スライド 1 - 和歌山大学

Computer Vision
• What is computer vision?
– “Making computers see”
Nice
sunset!
1台のカメラの場合
3次元の点
3次元物体
3次元の点が存在しうる直線
カメラ画面
カメラの光学中心
カメラ
物体からの光線
2台のカメラの場合
3次元物体
カメラ1
カメラ2
立体視
Stereo Vision (Stereopsis)
• Main problem – recover 3D depth(距離)
from two (or more) image views
●一つのカメラから得られた画像のみからでは、3D物体
の形状を一意に決定することができない
●2つ以上の異なる視点で得られた画像からはこのような
不定性を取り除き、形状を決定することができる
CV
Output:
Model
Real Scene
Cameras
Images
◎3Dシーンが2D平面に写像されたものとして画像データを捉える
◎2D画像→3Dシーンという逆写像を行い
◎元の3Dシーンの情報を復元することを処理の目的
三角測量の原理
3次元の点
視線1
視線2
q1
視点1
q2
Base line
視点2
ベースラインと2本の視線との角度(方向)が既知であれば、
2本の視線の交差点が決定できる。
2眼立体視の原理
1.異なる位置(視点)にカメラを2台を設置
する
⇒ ベースラインが決まる
2.2台のカメラを用いて同じ物体を撮影する
⇒ 物体上の各点への視線方向が分かる
3.二つの画像上の各点の対応付けを求める
⇒ 物体上の同じ点への2本の視線を求める
4.三角測量原理を用いて物体上の点の3次
元位置を計算する
2眼立体視の基本課題1
1.1 ベースラインを求める必要がある
ベースラインの表現方法1:
カメラ1を参照基準とし、カメラ2がカメラ
1に対する位置を求める
ベースラインの表現方法2:
カメラ2を参照基準とし、カメラ1がカメラ
2に対する位置を求める
ベースラインの表現方法3:
他の共通の参照座標系を決め、その座標系で
のカメラ1、カメラ2の位置を求める
2眼立体視の基本課題1(つづき)
1.2 ベースラインを求める方法
方法1:
直接測量する方法(困難)
方法2:
絶対的な3次元位置・形状が既知の基
準物体を撮影した画像から計算する方法
方法3:
3次元形状のみが既知で、絶対的な3
次元位置が既知でない基準物体を撮影し
た画像から計算する方法
2眼立体視の基本課題2
2.1 画像上の点の位置から視線方向を求める必
要がある
解決しなければならない課題:
1.撮影した画像上の各画素の座標をピンホー
ルカメラモデルの画像座標に変換する方法の
確立
2.2台のカメラ間の回転変換パラメータを求
める方法の確立
2眼立体視の基本課題2(つづき)
2.1.1 撮影した画像上の各画素の座標をピン
ホールカメラモデルの画像座標に変換する方法
この変換方法を確立するために、カメラ自身のさ
まざまなパラメータを求める必要がある。
例えば、レンズの焦点距離、光学中心の位置、画
素サイズの縦横比、レンズの歪み(変形)など
これらのパラメータは、カメラが固有なもので、
カメラの設置場所、方向に依存しないため、カメラ
の内部パラメータと呼ばれる。
これらのパラメータを求めることは、カメラの内
部パラメータの較正という。
レンズによる歪みの画像例
2眼立体視の基本課題2(つづき)
2.1.2
カメラの内部パラメータの較正法
基本的に、形状が既知の基準物体に対してを複数
の視点から撮影して、得られた複数の画像からカメ
ラの内部パラメータを推定する。
さまざまな基準物体(正方形の格子パターン、円
パターンなど)を用いて、さまざまな計算法が提案
され、実用化されている。
2眼立体視の基本課題2(つづき)
2.1.3 2台のカメラ間の回転変換パラメータ
を求める方法
2台のカメラ間の回転・移動変換パラメータはカ
メラが固有なものではなく、カメラの設置場所、方
向に依存するために、カメラの外部パラメータと呼
ばれる。
これらのパラメータを求めることは、カメラの外
部パラメータの較正という。
2眼立体視の基本課題3
3.1
カメラの外部パラメータの較正法
基本的に、内部パラメータの較正法と同様に、形
状が既知の基準物体(1個、複数個)に対して一回、
あるいは物体の位置・姿勢を変えて、複数回撮影し
て、得られた画像からカメラの外部パラメータを推
定する。
さまざまな基準物体(正方形の格子パターン、円
パターンなど)を用いて、さまざまな計算法が提案
され、実用化されている。
2眼立体視の基本課題3
3.1 対応付け問題
対応付け問題とは、2枚の画像から、同じ物体上
の同じ点の像を探す問題である。
? ?
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2眼立体視の基本課題3(つづき)
3.2 対応付け問題の解決方法
3.2.1 カメラの幾何学関係から、対応付け
可能な画素の限定
例えば、水平に配置された同じタイプの2台のカ
メラで撮影した画像では、対応している画素同士のY
座標が同じである。
左画像
右画像
2眼立体視の基本課題3(つづき)
3.2.2
素の限定
画像の特性から、対応付け可能な画
例えば、同じ物体上の同じ点の像であれば、色が
同じである(はず)、更に、その周辺も同じである
(はず)など。
左画像
右画像