AICJ高等学校 2015年度大学合格状況（2015.4.4時点）今春、中学開校4期生が卒業しましたが、開校以来最も海外志向の強い学年となりました。 1期生の頃は逆にまだ国内志向が強く、海外大学の実績もわずかでしたが、学年によっても傾向が異なります。まず、優秀な生徒8名が、AICJ中学を卒業すると同時に姉妹校のAIC高校NZ校に進学し、 IBディプロマを取得するとともに、日本ではなかなか難しい『高校を1年飛び級で』卒業して一足早く以下【表①】の大学に合格し、それぞれが進学先を選んでいきました。【表①】上記には含んでおりませんが AICJ中学を卒業し、AIC高校(NZ)に進学した2014年度高3と同級生の8名は飛び級で1年前に世界の名門大学に合格・進学しています。国・地域イギリスカナダイギリスカナダイギリスイギリスイギリス日本世界ランキング THE QS 9位 2位 20位 20位 22位 5位 32位 43位 36位 17位 40位 16位 52位 30位圏外 220位合格大学合格者数インペリアル大学トロント大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン（UCL）ブリティッシュ・コロンビア大学（UBC）エジンバラ大学キングス・カレッジ・ロンドンマンチェスター大学早稲田大学 1 1 6 1 5 1 4 2 （AICJ高校の実績とは別にこれだけの実績があります。）また、日本に残った生徒のうち、6名は広島でIBディプロマコースで学びました。計14名、実に定員の1割がIBを、海外を志向しました。ちなみにこの14名は帰国子女ではありません。日本の公立小学校を卒業してAICJ中学に入学してきた生徒です。中学に入るまで英語の学習経験もほとんどない生徒ばかりでした。今春、日本国内の大学を目指すコースの生徒も含めて、広島のAICJ高校から出た大学の合格実績のうち、抜粋したものを以下【表②】にまとめました。特筆すべきは、広島の一私立高校から『世界ランキング200位以上の大学に延べ9名が合格』していることです。【表②】～世界ランキング200位以内の大学に延べ9名が合格～国・地域イギリスイギリスイギリスイギリス日本カナダ日本イギリス世界ランキング THE QS 9位 2位 22位 5位 36位 17位 52位 30位 59位 36位 32位 43位 157位 55位 198位 240位合格大学合格者数インペリアル大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン（UCL）エジンバラ大学マンチェスター大学京都大学ブリティッシュ・コロンビア大学（UBC）大阪大学イースト・アングリア大学 1 1 1 1 1 1 2 1 海外を志向した14人は大変優秀でしたから、国内の大学を受験していたら、きっと東大･京大や医学部医学科に進んでいたと思います。このように、優秀な生徒が東大や京大を超えて日本を飛び出すようになりました。海外大・東大・京大・医学部医学科合格者がバランスよく出れば・・・といった声もあると思いますが、学年ごとの生徒の志向もありますので、毎年同じ分布にはなりません。 2015年3月28日にも、『東大合格者7割、入学辞退。日本最難関「滑り止め」に』という衝撃的な見出しとともに、東大の外国人留学生コースの入学辞退率が年々高まり、優秀な留学生獲得を目指す世界の大学間競争に遅れを取っている現状に関係者が危機感を募らせているというニュースがありました。日本に住んでいるとなかなか気付きにくいものですが、世界的な視野から考えると東大も決して絶対的な存在ではなく、日本全体が国際化に対して大きく遅れを取っています。そうした状況を考えず、進路指導において優秀な生徒に、「全員東大を受験しろ」とか、「全員広大医学部医学科を受験しろ」というのは簡単ですが、海外を志向する生徒を国内に押し込むことは学校の基本方針に反するのでそういうことはしていません。『AICJは、日本を含む世界の名門大学への道を開きます。』最後に、【表①】を除く今年のAICJ高等学校の大学合格状況のまとめです。 AICJ高等学校　2015年度大学入試　合格状況海外の大学【15名】【イギリス】インペリアル大　1名エジンバラ大　1名マンチェスター大 1名イースト・アングリア大 1名コベントリー大 1名キール大 1名アングリア・ラスキン大 1名ロ―ハンプトン大 1名ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン 1名バース・スパ大 1名キングストン大 1名ディ・モントフォード 1名チェスター大 2名【カナダ】ブリティッシュ・コロンビア大 1名国公立大学【38名】京都大1名・大阪大2名・北海道大2名・九州大6名・神戸大1名・広島大3名・岡山大4名・千葉大1名・愛媛大1名・大阪教育大1名・京都工繊大1名九州工大1名・山口大6名・徳島大1名・首都大東京1名・横浜市立大1名　など難関私立大学【56名】早稲田大5名・慶應義塾大1名・上智大1名・東京理科大3名・明治大2名・立教大3名・中央大4名・法政大6名・関西大8名・関西学院大7名同志社大3名・立命館大13名　など医学部医学科・歯学部・薬学部【15名】高知大（医）1名・和歌山県立医科大（医）1名・愛知医科大（医）1名・北里大（医）1名・広島大（歯）1名・大阪大（薬）1名・立命館（薬）1名など ※上記には、【表②】の内容を含んでいます。また、別紙（トップページからアクセス可）にてAIC高校ニュージーランド校の今春の合格実績 (途中経過)をまとめています。世界ランキング1位のカリフォルニア工科大学（CIT）、2位のハーバード大学（しかも医学部）を初めとして、世界の名だたる大学に多数の合格者を輩出しています。こちらも是非ご覧ください。