地産地消 - みやま市

各 位
2015 年 5 月 22 日
福岡県 みやま市
株式会社 エプコ
福岡県みやま市・株式会社エプコによる
地産地消型再生可能エネルギー面的利用等推進事業について
福岡県みやま市 (市長:西原
親)と株式会社エプコ スマートエネルギーカンパニー (代
表取締役グループ CEO:岩崎 辰之)は、経済産業省の「平成26年度地産地消型再生可能
エネルギー面的利用等推進事業 (モデル構築事業のうち再生可能エネルギー導入拡大に向けた
取組に係るもの)」に採択されました。
【補助事業の概要】
この推進事業は、再生可能エネルギー導入拡大に向けた取組を行い、地産地消型エネルギーシ
ステムの構築に関するノウハウの共有化及び他地域への展開を図ることを目的としたものです。
分散型エネルギーである再生可能エネルギーの導入拡大やエネルギーの地産地消を進めてい
くには、自治体など地域が主体となって導入促進を図ることが重要です。しかし、地域 PPS は一
般的に「30 分同時同量の難しさ」
「インバランス( 消費電力量と発電電力量との差分)リスク」
「再生可能エネルギーの利用の難しさ」
「価格競争」といった4つの大きな課題を抱えています。
そこでこの事業では、蓄電池を群制御する「アクティブグリッド」を用いてインバランスを抑
制するシステムを構築し、これらの課題の解決を目指します。これにより地域 PPS モデルを活性
化すると同時に、地域 PPS による再生可能エネルギーの利用を容易にすることで、再生可能エネ
ルギーの導入拡大を目指します。また、これを地域 PPS のモデルとして、他地域にも展開してい
きたいと考えています。
図 1.PPS の課題
図 2.事業の目的
【アクティブグリッドの概念】
・既存電力システムと需要家・分散電源との間に、事業者によってネットワーク制御された蓄電
池網(=能動的に電力の出し入れをする仮想電力網:アクティブグリッド)を挟み込みます。
・上層側(既存電力システム)にとっては計画的な発電・需要が望ましく、一方で下層側(需要
家・分散電源)は必要なときに必要なだけ電力を消費・発電したいという要求があります。ア
クティブグリッドにより上下層の要求をできるだけ両立しつつ、既存電力システムと融合した
仮想的なマイクログリッド(小規模な地域内で太陽光発電や蓄電池などを組み合わせて電力を
合理的に供給する地域インフラ)を実現させます。
・このようなアクティブグリッドの効果を応用し、地域 PPS の需給インバランスの抑制を行いま
す。結果的に、再生可能エネルギーが持つ「自然エネルギーとしての不安定性」を緩和させ、
再生可能エネルギーを地域 PPS が計画的に利用できる状態にすることを目指します。
・またアクティブグリッドの充放電制御を工夫することで、付加サービスの技術的可能性につい
ても検討する予定です。
・アクティブグリッドは仮想網であるため、規模の拡大が容易です。また、規模が大きくなれば
なるほど調整力が増し、結果的に再生可能エネルギーの導入拡大につながります。
図 3.アクティブグリッドの概念
【報道関係者様
問い合わせ先】
株式会社エプコ
スマートエネルギーカンパニー
電話:03-6853-9166
担当:猪口
https://www.epco.jp/contact/contact.php?type=epcoall
福岡県みやま市
環境経済部
エネルギー政策推進室
電話:0944-64-1545
担当:藤吉・渡邉
http://www.city.miyama.lg.jp/