東 京 都 国 民 健 康 保 険 団 体 連 合 会 保 健 事 業 支 援 ・ 評 価 委 員

医療保険者では、レセプト等のデータ分析、特
「国民健康保険法に基づく保健事業の実施等
に関する指針」や「日本成長戦略」において、
具体的な助言でした。東久留米市ではこの助言
の生活動線を考慮した、住民に寄りそったより
言内容は幅広い視点で、社会資源の活用、住民
多くの保険者を支援するため、期間をⅠ期、
Ⅱ期と分け、助言内容の検討を行うこととして
おり、現在、Ⅰ期の保険者への支援に向け、委
員会を開催しています。
【国保・後期高齢者ヘルスサポート
事業運営委員会】
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東京の国保 2015.9
保健事業担当から の お 知 ら せ
東京都国民健康保険団体連合会保健事業支援・
評価委員会について 定健診のデータ等それに基づく加入者の健康保
の多くを取り入れ、データヘルス計画の策定を
指標等)において助言がなされました。その助
持増進のための事業計画として、
「データヘル
進めました。
今年度は、東久留米市の他、国保ヘルスアッ
プ事業の対象以外の保険者の支援も行うため全
今年度は 保険者を予定
が開始され、支援体制として有識者による「東
保 険 者 に 広 く 募 集 を か け た 結 果、 国 保 ヘ ル ス
■
ス計画」の作成・公表、事業実施、評価等の取
り組みを行うことを推進することとされてお
り、
現在多くの保険者では策定を進めています。
京都国民健康保険団体連合会保健事業支援・評
アップ事業の対象保険者を含め、
そうした取り組みの支援を行うため、平成
年度「国保・後期高齢者ヘルスサポート事業」
価 委 員 会( 以 下「 委 員 会 」 と い う。
)を昨年度
支援を実施することとなりました。
の保険者の
から立ち上げ、事務局として運営しています。
昨年度は東久留米市を支援
■
平成 年度は国保ヘルスアップ事業を実施す
ることとなった東久留米市に支援を行い、初年
者は課題解決のための具体的な助言を受け、実
今年度は、委員会で出た意見を委員が直接保
険者へ助言や説明を行うこととしており、保険
行いました。
を進めていくこととしています。
施可能な保健事業を検討し、データヘルス計画
支援方法としては、提出された書類を基に委
員会で検討を行い、委員より、様々な観点(分
析の視点・課題分析・事業目標の置き方・評価
●事業実施報告書の作成・
公表
報告
評価
●連合会職員等に対する研
修の実施
●保険者等職員に対する研
修の実施
●事業実施報告会の開催
●評価基準等を活用した保
健事業の評価
○その他、保険者等にお
ける個別保健事業
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研究
○国保ヘルスアップ事業
報告
●保健事業の手順に沿った
評価基準を活用し実施計
画策定への助言
支援・ ●ガイドラインの策定
情報提供 ●事業の分析・評価・調査・
○データヘルス計画
【保健事業支援・評価委員会】
公衆衛生学・公衆衛生看護学に造詣が
深い者及び大学等研究機関の有識者等
公衆衛生学・公衆衛生看護学に造詣が
深い者、大学等研究機関・地域の関係機
関等の有識者及び都道府県職員、地域の
関係者等
【保健事業】
●実態調査
●KDBシステム等を活用し
た保険者等への情報提供
支援
(国保の保険者、後期高齢者医療
広域連合が実施する保健事業)
国保中央会
データ分析にもとづく保健事業の計
画・実施・評価(PDCAサイクル)の
取組
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国保連合会
保険者等
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度は、データヘルス計画の策定における助言を
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国保・後期高齢者ヘルスサポート事業の全体像
国保・後期高齢者ヘルスサポート事業
○国保ヘルスアップ事業については、保健事業支援・
評価委員会から評価を受けることが必須条件
出典:国保・後期高齢者ヘルスサポート事業ガイドライン(平成26年 8 月・国民健康保険中央会作成)
支援に関する通知
支援申請
5月
下旬
申請書の受理
6月
下旬
7 月 上旬
8月
中旬
第1回 保健事業支援・評価委員会(支援の方向性・支援保険者の選定等)
支援保険者決定通知
第2回 保健事業支援・評価委員会(保険者への助言・内容の検討)
9月
下旬
第3回 保健事業支援・評価委員会(保険者への助言・説明等)
※国保ヘルスアップ事業実施申請保険者への支援はⅡ期とし、Ⅰ期に引き続き実施
レポート
6 月と 8 月に、保健事業支援・評価委員会を開催しました。
第
1 回 6 月 26 日 本会会議室
検討を行った結果、今年度、保健事業支援・評価委員会での支援は
20保険者です。多くの保険者からの申込みや国保ヘルスアップ事業
の実施申請があったため、保健事業支援・評価委員会で効果的に支援
できるよう、支援方法、支援保険者、支援時期などの検討を行いました。
第
2 回 8 月 18 日 本会会議室
第 2 回の委員会は、Ⅰ期支援保険者( 7 保険者)から提出された申
請書とワークシートを基に、助言内容の協議を行いました。協議は活
発に行われ、データヘルス計画策定の視点、特定健診等の実施率向
上に関すること等、様々な意見が出されました。
この協議の結果は 9 月下旬に直接、委員からⅠ期支援保険者へ説
明しながら助言を行う予定となっています。
土田 武史 委員長
(早稲田大学名誉教授)
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鈴木 和典 副委員長
(東京都福祉保健局保健政策部 国民健康保険課長)
国保ヘルスアップ事業
中旬
保健事業支援・評価委員会
被保険者の健康の保持増進、疾病予防、生活の質の向上等を目的に、KDB等の被保険者の
医療情報や健診情報等データを電子的に用いるツール並びに、国民健康保険団体連合会に設置
4 月 上旬
国保連合会
された学識経験者などから構成される保健事業支援・評価委員会を活用し、保健事業をデータ
保険者等
分析に基づくPDCAサイクルに沿って効率的、効果的に実施する国の補助金事業。
平成27年度「保健事業支援・評価委員会」における保険者支援の流れ
(Ⅰ期支援)