コンピュータ基礎実習(上級) 第三回 ウェブページの作成について2 清水淳紀 前回までの内容 ページの簡単な作り方。 ページの編集・アップロード・確認 方法について。 ページはメモ帳やKompozer 等で編集できる。 ページを公開するには、必要ファイル群をウェブサーバーに アップロードする必要がある。 Internet Explorerなどで実際にページを開いて確認する。 URL例 http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~g123456/ ファイルを更新してアップロードしたら、 Internet Explorerを 最新の状態に更新[F5キー] すること。 今日はウェブページ上で使えるいくつかの機能を紹介します。 ウェブページ作成の手順 ページの作成 アップロードして公開 結果の確認 メモ帳などを利用してウェブページを作成。 HTML形式で記述する。 ファイル名は半角英数で保存。 (例) index.html public_htmlフォルダにファイルをドラッグする。 アドレス(URL)を入力して動作確認する。 F5キーで最新の情報に更新。 今日の内容 Kompozerを中心としたページ編集を行います。 書式設定と画像の挿入を行ってみます。 Kompozerは、学内の場合 共通アプリケーション内に存在します。 ページの編集 Kompozerを使った編集 ウェブページでできる事 HTMLの主な機能 文字を装飾(書式設定)する リンクで他のページをつなぐ 画像や映像の掲載位置や大きさを決める 表を作成してレイアウトを決める その他、箇条書きやフレームなど細かい機能はありますが、 基本的にHTMLでできることは少ない。 KompozerなどHTML編集支援アプリケーションを使うと 簡単に編集できる。 (より高度な表現を行うには、画像で行うか、CSSやJavascriptといった 別の技術を併用する必要がある。) Kompozerでページを編集する1 KompozerならワープロのようにHTMLを編集できる。 3つの画面を切り替えて編集する [通常] 画面で主に編集する。 [ソース] 画面ではHTMLの詳細を編集できる。 [プレビュー] 画面でInternet Explorer で表示した様子を確認。 [通常] 画面 [ソース] 画面 [プレビュー] 画面 Kompozerでページを編集する2 [通常] 画面 ワープロ感覚で編集。 文字列を選択して 各種書式設定できる。 ウィンドウ下部の タブをクリックして 各画面を切り替える。 Kompozerでページを編集する3 [ソース] 画面 通常画面を編集すると 自動的にHTMLが 生成されてゆく。 直接HTMLを修正 することもできる。 微調整や 直接修正したほうが 操作が簡単なときに この画面を使う。 Kompozerでページを編集する4 [プレビュー] 画面 表示確認用の画面。 ブラウザで表示した結果に 忠実な画面表示。 完成前に一度は確認すること。 (細かな部分が 通常画面と違うかも。) Kompozer編集の基本 編集はWORDと似た感覚で操作できる。 基本は範囲選択をしてから各種書式設定ボタンを押す。 1) 文字を入力して、選択する。 2) 例えば、箇条書きボタンを押すと、 3) 選択した文字列が箇条書きになる。 HTMLならではの特殊な書式設定1 [見出し] 文字列を見出し設定にすると、大きなサイズで題字となる。 見出し1~6があり、数字が小さいほどサイズが大きい。 見出し2の例 見出し1の例 (“HTMLの例” と言う文字列部分) 見出し3の例 •見出しに選択した範囲は1つの段落として独立し、上下で自動的に改行されます。 •見出しのサイズは厳密な規定が無く、ブラウザによって微妙に異なります。 •見出し4以上は通常の文字より小さくなるかもしれません。 HTMLならではの特殊な書式設定2 [水平線] 水平線を挿入すると、ウィンドウの右端から左端まで 仕切りとなる直線が挿入される。 これが水平線 •[挿入] メニュー → [水平線] で作成できます。 •初期設定では画面の左端から右端までを仕切ります。 •ウィンドウの大きさを拡大縮小すると、それにあわせて伸び縮みします。 •水平線上で [右クリック] → [水平線のプロパティ] を選択すると 線の長さや太さ、位置を変えられます。 (右クリックする位置はシビアです。) HTMLならではの特殊な書式設定3 [ページの配色と背景] HTMLでは、ページ全体の色を決められる。 文字やリンクや背景の色を決められる。 背景には画像を置くこともできる。 設定例 •[書式] メニュー → [ページの配色と背景] で設定できます。 •文字等はさらに個別に色を設定することもできます。 HTMLならではの特殊な書式設定4 [ページ設定] HTMLの決まりとして、ページにはタイトルをつける。 その他 ページ内容の説明なども書ける。 •[書式] メニュー → [ページのタイトルとプロパティ] で編集できます。 •[タイトル]は、あなたのページをお気に入りに登録 する際の、初期登録名になります。 •[内容の説明]は、あなたのページが検索エンジン (Yahooなど)に登録されたとき、内容紹介として表 示されます。 •[文字エンコード] を適切に設定すると 日本語文字の文字化けを防げます。 (携帯など一部モバイルデバイスでは、 エンコードが日本語Shift_JIS でないと 正しく表示されないかもしれません。) HTMLならではの特殊な書式設定5 その他、[テーブル] で表を作成したり、 [リンク]で文字列をクリックしたとき 他のページにつなげたりできる。 詳細は次週以降に説明します。 画像を利用する 画像を表示する HTMLには画像を表示することができます。 画像は別ファイルとして作成し、あらかじめ用意しておく必要 がある。 画像は、JPG GIF PNG 形式のものが一般的に使用できる。 (多くのブラウザが対応している形式です。) 画像を用意する方法は問われない。 ペイントや他の画像編集ツール、携帯デジカメの写真、スキャン画像 などから画像を用意してください。 画像を扱う上での注意点 画像の形式 JPEG GIF PNG形式のいずれか。 ファイル名は半角英数のみ使用可能。 HTMLファイルと同じ場所に保存しておくのが無難。 大きすぎる画像はページを見にくくする。 menu.gif neko_3.jpg touroku.png など。 ファイルはHTMLファイルからアクセスできる位置に置く。 名前をつけて保存する時などに形式を指定できることが多い。 高性能カメラで撮った写真はそのままでは大きすぎる。 そのときは縮小処理が必要。 著作権、肖像権に注意! 著作物をウェブに勝手に掲載しない。 本人の許可無く写真を公開しない。 画像を表示するための手順1 好きなイラストを描いて、 ページに挿入してみましょう。 ペイントなどで画像を用意する。 [スタート]→[全てのプログラム] →[アクセサリ]→[ペイント] 比較的小さめのサイズでちょうど。 描き終わったら名前をつけて保存。 JPEG形式などで保存。 ファイル名は半角英数文字に。 保存場所はHTMLファイルと同じ場所にする。 画像を表示するための手順2 Kompozerで画像を読み込む。 Kompozerの通常画面で 画像を入れたい位置をクリックし、[挿入]メニュー → [画像] [代替テキスト] 欄にメッセージを書いておくと、マウスを画像にかざしたときに、 入力したテキストが表示されます。 また、何らかの理由で画像が表示できないときに、画像の変わりに 入力したテキストが表示されます。 次週に続く
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