医 薬 品 イ ン タ ビ ュ ー フ ォ ー ム 抗血小板剤 - ゼリア新薬工業

2012年12月(第6版)
日本標準商品分類番号 873399
医 薬 品 イ ン タ ビ ュ ー フ ォ ー ム
日本病院薬剤師会のIF記載要領(1998年9月)に準拠して作成
抗血小板剤
剤
規
一
格
・
般
含
形
内服ゼリー剤
量
シロスレット内服ゼリー 50mg: 1包(1.5g)中日局シロスタゾー
ル50mgを含有する。
シロスレット内服ゼリー100mg: 1包(3g)中日局シロスタゾール
100mgを含有する。
名
和名:シロスタゾール(JAN)
洋名:Cilostazol(JAN)
製造・輸入承認年月日・
薬 価 基 準 収 載 ・
発 売 年 月 日
製 造 承 認 年 月 日:2002年 3月14日
薬価基準収載年月日:2003年 7月 4日
発 売 年 月 日:2003年11月 7日
開発・製造・輸入・発売・ 製造販売元:日医工株式会社
提 携 ・ 販 売 会 社 名 発 売 元:ゼリア新薬工業株式会社
担 当 者 の 連 絡 先 ・
電話番号・FAX番号
本IFは2012年11月改訂の添付文書の記載に基づき作成した。
整理番号
ご自由にご利用下さい。
IF利用の手引きの概要
1.
-日本病院薬剤師会-
医薬品インタビューフォーム作成の経緯
当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者(以下、MRと略す)等にインタビューし、当該医
薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを、昭和63年
日本病院薬剤師会(以下、日病薬と略す)学術第2小委員会が「医薬品インタビューフォーム」
(以
下、IFと略す)として位置付けを明確化し、その記録様式を策定した。そして、平成10年日病薬学
術第3小委員会によって新たな位置付けとIF記載要領が策定された。
2.
IFとは
IFは「医療用医薬品添付文書等の情報を補完し、薬剤師等の医療従事者にとって日常業務に必要
な医薬品の適正使用や評価のための情報あるいは薬剤情報提供の裏付けとなる情報等が集約された
総合的な医薬品解説書として、日病薬が記載要領を策定し、薬剤師等のために当該医薬品の製薬企
業に作成及び提供を依頼している学術資料」と位置付けられる。
しかし、薬事法の規制や製薬企業の機密等に関わる情報、製薬企業の製剤意図に反した情報及び薬
剤師自らが評価・判断・提供すべき事項等はIFの記載事項とはならない。
3.
IFの様式・作成・発行
規格はA4判、横書きとし、原則として9ポイント以上の字体で記載し、印刷は一色刷りとする。表紙
の記載項目は統一し、原則として製剤の投与経路別に作成する。IFは日病薬が策定した「IF記
載要領」に従って記載するが、本IF記載要領は、平成11年1月以降に承認された新医薬品から適用
となり、既発売品については「IF記載要領」による作成・提供が強制されるものではない。また、
再審査及び再評価(臨床試験実施による)がなされた時点ならびに適応症の拡大等がなされ、記載
内容が大きく異なる場合にはIFが改訂・発行される。
4.
IFの利用にあたって
IF策定の原点を踏まえ、MRへのインタビュー、自己調査のデータを加えてIFの内容を充実さ
せ、IFの利用性を高めておく必要がある。
MRへのインタビューで調査・補足する項目として、開発の経緯、製剤的特徴、薬理作用、臨床成
績、非臨床試験等の項目が挙げられる。また、随時改訂される使用上の注意等に関する事項に関し
ては、当該医薬品の製薬企業の協力のもと、医療用医薬品添付文書、お知らせ文書、緊急安全性情
報、Drug Safety Update(医薬品安全対策情報)等により薬剤師等自らが加筆、整備する。そのた
めの参考として、
表紙の下段にIF作成の基となった添付文書の作成又は改訂年月を記載している。
なお適正使用や安全確保の点から記載されている「臨床成績」や「主な外国での発売状況」に関す
る項目等には承認外の用法・用量、効能・効果が記載されている場合があり、その取扱いには慎重
を要する。
目
Ⅰ. 概要に関する項目 ……………………………1
1. 開発の経緯 …………………………………1
2. 製品の特徴及び有用性 ……………………1
Ⅱ. 名称に関する項目 ……………………………2
1. 販売名 ………………………………………2
2. 一般名 ………………………………………2
3. 構造式又は示性式 …………………………2
4. 分子式及び分子量 …………………………2
5. 化学名(命名法) …………………………2
6. 慣用名、別名、略号、記号番号 …………2
7. CAS登録番号 ………………………………2
Ⅲ. 有効成分に関する項目 ………………………3
1. 有効成分の規制区分 ………………………3
2. 物理化学的性質 ……………………………3
3. 有効成分の各種条件下における安定性 …3
4. 有効成分の確認試験法 ……………………3
5. 有効成分の定量法 …………………………3
Ⅳ. 製剤に関する項目 ……………………………4
1. 剤 形 ………………………………………4
2. 製剤の組成 …………………………………4
3. 製剤の各種条件下における安定性 ………5
4. 他剤との配合変化(物理化学的変化) …5
5. 混入する可能性のある夾雑物 ……………5
6. 製剤中の有効成分の確認試験法 …………5
7. 製剤中の有効成分の定量法 ………………5
8. 容器の材質 …………………………………6
Ⅴ. 治療に関する項目 ……………………………7
1. 効能又は効果 ………………………………7
2. 用法及び用量 ………………………………7
3. 臨床成績 ……………………………………7
Ⅵ. 薬効薬理に関する項目 ………………………8
1. 薬理学的に関連ある化合物又は化合物群
………………………………………………8
2. 薬理作用 ……………………………………8
Ⅶ. 薬物動態に関する項目 ………………………9
1. 血中濃度の推移・測定法 …………………9
2. 薬物速度論的パラメータ …………………9
3. 吸 収 ……………………………………10
次
4.
5.
6.
7.
分 布 ……………………………………10
代 謝 ……………………………………11
排 泄 ……………………………………11
透析等による除去率 ……………………11
Ⅷ. 安全性(使用上の注意等)に関する項目 ……12
1. 警告内容とその理由 ……………………12
2. 禁忌内容とその理由 ……………………12
3. 効能・効果に関連する使用上の注意とそ
の理由 ……………………………………12
4. 用法・用量に関連する使用上の注意とそ
の理由 ……………………………………12
5. 慎重投与内容とその理由…………………12
6. 重要な基本的注意とその理由及び処置方
法 …………………………………………13
7. 相互作用とその理由 ……………………13
8. 副作用 ……………………………………14
9. 高齢者への投与 …………………………16
10. 妊婦、産婦、授乳婦等への投与 ………16
11. 小児等への投与 …………………………16
12. 臨床検査結果に及ぼす影響 ……………16
13. 過量投与 …………………………………16
14. 適用上及び薬剤交付時の注意(患者等に
留意すべき必須事項等) ………………17
15. その他の注意 ……………………………17
16. その他 ……………………………………18
Ⅸ. 非臨床試験に関する項目 ……………………19
1. 一般薬理 …………………………………19
2. 毒 性 ……………………………………19
Ⅹ. 取扱い上の注意等に関する項目 ……………20
1. 有効期間又は使用期限 …………………20
2. 貯法・保存条件 …………………………20
3. 薬剤取扱い上の注意点 …………………20
4. 包 装 ……………………………………20
5. 同一成分・同効薬 ………………………20
6. 国際誕生年月日 …………………………20
7. 製造・輸入承認年月日及び承認番号 …20
8. 薬価基準収載年月日 ……………………20
9. 効能・効果追加、用法・用量変更追加等
の年月日及びその内容 …………………20
10. 再審査結果、再評価結果公表年月日及び
その内容 …………………………………20
11. 再審査期間 ………………………………20
12. 長期投与の可否 …………………………20
13. 厚生労働省薬価基準収載医薬品コード
……………………………………………21
14. 保険給付上の注意 ………………………21
Ⅹ
Ⅰ. 文 献 ………………………………………22
1. 引用文献 …………………………………22
2. その他の参考文献 ………………………22
ⅩⅡ. 参考資料 ……………………………………23
主な外国での発売状況 ………………………23
ⅩⅢ. 備 考 ………………………………………24
その他の関連資料 ……………………………24
文献請求先 ……………………………………24
Ⅰ. 概要に関する項目
1. 開発の経緯
シロスレット内服ゼリーは、シロスタゾールを主成分とする抗血小板剤
である。1978年に大塚製薬株式会社にて合成されたシロスタゾールは、
2-(1H )キノリンを骨格とする抗血小板剤で、血小板凝集抑制作用と末梢
血管拡張作用を併せ持つ新しいタイプの薬物である。我が国では1988年
に承認・発売され、その後中国や東南アジアでも発売されている。臨床
的には、1日2回投与により慢性動脈閉塞症に基づく潰瘍・疼痛・冷感等
の虚血性諸症状に効果及び安全性が確認された薬物である。
現在ある経口製剤の中では、錠剤が最も服用しやすいと評価が高いが、
大きすぎて喉につかえる、小さすぎて取り扱いにくい等の問題が時とし
てある。また、嚥下障害のある患者や高齢で嚥下力の衰えている患者に
は、苦痛を伴うことがある。厚生省(現厚生労働省)のシルバーサイエ
ンス研究班がレポートした「高齢者への投与薬剤に関する実態調査と高
齢者に投与最適な新規製剤の作成」1) によると、将来、高齢者が希望す
る剤形としては半固形状のゼリー、ヨーグルト及びプリンがあげられて
いた。特にゼリーに関しては、喉ごしが良くむせずにスムーズに服用で
きる。錠剤に比べ多量の薬物を含量できる。液剤に比べ苦味等をマスク
しやすい等の特性をもち、食品などとの誤認に注意すれば、服用しやす
い医薬品の剤形として有用性があると報告された。
これらのことから、シロスタゾールの服薬コンプライアンスの向上を目
的とした分包ゼリー剤を開発し、2002年3月に承認を取得した。
2. 製品の特徴及び有用性
(1) 半固形状のゼリー製剤であり、散・顆粒剤のように口中に拡散する
ことなく、また、喉ごしが良いため、錠剤およびカプセル剤より服
用しやすく、嚥下力の低下している高齢者向きの製剤である。
(2) 本ゼリー剤は、食感がよく、適度な味覚及び芳香を有する。
(3) 本ゼリー剤は、通常の保存条件下で長期間保存しても安定した物性
を保持できる。
(4) 1回飲みきりのスティック包装とし、携帯に便利である。
(5) 容器内に空気を充填しているため、その空気部分を押すことで、容
易に薬剤を取り出し服用できる。
-1-
Ⅱ. 名称に関する項目
1. 販売名
(1) 和 名
シロスレット®内服ゼリー 50mg
シロスレット®内服ゼリー 100mg
(2) 洋 名
Ciloslet® Oral Jelly 50mg
Ciloslet® Oral Jelly 100mg
(3) 名称の由来
シロスタゾール(Cilostazol)と血小板(platlet)に由来する。
2. 一般名
(1) 和 名(命名法)
シロスタゾール(JAN)
(2) 洋 名(命名法)
Cilostazol(JAN)
3. 構造式又は示性式
4. 分子式及び分子量
分子式:C20H27N5O2
分子量:369.46
5. 化学名(命名法)
化学名:6-[4-(1-Cyclohexyl-1H -tetrazol-5-yl)-butyloxy]-3,4
-dihydroquinolin-2(1H )-one(IUPAC)
6. 慣用名、別名、略号、
記号番号
特になし
7. CAS登録番号
73963-72-1
-2-
Ⅲ. 有効成分に関する項目
1. 有効成分の規制区分
2. 物理化学的性質
(1) 外観・性状
白色~微黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。
(2) 溶解性
溶
メ
タ
媒
ノ
ー
溶
ル
解 性
溶けにくい
エ タ ノ ー ル (99.5)
〃
ア セ ト ニ ト リ ル
〃
水
ほとんど溶けない
(3) 吸湿性
吸湿性なし
(4) 融点(分解点)、沸点、
凝固点
融点:158~162℃
(5) 酸塩基解離定数
該当資料なし
(6) 分配係数
該当資料なし
(7) その他の主な示性値
該当資料なし
3. 有効成分の各種条件下
における安定性
該当資料なし
4. 有効成分の確認試験法
日局「確認試験法」による
5. 有効成分の定量法
日局「定量法」による
-3-
Ⅳ. 製剤に関する項目
1. 剤
形
(1) 剤形の区別及び性状
成分・含量
シロスレット 1包(1.5g)中
内服ゼリー50mg 日局シロスタゾール50mg
シロスレット 1包(3g)中
内服ゼリー100mg 日局シロスタゾール100mg
外形(約cm)
剤形
外観性状
pH
白色~微黄白色の
内服
ゼリー剤で、芳香 6.0~7.0
ゼリー剤
があり、味は甘い。
シロスレット内服ゼリー50mg
シロスレット内服ゼリー100mg
多層フィルム製容器(ラミネート容器)
(2) 製剤の物性
pH 6.0~7.0
(3) 識別コード
記載なし
2. 製剤の組成
(1) 有効成分(活性成分)
の含量
シロスレット内服ゼリー 50mg:1包(1.5g)中日局シロスタゾール50mg
を含有する。
シロスレット内服ゼリー100mg:1包(3g)中日局シロスタゾール100mg
を含有する。
(2) 添加物
カラギーナン、カロブビーンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、グリセ
リン、D-ソルビトール、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレ
ン(30)グリコール、クエン酸ナトリウム、クエン酸、パラオキシ安息
香酸プロピル、香料、エタノール
-4-
Ⅳ. 製剤に関する項目
3. 製剤の各種条件下にお
ける安定性 2)
25℃、60%RHの条件下で36ヶ月間及び光照射条件下、室温(白色蛍光ラ
ンプ 500 lux)で100日間、25℃(メタルハライドランプ 12,000 lux)
で100時間保存して試験を実施した結果、いずれの試験項目においても変
化は認められなかった。
試験項目:性状、確認試験(苛酷試験は除く)
、pH、含量均一性試験(苛
酷試験は重量変化)、微生物限度試験(苛酷試験は除く)、溶
出試験(苛酷試験は除く)及び有効成分の含量
保
存
条
長期保存試験
件
保存形態
保存期間
25℃、60%RH
最終包装※1
36ヵ月
ラミネート容器に充てん
40℃
50℃
苛
(一次包装)
変化なし
ラミネート容器に充てん
水の蒸散に伴
(一次包装)
3ヵ月
(一次包装)
ラミネート容器に充てん
凍結
験
光照射
(一次包装)
室温
ラミネート容器に充てん
(白色蛍光ランプ
(一次包装)
500 lux)
アルミ包装(二次包装)
光照射
25℃
(メタルハライド
ラミネート容器に充てん
(一次包装)
ランプ 12,000 lux)アルミ包装(二次包装)
加速試験
40℃、75%RH
最終包装※1
う、重量の減少
僅かな離水層が
認められた
水の蒸散に伴
3ヵ月
アルミ包装(二次包装)
試
う、重量の減少
アルミ包装(二次包装)
ラミネート容器に充てん
60℃
果
変化なし
水の蒸散に伴
3ヵ月
アルミ包装(二次包装)
酷
結
う、重量の減少
僅かな離水層が
認められた
2週間
100日
(120万 lux・hr)
100時間
(120万 lux・hr)
6ヵ月
変化なし
変化なし
変化なし
変化なし
※1: ラミネート容器(多層フィルム製容器・一次包装)に充てんして、アルミ包装(二次包装)
後、紙箱に入れたもの
4. 他剤との配合変化(物
理化学的変化)
該当資料なし
5. 混入する可能性のある
夾雑物
該当資料なし
6. 製剤中の有効成分の確
認試験法
(1) 呈色反応
(2) 紫外吸収スペクトル測定法(波長 255~259nm)
(3) 薄層クロマトグラフィー
7. 製剤中の有効成分の定
量法
液体クロマトグラフィー
-5-
Ⅳ. 製剤に関する項目
8. 容器の材質
多層フィルム製容器(ラミネート容器)
組成:ポリエチレン、シリカ蒸着ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレート
-6-
Ⅴ. 治療に関する項目
1. 効能又は効果
慢性動脈閉塞症に基づく潰瘍、疼痛及び冷感等の虚血性諸症状の改善
脳梗塞(心原性脳塞栓症を除く)発症後の再発抑制
2. 用法及び用量
通常、成人には、シロスタゾールとして1回100mgを1日2回経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
3. 臨床成績
(1) 臨床効果
該当資料なし
(2) 臨床薬理試験:忍容
性試験
該当資料なし
(3) 探索的試験:用量反
応探索試験
該当資料なし
(4) 検証的試験
1) 無作為化平行用量
反応試験
該当資料なし
2) 比較試験
該当資料なし
3) 安全性試験
該当資料なし
4) 患者・病態別試験
該当資料なし
(5) 治療的使用
1) 使用成績調査・特
別調査・市販後臨
床試験
実施していない
2) 承認条件として実
施予定の内容又は
実施した試験の概
要
該当しない
-7-
Ⅵ. 薬効薬理に関する項目
1. 薬理学的に関連ある化
合物又は化合物群
(1) 抗血小板剤
:アスピリン、ジピリダモール、チクロピジン塩酸
塩など
(2) 末梢血管拡張剤:リマプロスト アルファデクス、アルプロスタジ
ル、トコフェロールニコチン酸エステルなど
2. 薬理作用
(1) 作用部位・作用機序
該当資料なし
(2) 薬効を裏付ける試験
成績
該当資料なし
-8-
Ⅶ. 薬物動態に関する項目
1. 血中濃度の推移・測定
法
(1) 治療上有効な血中濃
度
該当資料なし
(2) 最高血中濃度到達時
間 3)
シロスレット内服ゼリー100mg:投与後約4時間(シロスタゾールとして
100mg経口投与)
(3) 通常用量での血中濃
度 3)
(4) 中毒症状を発現する
濃度
「Ⅶ-2-(2) バイオアベイラビリティ」の項参照。
該当資料なし
2. 薬物速度論的パラメー
タ
(1) 吸収速度定数
該当資料なし
(2) バイオアベイラビリ
ティ3)
生物学的同等性試験
シロスレット内服ゼリー100mg1包(シロスタゾール100mg)と標準製剤1
錠(シロスタゾール100mg)を、クロスオーバー法によりそれぞれ健康成
人男子に絶食単回経口投与して血漿中シロスタゾール濃度を測定し、得
られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統
計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤
の生物学的同等性が確認された。
判定パラメータ
参考パラメータ
AUC0→48
(ng・hr/mL)
Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)
T1/2α
(hr)
T1/2β
(hr)
シロスレット
内服ゼリー100mg
7419.0±2811.4
636.5±259.1
4.0±1.3
2.1
13.6
標準製剤
(錠剤、100mg)
7654.5±2184.0
612.5±221.4
3.4±1.0
1.7
15.0
(Mean±S.D.,n=23)
-9-
Ⅶ. 薬物動態に関する項目
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採
取回線・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
(3) 消失速度定数 3)
シロスレット内服ゼリー 50mg:該当資料なし
シロスレット内服ゼリー100mg:0.0662±0.0410 hr-1
(4) クリアランス
該当資料なし
(5) 分布容積
該当資料なし
(6) 血漿蛋白結合率
該当資料なし
3. 吸
収
4. 分
布
該当資料なし
(1) 血液-脳関門通過性
該当資料なし
(2) 胎児への移行性
該当資料なし
(3) 乳汁中への移行性
該当資料なし
(4) 髄液への移行性
該当資料なし
(5) その他の組織への移
行性
該当資料なし
-10-
Ⅶ. 薬物動態に関する項目
5. 代
謝
(1) 代謝部位及び代謝経
路
該当資料なし
(2) 代謝に関与する酵素
(CYP450等)の分子種
該当資料なし
(3) 初回通過効果の有無
及びその割合
該当資料なし
(4) 代謝物の活性の有無
及び比率
該当資料なし
(5) 活性代謝物の速度論
的パラメータ
該当資料なし
6. 排
泄
(1) 排泄部位
該当資料なし
(2) 排泄率
該当資料なし
(3) 排泄速度
該当資料なし
7. 透析等による除去率
(1) 腹膜透析
該当資料なし
(2) 血液透析
該当資料なし
(3) 直接血液灌流
該当資料なし
-11-
Ⅷ. 安全性(使用上の注意等)に関する項目
1. 警告内容とその理由
【警 告】
本剤の投与により脈拍数が増加し、狭心症が発現することがあるので、
狭心症の症状(胸痛等)に対する問診を注意深く行うこと。
[他社が実
施した脳梗塞再発抑制効果を検討する試験において、長期にわたりPRP
(pressure rate product)を有意に上昇させる作用が認められた。ま
た、シロスタゾール投与群に狭心症を発現した症例がみられた。]
(
「慎
重投与(4)」の項、
「重要な基本的注意(3)」の項、
「副作用 1)重大な副
作用(1)うっ血性心不全、心筋梗塞、狭心症、心室頻拍)
」の項参照)
2. 禁忌内容とその理由
【禁忌(次の患者には投与しないこと)
】
(1) 出血している患者(血友病、毛細血管脆弱症、頭蓋内出血、消化
管出血、尿路出血、喀血、硝子体出血等)
[出血を助長するおそれ
がある。]
(2) うっ血性心不全の患者[症状を悪化させるおそれがある。
]
(「重要な基本的注意(3)」の項参照)
(3) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
(4) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(
「妊婦、産婦、授乳婦等
への投与」の項参照)
3. 効能・効果に関連する
使用上の注意とその理
由
無症候性脳梗塞における本剤の脳梗塞発作の抑制効果は検討されていな
い。
4. 用法・用量に関連する
使用上の注意とその理
由
該当しない
5. 慎重投与内容とその理
由
慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
(1) 抗凝固剤(ワルファリン等)、血小板凝集を抑制する薬剤(アスピ
リン、チクロピジン塩酸塩、クロピドグレル硫酸塩等)、血栓溶解
剤(ウロキナーゼ、アルテプラーゼ等)、プロスタグランジンE1
製剤及びその誘導体(アルプロスタジル、リマプロスト アルファ
デクス等)を投与中の患者(
「相互作用」の項参照)
(2) 月経期間中の患者[出血を助長するおそれがある。]
(3) 出血傾向並びにその素因のある患者[出血した時、それを助長する
おそれがある。
]
-12-
Ⅷ. 安全性(使用上の注意等)に関する項目
(4) 冠動脈狭窄を合併する患者[本剤投与による脈拍数増加により狭
心症を誘発する可能性がある。
](
「警告」の項、
「重要な基本的注
意(3)」の項、「副作用 1)重大な副作用(1)うっ血性心不全、心筋
梗塞、狭心症、心室頻拍」の項参照)
(5) 糖尿病あるいは耐糖能異常を有する患者[出血性有害事象が発現
しやすい。
]
(6) 重篤な肝障害のある患者[シロスタゾールの血中濃度が上昇する
おそれがある。
]
(7) 腎障害のある患者[腎機能が悪化するおそれがある。また、シロ
スタゾールの代謝物の血中濃度が上昇するおそれがある。
(「副作
用 (1)重大な副作用 7)急性腎不全」の項参照)
]
(8) 持続して血圧が上昇している高血圧の患者(悪性高血圧等(
「その
他の注意(2)」の項参照)
6. 重要な基本的注意とそ
の理由及び処置方法
重要な基本的注意
(1)本剤の脳梗塞患者に対する投与は脳梗塞の症状が安定してから開
始すること。
(2)脳梗塞患者への投与にあたっては、他の血小板凝集を抑制する薬
剤等との相互作用に注意するとともに、高血圧が持続する患者へ
の投与は慎重に行ない、投与中は十分な血圧コントロールを行う
こと。(
「慎重投与(1)
」の項、「相互作用」の項参照)
(3) 冠動脈狭窄を合併する患者で、本剤を投与中に過度の脈拍数増加
があらわれた場合には、狭心症を誘発する可能性があるので、こ
のような場合には減量又は中止するなどの適切な処置を行うこ
と。(
「警告」の項、
「慎重投与(4)」の項、「副作用 1)重大な副作
用(1)うっ血性心不全、心筋梗塞、狭心症、心室頻拍」の項参照)
(4) 本剤はPDE3阻害作用を有する薬剤である。海外においてPDE3阻害
作用を有する薬剤(ミルリノン、ベスナリノン)に関しては、うっ
血性心不全(NYHA分類Ⅲ~Ⅳ)患者を対象にしたプラセボ対照長
期比較試験において、生存率がプラセボより低かったとの報告が
ある。また、うっ血性心不全を有しない患者において、本剤を含
むPDE3阻害剤を長期投与した場合の予後は明らかではない。
7. 相互作用とその理由
(1) 併用禁忌とその理由
該当しない
-13-
Ⅷ. 安全性(使用上の注意等)に関する項目
(2) 併用注意とその理由
本剤は、主として肝代謝酵素CYP3A4及び一部CYP2D6、CYP2C19で代謝され
る。
併用注意(併用に注意すること)
薬 剤 名 等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
抗凝固剤
ワルファリン等
血小板凝集を抑制する薬剤
アスピリン、
チクロピジン塩酸塩、
クロピトグレル硫酸塩等
血栓溶解剤
ウロキナーゼ、
アルテプラーゼ等
プロスタグランジンE1製剤及びそ
の誘導体
アルプロスタジル、
リマプロスト アルファデクス等
出血した時、それを助 本剤は血小板凝集抑
長するおそれがある。 制作用を有するため、
併用時には出血等の これら薬剤と併用す
副作用を予知するた ると出血を助長する
め、血液凝固能検査等 おそれがある。
を十分に行う。
薬物代謝酵素(CYP3A4)を阻害す
る薬剤
マクロライド系抗生物質
(エリスロマイシン等)
HIVプロテアーゼ阻害剤
(リトナビル等)
アゾール系抗真菌剤(イトラコ
ナゾール、ミコナゾール等)
シメチジン、
ジルチアゼム塩酸塩等
グレープフルーツジュース
本剤の作用が増強す
るおそれがある。併用
する場合は減量ある
いは低用量から開始
するなど注意するこ
と。
また、グレープフルー
ツジュースとの同時
服用をしないように
注意すること。
これらの薬剤あるい
はグレープフルーツ
ジュースの成分が
CYP3A4を阻害するこ
とにより、本剤の血中
濃度が上昇すること
がある。
薬物代謝酵素(CYP2C19)を阻害す 本剤の作用が増強す こ れ ら の 薬 剤 が
るおそれがある。併用 CYP2C19を阻害するこ
る薬剤
する場合は減量ある とにより、本剤の血中
オメプラゾール等
いは低用量から開始 濃度が上昇すること
するなど注意するこ がある。
と。
(3) 食物、嗜好品等によ
る影響
該当しない
8. 副作用
(1) 副作用の概要
1) 重大な副作用と初
期症状(頻度不明)
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施してい
ない。
(1) うっ血性心不全、心筋梗塞、狭心症、心室頻拍:
うっ血性心不全、心筋梗塞、狭心症、心室頻拍があらわれるこ
とがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切
な処置を行うこと。
-14-
Ⅷ. 安全性(使用上の注意等)に関する項目
(2) 出 血:
<脳出血等の頭蓋内出血>
脳出血等の頭蓋内出血(初期症状:頭痛、悪心・嘔吐、意識障害、
片麻痺等)があらわれることがある。このような場合には投与を
中止し、適切な処置を行うこと。
<肺出血、消化管出血、鼻出血、眼底出血等>
肺出血、消化管出血、鼻出血、眼底出血等があらわれることがあ
る。このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
(3)胃・十二指腸潰瘍:
出血を伴う胃・十二指腸潰瘍があらわれることがあるので、観察
を十分に行ない、異常が認められた場合には投与を中止し、適切
な処置を行うこと。
(4) 汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少:
汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少があらわれることがあるの
で、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、
適切な処置を行うこと。
(5) 間質性肺炎:
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部Ⅹ線異常、好酸球増多を伴う間質性
肺炎があらわれることがある。このような場合には投与を中止し、
副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
(6) 肝機能障害、黄疸:
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、LDH 等の上昇や黄疸があらわれる
ことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には
投与を中止し、適切な処置を行うこと。
(7) 急性腎不全:
急性腎不全があらわれることがあるので、腎機能検査を行うなど
観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適
切な処置を行うこと。
2) その他の副作用
頻
過
敏
症
注1)
度 不 明
発疹、皮疹、蕁麻疹、そう痒感、光線過敏症、紅斑等
動悸、頻脈、ほてり、血圧上昇、心房細動、上室性頻拍、上室
性期外収縮、心室性期外収縮等の不整脈、血圧低下等
注2) 頭痛・頭重感、めまい、不眠、しびれ感、眠気、振戦、肩こり、
精神神経系
失神・一過性の意識消失等
腹痛、悪心・嘔吐、食欲不振、下痢、胸やけ、腹部膨満感、味
消
化
器
覚異常、口渇等
循
環
血
器
注2)
液 貧血、白血球減少、好酸球増多等
出 血 傾 向 皮下出血、血尿等
肝
臓 AST(GOT)
、ALT(GPT)
、Al-P、LDHの上昇等
腎
臓 BUN上昇、クレアチニン上昇、尿酸値上昇、頻尿、排尿障害等
そ
の
他
発汗、浮腫、胸痛、血糖上昇、耳鳴、疼痛、倦怠感、脱力感、
結膜炎、発熱、脱毛、筋痛
注1) このような場合には投与を中止すること。
注2) このような場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
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Ⅷ. 安全性(使用上の注意等)に関する項目
(2) 項目別副作用発現率
及び臨床検査値異常
一覧
該当資料なし
(3) 基礎疾患、合併症、
重症度及び手術の有
無等背景別の副作用
発現率
該当資料なし
(4) 薬物アレルギーに対
する注意及び試験法
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者には投与禁忌。
また、本剤により、発疹、皮疹、蕁麻疹、・痒感等、光線過敏症があら
われた場合には投与を中止すること。
9. 高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意す
ること。
10. 妊婦、産婦、授乳婦等
への投与
(1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[動
物実験(ラット)で異常胎児の増加並びに出生児の低体重及び死亡
児の増加が報告されている。]
(2) 授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。
[動物実験
(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。
]
11. 小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立し
ていない。(使用経験が少ない)。
12. 臨床検査結果に及ぼす
影響
該当資料なし
13. 過量投与
該当資料なし
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Ⅷ. 安全性(使用上の注意等)に関する項目
14. 適用上及び薬剤交付時
の注意(患者等に留意
すべき必須事項等)
適用上の注意
(1) 投与経路 :内服用にのみ使用させること。
(2) 服用時
:開封後は速やかに服用し、残分は廃棄させること。
(3) 薬剤交付時:包装のまま服用しないように指導すること。
使用方法
【取扱い上の注意】
(1) 誤用を避けるため、他の容器に移しかえて保存しないこと。
(2) 小児の手の届かないところに保存すること。
(3) 高温になる所には保管しないこと。
(4) 上に重いものをのせないこと。
(5) 携帯するときは、折り曲げないように注意すること。
15. その他の注意
(1) イヌを用いた13週間経口投与毒性試験及び52週間経口投与毒性試
験において、高用量で左心室心内膜の肥厚及び冠状動脈病変が認
められ、無毒性量はそれぞれ30mg/kg/day、12mg/kg/dayであった。
ラット及びサルでは心臓の変化は認められなかった。1週間静脈内
投与心臓毒性試験では、イヌに左心室心内膜、右心房心外膜及び
冠状動脈の変化がみられ、サルでは軽度の左心室心内膜の出血性
変化が認められた。他のPDE阻害剤や血管拡張剤においても動物に
心臓毒性が認められており、特にイヌは発現しやすい動物種であ
ると報告されている。
(2) 遺伝的に著しく高い血圧が持続し脳卒中が発症するとされている
SHR-SP(脳卒中易発症高血圧自然発症ラット)において、シロス
タゾール0.3%混餌投与群は対照群に比較して生存期間の短縮が
認められた(平均寿命:シロスタゾール群40.2週、対照群43.5週)
。
(3) 他社が実施した脳梗塞再発抑制効果を検討する試験において、シ
ロスタゾール群に糖尿病の発症例及び悪化例が多くみられた。
(4) シロスタゾール100mgとHMG-CoA還元酵素阻害薬ロバスタチン(国
内未承認)80mgを併用投与したところ、ロバスタチン単独投与に
比べてロバスタチンのAUCが64%増加したとの海外報告がある。
-17-
Ⅷ. 安全性(使用上の注意等)に関する項目
16. その他
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Ⅸ. 非臨床試験に関する項目
1. 一般薬理
2. 毒
該当資料なし
性
(1) 単回投与毒性試験
(LD50mg/kg)
該当資料なし
(2) 反復投与毒性試験
該当資料なし
(3) 生殖発生毒性試験
該当資料なし
(4) その他の特殊毒性
該当資料なし
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Ⅹ. 取扱い上の注意等に関する項目
1. 有効期間又は使用期限
使用期限:3年(安定性試験結果に基づく)
2. 貯法・保存条件
室温保存
3. 薬剤取扱い上の注意点
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
4. 包
シロスレット内服ゼリー 50mg:1.5g×100包
シロスレット内服ゼリー100mg:3g×100包
装
誤用を避けるため、他の容器に移しかえて保存しないこと。
小児の手のとどかないところに保存すること。
高温になる所には保管しないこと。
上に重いものをのせないこと。
携帯するときは、折り曲げないように注意すること。
5. 同一成分・同効薬
同一成分:プレタール錠(大塚製薬)等
同効薬 :チクロピジン塩酸塩等
6. 国際誕生年月日
不
7. 製造・輸入承認年月日
及び承認番号
製造承認年月日:2002年3月14日
承認番号
:シロスレット内服ゼリー 50mg;21400AMZ00306000
シロスレット内服ゼリー100mg;21400AMZ00305000
8. 薬価基準収載年月日
2003年7月4日
9. 効能・効果追加、用法・
用量変更追加等の年月
日及びその内容
2010年10月13 日付で「脳梗塞(心原性脳塞栓症を除く)発症後の再発抑
制」の効能追加
10. 再審査結果、再評価結
果公表年月日及びその
内容
該当しない
11. 再審査期間
該当しない
12. 長期投与の可否
該当しない
明
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Ⅹ. 取扱い上の注意等に関する項目
13. 厚生労働省薬価基準収
載医薬品コード
シロスレット内服ゼリー 50mg;3399002Q1029
シロスレット内服ゼリー100mg;3399002Q2025
14. 保険給付上の注意
特になし
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ⅩⅠ. 文
献
1. 引用文献
1) 杉原正泰,他:高齢者に投与最適な新規製剤及び新規包装容器の作
成研究.
厚生省シルバーサイエンス研究報告,1989.
2) 日医工株式会社 社内資料:安定性試験
3) 日医工株式会社 社内資料:生物学的同等性試験
2. その他の参考文献
な
し
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ⅩⅡ. 参考資料
主な外国での発売状況
該当しない
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ⅩⅢ. 備
考
その他の関連資料
な
文献請求先
ゼリア新薬工業株式会社 お客様相談室
〒103-8351 東京都中央区日本橋小舟町10-11
TEL(03)3661-0277
FAX(03)3663-2352
し
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