働く世代の女性支援のためのがん検診推進事業の未受診者を対象としたアンケート結果報告平成 26 年度の働く世代の女性支援のためのがん検診推進事業の未受診者を対象に、郵送によるアンケートを行いました。 ○調査対象子宮頸がん：平成 21 年度～平成 25 年度中に、市の子宮頸がん検診を一度も受けたことのない 20 歳代～40 歳代の 3,274 人乳がん：平成 21 年度～平成 25 年度中に、市の乳がん検診を一度も受けたことのない 40 歳代～60 歳代の 3,885 人 ○調査期間平成 26 年 7 月 16 日～平成 26 年 12 月 31 日 ○回答数子宮頸がん：390 件(回答率 11.9％) 乳がん：569 件(回答率 14.6％) 子宮頸がん検診市の検診を受けていない理由で多かったものは、次のとおりでした。(アンケートは複数回答可。割合は回答者数を母数としています。) ○「妊婦健診や職場の検診などで、すでに子宮頸がん検診を受診している」という回答は 181 件(46.4％)でした。 ○「妊娠・出産の時期だった」という回答は 90 件(23.1％)でした。 ○「忙しい、時期・時間が合わないから」という回答は 88 件(22.6％)でした。 ○「個別に案内がこないから」という回答は 67 件(17.2％)でした。がん検診を受けやすくするために必要な環境や支援について多かった回答は、次のとおりでした。 (アンケートは複数回答可。割合は回答者数を母数としています。) ○「女性医師の対応など、女性への配慮がある」が 195 件(50％)でした。 ○「今より安い費用で受けられる」が 159 件(40.8％)でした。 ○「休日に医療機関で受けられる」が 155 件(39.7％)でした。乳がん検診市の検診を受けていない理由で多かったものは、次のとおりでした。(アンケートは複数回答可。割合は回答者数を母数としています。) ○「職場の検診などで、すでに乳がん検診を受診している」という回答は 324 件(56.9％)でした。 ○「忙しい、時期・時間が合わないから」という回答は 94 件(16.5％)でした。 ○「なんとなく受けていない」という回答は 53 件(9.3％)でした。 ○「必要なときは病院で受診できるから」という回答は 50 件(8.8％)でした。がん検診を受けやすくするために必要な環境や支援について多かった回答は、次のとおりでした。 (アンケートは複数回答可。割合は回答者数を母数としています。) ○「女性医師の対応など、女性への配慮がある」が 299 件(52.5％)でした。 ○「かかりつけ医療機関で受けられる」が 221 件(38.8％)でした。 ○「複数の検診を一度に受けられる」が 210 件(36.9％)でした。取り組みアンケート結果をふまえ、平成 27 年度から下記の取り組みを進めていきます。 ○子宮頸がん検診・乳がん検診の共通の取り組みとして、・7 月下旬に実施する、子宮頸がん検診・乳がん検診の申し込み受付時間を、現状の 17 時 15 分までから、 18 時 30 分までに延長します。・40 歳以上の方へ 3 月中旬頃に送付する、4 月申し込みのがん検診や総合健診のお知らせに、検診の自己負担金と検診料金の総額を表示し、市が助成した料金で検診が受診できることをお知らせしています。 ○子宮頸がん検診の取り組みとして、・平成 27 年 8 月 8 日(土)に志度保健センターで実施する、子宮頸がん検診で託児をします。・女性への配慮に対するご意見が多かったので、女性医師による対応が比較的多い、平成 27 年 8 月 8 日(土) の集団検診や香川県予防医学協会での検診をお知らせしていきます。・過去 4 年間に、市の子宮頸がん検診を受診していない 20 歳代・30 歳代の方には、個別に子宮頸がん検診の案内をします。・1 歳 6 ヵ月児健診の場で保護者に対して実施している、子宮頸がん検診の必要性や受診方法などの説明に加えて、検診の申し込み受付を行い、お申し込みの方には後日問診票を送付します。 ○乳がん検診の取り組みとして、・かかりつけ医療機関での乳がん検診を希望するご意見も多かったので、高松市のササキメディカルクリニックで、乳がん検診を受診できるようにします。・複数の検診を一度に受けたいというご意見も多かったので、乳がんの集団検診と同日に大腸がん検診を実施します。また、さぬき市民病院や香川県予防医学協会で実施する乳がん検診の申し込みの際には、子宮頸がん検診との同日検診をお勧めしていきます。・平成 28 年から、40 歳以上の方へ 3 月中旬頃に送付する、4 月申し込みのがん検診や総合健診のお知らせと一緒に、8 月中旬から 1 月頃に実施する乳がん検診の検診日や申し込み方法のお知らせをします。早期の発見により「がん」は非常に高い確率で治すことができます。自覚症状のない「早期のがん」を発見するには「定期的にがん検診を受ける」ことが大切です。あなたとあなたの大切な人のためにがん検診を受けましょう