VOL.73 2015.4.1 発社会保険労務士法人大槻経営労務管理事務所〒104-0061東京都中央区銀座1-16-7銀座大栄ビル4階 TEL 03(5524)1701(代表) FAX 03(5524)1708 URL http://www.otuki.org/ 法改正情報今月のテーマ４月１日施行！法改正対応は万全ですか？　その２～有期雇用特別措置法と次世代育成支援対策推進法改正について～有期雇用特別措置法のポイント有期雇用特別措置法のポイント有期労働契約５年超で無期雇用に転換する権利が発生するルール（労働契約法第１８条）の特例を設ける「有期雇用特別措置法（専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法）」が、平成２７年４月１日に施行されます。「無期転換ルール」の特例が設けられます労働契約法では、同一事業主との間で期間の定めのある労働契約が通算５年を超えて通算５年を超えて反復更新された場合は、有期通算５年を超えて雇用労働者の申込みにより、期間の定めのない労働契約に転換する無期転換ルールを定めています。「有期雇用特別措置法」はこのルールに特例（例外）を設ける法律です。【特例 ①】高度専門職は高度専門職は１０年以内１０年以内のプロジェクト年以内のプロジェクト期間のプロジェクト期間５年を超える一定の期間内に完了することが予定されているプロジェクト等の業務に就く高度専門職（※）については、その業務に就く期間（上限１０年）は、無期転換ルールが適用されません。（※）高度専門職：年収1075万円以上であって、厚生労働大臣が定める基準に該当する者。定める基準に該当する者【例】 ① 博士の学位を有する者 ② 公認会計士、医師等、その他一部の士業 ③ ITストラテジスト又はシステムアナリストの資格試験に合格している者 ④ 一定の実務経験を有する技術者、SE、デザイナー ⑤ その他【特例 ②】継続雇用継続雇用のの高齢者は高齢者は定年後引き続き雇用されてい引き続き雇用されている期間定年後、引き続き有期労働契約で雇用されている高齢者については、その期間は無期転換ルールが適用されません。特例を適用するには計画の認定が必要！ ①②の特例は、いずれも特例対象者の適切な雇用管理に関する計画を作成・申請し、厚生労働大臣の認定を受けた場合に適用されます。なお、特例①については対象者ごと、特例➁については会社ごとに提出します。次世代育成支援対策推進法の次世代育成支援対策推進法の改正のポイント改正のポイント次世代育成支援対策推進法は平成２７年３月３１日までの時限立法でしたが、４月１日施行の改正で、平成３７平成３７年３７年３月３１日３１日まで１０まで１０年間延長１０年間延長となります。年間延長行動計画の行動計画の策定・策定・届出はお届出はお済はお済ですか？ですか？法律の延長に伴い従業員101人以上の事業主に対しては、引き続き労働者の仕事と子育ての両立のための「一般事業主行動計画」策定・届出の義務があります（従業員100人以下は努力義務）。新たな認定（特例認定）制度が創設されます改正法施行に伴い、行動計画を策定・届出し、一定の要件を満たした場合に厚生労働大臣の認定を受ける制度（くるみん認定）に加えて、認定を受けた企業の内、特に次世代育成推進の実施状況が優良な企業に対し、特例認定制度（プラチナくるみん認定）特例認定制度（プラチナくるみん認定）が新たに設けられます。特例認定制度（プラチナくるみん認定）最新情報平成27年度の各種保険料率 1.58％に引き下げられます。（平成27年5月納付分 5月納付分から） 1.58％ 5月納付分・協会けんぽの健康保険料率は据え置きで、介護保険料率は1.58％・雇用保険料率は据え置きです。 ☏　詳しいことは、担当者までお問い合わせください　✉