初年次ゼミナール 研究者として成功する 法 - Goda Lab

初年次ゼミナール
研究者として成功する⽅法
合⽥圭介
東京⼤学⼤学院理学系研究科
カリフォルニア⼤学ロサンゼルス校⼯学部
科学技術振興機構
2015年4⽉27⽇
授業科⽬名︓
研究者として成功する⽅法
開講所属︓
理学部化学科
担当教員︓
合⽥圭介、三上秀治、井⼿⼝拓郎、李相旭
TA︓
⽟光未侑
授業の⽬標・概要︓ 科学技術分野の研究者として成功している⼤学、研究所、企業の⽅々
(東⼤研究者やゲストスピーカーを含む)に、これまでの成功体験を語って頂き、学⽣との
インタラクティブなディスカッションを通じて、アカデミック体験を⾝につけます。また、
成功に必要な学術的スキル(グループワークスキル、プレゼンスキルなど)も習得します。
授業のキーワード︓
科学技術、研究、開発、グループワーク、プレゼンテーション
授業計画︓ 毎週⽉曜⽇4限 (2:55 – 4:40)、4⽉6⽇、4⽉20⽇、4⽉27⽇、5⽉11⽇、5⽉
18⽇、5⽉25⽇、6⽉1⽇、6⽉8⽇、6⽉15⽇、6⽉22⽇、6⽉29⽇、7⽉6⽇、7⽉13⽇(合
計13コマ)
教科書︓
独⾃の資料を配布します。
使⽤⾔語︓
教室︓
⽇本語
K402(21KOMCEE WEST4階)
履修上の注意︓ 授業で使⽤された資料は下記のウェブページよりダウンロードする。
http://www.goda.chem.s.u‐tokyo.ac.jp/courses.html
担当教員
合⽥ 圭介
東京⼤学⼤学院理学系研究科
教授
井⼿⼝ 拓郎
東京⼤学⼤学院理学系研究科
助教
三上 秀治
東京⼤学⼤学院理学系研究科
助教
李 相旭
東京⼤学⼤学院理学系研究科
特任助教
ゲストスピーカー
鈴⽊ 健吾
株式会社ユーグレナ
取締役・研究開発部⻑
中川 桂⼀
東京⼤学
JSPS特別研究員
紅林 伸也
科学技術振興機構
⾰新的研究開発推進部
プログラムマネージャー補佐
平 健⼆
オリンパス株式会社
技術開発戦略部
課⻑代理
福原 武
理化学研究所
ユニットリーダー
辻 伸⼆
科学技術振興機構
戦略的研究推進部
主任調査員
授業計画
⽇程
講義者
内容
4⽉27⽇
合⽥圭介(東京⼤学)
講義
5⽉11⽇
三上秀治(東京⼤学)
講義
5⽉18⽇
鈴⽊健吾(株式会社ユーグレナ)
講義
5⽉25⽇
紅林伸也(科学技術振興機構)
講義
6⽉1⽇
李相旭(東京⼤学)
講義
6⽉8⽇
福原武(理化学研究所)
講義
6⽉15⽇
平健⼆(株式会社オリンパス)
講義
6⽉22⽇
中川桂⼀(東京⼤学)
講義
6⽉29⽇
辻伸⼆(科学技術振興機構)
講義
7⽉6⽇
井⼿⼝拓郎(東京⼤学)
講義
7⽉13⽇
合⽥圭介(東京⼤学)
期末試験
成績評価⽅法
授業出席
• できるだけ毎回出席してください。
• 3回⽋席すると単位を落とします(2回⽋席までOK)。
授業参加
• 初年次ゼミナールの⽬的は講義者と学⽣とのインタラクティ
ブなディスカッションです。
• 最低5回は発⾔してください。
• 5回未満の発⾔では単位を落とします。
期末試験(プレゼン)
• 最終⽇に学⽣全員にプレゼンを⾏ってもらいます。
• プレゼンのテーマは「研究者として成功する⽅法」です。
• ⾃分なりの考えをPowerPointを使って発表してください。
• プレゼンを⾏わないと単位を落とします。
グローバルリーダーになるために
合⽥圭介
東京⼤学⼤学院理学系研究科
カリフォルニア⼤学ロサンゼルス校⼯学部
初年次ゼミナール
2015年4⽉27⽇
そもそもグローバル⼈材とは何か︖
Global Group
Local Group
Local Group
Local Group
Local Group
Local Group
Local Group
Local Group = 同種の人々のグループ
Local Group
学術分野グループ
物理学
教育学
経済学
数学
文学
法学
Local Group = 同種の学術分野のグループ
医学
スポーツグループ
サッカー
野球
テニス
卓球
スキー
ボブスレー
Local Group = 同種のスポーツのグループ
水球
世代グループ
20代
40代
60代
10代
30代
50代
Local Group = 同世代のグループ
70代
世界グループ
米国
スペイン
アルゼンチン
英国
日本
コスタリカ
Local Group = 国家
メキシコ
Global Group
Local Group
Local Group
Local Group
Local Group
Local Group
Local Group
Local Group
グローバル人材=複数のLocal Groupをつなぐ能力を持つ人
世界グループ
米国
スペイン
アルゼンチン
英国
日本
コスタリカ
メキシコ
グローバル人材
複数の国々をつなぐ能力(異なる言語や文化の知識)を持つ人
学術分野グループ
物理学
教育学
経済学
数学
文学
法学
医学
グローバル人材
複数の学術をつなぐ能力(異分野融合や学際的研究能力)を持つ人
Steve Jobs = グローバル人材
Art
Technology
×
異分野の
”グローバル化”
研究開発における英語の必要性
(研究開発におけるグローバル⼈材の必要性)
100年前の研究構造
Solvay Conference in Brussels in 1927(量子力学の創生期)
Back row: Auguste Piccard, Émile Henriot, Paul Ehrenfest, Édouard Herzen, Théophile de Donder, Erwin Schrödinger, JulesÉmile Verschaffelt, Wolfgang Pauli, Werner Heisenberg, Ralph Howard Fowler, Léon Brillouin
Middle row: Peter Debye, Martin Knudsen, William Lawrence Bragg, Hendrik Anthony Kramers, Paul Dirac, Arthur
Compton, Louis de Broglie, Max Born, Niels Bohr
Front row: Irving Langmuir, Max Planck, Marie Skłodowska Curie, Hendrik Lorentz, Albert Einstein, Paul Langevin,
Charles Eugène Guye, Charles Thomson Rees Wilson, Owen Willans Richardson
優秀な研究者が1箇所に集まって研究
100年前~20年前の研究構造
MIT
東京大学
Oxford University
Harvard University
Lawrence Berkeley National Lab
Max Planck Institute
優秀な研究者が複数の代表的な研究機関に集まって研究
現在の研究構造
世界中でどこでも誰でも研究が可能
現在の研究構造
世界中でどこでも誰でも研究が可能
現在の研究構造
共通⾔語は英語
世界中でどこでも誰でも研究が可能
日本語よりも44倍情報量が多い
教育・研究における情報取得の⼿段
⼩学校
中学校
⾼校
⼤学
⼤学院
社会
理系科⽬で⽇本語の
教科書が存在する
⽇本語が共通⾔語
(教育)
対象が最先端であるため、⽇本語
の教科書は存在せず、論⽂や学会
でのディスカッションが中⼼
今後の流れ
英語が共通⾔語
(研究)
教育現場におけるグローバル⼈材育成
⽇⽶の違い