enection(エネクション)

2015 年 5 月 14 日
みんな電力株式会社
みんな電力株式会社が
低コストで地域色を活かした電力流通が実現する新電力向け電力小
売りソリューション「enection(エネクション)」を開発
~完全クラウド対応により予定価格月 5 円/人~(需要家 10 万人)の圧倒的な低コストを実現!
地域 PPS(新電力)設立を目指す地方自治体へ、電力自由化よる地方創生を全面サポート!~
みんな電力株式会社(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石 英司)は、株式会社セールスフォ
ース・ドットコムのクラウドプラットフォームである Salesforce を活用した、地方自治体・中小事業者向けの家庭
(低圧)用電力小売りソリューション「enection(エネクション)」を 2016 年 3 月より提供いたします。
本システムは、欧州で成長するバーチャルパワープラント(通称:VPP)と呼ばれる仮想発電所ネットワー
クの概念をみんな電力が採用し、独自のアーキテクチャにより設計したものです。本システムを採用した新電力
(PPS)は、「地元で作った発電所を選んで電力を購入する地産地消モデル」「東京都内の電力利用者が
福島の復興に資する発電所を選んで電力料金を支払う、地域間連携モデル」など、距離を超え、地域の特
色を活かした、これまでにない電力流通を実現できます。また世界最大規模のクラウド環境を活用し、必要な
機能を絞り込むことで、需要家 10 万人で月 5 円/人~という低価格での提供を実現しました。2016 年の電
力自由化を契機に、地域新電力を設立し地域創成を目指す地方自治体、地域ガス会社などの中小規模
PPS の電力小売事業参入をサポートいたします。
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開発の背景
2016 年に自由化される家庭(低圧)用電力小売り市場は約 7.2 兆円の規模と見られており、現在 650 社
あまりが PPS に登録されています。総務省も「地方創生の核」として地方自治体主導の地域エネルギー企業
(地域 PPS)を 5 年で 1000 社設立する目標を掲げました。自治体による地域 PPS 設立で、新たな地域市
場、雇用機会、住民サービスが生まれると予想されています。
みんな電力株式会社は今まで自社が事務局を務める「世田谷新電力研究会」などを通じて、多くの PPS・地
方自治体と意見交換を行い、地域 PPS 設立を目指す自治体は多いものの、需給管理から料金計算・ポー
タル機能まで網羅したトータルソリューションは現状ほとんどなく、あってもその高額かつカスタマイズ困難なシステ
ムが大きな参入ハードルになっていることを実感しておりました。
そこで、地方自治体・中小事業者の参入ハードルを大きく下げ、電力自由化による地方創生を支援するべく、
Salesforce を活用した「enection(エネクション)」の開発を開始するに至りました。また、みんな電力株式
会社は「みんなで電気を創り、自由に選んで使う」社会の実現を目指し、2016 年 4 月以降、本システムを活
用した独自システムの提供も予定しております。
製品概要
「enection(エネクション)」は、株式会社セールスフォース・ドットコムが提供するクラウド型プラットフォーム
Salesforce 等を活用した、PPS(新電力)向けの家庭用電力小売りのトータルソリューションシステムです。
一般家庭に電力を供給・販売する際に必要な
・顧客管理 (需要家管理、託送連携)
・料金計算 (電気使用量取得、料金計算、料金のお知らせ)
・収入管理 (請求処理、入金管理)
・ポータル (ウェブ上での契約申込、問い合わせ対応)
・需給管理 (需要予測、需給計画、同時同量監視など)
・電力取引 (電力取引所との取引)
の 6 つのシステム構成で成り立っており、「enection(エネクション)」を導入すれば、低コストで PPS(新電力)
として電力小売り事業に新規参入することが可能となります。システムをモジュール化することで、必要な機能だ
けを選択することも可能で、上記 6 機能以外にも、お客様のニーズに応じて独自のカスタマイズを行うことがで
きます。
2020 年までに 500 万ユーザへのライセンス提供を予定しており、売上は 20 億円を見込んでおります。
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製品の特徴
(1)VPP を活用した地域間連携で、「顔の見える電力」を実現
「enection(エネクション)」では、電力を相互に融通するために、小さな発電所を集積し 1 つの大きな
発電所と見なして電力を管理する VPP(「バーチャルパワープラント」:Virtual Power Plant)のコンセプトを取
り入れております。
「enection(エネクション)」を導入することで、特定の地域で作られた電気を選んで買うことが可能になり
ます。例えば野菜の産地を指定するように、
・地域振興のために、地元の発電所から電気を購入したい(「顔の見える電力」の購入)
・姉妹都市から電気を購入する「電力の地域間連携」を行いたい
といったニーズを実現することができ、地域創生に役立てることができます。
(2)クラウド開発による低コスト導入
電力小売り事業の新規参入に際し、地域 PPS(新電力)の立ち上げを目指す自治体や中小事業者にとっ
て 1 番の障壁となるのは、システム導入コストの高さです。一般的に、既存の一般電気事業者が使用している
家庭への電力小売りシステムは、高額な開発・導入費用がかかります。
「enection(エネクション)」では、Salesforce のクラウド環境を活用、また、本当に必要な機能に絞り込む
ことにより、開発コスト・期間の大幅な削減を実現。それにより、低価格でのご提供が可能となりました。
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(3)スモールスタート可能。幅広い顧客数に対応
地域 PPS 事業ではその地域の住民が顧客(需要家)の対象になることが多く、中小規模の自治体だと数
十万人、数百万人の顧客(需要家)を獲得することが難しい場合があります。
「enection(エネクション)」は全世界の多くの企業で導入されている Salesforce のクラウド環境を利用す
ることにより、強固なセキュリティと高い信頼性、最小 1000 単位からの顧客(需要家)にも対応可能な柔軟性
を実現いたしました。これにより、スモールスタートを予定する自治体・中小事業者でも PPS 事業に参入できま
す。
本プレスリリース関するお問い合わせ
みんな電力株式会社 電力流通システム担当
下記、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
http://minden.co.jp/contact
03-6805-4624
会社概要
会社名
: みんな電力株式会社
所在地
: 東京都世田谷区池尻 2-4-5 世田谷ものづくり学校 210
資本金
: 8,000 万円 (資本準備金含む)
設立
: 2011 年 5 月
代表者
: 代表取締役 大石 英司
事業概要 : 1、電源開発事業
2、新電力(PPS)事業
3、パーソナルエネルギー事業
4、次世代エネルギー事業
URL
: http://minden.co.jp
Facebook: http://www.facebook.com/enetomo
Twitter : https://twitter.com/minden_PR
セールスフォース・ドットコム社からのエンドースコメント
官民あげて「地方創生」に取り組んでいる今、地域 PPS(新電力)での展開は、多くの地方自治体や中小
企業にとって新たな事業創出のひとつとなると確信しています。
当社のプラットフォームによる、堅牢で、安全なクラウド環境によるサービス提供は、参入障壁や運用コストを下
げる大きな役割を担います。今後は、早期のサービス提供に向けて、ご支援させていただく所存です。
株式会社セールスフォース・ドットコム 専務執行役員 保科 実
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