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東証為替ヘッジ指数の算出要領
2014 年 3 月 25 日版
2014 年 3 月 25 日発行
目次
変更履歴............................................................................................................................................... 2
1. はじめに.............................................................................................................................................. 3
2. 概要等 ................................................................................................................................................. 4
(1)概要.................................................................................................................................................. 4
(2) 為替ヘッジ指数の計算対象 ........................................................................................................... 4
3. 計算方法.............................................................................................................................................. 5
4. その他 ................................................................................................................................................. 8
(1) 公表................................................................................................................................................ 8
(2) 利用許諾 ........................................................................................................................................ 8
(3) 免責................................................................................................................................................ 8
(4) 問い合わせ先 ................................................................................................................................. 8
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変更履歴
公表日
2014/3/25
変更内容
・問い合わせ先等を修正しました。
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2
１. はじめに
・株式会社東京証券取引所（以下「東証」という。）では、東証が算出する株価指数（以下「東証指
数」という。）を基に、為替変動によるリスクを回避する指数（以下「為替ヘッジ指数」という。）
を、原則として本資料に記載された方法等に基づいて算出している。ただし、本資料に記載のな
い事象が発生した場合や本資料の方法による算出が困難と東証が判断した場合は、東証が適当と
みなした処理方法により算出することがある。
・本資料は東証の著作物であり、本資料の全部又は一部を、いかなる形式によっても、東証に無断
で複写、複製又は転載することはできない。本資料は、指数への理解を高めるために作成された
資料であり、有価証券の売買等に関する勧誘等を行うためのものではない｡また、東証は、本資料
を利用される方が、本資料に記載された情報を利用したことにより発生するいかなる費用又は損
害等について、その責めを負わない。
・為替ヘッジ指数は、東証が排他的に所有する指数であり、東証と Standard & Poor’s Financial
Services LLC (以下「S&P」という。)との契約に基づいて、S&P が算出維持するものである。
“Standard & Poor’s®”及び“S&P®”は S&P の登録商標である。“Calculated by S&P Custom
Indices”その他関連する記号商標は、S&P のサービスマークであり、東証はその使用を許可され
ている。 S&P 及びその関連会社は、指数の算出上の過失に対し一切の責任を負わない。
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２. 概要等
(1) 概要
・為替ヘッジ指数は、日本円以外の通貨で投資を行う事を考慮し、東証指数の構成銘柄のリスクヘッ
ジを行うのではなく、為替リスクのみをヘッジした場合のリターンを表象する指数である。
・為替ヘッジ指数は、期初の原資産残高を１ヶ月の為替フォワード取引により継続的にヘッジした場
合の値として算出される。保有するポートフォリオにおける為替リスクのヘッジ割合をヘッジ比率
とし、為替ヘッジ指数におけるヘッジ比率は 100％である。よって、為替ヘッジ指数では、指数構
成銘柄全体の為替リスクがヘッジされていることになる。ただし、あくまでもポートフォリオの期
初バランスをヘッジしているものであり、為替変動を完全にヘッジしているわけではない。
・デイリー版の為替ヘッジ指数は通常の為替ヘッジ指数から、更に為替フォワード契約の数量を計算
対象指数のパフォーマンスに応じて日々調整するものである。
(2) 為替ヘッジ指数の計算対象
・為替ヘッジ指数の計算対象は、以下のとおり。
対象指数
通貨
TOPIX（配当込み）
ユーロ
TOPIX（配当込み）
ポンド
TOPIX（配当込み）
米ドル
税引後 TOPIX（配当込
ユーロ
み）
税引後 TOPIX（配当込
ポンド
み）
税引後 TOPIX（配当込
米ドル
み）
・デイリー版為替ヘッジ指数の計算対象は、以下のとおり。
対象指数
通貨
TOPIX（配当込み）
ユーロ
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３. 計算方法
・
為替ヘッジ指数は、各月末の１ヶ月為替フォワードを用いて、インデックスポートフォリオの全
てをヘッジすると仮定する。
・
日次の指数リターン（すなわち指数値）は以下の２つのリターンの合成により計算される。
１．対象指数の外貨建のリターン（すなわち日本円を自国通貨としない投資家が為替ヘッジなし
で対象指数に投資した場合のリターン）
２．スポットとフォワード価格の線形補間により計算されるヘッジによるリターン
・対象指数に関する指数用株式数及び基準時価総額については、「東証インデックス算出要領」に記
載する取り扱いに準じ、同日に算出される TOPIX 等と同じ値を用いる。採用価格も同様である。
・基準日及び基準値は以下のとおり。
指数
配当込み TOPIX ユーロヘッジ指数
配当込み TOPIX デイリーユーロヘッジ指数
配当込み TOPIX ポンドヘッジ指数
配当込み TOPIX 米ドルヘッジ指数
税引後配当込 TOPIX ユーロヘッジ指数
税引後配当込 TOPIX ポンドヘッジ指数
税引後配当込 TOPIX 米ドルヘッジ指数
基準日
2005/8/31
2005/8/31
2005/8/31
2005/8/31
2005/8/31
2005/8/31
2005/8/31
基準値
1463.56
1463.56
1463.56
1463.56
1426.88
1426.88
1426.88
・
為替ヘッジ指数に利用する為替レートは、WM ロイターのロンドン時間 16 時のレートを使用。
・
リターンの定義は以下のとおり：
1)
為替リターン
 期末のスポットレート 

 1
 期初のスポットレート 
2)
ヘッジなしリターン
＝（1＋原資産の配当込みリターン）＊（１＋為替リターン）－1
3)
ヘッジなし原資産の為替リターン
＝為替リターン＊（1＋原資産の配当込みリターン）
4)
フォワード・リターン
 期初の１ヶ月フォワードレート 

 1
期初のスポットレート


5)
ヘッジリターン
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＝ヘッジ比率＊（フォワード・リターン
6)
－
為替リターン）
ヘッジ指数リターン
＝原資産の配当込みリターン＋ヘッジなし原資産の為替リターン＋ヘッジリターン
7)
ヘッジ指数値
＝期初のヘッジ指数値＊（1＋ヘッジ指数リターン）
・
指数算出方法は以下のとおり：
各月を m とし、各日を d = 1,2,3…D とする。（md は、ｍ月の第ｄ日、m0 は前月の最終日とす
る。
）
EH = 為替ヘッジ指数の指数値
E = 対象指数（外貨建て）の指数値
EL =対象指数（日本円）の指数値
HR = ヘッジリターン (%)
S = スポットレート (１外国通貨あたり日本円)
F = フォワードレート(１外国通貨あたり日本円)
F_Imd = m 月第 d 日における線形補間されたフォワードレート
Dd
F _ I md  S md  
 * Fmd  S md 
 D 
AF md = m 月第 d 日におけるデイリー版為替ヘッジ指数の調整係数
AFmd 
ELmd 1
ELm 0
m 月における第１日
E

EH m1  EH m 0 *  m1  HRm1 
 Em 0

m 月における２日目以降
E

EH md  EH m 0 *  md  HR md 
 Em0

ただし、
HRmd 
Sm0

Fm 0
S md
Sm 0
S
Sm 0
 m0 
Fm 0 F _ I md
Dd 

 *  Fmd  S md 
 D 
とする。
また、デイリー版の為替ヘッジ指数については、
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d 日が m 月の最終営業日でない場合
d
 S m0
S m0
HRmd   AFmi 

i 1
 F _ I mi 1 F _ I mi



d 日が m 月の最終営業日の場合
d 1
 Sm 0
Sm0
HRmd   AFmi 

i 1
 F _ I mi 1 F _ I mi

 Sm0
S
  AFmd  
 m0

 F _ I md 1 S md



とする。
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４. その他
(1) 公表
・
「為替ヘッジ指数」は、各情報ベンダー等を通じて公表する。
・
指数値の提供は 1 日 1 回に行う。
(2) 利用許諾
・
「為替ヘッジ指数」は、東証の知的財産であり、これら指数の算出、数値の公表、利用など指数
に関するすべての権利は東証が有している。このため、
「為替ヘッジ指数」を使用して、ファンド
やリンク債などの金融商品を組成・売り出す（相対契約によるオプション、スワップ、ワラント
などデリバティブ取引の対象にする場合を含む。）又はデータ提供する場合など「為替ヘッジ指数」
を商業的に利用する場合には、東証とのライセンス契約が必要となる。
(3) 免責
東証は、株価指数の算出において、数値の誤謬、電子計算機の障害又は天災地変その他やむを得
ない事由が発生した場合は、その算出を延期又は中止することがある。また、東証は、株価指数
がいかなる場合においても真正であることを保証するものではなく、株価指数の算出において、
数値に誤謬が発生しても、東証は一切その賠償の責めを負わない。
(4) 問い合わせ先
東京証券取引所情報サービス部
商品企画運用グループ
E-mail：[email protected]
以
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上
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