用語の解説(PDF:247KB) - 農林水産省

【用語の解説】
用語の解説
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用語の解説
あ行
営農類型区分
農業経営体の作物別の販売収入により分類。分類は下表「営農類型区
分」を参照。
エコファーマー
「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」に基づき、都
道府県知事から、たい肥等による土づくりと化学肥料や化学合成農薬の使
用の低減を一体的に行う農業生産方式を導入する計画について認定を受け
た農業者の愛称。
エコフィード(食品循環資
環境や生態(ecology)、節約(economy)等を意味するエコ(eco)と飼
源利用飼料)
料を意味するフィード(feed)を併せた造語で、食品循環資源を原料にし
て加工処理されたリサイクル飼料と同義である。
(社)配合飼料供給安定機構が商標登録を取得しており、エコフィード認
証制度により認証された食品循環資源利用飼料が、エコフィードの商標と
認証マークを利用できる。
稲発酵粗飼料
稲の実が完熟する前に実と茎葉を一体的に収穫・密封し発酵させて貯蔵
飼料として生産・利用したもの。
稲発酵粗飼料は、「稲WCS」と言いますが、稲 Whole Crop Silageの
略です。
か行
家族経営協定
家族で営農を行っている農業経営において、家族間の話合いを基に経営
計画や、各世帯員の役割、就業条件等を文書にして取り決めたもの。
家族農業経営においても、効率的・安定的な経営を目指すためには、経営
に携わる構成員の役割、就業条件等の明確化を図っていくことが重要であ
る。また、女性や後継者等の農業に従事する世帯員の役割が明確化され、
農業者年金制度等の助成対象となるほか、認定農業者制度の共同申請の活
用が可能となるなど、家族経営協定は農業経営の近代化を促進していくう
えで重要な取組となっている。
環境保全型農業
農業の持つ物質循環機能を生かし、生産性との調和などに留意しつつ、
土づくり等を通じて、化学肥料、農薬の適正施用等による環境負荷の軽減
に配慮した持続可能な農業
基幹的農業従事者
農業に主として従事した世帯員(農業就業人口)のうち、ふだんの主な
状態が「主に仕事」である者。
教育ファーム
自然の恩恵や食にかかわる人々の様々な活動への理解を深めることなど
を目的として、農林漁業者等が一連の農作業等の体験の機会を提供する取
組のこと。
具体的には、①農林漁業者等実際に業を営んでいる者による指導を受
け、②同一人物が同一作物について2つ以上の作業を年間2日間以上行
う。
耕作放棄地
農林水産省の統計調査における区分で、以前耕地であったもので、過去
1年以上作物を栽培せず、しかも、この数年の間に再び耕作する考えのな
い土地。
耕地面積
農作物を栽培するための土地の面積。
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さ行
サーベイランス
疾病の発生状況やその推移などを継続的に監視し、疾病対策に必要な情
報を得るとともに、結果を迅速かつ定期的に活用すること。
または、化学物質などの汚染の実態を分析・調査すること。
作況指数
作柄の良否を表す指標で、その年の10アール当たり平年収量に対する10
アール当たり(予想)収量の比率で表す。10アール当たり平年収量は、作
物の栽培開始前に、その年の気象の推移や被害の発生状況等を平年並みと
みなし、最近の栽培技術の進歩の状況等を考慮して、実収量のすう勢を基
に作成したその年に予想される収量のことである。
作況指数=10a当たり収量/10a当たり平年収量×100
市街化区域
都市計画法に基づき、無秩序な市街化を防止し、計画的に市街化を図る
ため、都市計画区域を区分して、市街化区域と市街化調整区域に区域区分
することをいわゆる「線引き」といい、線引きされた都市計画区域のう
ち、既に市街地を形成している区域及びおおむね10年以内に優先的かつ計
画的に市街化を図るべき区域。
市街化調整区域
都市計画法に基づき、無秩序な市街化を防止し、計画的に市街化を図る
ため、都市計画区域を区分して、市街化区域と市街化調整区域に区域区分
することをいわゆる「線引き」といい、線引きされた都市計画区域のう
ち、市街化を抑制する区域。
指定法人
容器包装リサイクル法第21条の規定により、再商品化業務を適正かつ確
実に行うことができると認められ、その申請により、主務大臣によって指
定された法人。
集落営農
集落など地縁的にまとまりのある一定の地域内の農家が農業生産を共同
して行う営農活動。
①転作田の団地化、②共同購入した機械の共同利用、③担い手が中心と
なって取り組む生産から販売までの共同化など、地域の実情に応じてその
形態や取組内容は多様である。
食事バランスガイド
望ましい食生活についてメッセージを示した「食生活指針」を具体的な
行動に結びつけるものとして、1日に「何を」「どれだけ」食べたら良いの
か目安を分かりやすくイラストで示したもの。
「何を」とは、毎日の食事を主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の
5つの料理区分に分類し、「どれだけ」とは、1日の目安をそれぞれの料
理区分ごとに「 つ(SV)」で示したもの。
厚生労働省と農林水産省により2005年6月に決定。
食の外部化
女性の社会進出や単身世帯の増加、高齢化の進行、生活スタイルの多様
化等を背景に、家庭内で行われていた調理や食事を家庭外に依存する状況
がみられる。これに伴い、食品産業においても、食料消費形態の変化に対
応した調理食品やそう菜、弁当といった「中食」の提供や市場の開拓等に
進展がみられている。こういった動向を総称して「食の外部化」という。
なかしょく
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さ行(つづき)
食料自給率
国内の食料消費が国産でどの程度賄えているかを示す指標であり、食料
の安定供給という観点から一般的に供給熱量ベースの食料自給率が用いら
れている。ただし、野菜や果実は比較的低カロリーであり、また、畜産物
は輸入飼料により生産された熱量を国産供給熱量に算入しないこととされ
ているため、供給熱量ベースでは自給率が低く算出される。このようなこ
とから、国内生産動向を適切に捉える指標として生産額ベースの自給率も
有用である。また、品目ごとに重量ベースで表す品目別自給率も算出され
ている。
食料自給力
国内農業の食料供給力をいい、その構成要素として、農地・農業用水等
の農業資源、農業者(担い手)、技術がある。
新規需要米
稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ(WCS))用、飼料用、米粉
用、輸出用、バイオエタノール用などの用途に用いられる米穀で、国内主
食用米の需給に影響を及ぼさないと認められたものをいう。
た行
第六次産業(化)
農業は農畜産物の生産という第一次産業にとどまるのではなく、第二次
産業(加工や食品製造)や第三次産業(流通・販売や情報サービス、グリ
ーンツーリズムなど)にまで踏む込むことで、農村に新たな付加価値を創
造し、所得を増やし、新たな就業機会や雇用の場を作り出す活動を進めよ
うという提案。当初、第一次産業+第二次産業+第三次産業=第六次産業
を提案。その後、足し算では不十分と考え、第一次産業×第二次産業×第
三次産業=第六次産業に改めた。今村奈良臣東大名誉教授による提唱。
畜産環境問題
農家当たりの飼養規模の拡大や地域における混住化の進行、環境問題へ
の関心の高まり等を背景として、家畜排せつ物による悪臭や水質汚染等の
畜産経営に伴って発生する環境問題。
地産地消
地域の農林水産物の利用を促進することにより国産の農林水産物の消費
を拡大する取組のこと。
この取組を進めていくため平成22(2010)年11月、「地域資源を活用し
た農林漁業者等による新事業の創出及び地域の農林水産物の利用促進に関
する法律」(六次産業化法)が成立した。
知的財産
発明、考案、植物の新品種、意匠、著作物その他の人間の創造的活動に
より生み出されるもの(発見又は解明がされた自然の法則又は現象であっ
て、産業上の利用可能性があるものを含む)、商標、商号その他事業活動
に用いられる商品又は役務を表示するもの及び営業秘密その他の事業活動
に有用な技術上又は営業上の情報。
知的財産権
特許権、実用新案権、育成者権、意匠権、著作権、商標権その他の知的
財産に関して法令により定められた権利又は法律上保護される利益にかか
る権利(知的財産基本法)。
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た行(つづき)
中山間地域
頭首工
平野の外縁部から山間地を指すことが多いが、一般的な定義付けはな
い。本情勢報告内で使われている農林水産統計用語、事業制度内の定義は
以下のとおり。
①農林水産統計用語
農業地域類型区分の中間農業地域と山間農業地域をあわせた地域
②中山間地域総合整備事業、山村振興事業等の事業制度
特定農山村法による「特定農山村地域」、山村振興法による「振興山
村」、過疎地域自立促進特別措置法による「過疎地域」、半島振興法によ
る「半島地域」、離島振興法による「離島地域」のいずれかに該当する地
域
湖沼、河川などから用水路へ必要な用水を引き入れるための施設。
特定農業団体
担い手不足が見込まれる地域において、その地域の農地面積の2/3以上
について農作業を受託する相手方として、一定の地縁的まとまりを持つ地
域の地権者の合意を得た任意組織であって、農業生産法人となることが確
実と見込まれ、地権者から農作業を引き受けるよう依頼があったときは、
これに応じる義務を負うという性格を有する任意組織。
(農業経営基盤強化促進法第23条第4項)
特定農業法人
担い手不足が見込まれる地域において、その地域の農地面積の過半を集
積する相手方として、一定の地縁的まとまりをもつ地域の地権者の合意を
得た法人であって、地権者から農地を引き受けるよう依頼があったとき
は、これに応じる義務を負うという性格を有する農業生産法人。
(農業経営基盤強化促進法第23条第4項)
特定料理提供業者
特定料理(焼肉、しゃぶしゃぶ、すき焼き及びステーキ)の提供の事業
を行う者のうち、料理の提供を主たる事業とし、かつ提供する料理が主と
して特定料理である者
土地改良区
土地改良法に基づき、一定の地域について、15人以上の農業者(原則と
して使用収益者)により土地改良事業を実施することを目的として設立さ
れる団体。規模は数ヘクタールから数市町村にまたがるものまで多岐にわ
たり、かんがい排水事業やほ場整備事業等を実施するほか、これら事業に
より造成された土地改良施設や国、県等が造成した土地改良施設の維持管
理等を行っている。
な行
なかしょく
中 食
レストラン等へ出かけて食事をする「外食」と、家庭内で手づくり料理
を食べる「内食(ないしょく)」の中間にあって、市販の弁当やそう菜
等、家庭外で調理・加工された食品を家庭や職場・学校・屋外等へもって
帰り、そのまま調理加熱することなく食事として食べられる状態に調理さ
れた日持ちのしない食品の総称。
日本型食生活
日本の気候風土に適した「米」を中心に水産物、畜産物、野菜等多様な
副食から構成され、栄養バランスが優れた食生活をいう。
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な行(つづき)
認定農業者(制度)
農業経営基盤強化促進法に基づく制度。経営改善を図ろうとする農業者
が自ら農業経営改善計画を作成・申請し、①市町村の基本構想に照らして
適切であり、②その計画の達成される見込みが確実で、③農用地の効率的
かつ総合的な利用を図るために適切である、との基準に適合する農業者と
して、市町村から認定を受けた者。
農業産出額
農業生産活動による最終生産物の産出額であり、農産物の品目別生産量
から、二重計上を避けるために、種子、飼料等の中間生産物を控除した数
量に、当該品目別農家庭先価格を乗じて得た額を合計したもの。
農業就業人口
自営農業のみに従事した者又は農業とその他の仕事の両方に従事した者
のうち、自営農業が主の者。
農業生産法人
農業者が中心となって組織、運営し、農業を中心とした事業を行う法人
で、農地の権利を取得して農業経営を行うことができ、①個人経営を行っ
ている農業者が個人経営を法人化する。②個人経営を行っている複数の農
業者が、共同で会社を作って農業経営する。③新規就農者で会社を作って
始める。④食品関連業者が、農家と別会社を作り原料用の路地野菜生産を
始める。等により農業生産法人化することができる。
農 業 生 産 工 程 管 理 ( GAP:
農業生産活動を行う上で必要な関係法令等の内容に則して定められる点
G o o d A g r i c u l t u r a l 検項目に沿って、農業生産活動の各工程の正確な実施、記録、点検及び評
Practice)
価を行うことによる持続的な改善活動のこと。
農振農用地区域
農業振興地域の整備に関する法律に基づき、農業振興地域内において今
後相当長期にわたり農業上の利用を確保すべき土地として市町村が農振整
備計画で用途(農地、採草放牧地、農業用施設用地等)を定めて設定する
区域。
は行
バイオマス
「再生可能な生物由来の有機性資源で、化石資源を除いたもの」。バイ
オマスは、地球に降り注ぐ太陽のエネルギーを使って、無機物である水と
二酸化炭素から、生物が光合成によって生成した有機物であり、ライフサ
イクルの中で、生命と太陽エネルギーがある限り持続的に再生可能な資源
である。
バイオマスタウン
域内において、広く地域の関係者の連携の下、バイオマスの発生から利
用までが効率的なプロセスで結ばれた総合的な利用システムが構築され、
安定的かつ適正なバイオマス利用が行われているか、あるいは今後行われ
ることが見込まれる地域のこと。
ハサップ
HACCP(危害分析・重要管理
Hazard Analysis and Critical Control Pointの略。食品安全上重要な危
点)
害要因(有害な微生物や化学物質等)を同定し、評価し、制御するシステ
ム。HA(危害分析)とは、食品安全上重要な危害要因・条件についての情
報を収集・評価する過程を指し、CCP(重要管理点)とは、危害要因を除去
または許容レベルまで低減するのに管理可能かつ不可欠なポイントを指
す。
HACCPは、最終製品検査を主に頼るよりはむしろ危害要因の混入を防ぐこ
とに重点を置いている。
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ま行
み
ど
り
水土里
み
ど
田んぼやむらを潤す「水」、作物や生き物をはぐくむ「土」、文化を支
える「里」を指している。
り
水土里ネット
土地改良事業団体連合会及び土地改良区の愛称。
や行
遊休農地
耕作の目的に供されておらず、かつ、引き続き耕作の目的に供されない
と見込まれる農地。
ら行
(農業経営基盤強化促進法
農業経営基盤強化促進法に定められている農業上の利用を目的とする賃
に基づく)利用権
借権、使用貸借権等のこと。
農業経営基盤強化促進法に基づく農用地利用集積計画により設定された
利用権は、賃借権の法定更新等が適用される農地法に基づく一般の賃貸借
とは異なり、契約期間の満了とともに所有者に農地が返還される(再設定
も可能)。
リスク
食品中にハザードが存在する結果として生じる健康への悪影響が起きる
可能性とその程度(健康への悪影響が発生する確率と影響の程度)。
ら行(つづき)
リスク管理
リスク評価の結果を踏まえて、すべての関係者と協議しながら、リスク
低減のための政策・措置について技術的な可能性、費用対効果などを検討
し、適切な政策・措置を決定、実施すること。
政策・措置の見直しを含む。
(食品の安全性に関する)
食品中に含まれるハザードを摂取することによって人の健康に悪影響を
リスク分析
及ぼす可能性がある場合に、その発生を防止し、またはそのリスクを最小
限にするための枠組みをいう。
リスク分析はリスク評価、リスク管理及びリスクコミュニケーションの
三つの要素からなっており、これらが相互に作用し合うことによって、リ
スク分析はよりよい成果が得られる。
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2 統計編成区分
種類
個別経営体1経営体
当たり
主副業別
主業経営体
準主業経営体
副業的経営体
定義
各種営農類型別経営統計作成経営体にその他経営に分類した経営体を加えた1経
営体当たり平均。
「個別経営体」を主副業別に分類した1経営体当たり平均。
農業所得が「農業+農業生産関連事業+農外所得」の50%以上で、65歳未満の農業
従事者(年間の自営農業従事日数が60日以上の者)がいる経営体。
農業所得が「農業+農業生産関連事業+農外所得」の50%未満で、65歳未満の農業
従事者がいる経営体。
65歳未満の農業従事者がいない経営体。
3 営農類型区分
種 類
水田作経営
養豚経営
採卵養鶏経営
ブロイラー養鶏経営
営農類型の分類基準
稲、麦類、雑穀、いも類、豆類、工芸農作物のうち、水田で作付けした作物の販売
収入合計が他の営農類型の農業販売収入と比べ最も多い経営
稲、麦類、雑穀、いも類、豆類、工芸農作物のうち、畑で作付けした作物の販売収
入合計が他の営農類型の農業販売収入と比べ最も多い経営
野菜の販売収入が他の営農類型の農業販売収入と比べ最も多い経営
野菜作経営のうち、露地野菜の販売収入が施設野菜の販売収入以上である経営
野菜作経営のうち、施設野菜の販売収入が露地野菜の販売収入より多い経営
果樹の販売収入が他の営農類型の農業販売収入と比べ最も多い経営
花きの販売収入が他の営農類型の農業販売収入と比べ最も多い経営
花き作経営のうち、露地花きの販売収入が施設花きの販売収入以上である経営
花き作経営のうち、施設花きの販売収入が露地花きの販売収入より多い経営
酪農の販売収入が他の営農類型の農業販売収入と比べ最も多い経営
肉用牛の販売収入が他の営農類型の農業販売収入と比べ最も多い経営
肉用牛経営のうち、繁殖用めす牛の飼養頭数を2倍した数が肥育牛の飼養頭数以上
である経営
肉用牛経営のうち、繁殖用めす牛の飼養頭数の2倍より肥育牛の飼養頭数が多い経
営
養豚の販売収入が他の営農類型の農業販売収入と比べ最も多い経営
採卵養鶏の販売収入が他の営農類型の農業販売収入と比べ最も多い経営
ブロイラー養鶏の販売収入が他の営農類型の農業販売収入と比べ最も多い経営
その他経営
上記の営農類型に分類されない経営
畑作経営
野菜作経営
露地野菜作経営
施設野菜作経営
果樹作経営
花き作経営
露地花き作経営
施設花き作経営
酪農経営
肉用牛経営
繁殖牛経営
肥育牛経営
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4 農家等分類
用
農
語
定
義
経営耕地面積が10アール以上の農業を営む世帯又は農産物販売金額が年間15万
円以上ある世帯(1990年以降の定義)
経営耕地面積30アール以上又は農産物販売金額が年間50万円以上の農家
家
販売農家
主業農家
農業所得が主(農家所得の50%以上が農業所得)で、1年間に60日以上自営農
業に従事している65歳未満の世帯員がいる農家
農外所得が主(農家所得の50%未満が農業所得)で、1年間に60日以上自営農
業に従事している65歳未満の世帯員がいる農家
1年間に60日以上自営農業に従事している65歳未満の世帯員がいない農家(主
業農家及び準主業農家以外の農家)
世帯員のなかに兼業従事者(1年間に30日以上他に雇用されて仕事に従事した
者又は農業以外の自営業に従事した者)が1人もいない農家
世帯員のなかに兼業従事者が1人以上おり、かつ農業所得の方が兼業所得より
も多い農家
世帯員のなかに兼業従事者が1人以上おり、かつ兼業所得の方が農業所得より
も多い農家
経営耕地面積が30アール未満で、かつ農産物販売金額が年間50万円未満の農家
準主業農家
副業的農家
専業農家
第1種兼業農家
第2種兼業農家
自給的農家
5 農業地域類型区分
区分
都市的地域
平地農業地域
中間農業地域
山間農業地域
基準指標(下記のいずれかに該当するもの)
可住地に占めるDID面積が5%以上で、人口密度500人以上またはDID人口2万人以
上の旧市区町村。
● 可住地に占める宅地等率が60%以上で、人口密度500人以上の旧市区町村。ただ
し、林野率80%以上のものは除く。
●耕地率20%以上かつ林野率50%未満の旧市区町村。ただし、傾斜20分の1以上の田
と傾斜8度以上の畑の合計面積の割合が90%以上のものを除く。
●耕地率20%以上かつ林野率50%以上で傾斜20分の1以上の田と傾斜8度以上の畑の
合計面積の割合が10%未満の旧市区町村。
●耕地率が20%未満で、「都市的地域」及び「山間農業地域」以外の旧市区町村。
●耕地率が20%以上で、「都市的地域」及び「平地農業地域」以外の旧市区町村。
●林野率80%以上かつ耕地率10%未満の旧市区町村。
●
注:1) 決定順位:都市的地域→山間農業地域→平地農業地域・中間農業地域
2) DID[人口集中地区]とは、人口密度が4,000人/㎢以上の国勢調査基本単位区がいくつか隣接し、合わせて人口5,000人
以上を有する地区をいう。
3) 傾斜は1筆ごとの耕作面の傾斜ではなく、団地としての地形上の主傾斜をいう。
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