JLIAだより - JLIA 日本皮革産業連合会

JLIAだより
JLIA INFORMATION
ジェイリア
一般社団法人 日本皮革産業連合会
「じぇいりあ だより」第75号
2015(平成27)年4月24日発行
NO.
75
24 APRIL 2015
コラム
JLIA だより編集担当・洋装ロータリーの編集長 山口 節子氏のコラムをお届けします。
第4回
材料高、モノが売れない中での生き残り方法は?
消費環境が激変しています。なかでも若い世代のレディス・ファッションが混迷です。何が売れるか分からない。
買う意欲が減少。セールにも踊らず。とにかくモノが売れません。わかっているのは、本人が納得したモノしか売れ
ないという事実です。そこで納得するモノとは何かが問われます。
そうしたレディス・ファッションで成功している企業があります。共通点は、創業10~20年という若さです。高度成
長時代を知らず。ライセンス・ブランドの旨みも知らず。百貨店など大手と取引する力もない環境でのスタートです。
取引先は専門店ですが、成功の例としては最初からセレクト・ショップに標準を合わせて、企画・開発を集中して見
本を出し続け、3~5年かけて信用を得て定着するといったものです。
また別の例では工房的メーカーが、得意技を生かしてオンリーワン的な商品をつくる。原価率を40%以上かけて、
誰が見ても良いモノだとわかるモノにする(その代わり消化率を上げる)。OEM のかたわらオリジナルでショップをだ
しブランドを確立なども。いずれも日本製100%という価値も加味されています。
今、皮革業界の悩みは、円安もからんだ原皮の高騰です。材料高と円安は他の業界も同じですが食品関係のよう
に買わずに済まないモノなら値上げもできますが、ファッション品は売れない中で材料高だからと値上げすることは
難しいのが現実です。しかしファッション品でもユニクロと無印良品は値上げしました。
皮革業界でも「納得できるモノなら高くても買う」という消費者のニーズを受けて対応する例が増えています。
①ブランド化しているタンナーとのダブルネームにする、またはタンナーのタグを商品に付ける
②売価が高くなるからと似たような安い革を探すのでなく、デシ100円以上の高い革でも価格でなく価値があれば躊
躇なく使う
③異業種とのコラボレーションで素材、パーツなどを共用し価値を上げる
先に若い企業が成功しているとしましたが、そこには過去からのしがらみが無いことも一因といえます。全てとは
言いませんが、
「量より質」
、
「価格より独自性」が認められてきています。苦労してきた結果が「明日の見える経営」
になっています。
以上、材料高やモノが売れない現象は一企業だけに来ている訳ではありません。その中でどう抜け出すかは、結
局、各社の体質や、得意技によって決まっていきます。ブレずに自分の得意技を出し続けていくしかないのかもしれ
ません。
洋装ロータリー 編集長
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山口 節子
各事業の動き
1 総務委員会(石川 勲委員長)
(1)総務委員会
2月25日(水)に総務委員会を開催し、平成27年度事業計画(案)及び収支予算(案)等について検討しました。
(2) 青年会交流事業
11月に豊岡・姫路での研修事業の際に検討した革(通常は活用の難しい革についてものづくり事業で活用
法を検討。)を購入し、幹事で分担して革製品を試作しました。
また、2月6日(金)に青年会幹事会を開催し、事業の進め方を検討しました。同日に、青年会交流会を開催
し、42名が参加しました(立食形式。銀座ライオン上野広小路店)
。
(3) 法制度調査事業
2月24日(火)及び3月26日(木)に法制委員会を開催し、商標法改正への対応を検討しました。
2 人材養成委員会(猪瀬 昇一委員長)
(1)キッズレザープログラム実施事業
小さい頃から革に触れ、革製品づくりを体験できる機会を提供することで、本物の革の良さ、革に対する正
しい知識、革製品づくりの楽しさなどを知ってもらおうと23年度より事業を開始。26年度は、キッズレザープロ
グラムの全国展開に向け、これまでの西日本だけでなく、東日本においても試験的な事業展開を実施しました。
また、26年9月には製造過程で発生する革の端切れをこども達と遊ぶ団体などに無償提供する「残革提供シ
ステム」(愛称は「革いい Bank」)の試験運用を開始したこともあり、26年12月には革と遊ぶこども達が24年
度からの累計で1万人を突破。あわせて、受け皿団体も児童館を中心に28団体まで拡大しています。
27年度は、こども達が革に親しむ場と機会を積極的に拡大・創出しつつ、持続的に継続してもらうための
支援体制構築に努めます。
(2)ジャパン レザーアワード事業
ファッション産業である皮革産業に、その時々の消費者ニーズなどに即応できる、新たな“発想・表現”を
持つ人材を育成することが重要と考え、テーマやターゲットを設定し、そのテーマなどの意を汲んでつくられる
国産のなめし革を使用した作品を募集。そして、優れた作品を顕彰することで、この新たな“発想・表現”を
持つ人材を育成することを目的に、平成20年度より毎年、Japan Leather Award を実施しています。
現在、8回目となる「Japan Leather Award 2015」の開催に向け、委託先の公募を行っています。
(3) 皮革製造技術者養成支援事業
平成27年度の事業参加企業(助成金対象)の募集を2月2日(月)から27日(金)までの日程で行い、公募に応
じた24社(革靴、ベルト、ハンドバッグ・小物、鞄)について皮革製造技術者養成支援事業審査委員会を3月
16日(月)に開催し審査を行ったところ、いずれも事業参加が認められ、これら24社が4月1日(水)から研修事
業を行っています。
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(4) 技術認定事業
革靴、鞄・ハンドバッグ・小物及びベルトの各試験について、受験者の応募状況を踏まえて、試験問題の
準備、課題作品制作のための材料の準備・発送(鞄・ハンドバッグ・小物試験について)
、試験会場の手配、
機材の手配(試験用のミシンのリースによる導入を含む。)等の準備を行い、各試験を2~3月に実施しました。
技術認定委員会を1月26日(月)及び3月2日(月)に開催し、試験の実施等について検討するとともに、次年
度の広報関係の委託事業者の公募等について検討し、当該公募を3月11日(水)に開始しました。この公募に
応じた2社について、4月9日(木)の技術認定委員会でプレゼンテーションを実施し、㈱モノスデザインを27年
度の委託先と決定しました。
(5) 皮革流通等人材研修事業
◎販売員研修/一般研修/学生研修
26年度に実施した、東京デリカ/大丸松坂屋/三越伊勢丹における計6回の販売員研修(受講者194名)、
松坂屋名古屋店/日本橋三越本店における計2回の一般研修(受講者154名)
、そして、杉野服飾大学/文
化服装学院/上田安子服飾専門学校/名古屋モード学園/桜美林大学における計5回の学生研修(受講者
234名)、それぞれの試行結果を3月25日(水)に開催した「皮革流通等人材研修事業検討会」で評価・検討
し、27年度は講師育成を最重要課題と位置付けるとともに、販売員研修の講義内容を反映したテキスト整
備などに取り組んで行くことになりました。
(5) 企業支援ネットワーク事業
第1回人材マッチング事業委員会(利用審査会)を4月22日(水)に開催し、アドバイザー支援利用申請3件に
ついて審査を行い承認されました。
次回は6月に開催予定です。随時、利用申請書及びアドバイザー登録申請書を受け付けていますので、詳
しくは Web サイトをご覧下さい。(http://network.jlia.or.jp )
3
海外展開促進委員会(岩﨑 幸次郎委員長)
(1)海外展示会出展事業
① MIPEL2月展〔2月15日(日)~18日(水)、ミラノ、
出展社8社〕
大峽製鞄㈱、㈱クロダ、㈱ゴールド、㈱坂本乙造商
店、㈲新喜皮革、㈱外海、㈱ペレボルサ、㈱ボー
グランの8社が出展しました。
MIPEL アワード4部門の内、パノラマ部門において株式会社クロダ
が大賞を受賞しました。ジャパンブースとして8回目の出展でした。
〔写真上はミペル展でのジャパンブース、写真右は受賞した㈱クロ
ダの棚次社長(右端)と在ミラノ古賀総領事(中)、左は主催の
AIMPES カンナーラ会長〕)
② PROJECT Las Vegas 展〔2月17日(火)~19日(木)ラスベガス、
出展社8社〕
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㈱猪瀬、大峽製鞄㈱、㈱ウノフク、(有)野村製作所、㈱パーリィー、㈱村瀬鞄行、㈱リーガルコーポレ
ーション、ルボア㈱の8社が出展しました。ジャパンブースとし
ての初出展でした(右の写真2枚がプロジェクト展でのジャパン
ブースの様子、正面と内側)。
③ APLF2015 ファッション・アクセス展(製品展)及び MM&T
展(素材展)〔3月30日(月)~4月1日(水)香港、製品展出展
社15社、素材展出展社8社〕
APLF2015には以下の通り、ファッション・アクセス展(製品展)
に15社、MM&T 展(素材展)に8社が出展しました。
ファッション・アクセス展では8回目、MM&T 展では3回目の出
展でした。APLF アワードには、㈱ JayJayJapan の靴が
Excellence in Product Design 賞を受賞しました。
<製品展>
出展企業(15社):(靴) ㈱アキオ製靴、㈱リーガルコーポレー
ション、㈱ Jay Jay Japan
(ハンドバッグ/小物)㈲ウィズ、㈱エトワール海渡、㈱革包司 博庵、㈱キクヒロ、
㈱太閤、㈲野村製作所、㈱パーリィー、㈱山万、ルボア㈱
(鞄) ㈱ウノフク、ナース鞄工㈱
(手袋)㈱クロダ
<素材展>
出展企業(8社):アークレザージャパン㈱、㈱アントク&アソシエイツ、岡本製革所、坂本商店、㈱山陽、
㈱タテマツ、フェニックス、㈱和田商会
写真上は APLF 展の様子、左は製品展のジャパンブース、真中は素材展のジャパンブース、右は APLF
アワードを受賞した㈱ JayJayJapan の安藤社長(右から2番目)
④ JFW 関係招聘経済産業省の要請を受け、3月16日(月)~21日(土)に開催されたジャパンファッションウ
ィークへの海外メディア関係者等の招聘を行い、海外展示会出展者の面談や取材等を受けました。
⑤ MIPEL2月展、PROJECT Las Vegas 展、APLF 製品展出展社反省会
4月21日(火)に平成26年度に実施した MIPEL2月展、PROJECT Las Vegas 展(2月)
、APLF 製品
展(3~4月)の出展社反省会を開催しました。
⑥ MIPEL 平成27年度9月展〔9月1日(火)~4日(金) ミラノ〕
9月1日(火)~4日(金)にミラノにおいて開催される MIPEL9月展の出展事業者を3月10日(火)~4月16日
(木)に募集しました。
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⑦ PROJECT 冬展(平成28年2月頃の3日間の予定、ラスベガス)
6月の後半頃から PROJECT 冬展の出展事業者を募集する予定です。
(2)国際交流促進事業
◎ プルミエール・ヴィジョン・レザー展担当者来訪
3月31日(火)に香港 APLF 展会場にて、パリのプルミエール・ヴィジョン・レザー展担当者から展示会の
説明を受けました。
4 調査・情報提供委員会(矢代 裕夫委員長)
(1) 革製品表示適正化事業
平成26年度は、前年度に発刊した「鞄・ハンドバッグ・小物
テキスト―原産国・素材表示の考え方<試
案Ⅰ>―」ついて検討を進め、テキストの内容を7月に経済産業省に、10月に消費者庁に対して説明を行うな
ど、経済産業省、消費者庁、アパレル産業界への説明と意見交換を進めました。
また、
「鞄・ハンドバッグ表示適正化プロジェクトチーム」を6回開催し、事業内容全般を検討するとともに、
外部委託により、①流通業界における染色堅牢度及び強度等の表示及び取扱に関する「品質管理基準例集」
を作成し(委託先:カケンテストセンター)
、更に、②「鞄・ハンドバッグ・小物の基礎知識」等のガイドライ
ン関係の資料の改訂(委託先:㈱博報堂)を実施しました。
(2) 皮革大辞典編纂事業
皮革産業の総合的な振興・発展のため、皮革業界関係者だけでなく一般消費者にも利用できる『皮革用語
辞典』を提供することで、皮革に関する正しい知識を広く普及させることを目的に事業を行ってきましたが、25
年度に無償提供を開始したデジタルコンテンツ『皮革用語辞典』(1,949用語収録)に続き、小・中・高校生
向けによりわかりやすく再編集した『調べてみよう!みんなの皮革用語辞典』(1,023用語収録)を、パソコン向
け辞典サイトとして、スマートフォン向け辞典アプリとして、27年3月にリリースしました。
みなさん、2つの『皮革用語辞典』をどうぞご活用ください。
(3) 皮革・皮革製品情報提供事業
① JLIA ホームページ
皮革産業の総合的な振興・発展のため、JLIA ホームページやソーシャル・ネットワーキング・サービス
(SNS)を活用し、皮革関連企業への情報提供をはじめ、皮革素材・革製品に関する情報を一般消費者
などに対し積極的に発信していますが、引き続き、この JLIA ホームページを維持するために必要となる
ハード・ソフトの保守・運用を行うとともに、ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ!」
、SNS「facebook
(410いいね!)/ twitter(1,008フォロワー)」を活用した情報の拡散を図っていきます。
また、JLIA ホームページのトップページに掲載している情報量・文字数とも多く見づらくなってきたため、
もっとシンプルなデザインに見直しを行っています。
② 皮革関連データの整備と情報提供
JLIA ホームページの統計サイト「皮革及び皮革製品関連統計データベース」では、貿易統計(輸出入)
集計データ及び国内公的統計(生産・出荷・消費)の確定値データ及び概況を掲載しています。本年度
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は2015年データ1月分より毎月掲載していきます。なお、国内統計のページは概況のみを掲載しています。
(4) 足サイズ計測調査事業
成人計測データの更新時期を踏まえて、今年度はあらためて計測実施(19歳以上)を予定しており、実施の
準備を進めています。計測被験者の協力依頼及び選定を行うともに4月後半より4回の予定で計測者のトレー
ニングを行っています。
(5) CSRに係る調査事業
「企業の社会的責任(CSR)」に係る皮革業界を含む問題点の背景や先進的な取り組みに関する「責任ある
サプライチェーンの管理」の調査を日本総合研究所に委託し実施しました。その結果及び海外取引におけるリ
スクの回避や適正なサプライチェーンの管理について東京(11月、1月)、大阪(12月)での説明会を経て、調
査結果に提案等を盛り込み報告書を取りまとめました。
5 企画・研究開発委員会(徳永 耕造委員長)
(1) 革靴履き心地解析等事業
皮産連は経済産業省、革靴業界団体と連携し、「足入れの良い革靴プロジェクト」を推進し、低価格品とブ
ランド品の流入と少子化といった市場環境に対抗すべく、美しく履き心地がよく、サイズ表記を信頼して選択す
ることができる「Made in Japan ブランドの革靴」の認知・確立を目指しています。
23・24・25年度には、科学的に履き心地を研究した婦人6cm ヒールパンプス靴型を開発し、26年度には開
発した靴型を用いた革靴の製造現場において、製造物のバラツキを科学的に明らかにし、「革靴の製造品質
管理ガイドライン」を作成したところです。あわせて、婦人4.5cm ヒールパンプス靴型を全日本革靴工業協同
組合連合会に委託し開発したところです。
27年度は、美しさや機能性、コスト性を考慮できる自由度を許容しつつも、履き心地がよく、歩きやすく、
美しい、7.5cm 程度のハイヒール婦人靴型のための靴型設計要件を、科学的根拠に基づいて策定します。
(2) 革・革製品の化学物質等調査事業
鞄類23点、靴類17点、ベルト類10点につき日本エコレザー規定項目を中心に調査しました。六価クロムが
鞄類で8点、靴類3点、ベルト類3点、ホルムアルデヒドが鞄類で1点基準値を超えて検出されました。また、特
定芳香族アミン法規制を睨み、市販革について10点調査を行ったところ、1点から基準値を超えるベンジジン
が検出されました。
<特定芳香族アミン関係法規制について>
「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律第二条第二項の物質を定める政令の一部を改正する政
令」(平成27年4月8日政令第175号)が公布されました。標記特定芳香族アミンについては、平成28年4月1日か
ら具体的な法規制が開始されます。
当連合会では、経済産業省御指導の下、既に自主基準を作成し対応しているところですが、来年4月からは
罰則(回収命令や罰金など)が含まれる法規制となりますので、各団体・各会員企業におかれましては、あらた
めて準備遺漏なきよう御願い致します。
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● 規制対象=アゾ化合物のうち化学的変化により容易に下記物質を生成するもの
1 4-アミノジフェニル
13 2,6-ジメチルアニリン
2 オルト-アニシジン
14 3,3'-ジメチルベンジジン
3 オルト-トルイジン
15 3,3'-ジメトキシベンジジン
4 4-クロロ-2-メチルアニリン
16 2,4,5-トリメチルアニリン
5 2,4-ジアミノアニソール
17 2-ナフチルアミン
6 4,4'-ジアミノジフェニルエーテル
18 パラ-クロロアニリン
7 4,4'-ジアミノジフェニルスルフイド
19 パラ-フェニルアゾアニリン
8 4,4'-ジアミノ-3,3’-ジメチルジフェニルメタン
20 ベンジジン
9 2,4-ジアミノトルエン
21 2-メチル-4-(2-トリルアゾ)アニリン
10 3,3'-ジクロロ-4,4’-ジアミノジフェニルメタン
22 2-メチル-5-ニトロアニリン
11 3,3'-ジクロロベンジジン
23 4,4'-メチレンジアニリン
12 2,4-ジメチルアニリン
24 2-メトキシ-5-メチルアニリン
(3) 超難燃性革研究開発 (飛革プロジェクト)
前年度調査した「革の風合い」を加味した試作品についての結果を精査、今年度の方向性を策定中。また、
航空機インテリア産業の情報を収集中。
* 航空関係事業に携わる場合、JIS Q9100(航空宇宙産業向け品質管理システム)を取得するのが近道です。
取得コンサルタントも各社ございます。
(4) 日本エコレザー認定事業
4月21日(火)に第1回日本エコレザー審査分科会を開催予定です。
※特定芳香族アミンについては、2,4キシリジン(別名2,4ジメチルアニリン)及び2,6キシリジン(別
名2,6ジメチルアニリン)を加えて分析してください。厚生労働省の特定芳香族アミン法規制に完全対
応する事になり、比較優位に営業展開が可能となります。
(5) JIS/ISO等調査事業
JIS K 6550については、1~19の各原案について一般財団法人 日本規格協会に提出、最終の調整を行っ
ています。本年10月を目途に日本工業標準調査会宛提出予定です。
また6550以外の改正を要する JIS については、ワーキング・グループによる検討に着手しました。本年度は
堅ろう度試験関係を中心に検討を行う予定です。
6 国産皮革・製品広報委員会 (藤原 仁委員長)
(1) 国内展示施設運営事業(国内ショールーム)
①来館者数等
● 接客数
3,871名(4月19日時点)
● 店内イベントの開催状況
☆ 4月15日(水)~26日(日)まで ㈱リーガルコーポレーションのポップアップ催事第1弾を開催中。
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☆ 4月29日(水)~5月10日(日)まで ㈱リーガルコーポレーションのポップアップ催事第2弾を開催予
定。
☆ 5月20日(水)~31日(日)まで ㈱リーガルコーポレーションのポップアップ催事第3弾を開催予定。
☆ ゴールデンウィーク中にはワークショップの開催を計画中。
② TIME & EFFORT の運営に関する実施計画の検討
☆ 平成27年4月10日、アッシュペーフランス㈱と TIME & EFFORT 青木店長と打合せを行い、実施
計画の大枠を確認しました。
(2) 国産皮革・同製品PR事業
①ベストレザーニスト派遣先の選定
平成27年度ベストレザーニストの派遣先について会員団体宛に要望を調査した結果、5団体から派遣希望
があり、平成27年4月8日に開催された国産皮革製品広報事業ワーキンググループ(第1回)において審査
を行った結果、平成27年度は次の3地域へ派遣する事となりました。
平成27年度
◆ 9月26日(土)尾張名古屋の職人展(名古屋鞄協会他3団体)
◆ 11月21日(土)兵庫皮革総合フェア、たつの市皮革まつり(タンナーズ協会)
◆ 12月 3日(土)東京レザーフェア(資材連)
②国産皮革製品広報事業企画提案募集に係る事前説明会の開催。
平成27年3月27日(金)に公募を開始した「国産皮革製品広報事業に係る企画提案書の募集について、平
成27年4月10日(金)に事前説明会を開催しました。
4社の出席があり、公募の目的、提案して欲しい内容等について説明を行いました。
以下、今後のスケジュールです。
◆ 企画書の提出期限は5月7日(木)17時まで。
◆ 企画プレゼンテーションは5月13日(水)
。
◆ 6月8日の週に今年度の委託先の決定を行う予定です。
7 CITES推進委員会 (田邉 忠次委員長)
(1) CITES推進委員会
4月22日(水)に委員会を開催し、各分科会の平成26年度事業評価、平成27年度目標及び成果指標につい
て検討、また事業進捗状況の報告をしました。
(2) CITES資源開発・国際交流分科会
4月14日(火)に分科会を開催し、平成26年度事業評価、平成27年度目標及び成果指標について検討、ま
た事業進捗状況(CSG 会議等)の報告をしました。
(3) CITES啓発普及・人材養成分科会
①税関研修
2月3日(火)に東京税関、2月6日(金)成田税関にてワシントン条約研修を実施しました。参加者はそれぞ
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れ、27名、34名でした。
②海外展覧会
2月19日(木)に5月に開催するシンガポール・伊勢丹スコッツ店での日本製爬虫類製品展覧会について打
合せを行いました。開催日程は下記の通りです。
u シンガポール
日 時:5月15日(金)~21日(木)の7日間
場 所:伊勢丹・スコッツ店 7社が出展予定。
③国内広報事業
日本製爬虫類皮革製品の広告掲載を下記の通り予定しています。
【男性誌】
◆ LEON8月号(6月24日発売)
「夏のリゾートもエキゾがオヤジの味方!!」
◆ LEON1月号(11月24日発売)
詳細は今後決定。
【女性誌】
◆ エクラ、HERS、STORY、CLASSY の4誌に1回ずつ4色1P。詳細は今後決定。
なお、銀座・革のショールーム「TIME&EFFORT」にて掲載製品の展示・販売を行う予定。
④分科会
☆ 3月27日(金)に分科会を開催し、広告代理店2社による平成27年度広報事業プレゼンテーションを実施
し、今年度の委託先を決定しました。また事業進捗状況についても報告しました。
☆ 4月14日(火)に分科会を開催し、平成26年度事業評価、平成27年度目標及び成果指標について検討、
また事業進捗状況の報告をしました。
(4) CITES技術開発分科会
u2月12日(木)に TPP に関する意見交換会を行い、現在の TPP に関する状況、業界の現状について話し合
いました。
u3月26日(木)に分科会を開催し、技術開発研究報告、上海調査、高度化事業に関する調査について話し
合いました。
(5) CITES高度化対策事業分科会
高度化対策事業に係わる調査の委託先を選定、調査を開始しました。
8 革靴製造業事業基盤強化支援事業
2月下旬に26年度4回の利子補給申請受付を全靴協連の各地区組合で行いました。第5回革靴審査委員会を3月
16日(月)に開催し、新規申請案件2件(東京1件、大阪1件)が承認されました。
次回は4月下旬に本年度第1回に利子補給申請受付を行い、革靴審査委員会は5月18日(月)に開催する予定で
す。
また、革靴製造業のための研究・技術開発等を行う基盤強化事業では、全靴協連に委託し、前述の「革靴履
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き心地解析等事業」に関連した4.5㎝ヒールパンプス靴型の研究を行い、試作靴による試し履きの実験を実施し
靴型を開発しました。
今後の予定 (5月以降)
人材養成委員会(皮革健保6F 会議室)
◆5月11日(月)
13時30分~
◆5月12日(火)
14時~ 調査・情報提供委員会(皮革健保7 F 会議室)
◆5月13日(水)
19時~ 国産皮革製品広報委員会、国産皮革製品広報事業ワーキンググループ合同会議
(皮革健保6F 会議室)
◆5月18日(月)
11時~ 革靴製造業事業基盤強化支援事業審査委員会(皮革健保7階会議室)
◆5月18日(月)
12時~ 皮革製造技術者養成支援事業審査委員会(皮革健保7階会議室)
◆5月18日(月)
13時30分~
財務委員会(皮革健保7階会議室)
◆5月19日(火)
13時30分~
総務委員会(皮革健保7階会議室)
◆5月20日(水)
13時30分~
企画・研究開発委員会(皮革健保6F 会議室)
◆5月21日(木)
13時30分~
正副会長会議(浅草文化観光センター5階大会議室)
◆5月25日(月)
14時~ 審査委員会(皮革健保7F 会議室)
◆6月5日(金) 14時~ 通常総会・理事会(皮革健保6F 会議室)
◆6月19日(金)
13時30分~
エキゾチックレザーに関する研修会(浅草文化観光センター 5階会議室)
* JLIA だより 第75号をお届けします。
平成27年度もよろしくお願いいたします。
新年度も皆様に JLIA 各事業の実施状況等をお知らせしてまいります。
* JLIA だよりは、年4回発行しております。次回は7月の予定です。
*「 JLIA だより」を充実させるためにご意見、ご要望などがございましたら、皮産連事務局までお寄せ下さい。
一般社団法人 日本皮革産業連合会 調査・情報提供委員会委員長 矢代 裕夫
〒111-0043 東京都台東区駒形1-12-13 皮革健保会館7階 TEL 03-3847-1451 FAX 03-3847-1510
http://www.jlia.or.jp
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