仕様書(PDF形式:219KB)

神戸創生戦略の推進に向けた調査業務 仕様書
1 業務名称
神戸創生戦略の推進に向けた調査業務
2 業務目的
我が国が、本格的な人口減少、超高齢化社会に突入した中、本市においても、平成24
年から人口が減少に転じ、高齢化も急速に進んでいる。
人口の東京一極集中や少子高齢化が進むことで、今後もこの傾向は加速するとみられ、
人口減少に伴う、神戸市内の資産※1・所得※2の減少・流出が見込まれる。
これら資産・所得の減少・流出は、将来的には、本市のGDPや税収面へ負の影響を及
ぼす可能性が考えられるため、今後の市政運営を考えていく上でも、人口の動きと共に、
資産・所得の動きやそれに伴うGDPや税収面への負の影響を捉えておくことが肝要であ
る。
本業務は、本市における転入・転出、相続を反映した将来※3の資産・所得額をエリア
ごとに推計し、本市の実相を把握することで、人口減少社会に対応した今後のエリア別
の施策展開に活かしていくことを目的としている。
※1
「資産」とは、金融資産(預貯金、有価証券、貯蓄性保険)及び不動産資産(住
宅・宅地資産)を指す。
※2 「所得」とは、所得税の課税対象となる各種控除後の所得を指す。
※3 「将来」とは、2020年、2025年、2030年を指す。
3
業務内容
(1)将来の資産額推計
神戸市内における転入・転出情報及び相続発生情報を収集・分析の上、神戸市内にお
ける将来の資産額を推計する。その際、次の要件を守るものとする。
①推計は、
「2020年」
、
「2025年」
、
「2030年」の3つの時点を対象に行う。
②推計は、
「市単位」
、
「区単位」
、
「町丁目単位」の3つの粒度で行う。
③推計は、「転入・転出による資産流入出」、「相続による資産流出」の2つの観点か
ら行う。
④推計にあたっては、町丁目別、性・年代別の1人あたり保有資産額データを整備し、
それを利用する。併せて、性・年代別の相続の動向も推計に加味する。
1
(2)将来の所得額推計
神戸市内における転入・転出情報を収集・分析の上、神戸市内における将来の所得額
を推計する。その際、次の要件を守るものとする。
①推計は、
「2020年」
、
「2025年」、
「2030年」の3つの時点を対象に行う。
②推計は、
「市単位」
、
「区単位」
、
「町丁目単位」の3つの粒度で行う。
③推計は、
「転入・転出による所得流入出」の観点から行う。
※
上記(1)、
(2)の推計にあたっては、事前に推計モデルを組み立てた上で、本市
に対して、ロジックを説明するものとする。
※
上記(1)、
(2)の推計にあたっては、必要に応じて、本市と協議の上、本市保有
の統計データを活用することもできるものとする。
※
それぞれの推計結果データの提出様式については、事前に本市と協議するものとす
る。
※
それぞれの推計結果データの内容に不足が認められた場合は、本市は、推計の見直
し、再提出を求めることができるものとする。
4
委託契約金額の上限
6,000,000円(消費税・地方消費税含む)
5
委託業務期間
委託契約締結日から平成29年3月31日まで
6
留意事項
(1)本業務により作成された成果物等の著作権は、本市に帰属するものとする。
(2)その他、仕様書に定めのない事項については、必要に応じて双方協議して定める。
2