4 穀物の需要量、生産量、期末在庫率の動向と見通し 1 世界の穀物の生産量は、作柄により変動するものの、主に単収の伸びにより増加し、需要量の増加に対応。 2 中長期的には、需要量の増加に生産量が追いつかず、2019年には期末在庫率は13.3%まで低下する見通し。 中長期的には 需要量の増加に生産量が追いつかず 2019年には期末在庫率は13 3%まで低下する見通し 【図】 穀物の需給の推移 期末在庫率 ( (右目盛) ) 1,108百万トン 1,200 1,000 安全在庫水準(FAO 1974) 全穀物 17~18% 1,079百万トン 2006 豪州大干ばつ 1,400 2004 世界の米在庫量が 約20年ぶりの低水準 2003 米国高温乾燥・ 中国輸入急増 需要量 2002 米国・カナダ・豪州同時不作 1 600 1,600 100 90 2 2 8百万トン 2,238百万トン 1999 世界の米生産量が史上最高 生産量 (実績値) 2007 欧州天候不順・豪州干ばつ 1989 中国・インドネシア等 の米の輸入需要増大 1988 米国大干ばつ 1,800 1973 米国大豆禁輸措置 2 000 2,000 1972 世界同時不作 2,200 1982 世界的な米の豊作 1981 中国・イラン等の米の不作 によりタイ米需要急増 1980 米国熱波による不作 2 400 2,400 期末在庫率 % (予測値) 2009 世界のとうもろこし・大豆の生産量が史上最高 2008 世界的な小麦等の豊作 米国天候不順 中国が米の輸出禁止措置 1995 フィリピン・インドネシア・ タイで洪水 日本の冷害による米の緊急輸入 米国大洪水による不作 1993 百万トン 2,600 消費量予測 2019年: 2584百万トン (FAO長期予測) 2030年: 2677百万トン 2050年: 3010百万トン 生産量予測 2019年: 2577百万トン (FAO長期予測) 2030年 2680百万トン 2030年: 2680百 ト 2050年: 3012百万トン 2,245百万トン 天候が平年並みに推 移した場合の予測 80 70 60 50 40 20 7% 20.7% 30 2019年度在庫率予測 13.3% 20 15.4% 800 10 1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 資料:USDA「World Agricultural Supply and Demand Estimates」(2010.07)等、農林水産政策研究所「2019年における世界の食料需給見通し」 -4- 1
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