原田産業株式会社 情報通信チーム HARADA CORPORATION Info-Com.Instrument TEAM Psiber Data 社製 ワイヤーエキスパート WX-4500 エーリアンクロストーク(AXT)試験 1 原田産業株式会社 情報通信チーム HARADA CORPORATION Info-Com.Instrument TEAM 【1】AXT 試験前の準備 試験実施前に以下の部品があることをご確認ください。 • • • • ワイヤーエキスパート WX-4500 2 セット×ワイヤーエキスパート WX-4500(メイン・リモートユニットのペア) 4 個 x チャネルアダプタ:チャネル試験用 4 個 x パーマネントリンクアダプタ:パーマネントリンク試験用 2 本 x Cat6A パーマネントリンクテストコード:基準値設定用 • その他 1 本 x コード(両端 RJ45) 2 原田産業株式会社 情報通信チーム HARADA CORPORATION Info-Com.Instrument TEAM 【2】試験前の準備 ①Cat6A チャネルアダプタをワイヤーエキスパートのメイン・リモートユニットに装着して下さい。 ②ワイヤーエキスパートに電源を入れ、メタル試験モードであることをご確認下さい。 ③TOOL ボタンを押し、AXT ボタンを選択してアプリケーションを開いて下さい。 → → ④2 台のメインユニットの RJ45 ポート(ワイヤーエキスパートの側面)間を両端 RJ45 ケーブルで繋いで下さい。 ⑤Victim(※測定対象)ケーブル用に "Local Victim" を選択して下さい。被測定対象ケーブル用に "Local Disturber" を 選択して下さい。 ⑥一旦接続されると、"LV" と"LD"が赤く表示されます。 3 原田産業株式会社 情報通信チーム HARADA CORPORATION Info-Com.Instrument TEAM ⑦ワイヤーエキスパートの SETUP ボタンを押して下さい。測定範囲を選び、試験の規格を選択します。 完了したら Back ボタンを押して戻ります。 ⑧測定対象ケーブルの近端を Local Victim ユニット に、遠端を Remote Victim ユニットに繋いで下さい。 被測定対象ケーブルの近端を Local Disturber ユニットに、遠端を Remote Disturber ユニットに繋いで下さい。 ⑨接続が確立すると、ワイヤーエキスパート 4 台のアイコンが点灯します。リファレンスを取るため、TOOL ボタンを押しま す。 (Local Victim 側の表示) 4 原田産業株式会社 情報通信チーム HARADA CORPORATION Info-Com.Instrument TEAM 【3】基準値の設定 ①パーマネントリンクアダプタを Local Victim に、チャネルアダプタを Remote Victim に装着して下さい。 S/FTP コードでユニット間を繋いで下さい。 ②パーマネントリンクアダプタを Local Disturber に、チャネルアダプタを Remote Disturber に装着して下さい。 S/FTP コードでユニット間を繋いで下さい。 ③Local Victim と Local Disturber ユニットが両端 RJ45 ケーブルで接続されていることをご確認下さい。 ワイヤーエキスパートの TOOL ボタンを押して、設定が完了したら、"Set Reference" を押します。 ④リファレンスが取れるまで、お待ちください。 5 原田産業株式会社 情報通信チーム HARADA CORPORATION Info-Com.Instrument TEAM 【4】試験開始 ①測定ケーブル・被測定ケーブルのラベルを記入します。設定はすべて Local Victim ユニットで行います ②AUTOTEST ボタンを押すと、AXT 試験が始まります。 Local Victim 側の表示 Remote Victim 側の表示 ③次の被測定対象にも同じステップをします。 Local Victim 側の表示 Remote Victim 側の表示 6 原田産業株式会社 情報通信チーム HARADA CORPORATION Info-Com.Instrument TEAM 【5】試験結果の閲覧 ワイヤーエキスパートの DATA ボタンを押して、試験結果を閲覧します。 AXT 試験の目的は、断続的な周波数の計算です。よって、ANEXT と AACRF の電力和(Power –Sum)を表示します。 7 原田産業株式会社 情報通信チーム HARADA CORPORATION Info-Com.Instrument TEAM 【6】トラブルシューティング ①リモートユニット間で接続ロス ・Local と Remote Victim ユニット間の接続をご確認下さい。 ・Local と Remote Disturber ユニット間の接続をご確認下さい。 ②同調中に接続ロス • ユニット間の接続をご確認下さい。 • ワイヤーエキスパートのセットアップメニュを押して下さい。 • リセットボタンを押して下さい。YES を選択し、接続をリセットします。 8 原田産業株式会社 情報通信チーム HARADA CORPORATION Info-Com.Instrument TEAM 【7】試験結果の出力方法(※AXT 試験結果は自動保存されません。) ①メインページに戻るため、ワイヤーエキスパートの AUTOTEST ボタンを押して下さい。試験結果を保存する SAVE ボタ ンをクリックして下さい。6回のケーブル試験結果を保存する場合、6回の試験が終了した際に保存ボタンを押します。 (※LocalVictim 以外の他 3 台のユニット上で NG が発生した場合や、LocalVictim・Local Disturber 間のケーブル接続 が外れた場合、それまでに保存ボタンを押していなくても、LocalVictim 側でデータを自動保存しているため、試験を継 続することが可能です。但し、LocalVictim に問題が生じた場合、データ保存の継続は出来ません) ②USB フラッシュドライブをワイヤーエキスパートに挿入すると、試験結果は USB フラッシュドライブとワイヤーエキスパ ート両方に保存されます。 ③試験結果保存後、USB フラッシュドライブに試験結果を出力するためには、一旦、AXT アプリを出て、メインのメタル試 験ページに戻ります。 ④USB ドライブを差し込み、“USB に試験結果を出力“を押します。 9 原田産業株式会社 情報通信チーム HARADA CORPORATION Info-Com.Instrument TEAM 【8】試験結果の入力 AXT 試験結果は eXport ソフトウェアを通じて、入力と閲覧が出来ます。 ・USB ドライブ-入力>USB フラッシュドライブ ・USB 接続-入力>デバイス 以下詳細の結果は eXport で閲覧・選択できます。 ・サマリー:デバイス情報、ケーブル長、被測定リスト ・メイン・リモートのペアもしくは個別のペアによる最悪ケース、値、規格、マージン、周波数 PSANEXT (Power-Sum Alien Near-End Crosstalk) PSAACRF (Power-Sum Alien Attenuation to Crosstalk Ratio Far-end) 以上 10
© Copyright 2024 ExpyDoc