定年後に有期契約で継続雇用される高齢者 ② 特例の効果 定年後

65歳を超える高年齢者雇用確保措置を導入している事業主皆様へ
無期転換ルールの特例適用の申請はお済ですか!!
労働契約法
同一の労働者との間で有期労働契約が繰り返し更新されて通算5年を超えた場合は、労
働者の申込により、無期労働契約に転換(無期転換ルール)することとなっており、定年
後に有期契約で継続雇用される高齢者も対象となっていますので、ご注意ください。
専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法(有期雇用特別措置法)
同法が平成27年4月1日に施行され、定年後に有期契約で継続雇用される高齢者等につい
て、労働契約法に基づく無期転換申込権発生までの期間に関する特例が設けられました。
有期雇用特別措置法の主な内容
① 特例の対象者
定年後に有期契約で継続雇用される高齢者
※専門的知識等を有する有期雇用労働者も対象となっていますが、説明は省略します。
② 特例の効果
定年後引き続き雇用されている期間は無期転換申込権が発生しません。
※特例の適用を希望する事業主は
対象労働者に対する配置、職務及び職場環境に関する配慮等の適切な雇用管理に関
する措置の計画を作成、労働局に提出し、認定を受ける必要があります。
※詳細は2枚目以降をご覧ください。
無期転換ルールの特例の仕組み
事業主
労働局
①計画書の作成(裏面参照)
適切な雇用管理に関する措置であ
るかの確認等
・高年齢者雇用推進者の選任
・教育訓練の実施
・作業施設・方法の改善
・健康管理・安全衛生の配慮
・職域の拡大
・配置、処遇の推進
・賃金体系の見直し
・勤務時間制度の弾力化
記載項目
・対象労働者に応じた適切な雇用管
理に関する措置の状況
・高年齢者雇用確保措置の状況
上記項目の確認資料の添付が必要
ですが、高年齢者雇用状況報告書の
写しも可となっています。
例えば措置状況が高年齢者雇用推進者選任であ
れば、推進者が記載された高年齢者雇用状況報告
書のみの添付でも可となります。
②申請
③認定
計画内容が適切であ
れば認定されます。
④有期労働契約の締結
契約締結・更新時に労働条件を明示
※定年後引き続き雇用されてい
る期間は無期転換申込権が発生
しないことも記載する。
労働者
定年後引き続いて雇用される者
⑤無期転換ルールの特例
・定年後引き続いて雇用される者
定年
65歳
引き続き雇用
定年後引き続いて雇用されている期間中は、
対象労働者について無期転換申込権は発生し
ません。
計画書の提出及びご相談
高年齢者雇用確保措置のご相談
熊本労働局労働基準部監督課
熊本労働局職業安定部職業対策課
電話096-211-1704 FAX096-211-1732
電話096-355-3181 FAX096-353-6621
熊本市西区春日2-10-1 熊本地方合同庁舎A棟9階
・申請は本社・本店管轄の労働局となります。
・申請に当たっては、原本と写しの合計2部を提出してください。
計画の申請書と添付書類は、それぞれ原本と写しの合計2部提出となります。