グラフで見る埼玉県のすがた 26 増加する高齢者単独世帯 ~人口減少でも世帯数は増加~ 埼玉県の人口と世帯数の推移 (人) 8,000,000 実績 推計 2,983,167世帯 (世帯) 3,000,000 7,206,014人 2,500,000 6,000,000 2,000,000 1,500,000 4,000,000 1,000,000 2,000,000 0 500,000 0 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 人口 埼玉県の家族類型別世帯数の推移 (世帯) 1,000,000 実績 推計 800,000 世帯数 高齢者 (65歳以上) の単独世帯の将来推計 972,296 実績 推計 746,961 614,588 600,000 400,000 169,405 133,506 74,605 100,260 196,088 116,467 212,532 (世帯・人) 237,054 224,534 128,183 131,072 143,242 200,000 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 19 8 19 5年 9 19 0年 9 20 5年 0 20 0年 0 20 5年 1 20 0年 1 20 5年 2 20 0年 2 20 5年 3 20 0年 35 年 0 単独世帯 夫婦のみの世帯 夫婦と子供世帯 男性 女性 出所:国勢調査(総理府統計局)、日本の将来推計人口(国立社会保障・人口問題研究所) 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると日本の総人口は2010年の1億2,806万人をピーク に減少し、2048年には1億人を割るとされています。一方で世帯数は2019年まで増加し、同年5,307 万世帯をピークに減少するとされています。 “人口が減少するのに、世帯数が増加する”現象が発生 しています。その要因として考えられるのが、一人住まいの単独世帯が増加していることです。 では埼玉県の状況を見てみましょう。埼玉県では人口のピークは2015年の720.6万人でその後減 少となります。一方、世帯数は既に人口減少に入った2015年の後も増加を続け2020年の298.3万世 帯でピークを迎えることになります。 次に家族類型別の世帯数を見ますと、2015年では夫婦と子供世帯が最も多いのですが、急増を続 けていた単独世帯が夫婦と子供世帯を追い抜き、近々家族類型別で最も多くなることとなります。単 独世帯は2035年には97.3万世帯で、県内全世帯の3分の1を超え、34.2%に達します。中でも注目 すべきは、65歳以上の単独世帯の増加です。2010年では,男性が74,605世帯(人) 、女性が133,506 世帯(人)で208,111世帯(人)です。2035年には男性が1.92倍の143,242世帯(人) 、 女性が1.78 倍の237,054世帯(人)となることが推計されています。
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