ともに4月号 - 佐賀県小城市教育委員会

小中一貫校芦刈観瀾校
新学期2日目:「先生!ぼく、歩いてきたよ!」
学校だより
4月号
平成27年4月10日
発行
文責
副校長
武富
秀之
新学期2日目の朝、2年生になったばかりの子が、学校玄関
で待ち受ける私に対して、「おはようございます!」と元気な
あいさつをした後、すぐに大きく目を開いて、言いました。
「前までは(1年の時は)、いつも学校の近くまで、お母さん
に車で送ってもらってきたんだけど、今日は最初から最後まで
歩いてきたんだよ。だから、いつもより遅くなったんだよ!」
小中一貫校として、2年目の新学期が始まりました!
◆「ぼくは頑張ったんだ!」というその子の誇らしげな笑顔を見て、私まで
嬉しくなりました。
本校では小学部は「歩いて登校」が原則です。
しかし、本当にこの子の通学路は学校から長い道のりであり、交通量も多
く、まだ1年生で不安な状況だったため、昨年度はおうちの方の配慮で、途
中まで送ってもらっていました。
そして、本人も「ぼくの家は遠いし、ぼくは1年生だし、危ないから仕方
がないんだ」と話し、毎朝送ってもらうことは、彼にとって『当たり前のこ
と』になっていました。
ところが、新学期2日目にして、彼は「1年生の時の当たり前」を乗り越
えて、自力で歩いてきたのです。これには、びっくりしました。
このかげには、保護者であるおうちの方の「子どもを育むための勇気ある
決断」があったことは、容易に想像がつきます。新学期という「子どもの気
持ちの切り替えがしやすい時」に、タイミング良く、見事なアシストをされ
◇副校長の武富から、始業式に下記のことを、全校児童生徒に話しました。 たなあと、おうちの方のかかわりに感心してしまいました。
◎新学期の「新しい」は「ちょっと変わる(変える)こと」。だから・・・
◆保護者が子どもを車で送迎する方が
成長のステップ
③やってみる!
①これまでの「マイナス面」をリセットして、前向きに取り組もう。
「安心・安全」で、しかも「手軽」であ
②解決策をまず
②どうしたらいいか自分で決めて、解決する方法を自分で考えよう。
ることは、言うまでもありません。
自分で考え
③自分で考えたことを実行し、みんなに広げよう。
でも心配だとはいえ、ずっと子ども
①悩んだら
④友だちの考えを否定しないで、認め合いながら、笑顔を創っていこう。 を学校に送迎することは難しくなります。 にげずに
いつか「自立を促す決断」が必要です。
子どもたちに上手く伝えられたかどうか自信がありません。
新学期のこの時期は、そんな決断に
で も 、「 新学 期 の 今 だ か ら 、自 分 な り の 目 的 意 識を も ち 、 そ の 方 法 を自 最適な時期といえそうです。
分で考え、行動を変えよう」・・・そんなことを伝えたかったのです。
◆もちろん「今回、一度歩き通せたから、
この後もずっと歩き続ける」という保証
●「どうせがんばったって、できない」と、一人であきらめない。
は全くありません。
☆子どもの成長には
●「無理なことだから、やる必要がない」と最初から決めつけない。
ま た 甘 えが 出 てき て、 送 らな く ては
大人のタイミングの良い
●「めんどくさいし、きついからいやだ」と、人任せにしない。
ならないときが当然くるでしょう。
かかわりが大事なようです。
●「友だちに何か言われそうだから、何もしない」と投げ出さない。
◆だけど、この子は「家から学校まで、ぼくは自分で歩いてきたんだ!」
一人一人がそんな気持ちをもって、失敗を恐れずに課題解決に取り組め という「初めての成功体験を味わったこと」を、きっと忘れないと思います。
る。そして、力を合わせて「自分だけでなく、誰かの笑顔」も喜びとする。
そ し て 、 そ れ が 「も う 一 度 歩 い て み よ うか な ? 」 と か、「こ れ は自 分の 力
そんな空気感の漂う集団になると素敵だと思いませんか?
でやってみようかな」と、これまで「やる前からあきらめていたこと」にも
保護者の皆さん、今年も御協力・御支援をどうぞよろしくお願いします。 挑戦しようとする勇気の種となる!と、私は期待しています。
4月。春の息吹が心地よい季節がやってきま
した。いよいよ新学期のスタートです。
進級した子どもたちの目は、希望に満ちてい
ます。新しい教室、新しい担任、友だち、教科
書・・・。 身の回りにあ るものが次 々と新しく変 わ
ることで、自然に「やる気」が生まれてきます。
ひと学年上がって、ドキドキの不安とワクワ
クの期待が大きく膨らんできます。
特に9年生にとっては、来年度に受験を控えて
本校文化部作↑
学習面にぐっと力が入るうえに、様々な学校行事や部活動、生徒会活動等
が全て「義務教育最後の取り組み」となるため、ひとつひとつ悔いのない
ように精一杯頑張りたい気持ちがいっぱいだと思います。
お世話になりました!~4月6日「辞任式」~
よろしくお願いします!~4月7日「赴任式」~
県内各学校では、新学期が始まり、子
どもたちが希望に満ちあふれた始業式を
終えた直後に、転退職される先生方との
お別れの式(辞任式)」が実施されます。
今春、観瀾校では、定年退職される納
富博文校長先生を始め、24名の先生方
とお別れをすることになりました。
代表で新6年の古賀大士郎さん、新9
年の古賀京香さんが「別れのあいさつ」を ステージ上に立つ先生方
し 、全 校 児 童 生 徒 と残 る 教職 員に よる 感 謝の 大 きな 拍手 と、 門 出
の花のアーチで見送りました。
また 、 前 年 度 9 年生 担 任だ った 平田 智 恵子 先 生の 転勤 を新 聞 記
事 で知 り 、 多 く の 卒業 生 が4 月か ら通 う 高校 の 制服 を着 て、 見 送
りに来てくれました。出会い
と別れを大事にする、すばら ◆転退職された先生方 (転出先等)
しい卒業生たちですね。
辞任式の翌日に、新しく転入される先生方を迎える「赴任式」を実
施しました。
実はこの日。新しい校長先生は、朝早くから校門前や校門西の狭い
変形十字路付近に立ち、登校する子どもたちを迎えてくださっていま
した。そして、観瀾校通勤初日に「芦刈っ子の素直で元気な朝の笑顔
とあいさつと出会えて、とても嬉しい」と先生も素敵な笑顔でした。
赴任式では新6年の江口愛莉さんと新9年の古川龍葵さんが「歓迎
のあいさつ」をしました。他の先生方も、1年生から9年生までがひ
とつの学校で学ぶ「小中一貫校」の明るくて元気にあふれた雰囲気を
気に入ってくださり、やる気満々です。
観瀾校
小学部
観瀾校
小学部
退職される納富校長先生へ
花束を贈呈する生徒会長
代表による「おわかれの言葉」
納富 博文校長(御退職)
諸藤 文子教頭(塩田小)
北島 素子教諭(御退職)
真子 真波教諭(名護屋小)
中武 友子教諭( 教育センター)
古賀 景子教諭(佐大附属小)
横尾 良文教諭(三里小)
竹田 明子教諭(砥川小)
末次英理子教諭(東与賀小)
江里口和紀主査(県教職員課)
中学部 伊東 恵治教諭(小城中)数
山下 浩明教諭(江北中)理
平田智恵子教諭(小城中)英
鹿江 康弘教諭(小城中)体
秀島 留美教諭(牛津中)数
村岡裕一郎講師(城東中)社
柴田美幸講師(黒髪少年自然の家)
久富 信克講師(御退職)技
事務室 松本美奈子副主査(三里小)
西村 義高用務(御退職)
金子 一馬用務(御退職)
横田壮光事務補(小城市庁舎)
福岡 律子支援員(桜岡小)
原布美子支援員(小城市庁舎)
給食 C 徳廣 國子調理員(御退職)
◆転入された先生方(前年度勤務校等)
中学部
事務室
給食 C
向き合うまなざしが温かい
転入されてきた先生方
大野敬一郎校長(桜岡小校長)
白井由紀美教頭(小城市教委))
堤
聡子教諭(神埼小)
松尾 悦代教諭(江北小)
於保
綾教諭(新規採用)
小林 智明主幹(三日月小)
大塚 和之教諭(巨勢小)
松林 光春教諭(小城中) 数
片渕 恵美教諭(牛津中) 数
中垣 嘉嗣教諭(三日月中)理
中尾 直美教諭(三日月中)英
江越 晶子教諭(中原特支)美
片渕 智史教諭(新規採用)社
江頭 寛美講師(小城中) 体
内川 椋介講師(新規採用)社
平野 理美主事(牛津小)
松﨑 光廣用務(新規採用)
古賀 稔浩用務(新規採用)
上瀧千沙人事務補(新規採用)
島川真理子支援員(新規採用)
白石 千翔支援員(新規採用)
古賀 広美調理員(新規採用)
※ 大塚 和 之 教 諭 は 、 小 学 部 新規 採 用の 於
保教諭の指導担当教諭です。5年1組に入
ります。(先日のお便りでは未通知)
※片渕恵美先生の担当は先日お便りで伝え
た英語でなく数学です。訂正します。