強磁性トンネル接合(MTJ)懇話会を開催 ~東北大発の世界的技術の

平成 27 年 5 月 22 日
東北大学大学院工学研究科
東北大学加齢医学研究所
東北大学大学院医学系研究科
強磁性トンネル接合(MTJ)懇話会を開催
~東北大発の世界的技術の可能性と将来展望~
この度、国立大学法人東北大学では、本学発の世界的技術である、強磁性トンネル接
合(Magnetic Tunnel Junction: MTJ)素子※1 を用いた新しいデバイス創製に関する懇
話会を開催いたします。
本会は所属が大学、企業を問わず、強磁性トンネル接合(MTJ)を用いた新しい展
開に興味を持つ者であれば誰でも参加することができます。この素子を用いた研究の大
きな柱である生体磁場検出に必要性を強く感じておられる、本学教授川島隆太加齢研所
長よる、基調講演「脳機能の可視化が拓く未来」に引き続き、会の発起人である、本学工
学研究科:安藤康夫教授、医学系研究科:中里信和教授を中心に、この分野の第一線研
究者によるパネルディスカッション形式で、MTJ の可能性と将来展望に関して議論し
ます。
つきましては、皆様の多数のご参加をお待ちしております。
※1
MTJ(Magnetic Tunnel Junction)強磁性トンネル接合素子
厚さ数 nm 以下の非常に薄い絶縁体(あるいはトンネル障壁)を 2 枚の強磁性体の電極で挟ん
だ構造の素子を強磁性トンネル接合(MTJ)素子という。2 枚の磁性層の磁化の方向が平行の
ときには,2 枚の電極間の抵抗が小さくなり,反平行のときには抵抗が高くなる。
室温で動作する磁場センサとして期待されており、室温で大きな磁気抵抗効果を示すことか
ら、ハードディスク用の読み出しヘッドおよび高密度不揮発性磁気メモリへの応用に向けて、
国内外の多くの研究者によって研究開発が進められてきた。使い勝手の良さから、今後も多
様なデバイスへの応用の可能性がある。
記
日 時:平成27年5月25日(月)15:30~18:00
場 所:東北大学加齢医学研究所スマート・エイジング棟1F国際会議室
(仙台市青葉区星陵町4-1)
申込方法:現地に直接お越しください
参加費:懇話会の聴講は無料。懇親会参加費は2000円。
第1回
MTJ懇話会次第
1.ご挨拶:進藤秀夫(東北大学 産学連携担当理事)
2.懇話会の趣旨説明:大原正規((株)ラディックス 代表取締役)
3.基調講演:川島隆太(東北大加齢研 所長)「脳機能の可視化が拓く未来」
4.パネルディスカッション
・安藤康夫(東北大)「MTJとは:イントロダクション」
・中里信和(東北大)「高感度磁気センサへの期待~臨床医学と神経科学の立
場から~」
・水上成美(東北大)「磁気共鳴の観点から」
・久保田均(産総研)「発振デバイスへの応用」
・松下光次郎(岐阜大)「MTJの多様な展開の可能性」
5.フリーディスカッション
【お問い合わせ先】
東北大学大学院工学研究科
応用物理学専攻
教授 安藤 康夫(あんどう やすお)
電話番号:022-795-7946
東北大学加齢医学研究所
助教
菅野 彰剛(かんの
脳機能開発研究分野
あきたけ)
電話番号:022-795-7946
【報道対応】
東北大学大学院医学系研究科
講師
稲田
仁(いなだ
電話番号:022-717-7891
広報室
ひとし)