン4)TCP/IPv4)」を選択し、プロパ ティを開きます。 10 プロパティの画面で「次のIPアドレスを使う」を選択し以 下の情報を入力してください。 IPアドレス 192.168.0.10 サブネットマスク 255.255.255.0 デフォルトゲートウェイ 192.168.0.1 11 5 ログイン インターネット閲覧ソフトを起動し、アドレス入力欄にウェ ブマネージャーアドレス「http://192.168.0.253/ 」 を入力しアクセスしてください。 192.168.0.253 ログイン画面が表示されたら、ユーザー名、パスワードを 入力しログインしてください。 出荷時設定 User Name : admin Password : admin 12 IPアドレスの設定 「IP Config」メニュー ゲートウェイの設定をします。ゲートウェイに固有の名称 登録や情報もこの画面で行えます。 この設定を行うと、ゲートウェイが再起動されて、新たに設 定したIPアドレスが有効になります。本設定完了後に再び ゲートウェイにログインする場合には、設定したIPアドレスを 使用してログインする必要があります。 参照 6 また、IPアドレスの変更を行う前に、各種設定を先に行うこ とも出来ます。その場合は、 7 から進めてください。 13 6 本番環境へ接続 1. IPアドレス設定画面の「Save」ボタンを押すと、ゲー トウェイが再起動し接続が解除されます。 例)設定変更後のIPアドレス:10.0.1.xx 例)IPアドレス:192.168.0.10 設定用PC 14 2. ゲートウェイを本番のネットワークに接続してください。 ネットワーク例) 例)IPアドレス: 10.0.1.xx NWスイッチ 管理用PC 例)IPアドレス: 10.0.1.xx1 10.0.1.xx2 10.0.1.xx3 15 7 ゲートウェイの設定 ゲートウェイの設定は「Setup」 タブで行います。 管理サーバーの登録 「SNMP NMS」メニュー 付属のENV-U3ソフトをインストールするサーバー(PC) を登録します。ゲートウェイには、最大で5台まで管理サー バを登録することができます。 Env-U3をインストールするサーバー(PC)の IPアドレスを入力 16 時刻の設定 「Time Setting」メニュー 日付、時刻、タイムゾーンを設定してください。 SNTPサーバを登録することもできます。 17 トラップ出力先の登録 「SNMP Rec’rs」メニュー トラップの出力先を登録します。付属のENV-U3ソフト をインストールするサーバ(PC)を登録してください。 18 権限設定 「User’s」メニュー ユーザーとパスワード、権限の設定を行います。 19 8 各デバイスの設定 温度センサーの設定 温度センサーの設定は「Input Sensors」 タブで行います。 標準設定 「Defaults」メニュー 接続されているすべてのセンサーの標準値として適用されます。 温度センサーの設定は「Temperature Sensors」の項目で 行うことができます。 Calibration Offset Hysteresis Value : 測定値に入力した値を付加して表示 : アラームのリセット値の設定 Limits & Traps (しきい値の設定 ) Upper Control Limit :上限クリティカル / 通知 / 発報頻度 Upper Warning Limit :上限ワーニング / 通知 / 発報頻度 Lower Warning Limit :下限ワーニング / 通知 / 発報頻度 Lower Control Limit :下限クリティカル / 通知 / 発報頻度 20 個別設定 「Configure」メニュー デバイスを個別で設定することができます。デバイスに固 有の名称登録や情報もこのメニューで行うことができます。 21 クランプの設定 クランプの設定は「Power」タブで行います。 「Configure」メニュー デバイスを個別に設定することが出来ます。クランプに固 有の名称やしきい値などの設定も、このメニューで行いま す。 初期設定では電流測定不可(Disabled)になってい ますので、「Configure」画面から以下のタブをクリックし て設定変更してください。 22 「Device Type」のプルダウンをクリックして、「Monitor Only」を選択してSaveしてください。電流測定が可能 な状態になります。 また、この画面で各クランプの固有名称の設定を行うこと が出来ます。 23 「RMS Current」を展開し、しきい値を設定してください。 Calibration Offset Hysteresis Value : 測定値に入力した値を付加して表示 : アラームのリセット値の設定 Limits & Traps (しきい値の設定 ) Upper Control Limit :上限クリティカル / 通知 / 発報頻度 Upper Warning Limit :上限ワーニング / 通知 / 発報頻度 Lower Warning Limit :下限ワーニング / 通知 / 発報頻度 Lower Control Limit :下限クリティカル / 通知 / 発報頻度 24 B Value (補正値)の設定 「CL-AMP」メニュー 各クランプごとに適応する値を入力してください。 ※別紙のB Value(ケーブル補正値)一覧参照 B Value : ケーブル補正値 Volts : 電圧 Power Factor :力率 Frequency : 周波数 電流測定があらかじめ「Monitor Only」に設定されて いないと、B Valueの設定が出来ませんのでご注意くだ さい。(P22,23参照) 25 9 Env-U3のインストール 1. 付属のCD ROMを管理用サーバ(PC)にセット し、「Setup.exe」を起動してください。 ※自動でインストーラーが起動した場合は、 次の項目から進んでください。 26 2. インストーラーが起動したら、メニューに従ってEnvU3をインストールをしてください。 3. インストールが完了すると、デスクトップにショートカッ トが作成されます。 27 10 管理ソフトの設定 1. Env-U3ソフトウェアを起動します。 2. 画面左下の「追加」ボタンを押すと、下の画面が表 示されます。 3. 「IPアドレス」欄に、ゲートウェイに設定したIPア ドレスを入力します。 4. プラットフォームを「RackMS」と選択してください。 28 5. 「ping」ボタンをクリックし、「デバイスはオンラインです」と 表示されることを確認してください。 6. 確認ウィンドウを閉じ、先ほどのウィンドウにある 「OK」ボタンをクリックしてください。 7. デバイス欄に「非接続-不明」と表示されたのを確 認してください。 非接続-不明 29 8. 「設定」ボタンをクリックしEnv-U3環境ウィンドウを起 動してください。 30 9. Env-U3環境ウィンドウの言語で日本語を選択しま す。 10.ホストのIPアドレスで、ドロップダウンリストから自 サーバ(PC)のアドレスを選択します。 11.ポーリング間隔を15分~12時間の間で選択してく ださい。 12.データ保存期間を180日以下で設定してください。 13.すべての設定が完了したら、「OK」ボタンをクリックし てください。 14.すべての設定が完了し、設定したポーリング間隔 が経過するとデータが画面に表示されます。 15.データを継続的に保存するためには、管理サーバ (PC)が起動した状態でネットワークに接続されて いる必要があります。 16.データ保存期間を過ぎると、過去のデータから自動 的に消去されますので、必要な場合は都度データを エクスポートして保存してください。 17.しきい値の設定およびトラップやアラームの詳細設定 は、マニュアルを参照してください。 31 本製品に関するお問い合わせ 本製品に関するお問い合わせは、以下の窓口までお願 い致します。 <お問い合わせ先> パンドウイットコーポレーション カスタマーサービス Mail : [email protected] 営業時間:9時00分から17時00分(平日)
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