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特 別 記 事
マイナンバー導入に向けた
システム連携のビジョンを
いかに描くべきか
シーイーシー社会システム事業部
第 サ
部部長
第一サービス部部長
坂口尚紀氏
国の動向を踏まえた
シーイーシーが示す解決策とは
マ イナンバー制度の利用開始までいよいよ一年を切り、各自治体では様々な動きを見せている。
なかでも 2017 年 1月の情報提供ネットワーク・システムの運用開始、同年 7 月の中間サーバー連携の運用開始に向け、
自分たちのシステムをいかに対応させればいいのかという課題に対しての関心は高い。
そこで肝となるのが中間サーバーとの連携のあり方だが、国から出される仕様の変遷を追うだけで
精一杯というところも多いのではないだろうか。そこで、共通基盤を活用した効率的な中間サーバーとの
連携方法を提案するシーイーシーの坂口氏に、これからスムーズにマイナンバー制度に
システムを対応させるために自治体担当者が留意すべきポイントなどを聞いた。
刻々と変わる中間サーバーをめぐる動向を
に
いかにキャッチアップするか
ぞれ 1 つずつ置くと言われていたが、国が出す情報
を見ていると中間サーバーの数が増えてきているとい
う。
そうなってくると、
自治体はすべての中間サーバー
マイナンバー制度、特にシステム連携に関する動向
と接続する必要があるのか、あるとすればどのように
は刻々と新たな動きを見せており、自治体にはそうし
実現するのか、という大きな問題が生じてくる。
た変化への追随が迫られている。しかし、多くの自治
「そうした課題の解決のために、どの中間サーバー
体の情報システム担当者が日々の運用に追われ、人的
と接続すべきかを自動的に判断してつなぐことができ
リソースの余裕がない。そのため必要とする情報を追
る仕組みの検討を現在進めています。ただし細かい仕
いきれず、今後のスケジュールを描くのも難しいとい
様については、今後、国から出される中間サーバーの
う声をよく聞く。
仕様を見ながら詰めていく予定です」
(坂口氏)
こうした現実を受けてシーイーシー 社会システム
事業部第一サービス部の部長、坂口尚紀氏は、
「国が
想定しているマイナンバー制度への対応スケジュール
中間サーバーとの接続を
一元化・自動化する共通基盤とは
やシステム仕様、関連省令などの動向をキャッチアッ
坂口氏が語ったような機能は、シーイーシーが開発
プしながら、自治体向けに必要な情報を読み解き、現
している共通基盤(WonderWebLG(仮称)
)に実装
実的なスケジュールをその都度ご提供することが私た
される予定である。
ちの使命だと考えています」と語る。
同社のマイナンバー導入支援サービスは、業務やシ
システム面の対応では、自治体の基幹系システムや
ステムへの影響調査や導入計画策定等の可視化を行っ
各種内部事務システムに求められる中間サーバーとの
た後に、システム連携を支える共通基盤/宛名情報統
連携をいかに行うかが重要なポイントとなる。しかし
合サービスを提供するものだ。そして地域情報プラッ
国が提示する中間サーバーの仕様は固まっておらず、
トフォーム V3.0 に準拠予定の共通基盤により、シス
自治体は長期的な視野のもとでの対策を取りづらい。
テム連携の妨げとなる文字コードの相互変換やシステ
坂口氏は言う。
「最近の国の動向からわかってきて
ム間で異なるコード値の対象変換、団体内統合宛名に
いることは大きく次の 2 点です。それは、業務に即
よる個人の特定を行う。これにより、団体内連携・団
した中間サーバーの役割が広がりを見せてきているこ
体間連携のどちらにおいてもシームレスなシステム連
と、そして、自治体における文字コードや外字の運用、
携を実現する。共通基盤を中間サーバーとの間に入れ
未電算業務の存在などが多様的な考慮を必要としてき
ることで、宛名情報は基盤側で持つようになり、それ
ていることです」
ぞれの業務システムと中間サーバーとの連携は、共通
当初は中間サーバーは物理的に日本の東と西にそれ
基盤が一手に担うことができる。
今後、利活用が広がる番号制度のコストを縮減可能とするシーイーシーのマイナンバー導入支援サービス
個別での実装は、開発・運用コストの増大につながる。
住基システム
宛名情報
マイナンバー利活用の拡
大に伴い中間サーバーの
機能拡張の際に、メーカー
毎に改修費用が発生し、無
駄なコスト増となります。
A メーカー
同一製品
宛名情報
税務システム
宛名情報
中間
サーバー
宛名情報
宛名情報
宛名情報
国民健康保険
システム
B メーカー
開発
介護保険
システム
C メーカー
製品
メーカー毎に中間
サーバー連携を実装
するのは、開発費用
だけでなく、運用保
守費用も冗長的にコ
スト増となります。
…
マイナンバー導入支援サービス
共通基盤導入による開発・運用コストのミニマム化。
中間サーバー・
ソフトウェアの提供機能
住基システム
①符号管理機能
②情報照会側機能
③情報提供側機能
④既存システム接続機能
⑤情報提供記録管理機能
⑥情報提供 DB 管理機能
⑦データ送受信機能
⑧庁内情報連携機能
⑨セキュリティ管理機能
⑩職員認証・権限管理機能
⑪システム管理機能
A メーカー
同一製品
システムリプレース
の 都 度、中 間 サ ー
バー連携を新たに構
築する手間が費用と
なり、無 駄なコスト
増となります。
税務システム
共通基盤
中間
サーバー
宛名情報
国民健康保険
システム
B メーカー
開発
介護保険
システム
C メーカー
製品
…
副本連携
市長部局
情報提供記録
共通基盤
機関別
符号A
生活保護
団体内統合
宛名情報
中間サーバー
旅券発行
…
コアシステム
・符号関係
・IF システム
・監査/監督
税 務
副本連携
機関別
符号 B
システム識別子
管理
システム識別子
振り分け
就学管理
学校管理
中間サーバー
LGWAN
教育委員会
…
情報提供ネット
ワーク・システム
教員管理
増加する中間サーバーに対して、一元的に制御可能な共通基盤を提案。
「中間サーバーに置かれる情報は、種類も異なりま
さらに、16 年の 2 月もしくは 3 月から一部の自治
すし粒度もまちまちです。そのため、個々にシステム
体と始める予定の中間サーバーとの連携テストに対し
を対応させると相当のコストが生じてしまいます。共
てシーイーシーでは、現在協力してシステム連携を進
通基盤はそうした問題の解決策となるもので、いわば
めている自治体とともに参加を予定している。一歩速
国の副本となる情報を一旦共通基盤で預かり、そこか
く結果をフィードバックすることで、共通基盤などの
ら必要な情報のみを中間サーバーに渡すようにするわ
信頼性をより高めようというわけだ。
けです」と坂口氏は説明する。
「システム連携を支援する製品の運用開始をぶっつ
もし中間サーバーの仕様の確定が遅れれば、そこに
け本番で迎えるのではなく、事前に実践的なテストを
接続する情報提供ネットワークの整備も確実に遅延す
行えることは大きな強みになります。中間サーバーと
る。そうなれば期限の直前に自治体はシステム改修を
の通信方法については、SOAP や XML を使用する
行うこととなり、作業の出戻りなど無駄な手間とコス
などある程度ガイドラインが示されていますので、プ
トの発生が危惧される。そのためシーイーシーでは、
ロトタイプをつくりながら問題の早期発見を試み、本
前述の通り国の情報などを読み解いたうえで、自治体
年夏頃には安定した製品にしたいですね」と坂口氏は
に提供する体制を整えている。
強調する。
企画提供
株式会社シーイーシー
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