着付け職種技能検定 1 級学科試験

着付け職種技能検定
1 級学科試験
平成27年6月 9 日(火)
一般社団法人全日本着付け技能センター
問題1.時代と服装の関係について、下記の語群の中から適当なものを1つずつ選び、
記号を記入しなさい。
1.平安時代
2.鎌倉時代
3.江戸時代
4.大正時代
〔語 群〕
ア.友禅染
イ.壺装束
ウ.十二単
エ.名護屋帯
オ.名古屋帯
問題2.次の着物の各部位の名称について、下記の語群の中から適当なものを1つずつ選び、
記号を記入しなさい。
〔女もの袷(前)
〕
〔女もの袷(後)
〕
⑦
②
⑧
③
⑩
①
⑨
④
⑤
⑥
〔語 群〕
ア.共衿(掛衿)
イ.裾折り返し
ウ.前身ごろ
エ.裾𧘱
オ.内揚げ
カ.衽下がり
キ.背縫い
ク.袖付
ケ.身丈
コ.衽
サ.身八つ口
シ.前下がり
ス.人形
セ.褄先
ソ.裄
タ.袖丈
チ.剣先
ツ.くり越し
テ.衿下(褄下) ト.振り
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平成 27 年度 1 級学科試験
問題3.次の説明に該当する文様を下記の語群の中から2つずつ選び、記号を記入しなさい。
1.平安時代から宮廷を中心に、公家の装束や調度品に用いられた織物に施された文様。
2.幾何学の図形に似た文様。
3.めでたい、縁起の良い文様。平安時代に中国から幸福や繁栄のしるしとして渡来し、
これに日本独自のものが加わった。
〔語 群〕
ア.格子
イ.紗綾形
ウ.四君子
エ.熨斗
オ.麻ノ葉
カ.立涌
キ.瑞雲
ク.松
問題4.次の各文章について、男女の着物どちらの特徴を述べているか語群の中から1つずつ選び、
記号を記入しなさい。
1.着丈に仕立ててある。
2.身丈に仕立ててある。
3.振りがある。
4.身八つ口はなく、人形がある。
5.衿にくり越しがない。
6.衿は広衿またはばち衿である。
〔語 群〕
ア.男ものの着物
イ.女ものの着物
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平成 27 年度 1 級学科試験
問題5.長着(本だたみ)のたたみ方について、下記の図の中から必要なものを選び、正しい
順序になるように並べて、その記号を記入しなさい。
( ① ) → ( ② ) → ( ③ ) → ( ④ ) → ( ⑤ )
〔 図 〕
ア.
ウ.
イ.
カ.
オ.
ク.
エ.
キ.
ケ.
コ.
問題6.三原組織のそれぞれの代表生地を表しているものを1つずつ選び、記号を記入しなさい。
1.平織
2.綾織
3.朱子織
〔 図 〕
ア.
イ.
― 3 ―
平成 27 年度 1 級学科試験
ウ.
問題7.次の織物の説明について、下記の語群の中から適当なものを1つずつ選び、記号を
記入しなさい。
1.塩瀬
2.紬
3.縮緬
〔説 明〕
ア.からみ織と平織を交ぜて織った、薄くて織り目が透けている絹織物。
イ.たて糸を細くして、よこ糸を太くして織るので、布面によこ畝が現れるのが特徴。
ウ.染の着物地で、全体に光沢がある紋織物。
エ.たて糸によりのない生糸、よこ糸によりの強い生糸を用いて平織にした後、特殊な液体に
入れ、煮て精練して仕上げた絹織物。
オ.玉繭、真綿、くず繭などを使用して織った平織の絹織物。
問題8.次の染物について、下記の説明の中から最も適当なものを1つずつ選び、その記号を
記入しなさい。
1.江戸小紋
2.京友禅
3. 加賀友禅
〔説 明〕
ア.写生のような画風、繊細華麗な装飾画が基本。御所解文様、有職文様など柄行きは遠目にも
映える大柄が多く、刺繍、金箔が加わり豪華なもの。
イ.昔は主に裃に用いられたもので、布地一面に細かい模様を染め出したもの。
ウ.布の面のところどころをつまみくくり、立体的な縮みの効果を持つ染物。
エ.人物・花鳥・植物などの多彩な模様染めで、室町時代末期にインド・ペルシアから渡来した。
オ.琉球で始まった型紙による染物。
カ.自然の草花や鳥などを写実的に描く。小ぶりな花、虫くい葉などが臙脂、藍、黄土、緑、紫の
五色により構成されている。
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平成 27 年度 1 級学科試験
問題9.次の着物の着用時季の説明について、正しいものには〇、誤っているものには×を
記入しなさい。
1.袷の小紋は5月から10月に着用する。
2.薄物の訪問着は8月のみに着用する。
3.単の色無地は6月と9月に着用する。
問題 10.着物の用途、格等の合わせ方に関する次の記述のうち、誤っているものを2つ選び、
その記号を記入しなさい。
ア.五つ紋付きの色留袖は黒留袖と同格である。
イ.女ものの羽織に一つ紋を入れると正式礼装として着用することができる。
ウ.江戸小紋の一つである鮫小紋の着物は、色無地一つ紋の着物と同格になる。
エ.結婚式で、新婦の妹(既婚)が色留袖の着物に袋帯を着用する。
オ.結婚式で、新郎の妹(未婚)が縮緬地、絵羽模様の中振袖に袋帯を着用する。
問題 11.紋の種類について、
(
)にあてはまる最も適当なものを下記の語群の中から1つずつ
選び、その記号を記入しなさい。
現在用いられている紋の数は、一つ紋、
( ① )
、
( ② )で、種類は、
( ③ )
、
( ④ )
などがある。正式な紋は、
( ③ )で( ① )である。紋を刺繍したものを、染紋に対し
て( ⑤ )という。
また、
( ⑥ )と称して白く丸く染め抜かれていて、
後でそこに紋を書き入れることもある。
〔語 群〕
ア.日向紋(陽紋) イ.五つ紋
ウ.陰紋
エ.縫紋
カ.石持
オ.三つ紋
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平成 27 年度 1 級学科試験
問題 12.次の文章の空欄にあてはまる最も適当なものを下記の語群の中から1つずつ選び、
記号を記入しなさい。
1.太鼓になる部分は表地をそのまま返し、胴を巻く部分は半幅に仕立てた帯。
2.広幅(70cm)に織った一枚の帯地を、二つ折りにして片方のみを縫い
合わせて仕立てた帯である。
3.現在、丸帯の代わりに礼装や盛装として最も多く使用される。
〔語 群〕
ア.丸帯
イ.掛下帯
ウ.名古屋帯
エ.博多帯
オ.角帯
カ.半幅帯
キ.単帯
ク.袋帯
問題 13.それぞれの時季に使用する着物の小物の適切な素材を、下記の語群の中から1つずつ
選び、記号を記入しなさい。
1.袷の正式礼装の半衿は( ① )である。
2.冬の帯揚げは( ② )を使う。
3.夏のおしゃれ着に履く草履は( ③ )であるが、礼装にはむかない。
〔語 群〕
ア.塩瀬羽二重
イ. 絽、麻、紗
エ.朱子(繻子) オ.パナマ
ウ.綸子、縮緬
はちゅう
カ.爬虫類
問題 14.次の着物と小物の合わせ方の組合せのうち、適当なものを1つ選びその記号を記入しなさい。
ア.中振袖(袷)
―――――――
草 履(コルク、パナマ)
イ.色留袖(染め抜き五つ紋)―――――――
帯揚げ(濃い色物)
ウ.黒留袖(袷・単)
帯締め(紫色の組紐)
エ.喪 服(袷・単)
―――――――
―――――――
草 履(黒の布製又はつや消しの皮製)
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平成 27 年度 1 級学科試験
問題 15.着物の着付けをするときの心得として、誤っているものを2つ選び、その記号を記入しなさい。
ア.正装は公の席で着るもので、相手に失礼にならないよう格式を重んじ、約束ごとを
守らねばならない。
イ.どのような場所であっても、大切な着物や帯を汚さないように必ず敷物を敷く。
ウ.初めにお客様にご挨拶をする。
エ.お客様をお待たせしないために、お化粧後、手を洗わずにすぐに着付けに取り掛かる。
オ.身なりは特に注意する必要はなく、常におしゃれを心掛ければよい。
問題 16.次の記述のうち、誤っているものを1つ選び、その記号を記入しなさい。
ア.美容師免許を取得すれば、全国どの都道府県でも美容を業として行うことができる。
イ.パーマネントウェーブ・結髪・化粧等の方法により容姿を美しくすることは、
美容師でなければ業として行うことができない。
ウ.有料で着物を着付ける場合は、美容師免許がなければ行えない。
エ.美容師でなければ、花嫁の結髪・化粧を業として行えない。
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平成 27 年度 1 級学科試験
全日本着付け技能センター
1級学科試験【模範解答】
平成27年6月9日(火)
受験番号
-
氏名
問題1(各2点)
1
ウ
2
イ
3
ア
4
オ
3
チ
4
ウ
問題2(各1点)
1
ト
2
カ
5
コ
6
テ
7
ソ
8
ク
9
ケ
10 タ
問題3(各1点)
1
イ
カ
2
ア
オ
3
エ
キ
※1、2、3順不同
問題4(各 2 点)
1
ア
2
イ
3
イ
4
ア
5
ア
6
イ
問題 5(各 2 点)
1
カ
2
エ
3
問題 6(各 2 点)
1
ア
2
ウ
イ
2
ア
3
イ
キ
5
イ
1
イ
2
オ
3
エ
3
○
問題9(各2点)
3
カ
問題 10(各 2 点)
イ
4
問題7(各2点)
問題8(各 2 点)
1
ク
1
×
2
×
問題11(各1点)
ウ
1
イ
2
オ
3
ア
4
ウ
5
エ
6
カ
※順不同
問題 12(各 2 点)
1
ウ
2
ア
問題 15(各2点)
エ
オ
問題13(2点)
3
ク
1
ア
2
ウ
問題14(2点)
3
オ
問題16(2点)
ウ
※順不同
平成 27 年度
1 級学科試験 模範解答
エ