ひふみのあゆみ 2015年06月02日号 ひふみ投信 2015年5月度 レオス・キャピタルワークス株式会社 金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第1151号 加入協会:一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 ご報告書 レオス・キャピタルワークスよりお客様へ お客さまの資産形成のパートナーに「ひふみ投信」をお選びいただき、誠にありがとうございます。 2015年5月の運用状況ならびに運用責任者からお客様へのメッセージなどをご報告いたします。 ひふみ投信の基準価額について (基準日:2015年5月29日) 基 準 価 額 (1万口当り) 32,084 円 純資産総額 214.60億円 受益権総口数 6,688,870,009 口 基準価額とは「ひふみ投信」の値段のことです。 お客様の保有口数合計です ■基準価額の推移 ■運用成績について 円 基準価額のあゆみ [騰落率] 40,000 ひふみ投信 35,000 過去1ヵ月 TOPIX(配当込み) 30,000 25,000 20,000 15,000 TOPIX(配当込) 騰落率 3.69% 5.08% 過去3ヵ月 7.53% 10.70% 過去6ヵ月 16.02% 19.80% 過去1年 36.21% 41.92% 過去3年 159.20% 147.09% 設定来(※) 220.84% 76.01% ※ 基準価額は当初募集価額(10,000円)から2015年5月 29日まで、TOPIX(配当込)は当初設定日前日である2008 年9月30日から2015年5月29日までにおける数値です。 10,000 5,000 2008/9/30 ■過去5期の分配金 2010/9/30 2012/9/30 2014/9/30 基準価額は、信託報酬(年1.0584%(税抜年0.980%) )を控除した後の数値です。 【注】TOPIX(配当込)は、当初設定日前日である2008年9月30日の値(1311.57)を 10,000として指数化しています。 TOPIX(配当込)は当ファンドのベンチマーク(運用する際に目標とする基準)ではあ りませんが、参考として記載しています。 TOPIXとは東証株価指数のことで、東京証券取引所第一部に上場されているすべての銘 柄の時価総額(株数×1株当り時価)の合計を指数化して算出され、日本の株式市場全 体の動きをあらわすともいえます。そして、TOPIX(配当込)とは、配当収益を考慮し て東京証券取引所が算出・公表している指数です。 ひふみ投信マザーファンドの資産内容について 支払い済分配金 第2期(2010年9月30日) 第3期(2011年9月30日) 0円 0円 第4期(2012年10月1日) 第5期(2013年9月30日) 第6期(2014年9月30日) 0円 0円 0円 設定来合計 0円 ひふみ投信は分配金再投資専用の投資信託です。 (2015年5月29日時点) ひふみ投信は、ひふみ投信マザーファンド(親投資信託)を通じて実質的に株式等に投資しています。 ■ 組入銘柄の業種比率 ■ 資産の内訳 純資産総額 国内株式 海外株式 預金その他 組入銘柄数 532.95億円 93.32% 0.00% 6.68% 106銘柄 不動産 0.75% (※) 建設 サービス 21.07% 2.13% 食料品 2.79% 繊維製品 0.35% パルプ・紙 0.78% 医薬品 1.46% 化学 7.58% 石油・石炭製品 0.50% ガラス・土石製品 機械 7.19% 0.49% 金属製品 1.18% 証券、商品 ■ 市場別の構成比率 東京一部 東京二部 マザーズ JASDAQ (※) 先物取引 1.43% 85.52% 1.22% 5.64% 7.62% 電気機器 11.49% 小売 17.27% 精密機器 1.34% その他製品 0.96% 卸売 情報・通信 6.77% 8.67% 倉庫・運輸 1.38% (※) マザーファンドの「株式資産」を100として、それに対する割合です。 輸送用機器 2.76% 陸運 1.63% ひふみ投信マザーファンドの資産内容について ■ 組入比率の高い上位10銘柄 銘柄 コード 銘柄名 (2015年5月29日時点) (組入銘柄数:106銘柄) 比率 業種 市場 銘柄紹介 1 3769 GMOペイメントゲートウェイ 2.14% 情報・通信 東京一部 GMOグループの企業で、日本の電子商取引企業や政府・官公庁 などの決済処理サービス企業大手。 2 6594 日本電産 2.05% 電気機器 東京一部 エレクトロニクスだけでなく車載用のモーターも収益をけん 引。日本を代表する永守社長のリーダーシップにも注目。 株主還元の強化に留まらず、モノ消費からコト消費に対応す べく事業モデルそのものを小売りから不動産型商業施設へと 転換。過払い金問題が一巡した金融事業も地方でのカード発 行枚数増加によるショッピング収益拡大にも期待。 配電盤製造の大手企業。ニッチ市場で生産能力で他社と差別 化して高いシェアを誇る。設備投資の回復とIT化の流れのな か、成長が期待できる。 3 8252 丸井グループ 1.98% 小売 東京一部 4 6651 日東工業 1.83% 電気機器 東京一部 5 3076 あい ホールディングス 1.82% 卸売 東京一部 オーナーの佐々木秀吉氏の経営手腕が秀でていて、事業ポー トフォリオが安定成長分野で構成されている。 6 4202 ダイセル 1.81% 化学 東京一部 今期予想はかなり保守的に設定。新規のエアバッグ需要の取 り込み、特に次期モデルの拡大による収益貢献に期待。 7 4997 日本農薬 1.69% 化学 東京一部 主力の殺虫剤「フェニックス」の販売が好調。海外展開拡大 による収益拡大が今後も期待される。 8 9830 トラスコ中山 1.63% 卸売 東京一部 中山社長が率いる、機械工具などの卸売業。日本のものづく りを陰で支える地味で地道な真面目企業。 9 2427 アウトソーシング 1.62% サービス 東京一部 製造業向け人材サービス会社。人手不足による旺盛な需要 と、新採用スキーム効果で収益性改善加速に期待。 10 8876 リロ・ホールディング 1.60% サービス 東京一部 企業福利厚生の総合アウトソーサーで、企業が福利厚生を外 部委託化する動きで恩恵を受ける。 (※)組入比率はマザーファンドの「純資産総額」に対する割合です。 ◆ 5月の投資環境(株式市場等での出来事)について 5月の株式相場は、過剰流動性相場の継続期待や国内企業の底堅い決算を背景に“Sell in May”の相場格言 に反して右肩上がりを演じ、月末の日経平均株価は前月比5.3%高の20,563.15円に大幅続伸しました。また東 証一部の1日平均売買代金(立会内のみ;概算値ベース)は、2.7兆円と今年最高水準に膨らみました。 5月の金融市場は、欧州を中心に年初から続いていた債券高のアンワインド(巻き戻し)が進み金利が急上昇 した結果、投資家のリスク選好度が低下して株式市場は軟調なスタートとなりました。日経平均株価も世界的 な株安を嫌気した海外勢の売りにおされ、月初は冴えない動きを余儀なくされました。しかし先進国中心に金 融緩和政策が続いている環境下、パニック的な債券売りが長く続くことは無く、金利上昇一服と共に株式市場 も落ち着きを取り戻しました。また本格化した国内企業決算は概ね良好な内容となった他、積極的な株主還元 策も好感されて日経平均株価は徐々に底堅い動きに転じました。 月半ばにはECB(欧州中央銀行)総裁が金融緩和策の継続を表明し、また、米国では冴えないマクロ指標が続 いて金利早期引き上げ懸念が後退し、過剰流動性相場の継続期待から日経平均株価は20日に年初来高値を更新 しました。その後、海外では一向に解決に向かわないギリシャ問題等の懸念材料が散見されましたが、日本株 に関しては出遅れ銘柄を中心に海外勢の買いが復活し、日経平均株価はジリ高歩調を辿りました。 月後半に入ると、米国物価指標が予測を上振れたことやFRB(米国連邦準備制度理事会)議長が年内の利上げ を示唆したことで米国利上げ懸念が再燃し、為替市場では高金利通貨需要によるドル買いが進行し、ドル/円 レートは約2カ月続いていたレンジを上抜けました。この円安が日本株の先高期待を一段と高めたこともあり、 日経平均株価は11日続伸と実に27年ぶりの連騰記録を達成し、年初来高値を更新して月末を迎えました。 ◆ 運用責任者よりお客様へ ◆ 5月の運用ならびに今後について(運用や見通しについては、市場動向等の変化によって、変更することがあります) 5月の株式相場は、中国の景気減速懸念や欧州での債券利回り上昇による株式市場の調整が月初に見られたも のの、資本効率の改善期待や円安の進行などより、月末までほぼ調整なく上昇しました。結果、日経平均株価 は20,000円台を回復し、東証株価指数(TOPIX)とともに年初来高値を更新しました。 このような状況の中ひふみ投信では、高い業績成長が期待される中小型株への投資を重視しながら、指数主 導の相場上昇を鑑み、大型株への投資比率をやや高めに維持しています。具体的な投資行動の一例ですが、大 型株に関しては、消費回復の恩恵を受ける中で小売から金融へのビジネスモデル変化も期待できる丸井グルー プ(8252)の買増しや、自動車エアバック用インフレーター(ガス発生装置)のシェア拡大が見込まれて、輸 出面では円安による恩恵も期待できるダイセル(4202)の新規組入などを行いました。今後も15年度の業績見通 しなどを加味しながら、ポートフォリオの構築を進めて行きたいと思います。 5月下旬から日経平均株価は連騰しており、6月2日も上昇すれば27年ぶりの13連騰という記録づくめの展開が 続いています。株式相場は年金資金の買いで押し上げられている部分もありますが、株価水準としては割高感 もなく、堅調な相場展開が続きそうだとみています。どの瞬間も油断は禁物ですが、現状は、下落を警戒しな ければならない状態でもなく、割高な銘柄を売却してより成長力のある企業を買い増していく、という基本に 忠実な運用を行なうことが功を奏する相場展開だと考えています。 今後は、「消費」と「設備投資の回復」が大きなテーマになると思われます。まずは夏のボーナスの動向と 機械受注統計などを見ながら設備投資のトレンドを見ることが重要になるでしょう。 また米国の利上げは2年前から言われている話ですので、相場にはある程度織り込まれており、実際に金利が上 昇することになっても相場に与える負の影響は限定的ではないかと考えています。 引き続き会社訪問を行ない成長企業を発掘し、よりよい企業に投資して、「守りながらふやす」運用に徹す ることが重要だと考えています。これからもひふみ投信をよろしくお願い申し上げます。 (ひふみ投信 運用責任者 藤野英人) 組入比率など運用についての記述は、すべてひふみ投信マザーファンドに関するご説明です。 ◆ ひふみ投信の概要について ※詳しくは投資信託説明書(目論見書)をご確認ください 商品分類 追加型投信/内外/株式 当初設定日 平成20年10月1日 信託期間 無期限 決算 毎年9月30日(休業日の場合、翌営業日) 収益の分配 決算時に収益分配方針に基づいて分配を行ないます。 お申込単位 お申込み 途中換金 10,000円以上1円単位の金額指定でお申し込みください。 なお、収益分配金の再投資は、1円以上1円単位となります。 お申込価額 ご購入のお申込受付日の翌営業日の基準価額となります。 お申込受付日時 当社営業日の9時~15時までとなります。 途中換金(解約)単位 1口以上または1円以上 解約価額 「解約請求受付日」の翌営業日の基準価額となります。 受付日時 当社営業日の15時までとなります。 解約のご請求は、お電話による受付けのみとなります。 収益分配時の普通分配金、一部解約時および償還時の差益に対して課税されます。 課税関係 ※今後税法が改正された場合などには、課税関係が変更になる場合があります。 ひふみ投信は、税法上、少額投資非課税制度の適用対象です。 ◆「ひふみ投信」に係るリスクについて 「ひふみ投信」は、国内外の株式を組み入れるため、株価変動の影響を大きく受けます。一般に株式の価格は、個々の 企業の活動や業績、国内および国外の経済・政治情勢などの影響を受け変動するため、株式の価格が下落した場合には 基準価額は下落し、投資元本を割り込むことがあります(株価変動リスク)。 外貨建資産を組み入れた場合、為替レートの変動の影響により、基準価額が下落し、損失を被ることがあります。投資 国・地域の政治・経済情勢や株式を発行している企業の業績、市場の需給等、さまざまな要因を反映して、「ひふみ投 信」の基準価額が大きく変動するリスクがあります(為替変動リスクとカントリーリスク)。 したがって、お客様(受益者)の投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により損失を被り、投資元 本を割り込むことがあります。 この他には、流動性リスクや信用リスク等があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)の「投資リスク」 をご覧ください。 ◆ お客様にご負担いただく費用について ◇お客様に直接ご負担いただく費用 : ありません 申込手数料 ・ 換金(解約)手数料 ・ 信託財産留保額 は一切ありません。 なお、「振込購入」に際しての送金手数料はお客様負担となります。 ◇お客様に間接的にご負担いただく費用 : 次のとおりです 信託報酬 監査費用 その他 の費用 信託財産の純資産総額に対して年1.0584%(税抜年0.980%) 信託財産の純資産総額に対して年0.0054%(税抜年0.005%) (なお、上限を年間54万円(税抜50万円)とします。当該上限金額は契約条件の見直しにより変更となる場合があります。) 組入有価証券の売買の際に発生する売買委託手数料(それにかかる消費税)、先物取引・オプション取引 等に要する費用、外貨建資産の保管等に要する費用、租税、信託事務の処理に要する諸費用および受託会 社の立替えた立替金の利息など ※「その他の費用」については、運用状況等により変動するものであり事前に料率、上限額等を表示することができません。 当資料のお取扱いにおけるご注意 ・本資料は、レオス・キャピタルワークス(以下「当社」といいます。)が投資家の皆さまに情報提供を行なう目的で 作成したものであり、投資勧誘を目的に作成されたものではありません。 ・本資料の作成にあたり、当社では情報の正確性等について細心の注意を払っておりますが、その正確性、完全性を保 証するものではありません。 ・本資料に掲載されている市場見通し等は、本資料作成時点での当社の見解であり、将来の株価等の動きやファンドの 将来の運用成果を保証するものではありません。また、将来予告なしに変更される場合もあります。 ・投資信託の取得の申込みにあたっては、投資信託説明書(目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、投資判断はお客さ まご自身で行なっていただきますようお願いいたします。 【お問い合わせ先】 レオス・キャピタルワークス(株)コミュニケーション・センター 電話: 03-6266-0123 (平日9時~17時) メール: [email protected]
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