奄美情報処理専門学校 工業課程 システム情報処理科 自己評価表 1.学校の教育目標 本校は、教育基本法及び学校教育法に基づき、情報処理に関する専門的な知識及び技術を習得させ、 職業もしくは実生活に必要な能力の育成と教養の向上を図ることを目的とする。 2.本年度に定めた重点的に取り組むことが必要な目標や計画 目標 生徒数を増やす 就職率100% 計画 IT企業との連携(IT企業の技術者の特別授業を年間通して行う。) メディア等での継続的な広報活動 学校を身近に感じられる講座や体験授業 3.評価項目の達成及び取組状況 (1)教育理念・目標 適切…4、ほぼ適切…3、やや不適切…2、不適切…1 評価項目 専任 専任 専任 専任 非常勤 非常勤平均 ・学校の理念・目的・育成人材像は定められているか (専門分野の特性が明確になっているか) ・学校における職業教育の特色は何か ・社会経済ニーズ等を踏まえた学校の将来構想を抱いてい るか ・学校の理念・目的・育成人材像・特色・将来構想などが 学生・保護者等に周知されているか ・学科の教育目標、育成人材像は、学科等に対応する業界 にニーズに 向けて方向づけられているか 4 3 4 4 4 4 3.8 3 3 4 4 4 4 3.7 4 3 4 4 4 4 3.8 3 3 4 3 3 3 3.2 4 3 4 3 4 3 3.5 ①課題 学校の理念・目的・育成人材像・特色・将来構想などが学生・保護者等への周知と理解 2年間の集大成である卒業制作発表会を毎年行っているが、まだまだ来場者が少ない。 ②今後の改善方策 IT企業との連携により、業界のことを身近に感じることから始め、この分野に関心を持ってもらう努力をする。 ③特記事項 学校設立当初より、趣意書にも記載した即戦力で働けるプロフェッショナルを育成するために都会の第一線で 実務を経験してきた奄美出身者やIターン者で奄美に生活基盤を置く講師陣による実践的な授業を続けてい る。 1 (2)学校運営 適切…4、ほぼ適切…3、やや不適切…2、不適切…1 評価項目 専任 専任 専任 専任 非常勤 非常勤平均 ・目的等に沿った運営方針が策定されているか 4 3 4 4 4 3 3.7 ・運営方針に沿った事業計画が策定されているか 3 3 4 3 4 2 3.2 3 3 4 3 4 2 3.2 3 4 4 4 4 4 3.8 3 3 4 4 4 2 3.3 3 3 4 3 3 4 3.3 3 3 4 4 3 3 3.3 3 4 4 3 4 3 3.5 ・運営組織や意思決定機能は、規則等において明確化さ れているか、有効に機能しているか ・人事、給与に関する規程等は整備されているか ・教務・財務等の組織整備など意思決定システムは整備 されているか ・業界や地域社会等に対するコンプライアンス体制が整 備されているか ・教育活動等に関する情報公開が適切になされているか ・情報システム化等による業務の効率化が図られている か ①課題 地域環境や特異性の観点から学生数を一学年25名に設定している。それで学校法人化が出来ず 自治体の経済支援を申請できないでいる。そのことから学生に施設設備で不自由をかけている と思われる。自治体支援を受ける手立ては無いものでしょうか? ②今後の改善方策 ③特記事項 2 (3)教育活動 適切…4、ほぼ適切…3、やや不適切…2、不適切…1 評価項目 専任 専任 専任 専任 非常勤 非常勤平均 ・教育理念等に沿った教育課程の編成・実施方針等が策定 されているか 3 3 4 4 4 3 3.5 3 3 4 4 4 3 3.5 3 3 4 4 4 3 3.5 4 3 3 4 4 3 3.5 4 4 4 4 4 2 3.7 3 4 3 4 3 4 3.5 3 3 3 3 3 3 3.0 4 3 3 3 3 2 3.0 3 3 4 4 3 3 3.3 4 3 3 3 4 4 3.5 3 3 4 4 4 3 3.5 3 3 3 4 3 2 3.0 3 3 3 4 3 2 3.0 ・教育理念・育成人材像や業界のニーズを踏まえた学科の 修業年限に対応した教育到達レベルや学習時間の確保は明 確にされているか ・学科等のカリキュラムは体系的に編成されているか ・キャリア教育・実践的な職業教育の視点に立ったカリ キュラムや教育方法の工夫・開発などが実施されているか ・関連分野の企業・関係施設等や業界団体等との連携によ り、カリキュラムの作成・見直し等が行われているか ・関連分野における実践的な職業教育(産業連携によるイ ンターンシップ、 実技・実習等)が体系的に位置づけら れているか ・授業評価の実施・評価体制はあるか ・職業教育に対する外部関係者からの評価を取り入れてい るか ・成績評価・単位認定、進級・卒業判定の基準は明確に なっているか ・人材育成目標の達成に向け授業を行うことができる要件 を備えた教員を確保しているか ・関連分野における業界等との連携において優れた教育 (本務・兼務含む)を確保するなどマネジメントが行われ ているか ・関連分野における先端的な知識・技能等を習得するため の研修や教員の指導力行くなど資質向上のための取組が行 われているか ・職員の能力開発のための研修等が行われているか ①課題 ②今後の改善方策 ③特記事項 3 (4)学修成果 適切…4、ほぼ適切…3、やや不適切…2、不適切…1 評価項目 専任 専任 専任 専任 非常勤 非常勤平均 ・就職率の向上が図られているか 4 4 4 4 4 4 4.0 ・資格取得率の向上が図られているか 3 3 3 3 3 4 3.2 ・退学率低減が図られているか 4 4 4 4 4 4 4.0 4 4 4 4 4 4 4.0 4 3 3 4 3 4 3.5 ・卒業生・在校生の社会的な活躍及び評価を把握してい るか ・卒業後のキャリア形成への効果を把握し学校の教育活 動の改善に活用されているか ①課題 卒業後は、転職した場合後追いがなかなかできない。 実践的な授業を主に行っているので、国家試験等の対策ができない。 ②今後の改善方策 同窓会など作る。 ③特記事項 平成26年度就職率100% 卒業生=就職者(正社員) 4 (5)学生支援 適切…4、ほぼ適切…3、やや不適切…2、不適切…1 評価項目 専任 専任 専任 専任 非常勤 非常勤 平均 ・進路・就職に関する支援体制は整備されているか 4 4 4 4 4 4 4.0 ・学生相談に関する体制は整備されているか 4 3 4 4 4 4 3.8 ・学生に対する経済的な支援体制は整備されているか 3 4 3 3 4 4 3.5 ・学生の健康管理を担う組織体制はあるか 3 3 4 3 3 4 3.3 ・課外活動に対する支援体制は整備されているか 3 3 3 4 3 4 3.3 ・学生の生活環境への支援は行われているか 3 3 4 3 3 4 3.3 ・保護者と適切に連携しているか 3 3 4 3 3 3 3.2 ・卒業生への支援体制はあるか 4 4 4 4 4 4 4.0 3 3 3 3 3 3 3.0 3 3 4 3 3 3 3.2 ・社会人のニーズを踏まえた教育環境が整備されている か ・高校・高等専修学校等との連携によるキャリア教育・ 職業教育の取組が行われているか ①課題 学校独自など公共以外の奨学金制度等が作れないか。 特定の高校と連携し、キャリア教育等を行っているが地元の全高校までには、至らない。長期的 な提案も関係各所にしたが、実現できていない。 ②今後の改善方策 奨学金について:看護師等が行っている、卒業後指定された病院で何年間か働く制度と 同じようなことができないか検討する。 各高校等に再度申し出てみる。 ③特記事項 キャリアコンサルタントを配置、地元ハローワーク新卒担当者とも連携。毎年、校長が企業を回 り、求人開拓や卒業生の就業状況等を把握している。また、企業回りによりどのようなスキルを 必要とするかなど詳しく調査している。少人数制の特徴を生かし、常に学生のコンディションの 把握や相談に細かく乗っている。 5 (6)教育環境 適切…4、ほぼ適切…3、やや不適切…2、不適切…1 評価項目 専任 専任 専任 専任 非常勤 非常勤平均 ・施設・設備は、教育上の必要性に十分対応できるよう 整備されているか ・学内外の実習施設、インターンシップ、海外研修等に ついて十分な教育体制を整備しているか ・防災に対する体制は整備されているか 2 3 3 3 3 3 2.8 2 3 3 3 3 2 2.7 4 4 4 4 4 4 4.0 ①課題 地域環境や特異性の観点から学生数を一学年25名に設定している。それで学校法人化が出来ず 自治体の経済支援を申請できないでいる。そのことから学生に設備等で不自由をかけていると 思われる。自治体支援を受ける等、手立ては無いものでしょうか? ②今後の改善方策 ③特記事項 防火管理者(甲種) 1名(常勤)・消防計画書作成済み ・定期検査・定期設備点 海外研修は、実施していない 検 (7)学生の受入れ募集 適切…4、ほぼ適切…3、やや不適切…2、不適切…1 評価項目 専任 専任 専任 専任 非常勤 非常勤平均 ・学生募集活動は、適正に行われているか ・学生募集活動において、教育成果は正確に伝えられて いるか ・学納金は妥当なものとなっているか 4 4 4 4 4 3 3.8 4 3 4 3 3 4 3.5 4 4 4 4 4 4 4.0 ①課題 奄美では、職業訓練等で給付金をもらいながら、パソコンが習えるというのが浸透しすぎてい る。(社会人の問い合わせが多いが、出願者がいない。) プログラミングというのが理解できない人が多い。(職業イメージが身近に感じられない。) 島を出る人が多い。(適度な都市が良いイメージがあるのではないか。) 地元企業もスキルや学歴をあまり重視しない。 ②今後の改善方策 県民大学の講座等などを行い、プログラミングなどをもっと身近に感じられるようにする 地元企業へインターンシップを通じ、学生の高いスキルを見てもらい、もっとアピールする ③特記事項 平成27年就職率100%、企業から卒業生の評価をフィードバックしている。 6 (8)財務 適切…4、ほぼ適切…3、やや不適切…2、不適切…1 評価項目 専任 専任 専任 専任 非常勤 非常勤平均 ・中長期的に学校の財務基盤は安定しているといえるか 2 2 3 2 - - 2.3 ・予算・収支計画は有効かつ妥当なものとなっているか 3 3 3 3 - - 3.0 ・財務について会計監査が適正に行われているか 4 4 4 4 - - 4.0 ・財務情報公開の体制整備はできているか 3 3 3 3 - - 3.0 ①課題 入学生の減少(少子化)、地元の所得格差 地域の平均年収を鑑みて授業料を年間55万円と低く設定した。しかしながら、これでは、施設 の整備も充実できず、結果、入学者の減少にもつながっているかもしれない。また、中期的な 財務基盤を作れない。 ②今後の改善方策 ③特記事項 個人立専門学校に沿った、財務会計および申告は税理士を介して行っている。 (9)法令等の遵守 適切…4、ほぼ適切…3、やや不適切…2、不適切…1 評価項目 ・法令、専修学校設置基準等の順守と適正な運営がなさ 専任 専任 専任 専任 非常勤 非常勤平均 4 3 4 4 4 4 3.8 4 3 4 4 4 3 3.7 ・自己評価の実施と問題点の改善を行っているか 3 3 3 3 4 3 3.2 ・自己評価結果を公開しているか 3 3 3 3 4 3 3.2 れているか ・個人情報に関し、その保護のための対策が取られてい るか ①課題 自己評価内容が個人立専修学校に即していない部分があるように思えるので、独自の項目に変えていいのか? 非常勤講師は、自分の仕事を持っており、全員が揃って話し合う場がなかなか作れない。 自己評価の実施は、専任講師および職員が行っているが、入学者を増やす、施設投資については、依然課題が残る。 ②今後の改善方策 ③特記事項 紙媒体の個人情報は、鍵のかかるロッカーに保管。PCサーバーは、管理士責任者を配置し、管理している。 7 (10)社会貢献・地域貢献 適切…4、ほぼ適切…3、やや不適切…2、不適切…1 評価項目 専任 専任 専任 専任 非常勤 非常勤 平均 ・学校の教育資源や施設を活用した社会貢献・地域貢献 を行っているか ・学生のボランティア活動を奨励、支援しているか ・地域に対する公開講座・教育訓練(公共職業訓練等を 含む)の受託等を積極的に実施しているか 3 3 4 3 4 4 3.5 3 3 4 4 4 4 3.7 3 4 4 4 4 4 3.8 ①課題 教室不足のため、平成26年度は、地域に教育資源や施設を活用した社会貢献等ができなかった。 ②今後の改善方策 今年度は、県民大学等を視野に入れている。 ③特記事項 学生ボランティア活動は、奨励、支援している。(地域行事等) (11)国際交流(必要に応じて) 適切…4、ほぼ適切…3、やや不適切…2、不適切…1 評価項目 ・留学生の受入れ・派遣について戦略を持って行ってい るか ・留学生の受入れ・派遣、在籍管理等において適切な手 続等が取られているか ・留学生の学習・生活指導等について学内に適切な体制 が整備されているか ・学習成果が国内外で評価される取組みを行っているか 専任 専任 専任 専任 非常勤 非常勤 平均 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ①課題 ②今後の改善方策 今年度は、受け入れも視野に入れている。 ③特記事項 平26年度まで行っていない。 8 4.学校評価の具体的な目標や計画の総合的な評価結果 目標やカリキュラムおよび講師については、設立当初の教育理念にのっとり、成果を上げている。 また、業界動向やIT技術者の意見なども聞き、必要であれば、カリキュラムの微調整も行っている。 小規模校の特性を活かし、学生の修学に対する、理解度進捗状況、勤怠状況からの生活面の把握、 身体面の把握など、一人一人にきめ細かく対応するよう日々努力している。 その結果、退学者の軽減やスキルアップ等に繋がっている。 今年度から、企業の申し出により、業界人による特別授業も計画している。本授業は、 社会人としての自覚や心構え、業界理解(仕事理解)など社会性を養う上で重要なことであり、 学生にとって良い刺激になると期待している。 就職率は、100%を目指し、今年度それを達成できた。引き続き、求人企業への訪問により、 求人開拓を積極的の行っていく。さらに地域就職希望者に対するバックアップとして、地元 ハローワーク等の連携、地元企業との連携も充実させて行く。また、Uターンによる 再就職希望者には、積極的に相談に乗り、今までの技術やスキルを活かした再就職のバックアップ も、引き続き行っていく。 少子化により、どの学校も入学者獲得に力を入れ、広報活動が活発化されている。 鹿児島専修学校各種学校協会の規定では、10月1日より、募集開始とされていて、それをきちんと 守っているが他県や大学では、6月から募集開始をしている。県内の学校でも、6月には、募集及び入学者の 決定をしている学校もあると聞いた。このような中でどのように入学者を増やしたらよいのかが難しい。 地元就職希望者に対するインターンシップの強化などで学生のIT技術に対する高いスキルを知ってもらい 地元での就職のマッチングの強化をすることで地域の技術向上に貢献でき、学校の周知に役立つものと思われる。 平成26年度自己評価作成委員 平成27年5月1日 校 長 : 福山洋志 主任講師 : 和田善浩 教務主任 : 宇崎飛鳥 事 務 長 : 福山あけみ 非常勤講師 : 小澤 昇 非常勤講師 : 井上真三基 9
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