思いやりの心 - 府中第八中学校

平成 27年5月1日
第2号
校長
笹川
敏
住所 府中市四谷 1-2827
電話 042-364-1881
http://www.fuchu08c.fuchu-tokyo.ed.jp/
思いやりの心
最近、街路樹のハナミズキがとてもきれいに目に映ります。4月当初の肌寒いころの桜から早く
も様々な植物が春から夏への季節の移り変わりを見せてくれています。
さて、平成27年度も無事にスタートし、1ヶ月が経とうとしています。生徒たちも新しいクラ
ス、新しい先生、新しい友だちとも少しずつ慣れ、楽しく学校生活を過ごしています。特に1年生
は、様々なことが始めてで、真剣なまなざしで授業や行事に取り組んでいる様子は、ほほえましく
思えます。
しかし、これからしばらく経つと気をつけなければならないこといくつかでてきます。学校生活
に慣れてくると、生徒同士のトラブルが出始めるのもこの時期です。学校は、集団で学ぶところで
す。学習はもちろん豊かな人間関係を築き、人と人との関わり方を学ぶのも学校です。
教師、大人の願いとして豊かな人間関係の中で、思いやりの心を持った人に育って欲しいと思っ
ていますが、残念ながらいじめや暴力、凶悪な青少年の犯罪が深刻な社会問題となっていることも
事実です。携帯電話やスマートフォンの普及によって相手の思いを無視して自分の思いを一方的に
他人に押しつけられる環境ができていることも大きいことと思います。
現在の子どもたちの道徳観や価値観は、今の大人社会の反映であるといわれています。少子化や
核家族化、地域社会の繋がりが希薄になってきていると心配されています。そのために子どもの孤
立化、家庭の孤立化が進み、人とどのように関わっていったらよいのか、分からない青少年も増え
つつあります。
また、
物事を自己中心的にしか考えられなくなってきている人も多くなっています。
人との関わり合いの中で、相手の体の痛みや心の痛みが分からないから、いじめや暴力、凶悪な
青少年の犯罪に繋がるのではないでしょうか。「どうしてこんなことを子どもがするのだろうか」
という事件もいくつも報道されています。元来、人間は豊かな人間関係を築き、楽しく生活するこ
とを求めているはずです。それができにくい現実をどのように改善し、どのように子どもたちを育
てていくのか、大人には大きな責任があると思います。
思いやりの心を育てる基本は、相手の身体や心の痛み
を分かろうとする気持ちをもつことではないでしょうか。
それがあれば、相手の立場に立って考えられるようにも
なると思います。次の世代を担う子どもたちに、思いや
りの心を育てることは、大人の責任であると思います。
学校、地域、家庭とが共に力を合わせ、思いやりの心を
育てていきたいものです。
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☆★ 生徒会活動 ☆★
ボランティア活動とは、営利を目的とせず、自主的に公共福祉などの社会事業に参加することで
す。まさに、生徒会活動そのものです。そして、活発な生徒会活動は八中の伝統でもあります。
【生徒会リーダー研修会】
4/11(土)に、府中市教育センターにおいて、第64回
生徒会リーダー研修会が行われました。この研修会は、市内の
全公立中学校の生徒会役員などのリーダーが交流することを通
して、各校の生徒会活動を充実させ、よりよい学校づくりをす
ることを目的に行われており、とても歴史のある行事です。
当日は、教育長様をはじめ、市内の全中学校の校長先生方も
出席されました。今回は『生徒会の取り組みをパワーアップ~生徒が主体的に取り組む活動をプレ
ゼンしよう~』というテーマで、どのグループも活発な討論や発表ができました。
これからの生徒会や委員会活動に活かされていくことを期待しています。
【あしなが学生募金】
4月25日(土)、生徒会役員及び有志20名が『第90
回あしなが学生募金』に参加しました。府中駅改札前で午前
10時より午後1時までの3時間、ほとんど休むことなく、
リーフレットを配布し、大きな声で募金を呼びかけました。
参加した生徒は、疲れをまったく感じさせないほどとても充
実感のある表情をしていました。八中生が学校の中だけでな
く、日本全国に貢献することができたことはとてもすばらし
いことです。
あしなが学生募金は44年の歴史をもつ遺児支援の募金活
動です。春と秋に全国200箇所で実施し、年間約3億円の
寄付が集まっています。その目的は、遺児の奨学資金だけで
なく、阪神淡路大震災や東日本大震災遺児のためにも使われ
ています。
<募金参加生徒>
3年 常盤夏未さん、中島永美里さん、中村小春さん、
夏目理沙さん、福本虹杏さん、堀口加夢意くん、
柳沢のあさん、矢吹愛美さん、山中慎也くん
2年 片桐柊華さん、菊間大登くん、児玉陽輝くん、
山本 大くん
1年 江尻真聖くん、冨田実杜さん、黒木瑶子さん、
松永日美香さん、諸江陽香さん、矢野裕紀くん、山根菜那さん
2
【専門委員委嘱式】
4/27(月)、生徒会朝礼で、前期専門委員の委嘱式が
行われました。各専門委員会の委員は全員その場で起立し、
委員長が代表でステージに上がって校長先生から委嘱状を受
けとりました。ステージの上の生徒からも、フロアの生徒か
らも、とてもよい緊張感が感じられました
これから、活発な委員会活動が行われ、よりよく、豊かな
学校生活となることを期待しています。
☆★ 離任式 ☆★
4/28(火)、この3月に八中を去られた先生方がご挨拶にお見えになりました。残念なが
ら全員の先生はおそろいになりませんでしたが、お二人の先生方から、感動の涙と心温まるメッ
セージをいただきました。全校生徒、お世話になった先生方のお話をとてもよい態度で聞いてい
ました。そして、代表生徒のお礼の言葉と花束、全校生徒の歌『旅立ちの日に』と『校歌』で、感
謝の気持ちを表しました。
【森岡校長先生】~陽だまりのような笑顔でした~
9年間八中にいましたが、とてもよい校歌だと思い、大切に
してきました。八中生にしか歌えない特別な歌です。『心のふ
るさと』、多摩川の景色、夕方のグラウンド、体育館で汗を流
す生徒の姿、たくさんのものが校歌に込められています。
これからも、心に残る校歌を歌い続けてほしいと思います。
また、どこかで会ったときには、あいさつをしましょう。
『あいさつの八中』ですから・・・
【田中先生】~黒板をきれいにすることを教えてくれました~
みなさんの張りつめた雰囲気、深いあいさつ、改めて八中の
良さを感じます。この流れを大切にしてほしい。とてもよい経
験をした4年間でした。
3年生へ、八中をもっともっと良くしていってほしい。
2年生へ、1年生から尊敬される先輩になってほしい。
1年生へ、上級を見習ってほしい。
話したいこと、伝えたいことは、たくさんありますが・・・涙、涙、涙 ありがとう!
3
***学校公開
(授業参観)
ありがとうございました***
4/18(土)、今年度第1回目の学校公開がありましたが、300名を超え
る保護者の皆様にご来校いただきました。ありがとうございました。特に1年生
の教室や廊下は溢れんばかりの人でした。なにぶん狭い教室のため、ゆっくりと
落ち着いて授業を参観していただくことができない面もあったかと思います。申
し訳ありませんでした。
今年度、学校及び家庭での学習の進め方の手引きとして、全学年全教科で学習
シラバスを作成して配付させていただきました。ぜひご活用ください。
授業参観アンケートの中に、いくつかのご意見がありました。授業の進め方や
指導法に関するご意見は、今後の授業改善等に活かしていきたいと思います。ま
た、保護者の私語が多かったことや幼児の扱いについてもご指摘がありました。
保護者同士のコミュニケーションがあるということはとても良いことではありま
すが、次回からは、授業中の私語は慎んでいただきますようお願いいたします。
これからもいろいろな機会に、学校に足をお運びくださいますようお願いいた
します
***1年社会科授業担当者変更のお知らせ***
第1学年に所属し、社会科の授業を担当している倉富朝里先生が、体調を崩さ
れて2ヶ月お休みされるため、その間、1年生の社会科は、講師の竹島幸聖先生
が受け持つことになりました。
また、社会の授業の進度が遅れているため、
1年の社会科は中間考査を実施いたしません。
2・3年生につきましては、予定通り5教科実施いたします。
1年の社会科の授業につきましては、今後、補充いたしますので、ご心配をおか
けして申し訳ありませんが、ご理解をよろしくお願いいたします。
***八中ホームページをご覧ください***
昨年度、ホームページをリニューアルいたしました。月の予定や行事など学校
生活の様子をご覧になることができます。また、体育祭の雨天延期の連絡や学級
閉鎖、PTA会費集金のお知らせなども載せますので、ご活用ください。
ホームページアドレス
http://www.fuchu08c.fuchu-tokyo.ed.jp
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