こちらでは、鵞足炎改善へつながる、ただしいストレッチ法について説明します。 1.ストレッチで得られる効果 2.ただしいストレッチのやり方 3.鵞足炎改善のためのただしいストレッチ この3点をお伝えします。 自宅や部活動のアップのときなど、すぐに実践できるよう、このページを印刷してふだんから目を通しやすいよ うにしておいてください。 1.ストレッチで得られる効果 ストレッチをすることによって得られる効果は2つあります。 ①関節可動域の向上と筋肉の柔軟性アップ 動きにくくなっている関節や、痛みの原因である、かたくなっている筋肉を伸ばすことで、筋肉をやわらかくし、 改善のスピードを早めることができます。また、再発防止にもつながります。 ②血流がよくなる 痛い部分の血流がよくなると、老廃物がどんどん流されて、そこに酸素や栄養分などの「改善するための成分」 が行きやすくなります。それにより、改善のスピードがあがり、改善しやすくなります。 2.ただしいストレッチのやり方 これからお伝えするストレッチをやるうえで、注意していただきたいことが2つあります。 ①ストレッチをしても、痛みがでないこと ひざの内側に痛みがあるときは、ストレッチはやらないようにしてください。 ②「心地よい」と思えるくらいでストレッチをおこなう 「痛気持ちいい」と感じるほど、グイグイ伸ばすストレッチはやめてください。 「心地よい」と感じる刺激は、筋肉をゆるませてくれます。 これらのことを踏まえて、今から紹介するストレッチを実践してみてください。 3.鵞足炎改善のためのただしいストレッチ 3-1.正座 正座をしている状態というのは、太もも前のストレッチになっているのです。伸ばしすぎず、心地よい理想のス トレッチの形といえます。 しかし、ただしい形で正座をしないと、ストレッチにはなりません。 ただしい正座とは、 ・背中をまるめないで、頭を上につきあげる ・足の親指はかさねない この2つです。 この正座の姿勢をして、痛みがでる方は、絶対にやらないでください。痛みがでない範囲で、おふろの中など、 浮力がある、痛みが少ないところからはじめてみてください。時間は1分からで OK です。できるようになって から、だんだん時間を増やしていってください。 3-2.太ももの裏(ハムストリング)のストレッチ これは、太ももの裏を伸ばすストレッチになります。 ①足首を曲げず、リラックスして、つま先が自然と前方を向いた状態をとります。 ②イスに浅く腰掛け、背中から頭までがまっすぐになるよう、頭の頂上をできるだけ天井に向けて突きあげます。 ③おへそから上半身を前に倒していきます。 このような姿勢をとると、太ももの裏のあたりが伸びている感じがしませんか? この伸びている部分を、手のひらでやさしく10回さすってください。 反対側の脚も、同じようにおこないます。 3-3.内転筋(内もも)のストレッチ これは、内転筋という、内もものストレッチになります。 ①足の裏を合わせた姿勢で、あおむけになります。 ②内ももの付け根に手のひらを10秒間置きます。 →押すことはせず、手のひらと内ももの皮膚を密着させる感じで良いです。 ③内ももからひざにかけて、順に3か所、10秒ずつ同じように行います。 このような姿勢をとると、内ももが伸びているような感じがすると思います。 痛みがでず、 「少し突っ張っているな」と思うところまで伸ばしてください。 必ず、強く押すようなことはしないでください。 手のひらの温かさを内ももが感じることのできるぐらいの、優しい触りで十分です。 この姿勢がつらい・・という方は、座ったままの姿勢で同じように行ってみてください。
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