Hyogo Football Association Referee committee 兵庫県サッカー協会 審判委員会 RN20150405-1 研修会・講習会 日本サッカー協会主催 U-20 審判研修会 参加報告 -------- 「研修会に参加して」 サッカー2 級審判員:金渕佑亮 ------- 3 月 10 日から 3 月 13 日まで、神戸市にて「2015 年 U20 審判研修会」が行われました。 今回、このような素晴らしい研修会に参加させていただいた、関西サッカ-協会、兵庫県サッカ-協 会の皆様に深く感謝申し上げます。 以下、簡単ではありますが、参加報告の方をさせて頂きます。 スケジュール 3 月 10 日(1 日目) 9時 チサンホテル神戸に集合 オ―プ二ング・自己紹介等 11 時 移動 13 時 各会場にて試合 17 時 移動 18 時半 夕食 19 時半 ディスカッション 21 時 終了 3 月 11 日(2 日目) 7時 朝食 新たな知識を得た 7 時半 移動 金渕審判員 10 時 各会場にて試合 16 時半 移動 18 時半 夕食 19 時半 ディスカッション(1 日目のディスカッションについて発表) 21 時 終了 3 月 12 日(3 日目) 7時 朝食 7 時半 移動 10 時 各会場にて試合 16 時半 移動 18 時半 夕食 19 時半 ディスカッション(2 日目のディスカッションについて発表) 21 時 最終日割り当て発表、終了 3 月 13 日(4 日目) 7時 朝食 7 時半 移動 10 時 各会場にて試合 15 時 決勝観戦後、解散 Hyogo Football Association Referee committee 兵庫県サッカー協会 審判委員会 RN20150405-1 3 月 10 日(1 日目) 試合:神戸学院大学 vs 関西大学 会場:神戸学院大学 主審:山下敬太氏(関東協会) 副審1:金渕佑亮 インストラクタ-:太田潔氏 副審の任務に対しての反省会の内容はなかったため、主審に対してのアドバイスを記載します。 選手と話すのは良いが、話しているうちにゴールキックが再開してしまったりとボ-ルを監視する など最低限のことはしなければならないとおっしゃっていました。また、初速が遅いとせっかく走っ ていても走っているようには見えづらくなってしまうので、初速を速くすることは大切だなと感じま した。 【ディスカッション(1日目) 】 審判員には物事を考えて、それを表現する外化が大切です。これにはグル-プワ-クが最適です。な ので、理想とする審判像についての3人1組のグル-プでディスカッションして、それをスケッチブ ック、模造紙で表現します。2 日目の夜に発表します。 3 月 11 日(2 日目) 試合:関西国際大学 A vs 福山大学 A 会場:関西国際大学 主審:金渕佑亮 副審1:山形秀俊氏(東北協会) インストラクタ-:倉原英弘氏 動き出しを意識する中でもどのタイミングで動き出しを早くしていくか、どのポジションに入ってい くかなどを意識していきました。また判定基準を一貫させ、懲戒罰の基準を確立していけるように意 識して臨みました。 フリ-キックの際、動いているボ-ルをやり直しさせましたが、他でも動かしてやっている選手がお り、チ-ム全体に動かしながら蹴ってはいけないということが伝わっているいて、それを承知の上で やっている場合は、同じ競技者でなくても遅延行為で警告をすることができることを知りました。競 り合いの手や腰で押していくファウルを見てあげなければいけないという指摘をいただきました。ま た、動きについてですが、ワンクッションおいて縦にいったりするといいとアドバイスを頂きました。 試合:追手門学院大学 vs 福山大学 A 会場:関西国際大学 主審:金渕佑亮 副審1:高坂凌氏(北信越協会) インストラクタ-:木島栄氏 主審 2 試合目ということもあり、1 試合目にご指摘いただいたことを自分なりに考え、実践してい こうとを思い、臨みました。 反省会では、判定の基準は安定して一貫していた、選手の近くで見ていて説得力があり、特にゴ―ル ラインまで入ってゴ―ルかノ―ゴ―ルかを見極めた後、そこからスプリントを入れて次の展開につい ていけることが 2 試合目でもできるのは、日頃のトレ-ニングの成果がでたのではないかというお言 葉をいただきました。スライディングも見極められており、選手がサッカ-に集中していたという評 価をいただきました。プレ-オンの声をもう少し大きくすることと、笛の吹き方が弱いので、ファウ ルの質を笛で伝えていけるようにすればよいというご指摘を受けました。 Hyogo Football Association Referee committee 兵庫県サッカー協会 審判委員会 RN20150405-1 【ディスカッション(2日目) 】 前日に話し合った内容を 5 分の時間の中で発表しました。 言葉で説明する班もあれば、色々な絵を使って説明したり、1 人 1 人が自分の大切に思ったことを 言う班、紙芝居形式で発表する班もいました。 理想となる審判になるための課題を、前日と同じくグル-プで話し合います。 今回は、3つの短冊に言葉を書き、3 日目の夜に発表します。 3 月 12 日(3 日目) 試合:岐阜経済大学 vs 九州共立大学 A 主審 金渕佑亮 インストラクタ- 岡田征三氏 会場:関西国際大学 前日の反省点を踏まえながら、試合に臨みました。ファウルと思ったら、ファウル。カ―ドと思った らカ―ドというように自分の思ったことは的確に表現していく、自分の感覚に従ってやっていくこと で精度が上がっていくというお言葉を頂きました。 パントキック時やその他のポジションでも急いでいきすぎているので、もっとゆったりと見ながら、 やってもいいということをハ-フタイムにご指摘いただいたので後半から改善していくことにより、 見え方も変わり、 「これだ」という動きもあったので良かったと思います。ゴ―ルキックのやり直しの 時間はもったいないので先に気がつけるようにするなどと気を配っていかなければいけないなと思い ました。 【ディスカッション(3日目) 】 2 日目と同じく前日に話し合った内容を 5 分ずつ発表しました。今回は、言葉で説明することが多く、 聞いている人にうまく伝えるのは改めて難しいと感じました。 3 月 13 日(4 日目) 試合:流通科学大学 vs 神戸学院大学 主審:金渕佑亮 インストラクタ-:佐賀慎治氏 会場:三木防災第 2 陸上競技場 最終日ということだったので、この研修会で自分がチャレンジしていきたことをやっていき、4 日間 の成果を少しでも出そうと思い取り組みました。まず、走るときの手がダラ-ンとして弱く見えてし まうので、手を意識していくようにご指摘いただきました。 また、若い審判員は、ノ-マルフットボ-ルコンタクトを勘違いしているということをおっしゃられ ていました。プレ-ヤがやられて嫌なものは取る、腕の使用は、ベンチが「エッ!」という言葉がで ても取っていくことによって、後半は接触プレ-が少なくなるということも教えていただきました。 極端にスピ―ドが落ちるドリブルや FW と DF が入れ替えあるときに手を使っているかもしれないと いう気づきも大切だと思いました。ポジショニングは悪くないとおっしゃっていただいたので、今の 形で精度をあげることを意識していきたいです。 Hyogo Football Association Referee committee 兵庫県サッカー協会 審判委員会 RN20150405-1 そして、最後にこの試合であった1つの事例をご紹介したいと思います。 後半、2人の選手が小競り合いを起こしました。主審の私はすぐに2人の所に寄り、両者に警告を提 示しました。しかし、ここで良かった点と悪かった点が生まれました。 ◇良かった所 ◆悪かった所 素早く寄り、両者の間に入った。 両者の間に体を入れるべきでしたが、寄った時に勢いあまって 選手の体に触れてしまった。 選手の体に触れたりなどした場合、これから上のリ-グになると、 「レフリ-に殴られた」などと選 手が言うかもしれないです。その場合、報告書を出されたりと、レフリ-が一生懸命仲裁しようとし ても違う風にとられてしまいます。なので、両者の間にうまく体を入れて対処していかなければいけ ないなと思いました。 また、この事例では、もう1つ情報をインプットしておけば、何かが起こると感じることができたと いう風にアドバイスを頂きました。 この時、A チ-ムの a 選手と B チ-ムの b 選手の小競り合いでした。 私は、a 選手の試合中のプレーを見てより注意深く監視が必要になってくると感じていました。また b 選手も前線でファウルを何回か犯していましたが、それを感じ取ることができず、結果的にタッチラ イン際のプレ-で a 選手とb 選手のコンタクトがあり、 その後に小競り合いが起こってしまいました。 これから1つ1つの情報をしっかりインプットしておくことによって、未然にこのようなことが防い でいけるのではないかなと思っています。 ま と め 研修会では、自分の課題を克服できるように、4 日間試合中も自分なりに考えて、工夫して、失敗を 恐れずチャレンジしていくこと心がけていきました。その中でご指摘いただいたこと、新たに得るこ とのできた知識もあり、それをまた自分の中でしっかり整理していきたいと思っております。 また、4 日間、同世代の審判員と過ごせたことは、色々な刺激を得ることができました。私たちは恵 まれた環境の中で、審判活動をやらせて頂いているということを再認識することができ良かったと思 います。この研修会で得たものを今後の審判活動で生かしていきたいです。 今回の研修会に派遣していただいたことに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。 以上
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