教育庁 - 福井県

「福井ふるさと元気宣言」推進に関する政策合意
私 は、
「福井 ふる さと元 気宣 言」に 掲 げられ た政 策等を 実 現する ため、次に
掲げる 施策 ・事 業に ついて 重点 的に 実施 するこ とを 西川 一誠 知事と 合意 しま
す。
平成 2 8 年 4月
福 井 県知 事
西
川
一
誠
福 井県教 育長
森
近
悦
治
28 年 度 目 標 ( 30 年 度 目 標 )
28年度の施策
1
人 口減 少に歯 止 めをか ける 徹底戦 略
◇幸福 度日 本一福 井 へ
移 住・ 定住戦 略 【部局 連携 】
○地場 産業 の宝庫 ・ 福井で チャ レンジ の 夢ひら く
・県内 企業 と連 携し 、 普通 科系 高校 1年 生60 0名 がコ ース に分か れて
県内の 職場 の 魅 力を 知る機 会を 新た に 設 け、大 学卒 業後 にふ るさと 福
井で働 く意 識を高 め ます。
2
福 井か ら人材 育 成
◇「ふ るさ と」を 思 うグロ ーバ ル人材 教 育【部 局連 携】
○ 「ふ るさ と教育 」 の充実
・福 井 にゆ かり のあ る10 0人 の先 人の 特徴的 な生 き方 を学 ぶ教材 につ
いて、 全中 学校・ 高 校の授 業等 におけ る 活用を 始め ます 。
・福 井 ゆか りの 百人 一首な どを 取り 入れ た県独 自教 材「 古典 音読・ 暗唱
ノ ート(初 版)」の 全小・中学 校にお け る活用 を始 め 、小・中学生 が古
典に触 れる 機会を 増 やしま す。
1
・白川静氏 没後 10 年を記 念し 、白 川文 字学の 全国 唯一の 展 示発信 の拠
点である「白川文字学の室」を10月にリニューアルするとともに、
博士ゆ かり の著名 人 による フォ ーラム 等 を開催 しま す。
・立命館大学と連携し、資料の相互活用や共同研究等を行うとともに、
白川文 字学 を活用 し た学校 での 漢字教 育 を推進 する ため 、漢 字指導 者
を 養成 しま す。( 平 成 27 年度
200 人)
60 人増 累計 260 人( 累計 300 人 )
・新 たに 教師や 司書 が薦め るふ るさと 文 学、古典 や名作 を県 内全小・中
学校に 巡回 し、学校・図書館・家 庭が 一 体とな った 県民の 読 書活動 を
推進し ます 。
・本県 ゆか りの 企業 経営者 など 「ふ るさ と先生 」 に よる 授業 を全て の高
校に拡 大 し ていき ま す。(平 成 27 年度
21 校)
23 校(26 校 )
2
○ 「使 える 」 外国 語 教育 の 推進
・使え る英 語の 力を 育成す るた め、 校内 スピー キン グ評 価と 外部検 定を
活 用し ます 。
( 平成 27 年 度 英 検 3級相 当以 上を取 得 した中 学生
英検準 2級 相当以 上 を取得 した 高校生
42%
42%)
中学生 45%(50%)
高校生 45% (50% )
・中学 ・高 校の 英語 教員が 外部 検定 試験 を活用 し、 英語 力の 向上を 図り
ま す。
・小学 校 教 員を対 象 にNH K語 学番組 を 活用し た研 修会を 行 います 。
・中学 校 に おい て 、 地域の 観光 地な どふ るさと 福井 のよ さを 英語で 表現
したP Rカ ードを 作 成し、 修学 旅行等 で 国内外 へ発 信しま す 。
・AL T に 対し 、 経 験のあ る A LT に よ る公開 授業 、日 本人 教員に よる
日本語 講座 を実 施す るとと もに 、中 学校 の生徒 との 交流 機会 の拡充 を
進め、 指導 力を高 め ます 。
・高校 と大 学が 連携 して中 国語 や中 国経 済等の 授業 を行 うな ど、中 国語
教育を 進め ます。
○福井 から 世界に 挑 戦
・OE CD イノ ベー ション スク ール に よ る海外 高校 との 協働 学習、 県内
外の高 校生 によ る フ ィール ドワ ーク など 国際的 な人 材づ くり を進め る
ととも に 、 サイエ ン スや国 際 に 関する 新 学科の 設置 を検討 し ます。
3
◇「福 井型 18年 教 育」の 進化 【部局 連 携】
○教育 振興 基本計 画 に基づ く施 策の推 進
・知事 と教 育委 員会 による 総合 教育 会議 を開催 し、 教育 大綱 および 教育
振興基 本計 画に基 づ く施策 を着 実に実 行 します 。
○幼児 教育 の充実
・5歳 児か ら小 学校 1年生 をつ なぐ 「福 井県保 幼小 接続 カリ キュラ ム」
を全て の小 学校 区で 実践し 、 市 町幼 児教 育アド バイ ザー 、園 内リー ダ
ーを養 成 し ます。
( 平成 27 年 度
市 町幼児 教育 アドバ イ ザー
園 内リー ダー
29 人
148 人)
市町幼 児教 育アド バ イザー 17 人増 累計 46 人 ( 68 名)
園内リ ーダ ー
100 人増 累 計 248 人 (350 名)
○「学 力・ 体力」 に 加え社 会参 加 を促 進
・地域 人材 のコ ーデ ィネー ト体 制を 新た に 整備 し、 児童 ・生 徒が地 域の
人々と とも に、 自ら 企画・ 提案 する 体験 学習 を 全て の小 ・中 学校に 拡
大して いき ます。
28 校( 258 校)
・県立 高校 の教 員に 主権者 教育 研修 会を 実施し ます 。生 徒に 対して は、
副教材 等を 活用 した 学習を 充実 し、 主権 者とし ての 自覚 を促 すとと も
に判断 力お よび意 思 決定力 を育 成しま す 。
・高校 の生 徒会 が地 域貢献 活動 の情 報を 収集し て校 内に おい て周知 し、
参加を 促進 する仕 組 みを整 備し ます 。
4
○高校 の学 力向上
・新た に県 独自 テス トを実 施す ると とも に、 数 学や 理科 の授 業内容 を整
理し、 授業 にお いて 大学入 試問 題の 実践 的な演 習を 始め る時 期を早 め
るとと もに 、 授業 後 などに おけ る個別 指 導を強 化し ます。
・選択 問題 およ び外 部検定 試験 を活 用し た英語 スピ ーキ ング ・テス ト導
入など 、高 校入試 制 度の見 直し につい て 方針を 決定 します 。
・福井 県大 学進 学サ ポート セン ター を設 置し、 高校 を卒 業し た生徒 に対
する学 習指 導や進 学 相談を 行い 、大学 進 学を支 援し ます。
○教員 の授 業力・ 指 導力の 向上
・県立 高校 の教 員と 教育研 究所 が連 携し て新た に 県 独自 テス トを作 成・
実施し 、 結 果の 分 析 を踏ま えた 授業改 善 を進め ます 。
・教育 研究 所 、 関係 課 等に よる 検討 会を 設置し 、双 方向 型の 通信研 修の
導入や 訪問 研修 の充 実、若 手教 員の 育成 の強化 など 研修 の見 直しを 行
い、平 成2 9年度 か らの教 員研 修に反 映 させま す。
・高校 にお ける 進学 指導な ど 実 績あ る 退 職教員 の活 躍の 場を 広げる とと
も に、 若手 教員 が参 加した 自主 的な 研究 グルー プ を 増や し、 授業力 の
向上を 図り ます。
( 平成 27 年 度
21 グルー プ )
50 グルー プ (50 グ ループ )
・教 育研 究所 の移 転 に合 わせ、「 ふく い の教 育」 に関 する 情 報発 信を 強化
するた め、「 教育 博 物館」 を整 備しま す 。
・部活 動指 導の あり 方や校 務事 務の 進め 方など につ いて 方針 を決定 し 、
各学校 に徹 底す ると ともに 、地 域人 材の 活用に よる 学校 業務 の効率 化
を進め 、教 員の指 導 力向上 につ なげま す 。
5
○職業 高校 の新カ リ キュラ ム ・ 産業教 育 プログ ラム
・職業 系高 校の 生徒 の 資格 取得 、コ ンク ール入 賞お よび 企業 実習 等 の成
果を得 点化 し、 福 井 フュー チャ ーマイ ス ターと して 認定 を 始 めます 。
( 平成 27 年 度
-
)
800 人 (900 人)
・若狭 東高 校に おい て、薬 草の 産地 化や 大規模 施設 園芸 に対 応でき る教
育を進 める ととも に 、福 井農林 高校 、坂 井高校 にお いて 、栽 培に加 え、
加工や 流通 など経 営 の学習 を行 うため の 施設整 備を 進めま す 。
○児童 ・生 徒はみ ん な笑顔 に
・いじ めへ の 対 応事 例の共 有と 徹底 を進 め、 い じめ の未 然防 止、 調 査の
充実に よる 早期発 見 、
「サポ ート 班」の 組 織的な 対応 による 早 期解消 な
どいじ め対 策 を進 め ます。
( 平成 27 年 度 い じ めの年 度内 解消率 95.5%)
いじめ の年 度内解 消 率 96%( 97% )
・特別 支援 学校 の生 徒の職 場実 習 や 職業 教育に 協力 する 「就 労サポ ータ
ー企業 」制 度の 新設 や学校 ジョ ブコ ーチ による 実習 支援 など により 、
特別支 援学 校生徒 の 一般就 労率 を高め ま す。
( 平 成 27 年 度
32.9%)
33.5% (34%)
・小 ・ 中学 生と 特別 支援学 校の 児童 ・生 徒 が一 緒に 学ぶ 交流 および 共同
学習に つい て、 特別 支援 コ ーデ ィネ ータ ーによ る事 例紹 介や 研修会 に
より教 員の 障害理 解 を進め 、拡 大して い きます 。
6
◇学校 の再 編・統 合
○県立 高校 の次な る 再編に 道筋
・丹南 地区 ・二 州地 区の県 立高 校再 編を 進める ため 、地 元関 係者等 から
就職状 況や 人材 育成 の方向 性に つい て情 報を収 集し 、年 度内 を目途 に
両地区 に再 編検討 委 員会を 設置 します 。
3
先 進的 な医療 と 福祉、 健康 長寿の ふ るさと 貢献
◇県民 の健 康サポ ー ト・シ ステ ム【部 局 連携】
○子ど もの 目と歯 ・ 生活の 健康
・全小 中学 校に おい て、目 を休 める 時間 を設け ると とも に、 目の動 きを
スムー ズに する運 動 を実施 し、 近視予 防 につな げま す。
・歯科 医師 会の 協力 の下、 全小 学校 にお いて「 正し い歯 みが き教室 」を
開催す ると とも に、 全ての 1年 生、 4年 生に対 する 歯の 二次 検診を 実
施し、 正し い歯 みが きの定 着と むし 歯治 療を促 進し 、 む し歯 のない 小
学 生を 増や します 。(平成 27 年 度
68.4%)
70%(73.6% )
・小学 校に 加え 、新 たに中 学校 の全 生徒 に対し 、歯 垢染 色剤 を活用 した
歯みが き指 導を実 施 し、歯 みが き習慣 の 定着を 図り ます。
・スマ ート フォ ン依 存の実 態を 理解 し、 依存か らの 脱却 や活 用 につ いて
話し合 う「 脱ス マホ 高校生 サミ ット 」 を 開催す ると とも に 、 全中学 校
におい て 生 徒の 自主 的なル ール づく り を 進め、 イン ター ネッ トの 適 正
利用を 推進 します 。
( 平成 27 年 度
実 施校割 合
79.7% )
中 学 校 100% ( 100% )
・子ど もに 正し い生 活習慣 を身 に 付 け さ せるた め、 新た に P TAと 連携
し た研 修を 始め、 家 庭の教 育力 を高め ま す 。
7
4
「 農」 ・「林 」 ・「漁 」業 を意欲 と 誇りの 総合 産業へ
◇「ふ くい 食ブラ ン ド」を 地消 ・外商 【 部局連 携】
○日本 で一 番おい し い学校 給食
・新た に作 成し た食 育教材 を 活 用し 、小 ・中学 校 に おけ る食 育の授 業を
増やし 、地 域の 食べ 物や食 事、 朝食 の大 切さな ど に つい て 理 解を深 め
ま す。
・栄養 教諭 がプ ロの 料理人 等の 協力 を得 て、地 場産 食材 を使 ったお いし
いメニ ュー を開 発し 、調理 従事 員の 研修 を行い 、学 校給 食 に おいて 提
供しま す。
・学校 給食 調理 コン テスト を開 催し て、 児童 ・ 生徒 の食 への 関心を 高め
るとと もに 、学 校給 食甲子 園等 の全 国大 会 にお いて 上位 入賞 を目指 す
ことに より 、本県 給 食のレ ベル アップ を 図りま す。
5
高 速交 通時代 に ブラン ド・ 観光オ ン リーワ ン戦 略
◇観光 フロ ンティ ア ・福井 【部 局連携 】
○観光 人材 の育成
・商業 系高 校の 観光 授業に おい て、 地域 の観光 資源 を発 見す るフィ ール
ドワー クを 行い 、高 校生の 視点 から魅 力 ある観 光プ ランを 発 信しま す。
・旅行 業者 等の 外部 専門家 によ る授 業を 拡充し 、観 光に 関す る興味 ・関
心を高 め、 地理検 定 など の 取得 を支援 し ます。
8
6
国 体の 成功と 「 スポー ツ福 井」の 実 現、文 化・ 芸術を 身 近に
◇県民 総参 加の福 井 国体【 部局 連携】
○競技 力を 高め「 優 勝」の 実現
・今年 の岩 手国 体で 10位 台前 半の 成績 を達成 する ため 、オ リンピ ック
出場経 験の ある 指導 者など から 直接 指導 を受け る機 会を 増や すとと も
に、強 豪チ ームと の 練習会 を充 実しま す 。
10 位台前 半 ( 優勝)
・
「 スポ ジョブ ふく い 」等 によ り 日 本代表 級を含 めた 有力な 選 手確保 を進
めます 。さ らに 、実 業団等 の一 線で 活躍 してい る本 県出 身選 手に福 井
国体に 選手 として 出 場して もら えるよ う 交渉を 進め ます。
( 平成 27 年 度
62 人 累 計 110 人)
60 人 増 累計 170 人 (累計 200 人)
・福井 国体 にお いて 、少年 種別 の中 心と なる高 校1 年生 の選 抜チー ムを
編成し 、県 外遠 征や ケアト レー ナーの 活 用など によ る強化 を 進めま す。
◇ 「ス ポー ツ福井 」 の実現
○子ど もか ら大人 ま で気軽 にス ポーツ
・国体デモンストレーションスポーツなど気軽に参加できるスポーツイ
ベントを全市町において開催するとともに、冬季に屋内スポーツ体験
会を開 催し ます。
( 平 成 27 年 度
17 市町計 25 回 )
17 市町計 29 回 ( 17 市町計 34 回 )
9
◇
福 井の 文化を も っと身 近に 【部局 連 携】
○文学 館の 新展開
・本県出身 の作 家や 、福井 を舞 台に した 歴史小 説を テーマ に した企 画展
を開催 する ととも に 、直 木賞作 家等 によ る講演 会等 を切れ 目 なく開 催
し、県 民の 文学へ の 関心を 高め ます。
・著名作 家や編 集者 が指導 する「ふ くい 文学ゼ ミ 」を引 き続 き開催 する
ととも に、ゼミ 修了 者によ る文 芸サー ク ルを結 成し 全国規 模 の文芸 賞
に応募 する など、 県 民の文 芸創 作活動 の 輪を広 げま す。
( 平成 27 年 度
28 人)
文学ゼ ミ修 了者数 20 人増 累計 48 人 ( 累計 50 人)
○子ど もの 文化・ 芸 術活動
・弦楽 クラ ブを 設置 する学 校 へ のプ ロ奏 者によ る技 術指 導を 充実さ せ、
複数地 区の 児童 ・生 徒によ る合 同練 習会 や合同 演奏 会を 増や すなど 、
小中高 校に おける 弦 楽奏者 を育 成しま す 。
( 平成 27 年 度
155 人)
170 人(200 人)
・小学 校で 墨と 越前 和紙を 活用 した 授業 、中学 校・ 高校 で越 前和紙 と日
本顔料 等を 活用 した 授業を 実施 し、 高校 を中心 に 研 究推 進校 を拡充 し
ま す。( 平成 27 年 度
35 校)
37 校( 41 校 )
○「こ ども 歴史文 化 館」の 充実 と入館 者 アップ
・福 井の 先人と 教科 書に書 かれ た通史 と の関係 をわ かりや す く解説 する
資料を 充実 し、学 校 等の団 体利 用を促 進 すると とも に、福 井 の歴史・
文化に 関す る出前 講 座を積 極的 に行い ま す。
( 平成 27 年 度
54,291 人)
55,000 人 ( 60,000 人)
10
◇
福 井が 誇る歴 史 遺産の 発信 【部局 連 携】
○ 国宝 ・重 文の指 定 迅速化
・建造物、祭り、古文書などの文化財の指定を推進し、観光やまちづく
りにお ける 活用に つ なげま す。( 平成 27 年度
11 件)
12 件増 累 計 23 件( 累計 40 件)
・丸岡城の 国宝 指定 を目指 し、坂井 市が 行う建 築年 代の特 定 や構造 的特
徴を明 らか にする た めの調 査等 を支援 し ます。
・地域の代 表的 な伝 統的建 造物 を調査 し 、建造 物群 の文 化財 の登録 を推
進しま す。
11