ランチョンセミナー13 - フィリップス・レスピロニクス合同会社

第 21 回 日本心臓リハビリテーション学会学術集会 ランチョンセミナー 13
7 月19 日(日)12: 20∼ 13: 20
日 時
平成 27 年
会 場
第 9 会場 福岡サンパレス パレスルーム A
〒812-0021 福岡県福岡市博多区築港本町 2-1
心臓リハビリテーションと
陽圧療法併用の有用性について
座 長: 牧
田
茂
先生
埼玉医科大学国際医療センター 心臓リハビリテーション科 教授
講演①
Adaptive servo-ventilationを用いた
睡眠呼吸障害ならびに心不全治療の実際
演 者: 高
間
典明
先生
群馬大学医学部附属病院 循環器内科 助教
講演②
心臓リハビリテーションクリニックにおける
心不全患者への ASV 使用経験
演 者: 林
宏憲
先生
林ハートクリニック 院長
参加方法
ランチョセミナー 受講には入場整理券が必要です。
定 員
180 席
セミナー開始 10 分 後に整 理 券 は無 効となります 。予めご了承ください。
共 催
第 21 回日本心臓リハビリテーション学会学術集会/フィリップス・レスピロニクス合同会社
第 21 回 日本心臓リハビリテーション学会学術集会 ランチョンセミナー 13
日 時 : 平成 27 年 7 月 19 日(日)12:20 ∼ 13:20 会 場 : 第 9 会場 福岡サンパレス パレスルーム A
講演①
Adaptive servo-ventilation を用いた睡眠呼吸障害ならびに心不全治療の実際
高 間 典 明 *1
倉 林 正 彦 *1
*1
群馬大学医学部附属病院 循環器内科
睡 眠 呼 吸 障 害と心 不 全が密 接に関 与して いることは多くの 論 文 で報 告されている。実 際 当 院において 心 不 全 で
入院した 症 例 の 93 % に お い て 、心 不 全 発 症 時 点 で 既 に な んらか の 睡 眠 呼 吸 障 害 を 有して い ることも 判 明して
い る 。しかしながら実 際には、この 時 点で睡 眠 呼 吸 障 害 治 療を行っていた症 例はかなり少数であり、糖尿病や脂質代
謝異常などと同様に心危険因子と言われているにもかかわらず、睡眠呼吸障害は軽視されているのが事 実である。
治療に関しては、Continuous positive airway pressure( CPAP )が閉塞性の睡眠呼吸障害に有効で
あることや 心 臓に対 する有 効 な 効 果 も 多くの 論 文 で 報 告され て いる。2 0 0 5 年には CANPAP study によって
中枢性の睡眠呼吸障害を有する心不全症例に対しても CPAP が有効であることも報 告された。しかしながら、一方
ではこのような症例群においても CPAP 無効例が存在することも 2007 年のサブ解 析で報 告されている。
( A SV )は 20 01 年にチェーンストークス呼 吸に対 する治 療デバイスとして
Adaptive servo-ventilation
開発された。本 邦では近 年になって睡 眠 呼 吸 障 害や心 不 全 の 治 療デバイスとして使 用されるようになってきた。
しかしながら、どのような機序でどのような効果が有り、どのような症例で最も有 効 な の かなど未 だ 解 明しな け れば
ならない 問題も多く存 在しているのも事 実である。
本 セッションで は A SV を用 い た 治 療 の 実 際を紹 介し、睡 眠 呼 吸 障 害 ならびに心 不 全に対 する ASV の 有 用 性 を
報告する。
高間 典明【 略 歴 】
平成 8 年 自治医科大学卒業
平成 8 年 群馬大学第二内科(現:臓器病態内科学)入局
平成 9 年 館林厚生病院 内科勤務
平成 9 年 国立高崎病院 内科勤務
平成 10 年 群馬県立心臓血管センター 循環器内科勤務
平成 13 年 社会保険小倉記念病院 循環器科勤務
平成 14 年 西吾妻福祉病院 循環器科勤務
平成 18 年 Harbor-UCLA Medical center に留学
平成 19 年 公立富岡総合病院 循環器科
平成 20 年 伊勢崎市民病院 循環器内科
平成 24 年 群馬大学臓器病態内科学(第二内科)助教
【 所属学会 】
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本肺循環学会評議委員
講 演 ② 心臓リハビリテーションクリニックにおける心不全患者への ASV 使用経験
林 宏 憲
林ハートクリニック
超 高 齢 社 会にお い て 慢 性 心 不 全 患 者に対し、長 期 的 かつ 包 括 的 な 治 療 で ある心 臓リハビリテーション( 心リハ )
によるアプローチが 必 要 で ある。心 不 全 患 者に対 する ASV の 有 用 性 が 示されており、外 来 心リハにお い ても必 要
不 可 欠 な 治 療と考 えられる。
今 回 、外 来 通 院 型 心リハクリニックへ 通う心 不 全 患 者に対して ASV を導 入した。心リハや ASV など治 療 効 果 は
認められているが普 及 率や認 知 度が低く、導 入するにあたって、スタッフ教 育 、ASV 機 種 の 選 択 、実 際 の導入方法、
レ セ プト 請 求 な ど 苦 労した 点 も 多 かった が 、患 者 の A S V に 対 す る 忍 容 性 や 継 続 率 は 良 好 で あった 。心リハ と
ASV併用による効果について、使用期間、NYHA、BNP、AHI、CPX指標(peak VO2、AT、minimum VE / VCO2、
VE vs. VCO2 slope )を用 い て 検 討した 。
心 不 全 患 者に対して A SV を実 施した 連 続 2 5 症 例につ い て 、当 院 の 使 用 経 験をふまえて 報 告 する。
林 宏憲【 略 歴 】
【 所属学会 】
平成 11 年 川崎医科大学医学部卒業
日本循環器学会認定循環器専門医
平成 11 年 京都府立医科大学第二内科学(現 循環器腎臓内科学)入局
日本心血管インターベンション治療学会認定医
平成 19 年 市立福知山市民病院循環器内科
日本禁煙学会認定専門医
平成 21 年 同 心臓リハビリテーション部門 新規開設
日本心臓リハビリテーション学会指導士
平成 22年 京都府立医科大学附属病院循環器内科研究員
心臓リハビリテーション非常勤(兼任)
平成 23 年 林ハートクリニック開院
平成 27 年 現職