富山大学人間発達科学部附属小学校 学校だより ちござくら 平成27年度 4月号 145回 目 の 新 年 度 校 長 根 岸 秀 行 4月8日、ぴかぴかの新一年生70名を附属小学校の全員で迎 え入れました。原野副校長はじめ、4名の教員も新しく着任 し、子供たちと教職員、総勢463名で、第145回目の新年度 が本格的にスタートしました。 学校とは、毎年、人が少しずつ入れ替わりながら少しずつ更 新(リニューアル)されていく組織だ、と聞いたことがあり ます。なるほど、そのとおりです。では、学校の「伝統」と言われるものは、一体何 を根拠にしているのでしょうか。たぶん、これもまた、何らかのリニューアルの結果 です。決して、明治から続く何かがそのまま残っているわけではありません。大きな 戦争や高度経済成長などさまざまな状況の変化を経る中で、取捨選択され、定着して きたものです。 いま、私どもの附属小学校の「伝統」とは何かと問われるならば、それは、この学 校の子供たちと教職員、そしてふたば会の皆様との間の密接な関係でしょう。附属の 使命は、言うまでもなく地域の教育と研究の拠点となることですし、教員が子供を教 えながら教え方そのものについて研究した成果を広く県・内外に発信することです。 これを制度として保証するのが国(富山大学人間発達科学部)と県(富山県教育委員 会)であるとするならば、この学校の学びと生活を日々支えているのは、子供たちと 教職員そして様々な行事に協力してくださる保護者の方々のトライアングルです。こ れがあって初めて、附属小学校は、「良く学ぼうとする」子供と、「良く、教えようと する」教職員が互いを伸ばしあう場所としてあり続けることができます。 さて、間近に、年度前半の主要行事である5月の運動会、そして6月の教育研究発 表会が迫ってきました。この大きな山をはさんで、間断なく行事が続きます。春の遠 足、グリーンスクール、臨海学校、引き渡し訓練。夏休み中の立山登山、クリーンア ップ大作戦、休み明けには教育実習が始まるし、陸上記録会もありますね。 みな、毎年繰り返されるありふれた行事のように見えますが、前の年の体験を踏ま えて学校内部で議論し、修正を重ねたものばかりです。繰り返し事だからやるのでは なく、こうすればこういう前進があるのではないかという話合いに基づいているので、 子供も教員も互いに納得しながらすすめることができます。だからこそ、附属小の生 活の仕上げとなる修学旅行は、いつも、卒業文集に晴れやかな思い出として書き綴ら れるのでしょう。 校舎の窓を通して、生まれたばかりの北陸新幹線の青と白の影が飛んでいくのが見 えました。子供たちにとっても、かけがえのない時間の始まりです。子供たちみんな が、それぞれの学年を、それぞれのステップで、しっかりと登っていくことを願って います。 引き続き、皆さまのご支援とご協力をお願い申し上げます。 離任式 4月14日(火)に離任式を行いました。転出さ れた荒治副校長、森永教諭に代表の子供たちが感謝の 言葉を述べ、花束を贈呈しました。離任されるお二人 から励ましの言葉をいただき、子供たちはさらに頑張 ろうと決意を新たにしていました。 【転出】 職 氏 名 【転入】 転出先等 職 氏 名 前任校等 副校長 荒治 和幸 射. 大門小学校 副校長 原野 克憲 西部教育事務所 教 諭 森永 郁江 射.塚原小学校 教 諭 池田 美貴 小.大谷小学校 講 師 長江 由紀 富.杉原小学校(新採) 講 師 上田香奈恵 富山大学卒業 講 師 山本恵梨香 富.大沢野小学校(新採) 講 師 高橋紗也佳 富山大学卒業 平成27年度教職員の紹介 本年度の教職員です。子供たちのために精一杯指導にあたります。どうぞ、よろし くお願いします。 校 長 根岸 秀行 長 原野 克憲 第1学年 江田 希 北岡 明 頭 橋本大一郎 第2学年 有島 智美 前田 正秀 教務主任 岩滝 修二 第3学年 横山 鼎 裕憲 養護教諭 松森由香里 第4学年 鷲北 京子 福田慎一郎 P T A事務 員 舘 光恵 第5学年 阿久津 松井 図書館司書 土田 亮子 第6学年 村井 悠子 栄養教諭 伊藤 志織 副 教 校 A L T スクールカウンセラー リザリト・ニコラス 根塚 明子 学 年 1 組 恵 理 2 組 智史 学年担任 上田香奈恵 秋盛 勇 池田 美貴 高橋紗也佳 細江孝太郎 ・栄養教諭の伊藤先生は、附属特別支援学校の在籍です。 ・スクールカウンセラーの根塚先生は、木曜日が小学校の担 当です。 (副校長 原野 克憲)
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