ワシュライト® ワシュライト® - ポーラファルマ

2007年 4月 作 成 ( 新 様 式 第 2版 )
日本標準商品分類番号
877321
医薬品インタビューフォーム
日 本 病 院 薬 剤 師 会 の IF記 載 要 領 ( 1998年 9月 ) に 準 拠 し て 作 成
化学的滅菌・殺菌消毒剤
(医療用器具・機器・装置専用)
ワシュライト ®2 / %液
ワシュライト ®20 / %液
劇
薬
指定医薬品
W
V
劇
薬
指定医薬品
W
V
WASHLITE
グルタラール製剤
剤
形
液剤
規
格 ・ 含
量
ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V% 液 : グ ル タ ル ア ル デ ヒ ド 2W/V%
ワ シ ュ ラ イ ト 20W/V% 液 : グ ル タ ル ア ル デ ヒ ド 20W/V%
一
般
名
和名:グルタラール
洋 名 : Glutaral
製造販売承認年月日・
薬価基準収載年月日・
発 売 年 月 日
開発・製造販売・
提携・販売会社名
製造販売承認年月日
薬価基準収載年月日
発 売 年 月 日
2%
1996年 2月 21日
対象外
1996年 3月 15日
製造販売元:株式会社ポーラファルマ
担当者の連絡先・
電 話 番 号 ・ FAX番 号
本 IFは 2007年 4月 改 訂 の 添 付 文 書 の 記 載 に 基 づ き 作 成 し た 。
20%
1996年 1月 16日
対象外
1996年 3月 4日
IF利用の手引きの概要
-日本病院薬剤師会-
1.医薬品インタビューフォーム作成の経緯
当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者(以下、MRと略す)等にインタビューし、当該
医薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを、昭
和63年日本病院薬剤師会(以下、日病薬と略す)学術第2小委員会が「医薬品インタビューフォ
ーム」(以下、IFと略す)として位置付けを明確化し、その記載様式を策定した。そして、平
成10年日病薬学術第3小委員会によって新たな位置付けとIF記載要領が策定された。
2.IFとは
IFは「医療用医薬品添付文書等の情報を補完し、薬剤師等の医療従事者にとって日常業務に必
要な医薬品の適正使用や評価のための情報あるいは薬剤情報提供の裏付けとなる情報等が集約
された総合的な医薬品解説書として、日病薬が記載要領を策定し、薬剤師等のために当該医薬
品の製薬企業に作成及び提供を依頼している学術資料」と位置付けられる。
しかし、薬事法の規制や製薬企業の機密等に関わる情報,製薬企業の製剤意図に反した情報及
び薬剤師自らが評価・判断・提供すべき事項等はIFの記載事項とはならない。
3.IFの様式・作成・発行
規格はA4判、横書きとし、原則として9ポイント以上の字体で記載し、印刷は一色刷りとする。
表紙の記載項目は統一し、原則として製剤の投与経路別に作成する。IFは日病薬が策定した「IF
記載要領」に従って記載するが、本IF記載要領は、平成11年1月以降に承認された新医薬品か
ら適用となり、既発売品については「IF記載要領」による作成・提供が強制されるものではな
い。また、再審査及び再評価(臨床試験実施による)がなされた時点ならびに適応症の拡大等
がなされ、記載内容が大きく異なる場合にはIFが改訂・発行される。
4.IFの利用にあたって
IF策定の原点を踏まえ、MRへのインタビュー、自己調査のデータを加えてIFの内容を充実さ
せ、IFの利用性を高めておく必要がある。
MRへのインタビューで調査・補足する項目として、開発の経緯、製剤的特徴、薬理作用、臨床
成績、非臨床試験等の項目が挙げられる。また、随時改訂される使用上の注意等に関する事項
に関しては、当該医薬品の製薬企業の協力のもと、医療用医薬品添付文書、お知らせ文書、緊
急安全性情報、Drug Safety Update(医薬品安全対策情報)等により薬剤師等自らが加筆、整
備する。そのための参考として。表紙の下段にIF作成の基となった添付文書の作成又は改訂年
月を記載している。なお適正使用や安全確保の点から記載されている「臨床成績」や「主な外
国での発売状況」に関する項目等には承認外の用法・用量、効能・効果が記載されている場合
があり、その取扱いには慎重を要する。
目次
Ⅰ.概要に関する項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
1.開発の経緯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2.製品の特徴及び有用性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
Ⅱ.名称に関する項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
1.販売名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2.一般名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
3.構造式又は示性式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
4.分子式及び分子量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
5.化学名(命名法)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
6.慣用名、別名、略号、記号番号・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
7.CAS登録番号・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
Ⅲ.有効成分に関する項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
1.有効成分の規制区分・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
2.物理化学的性質・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
3.有効成分の各種条件下における安定性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
4.有効成分の確認試験法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
5.有効成分の定量法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
Ⅳ.製剤に関する項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
1.剤形・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
2.製剤の組成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
3.用時溶解して使用する製剤の調製方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
4.製剤の各種条件下における安定性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
5.溶解後の安定性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
6.混入する可能性のある夾雑物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
7.製剤中の有効成分の確認試験法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
8.製剤中の有効成分の定量法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
9.容器の材質・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
10.刺激性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
11.その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
Ⅴ.治療に関する項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
1.効能又は効果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
2.用法及び用量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
3.臨床成績・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
Ⅵ.薬効薬理に関する項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
1.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
2.薬理作用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
Ⅶ.薬物動態に関する項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
1.血中濃度の推移・測定法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
2.薬物速度論的パラメータ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
3.吸収・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
4.分布・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
5.代謝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
6.排泄・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
7.透析等による除去率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
1.警告内容とその理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
2.禁忌内容とその理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
3.効能・効果に関連する使用上の注意とその理由・・・・・・・・・・・・・・9
4.用法・用量に関連する使用上の注意とその理由・・・・・・・・・・・・・・9
5.慎重投与内容とその理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
6.重要な基本的注意とその理由及び処置方法・・・・・・・・・・・・・・・・9
7.相互作用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
8.副作用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
9.高齢者への投与・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
10.妊婦、産婦、授乳婦等への投与・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
11.小児等への投与・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
12.臨床検査結果に及ぼす影響・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
13.過量投与・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
1 4 .適 用 上 及 び 薬 剤 交 付 時 の 注 意( 患 者 等 に 留 意 す べ き 必 須 事 項 等 )・・・・・ 1 0
15.その他の注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
16.その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
Ⅸ.非臨床試験に関する項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
1.一般薬理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
2.毒性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
Ⅹ.取扱い上の注意等に関する項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
1.有効期間又は使用期限・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
2.貯法・保存条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
3.薬剤取扱い上の注意点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
4.承認条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
5.包装・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
6.同一成分・同効薬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
7.国際誕生年月日・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
8.製造販売承認年月日及び承認番号・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
9.薬価基準収載年月日・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
1 0 .効 能 ・ 効 果 追 加 、用 法 ・ 用 量 変 更 追 加 等 の 年 月 日 及 び そ の 内 容 ・・・・・・ 1 2
1 1 . 再 審 査 結 果 、再 評 価 結 果 公 表 年 月 日 及 び そ の 内 容 ・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・ 1 2
12.再審査期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
13.薬価基準収載医薬品コード・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
14.保険給付上の注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
ⅩⅠ.文献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
1.引用文献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
2.その他の参考文献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
ⅩⅡ.参考資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
主な外国での発売状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
ⅩⅢ.備考・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
その他の関連資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
Ⅰ.概要に関する項目
1.開 発 の 経 緯
グ ル タ ル ア ル デ ヒ ド は 、1908年 Harriesら に よ り 合 成 さ れ て 以 来 、試
薬 、工 業 薬 品 な ど と し て 使 用 さ れ て き た が 、1963年 Stonehillら に よ
っ て ア ル カ リ 性 2%液 が 各 種 病 原 菌 や ウ イ ル ス の 殺 菌 に 効 果 を 示 す と
報告されて以来、一部医療分野において殺菌剤として使用されるよ
うになった。
グルタルアルデヒドは、その殺菌効果増強のため、用時アルカリ性
に緩衝化し実用液として用いられ、各種細菌をはじめとし、従来の
殺菌消毒剤では殺菌困難な細菌芽胞、ウイルスにも十分な殺菌力を
持つことが認められている。
ワ シ ュ ラ イ ト は 、グ ル タ ラ ー ル 2W/V%濃 度 液 に 添 付 の 緩 衝 化 剤 を 加 え
て使用する用時調製の組合わせ医薬品であり、医療器具の化学的滅
菌又は殺菌消毒に用いられる。
2.製 品 の 特 徴 及 び 有 用
性
1)グ ル タ ラ ー ル は 各 種 細 菌 、 結 核 菌 、 真 菌 、 細 菌 芽 胞 、 さ ら に は B型
肝炎ウイルス等の各種ウイルスにも有効である。
2)本 剤 は 医 療 用 器 具 ・ 機 器 ・ 装 置 専 用 の た め 、 人 体 に 使 用 し な い こ
と。
3)皮 膚 に 付 着 す る と 、発 疹 、発 赤 等 の 過 敏 症 状 を 起 こ す こ と が あ る 。
Ⅱ.名称に関する項目
1.販 売 名
和 名 : ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%液 、 ワ シ ュ ラ イ ト 20W/V%液
洋 名 : WASHLITE
2.一 般 名
和 名 : グ ル タ ラ ー ル ( JAN)
洋 名 : Gultaral (JAN,INN)
3.構 造 式 又 は 示 性 式
OHC・CH 2 ・CH 2 ・CH 2 ・CHO
4.分 子 式 及 び 分 子 量
分 子 式 : C5H8O2
分 子 量 : 100.12
5.化 学 名 ( 命 名 法 )
グ ル タ ル ア ル デ ヒ ド (Gultaraldehyde)・ ・ USAN
1,5-Pentanedial・ ・ ・ (IUPAC)
6.慣 用 名 、別 名 、 略 号 、
記号番号
7.CAS登 録 番 号
1
Ⅲ.有効成分に関する項目
1.有 効 成 分 の 規 制 区 分
劇薬、指定医薬品
(1)外 観 ・ 性 状
本品は無色~淡黄色澄明の液で、そのガスは粘膜を刺激する。
(2)溶 解 性
本品は水、エタノール又はアセトンと混和する。
(3)吸 湿 性
該当資料なし
2.
物
理
化 (4)融 点( 分 解 点 )、
該当資料なし
沸点、凝固点
学
的
(5)酸 塩 基 解 離 定 数
該当資料なし
(6)分 配 係 数
該当資料なし
(7)そ の 他 の 主 な 示
性値(旋光度)
pH: 本 品 1.0mLに 水 24mLを 加 え た 液 の pHは 3.5~ 4.5で あ る 。
比 重 : d 22 00 : 1.128~ 1.135
性
質
3.有 効 成 分 の 各 種 条 件
下における安定性
該当資料なし
4.有 効 成 分 の 確 認 試 験
法
① 本 品 の 水 溶 液 (1→ 10)10mLに 硝 酸 銀 ・ ア ン モ ニ ア 試 液 1mLを 加 え て
加熱するとき、管壁に銀鏡を生じる。
② 本 品 0.4mL に 2,4-ジ ニ ト ロ フ ェ ニ ル ヒ ド ラ ジ ン ・ エ タ ノ ー ル 試 液
30mLを 加 え て 振 り 混 ぜ 、 5分 間 放 置 し た 後 、 ろ 過 し 、 ろ 紙 上 の 残 留
物 は エ タ ノ ー ル 20mLで 洗 う 。 残 留 物 に 加 温 し た 1,2-ジ ク ロ ル エ タ
ン 20mLを 加 え て 溶 か し 、 温 時 ろ 過 す る 。
ろ 液 を 氷 水 中 で 冷 却 し 、 析 出 し た 結 晶 を ろ 取 し 、 ア セ ト ン 30mLを
加 え 、加 温 し て 溶 か し た 後 、温 時 ろ 過 す る 。ろ 液 を 氷 水 中 で 冷 却 し 、
析出しただいだい黄色の結晶をろ取し、減圧で乾燥するとき、そ
の 融 点 は 185~ 193℃ で あ る 。
5.有 効 成 分 の 定 量 法
は か り 瓶 に 水 5mLを 入 れ て 重 量 を 精 密 に 量 り 、こ れ に 本 品 約 1.2gを 加
え 、 再 び 精 密 に 量 る 。 こ れ を 、 中 和 塩 酸 ヒ ド ロ キ シ ア ミ ン 試 液 65mL
及 び ト リ エ タ ノ ー ル ア ミ ン 試 液 50mLを そ れ ぞ れ 正 確 に 量 り 、 フ ラ ス
コ に 入 れ 、窒 素 を 通 じ て 空 気 を 置 換 し た も の に 加 え る 。密 栓 し て 時 々
振 り 混 ぜ な が ら 60分 間 放 置 し た 後 、0.25mol/L硫 酸 で 青 緑 色 に な る ま
で滴定する。同様の方法で空試験を行なう。
0.25mol/L硫 酸 1mL= 25.029mg C 5 H 8 O 2
2
Ⅳ.製剤に関する項目
(1)投 与 経 路
(2)剤 形 の 区 別 、規 格
及び性状
1.
剤
(3)製 剤 の 物 性
形
該 当 し な い (医 療 器 具 ・機 器 ・装 置 専 用 の た め )
区 別 : 液 剤 (外 用 )
製剤名
ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%液
色 調 ・形 状
無色~淡黄色液
ワ シ ュ ラ イ ト 20W/V%液
無色~淡黄色液
緩 衝 化 剤 (30mL中 )
ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%液 実 用 液
帯青緑色液
青緑微色液
製剤名
ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%液
ワ シ ュ ラ イ ト 20W/V%液
緩 衝 化 剤 (30mL中 )
ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%液 実 用 液
pH
3.2~ 4.2
3.0~ 4.0
9.3~ 9.8
7.2~ 8.2
におい
ミント臭
刺激臭
ミント臭
なし
ミント臭
(4)識 別 コ ー ド
(5)無 菌 の 有 無
該当資料なし
(6)酸 価 、ヨ ウ 素 価 等 該 当 資 料 な し
(1)有 効 成 分 の 含 量
2.
製
剤
(2)添 加 物
の
組
成 (3)添 付 溶 液 の 組 成
及び容量
ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%液 : グ ル タ ラ ー ル (グ ル タ ル ア ル デ ヒ ド )2W/V%
ワ シ ュ ラ イ ト 20W/V%液 : グ ル タ ラ ー ル (グ ル タ ル ア ル デ ヒ ド )20W/V%
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウロマク
ロゴール、香料
緩 衝 化 剤 (液 体 )30mL中
酢 酸 カ リ ウ ム 、 リ ン 酸 水 素 ナ ト リ ウ ム 水 和 物 、 黄 色 5号 、 青 色 1号
3.用 時 溶 解 し て 使 用 す
る製剤の調製方法
本 品 は 用 時 調 製 の 製 剤 で 、使 用 目 的 に 応 じ て 次 の 用 法 に よ り 製 す る 。
① ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%実 用 液
1)ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%液 1Lに 対 し 、緩 衝 化 剤 (液 体 )30mLを 加 え て 混
和し、微青緑色の液として製する。この液を用いる。
2) ワ シ ュ ラ イ ト 20W/V% 液 100mL を 注 意 し て と り 、 精 製 水 900mL に
徐 々 に 加 え て W/V%1Lと し 、 こ の 液 に 緩 衝 化 剤 (液 体 )30mLを 加 え
て混和し、微青緑色の液として製する。この液を用いる。
② ワ シ ュ ラ イ ト 0.5W/V%実 用 液
ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%実 用 液 1Lに 精 製 水 3Lを 加 え て 希 釈 し て 製 す る 。
この液を用いる。
4.製 剤 の 各 種 条 件 下 に
おける安定性
40℃ 、 75% RH、 6ヶ 月 間 の 加 速 試 験 中 、 変 化 は な か っ た 。
3
5.溶 解 後 の 安 定 性
6.混 入 す る 可 能 性 の あ
る夾雑物
7.製 剤 中 の 有 効 成 分 の
確認試験法
8.製 剤 中 の 有 効 成 分 の
定量法
アルカリ性水溶液中におけるグルタルアルデヒドの重合模式
CHO(CH 2 ) 3 CH= CCH 2 C= CH(CH 2 ) 3 CHO
中間体
① 本 品 1mLに 硝 酸 銀 ・ア ン モ ニ ア 試 液 1mLを 加 え て 放 置 す る と き 、灰 色
の沈殿を生じるか又は管壁に銀鏡を生じる。
② 本 品 1mLに フ ェ ー リ ン グ 試 液 1mLを 加 え て 加 熱 す る と き 、 赤 色 ~ 褐
色の沈殿を生じる。
③ 本 品 1mLに 2,4- ジ ニ ト ロ フ ェ ニ ル ヒ ド ラ ジ ン ・ エ タ ノ ー ル 試 液 1mL
を加えるとき、黄色~だいだい色の沈殿を生じる。
本 品 10mLを 正 確 に 量 り 、 0.3M亜 硫 酸 水 素 ナ ト リ ウ ム 液 15mLを 正 確 に
加 え 、 よ く 振 り 混 ぜ 、 密 栓 し て 1 時 間 放 置 し た 後 、 過 量 の 0.3M亜 硫
酸 水 素 ナ ト リ ウ ム 液 を 0.1Nヨ ウ 素 液 で 滴 定 す る (指 示 薬: デ ン プ ン 試
液 1mL)。 同 様 の 方 法 で 空 試 験 を 行 う 。
0.1Nヨ ウ 素 液 1mL= 2.503mg C 5 H 8 O 2
0.3M亜 硫 酸 水 素 ナ ト リ ウ ム 液:亜 硫 酸 水 素 ナ ト リ ウ ム 32gに 水 を 加
え て 溶 か し 、 1000mLと す る 。
判 定 基 準 : 表 示 量 の 90 ~ 110% に 対 応 す る グ ル タ ル ア ル デ ヒ ド
(C 5 H 8 O 2 : 100.12)を 含 む
<計算式>
グ ル タ ラ ル ア ル デ ヒ ド の 含 量 W/V%
=
2.503 f(空試験の滴定数-滴定数)
 100
試料採取量  1000
f: 0.1Nヨ ウ 素 液 の フ ァ ク タ ー
表 示 量 に 対 す る 含 有 率 (%)
= グ ル タ ラ ル ア ル デ ヒ ド の 量 (W/V%)×
1
 100
表示量(W/V%)
9.容 器 の 材 質
容器:硬質ポリエチレン
キャップ:ポリプロピレン
10.刺 激 性
グルタラールを取り扱う医療従事者を対象としたアンケート調査で
は、目、鼻の刺激、頭痛、皮膚炎などの症状が報告されている。
また、グルタラール取扱い者は非取扱い者に比べて、目、鼻、喉の
刺激症状、頭痛、皮膚症状等の発現頻度が高いとの報告がある。
11.そ の 他
4
Ⅴ.治療に関する項目
1.効 能 又 は 効 果
医療機器の化学的滅菌又は殺菌消毒
1.調 製 法 ・使 用 目 的
本 品 は 用 時 調 製 の 製 剤 で 、使 用 目 的 に 応 じ て 次 の 用 法 に よ り 製 す る 。
(1)ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%実 用 液 に 調 製 す る 場 合
調
製
法
2W/V% を 用
いる場合
ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V% 液 1L に 対 し 、 緩 衝 化 剤 ( 液
体 )30mLを 加 え て 混 和 し 、 微 青 緑 色 の 液 と し て
製する。この液を用いる。
20W/V% を
用いる場
合
ワ シ ュ ラ イ ト 20W/V%液 100mLを 注 意 し て と り 、
精 製 水 900mLに 徐 々 に 加 え て 2W/V%液 1Lと し 、こ
の 液 に 緩 衝 化 剤 (液 体 )30mLを 加 え て 混 和 し 、微
青緑色の液として製する。この液を用いる。
用途
微生物もしくは有機物により高度に汚染され
た 器 具 又 は 皮 下 組 織 、粘 膜 に 直 接 適 用 さ れ る 器
具 の 化 学 的 滅 菌 、及 び HBウ イ ル ス の 汚 染 が 予 想
される器具の消毒に使用する。
対象器具
レンズ装着の装置類、内視鏡類、麻酔装置類、
人 工 呼 吸 装 置 類 、 人 工 透 析 装 置 類 、 メ ス ・カ テ
ー テ ル な ど の 外 科 手 術 用 器 具 、 産 科 ・泌 尿 器 科
用 器 具 、歯 科 用 器 具 又 は そ の 補 助 的 器 具 、注 射
筒 、 体 温 計 及 び 加 熱 滅 菌 で き な い ゴ ム ・プ ラ ス
チック器具、リネン等。
2.用 法 及 び 用 量
(2)ワ シ ュ ラ イ ト 0.5W/V%実 用 液 に 調 製 す る 場 合
調製法
ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%実 用 液 1Lに 精 製 水 3Lを 加 え
て希釈して製する。この液を用いる。
用途
上記以外の器具の殺菌消毒に使用する。
対象器具
麻 酔 装 置 類 、人 工 透 析 装 置 類 、手 術 室 等 。
2.使 用 方 法
(1)被 消 毒 物 を 液 に 完 全 に 浸 漬 し て 行 う 。細 孔 の あ る 器 具 類 は 注 意 し
て液と十分に接触させること。
(2)通 常 、 次 の 時 間 浸 漬 す る 。
1)体 液 等 の 付 着 し た 器 具
1時 間 以 上
2)体 液 等 の 付 着 し な い 器 具
30分 以 上
(3)浸 漬 後 、 取 り 出 し た 器 具 類 は 、 付 着 物 が あ れ ば 取 り 除 き 、 多 量 の
滅 菌 水 で 十 分 に 洗 浄 す る こ と 。な お 、使 用 目 的 に よ り 水 を 使 用 す
ることもできる。また、細孔のある器具類は、内孔を注意して洗
うこと。
5
(1)臨 床 効 果
該当資料なし
3. (2)臨 床 薬 理 試 験
該当資料なし
臨
床 (3)探 索 的 試 験
該当資料なし
成
績 (4)検 証 的 試 験
該当資料なし
(5)治 療 的 使 用
該当資料なし
Ⅵ.薬効薬理に関する項目
1.薬 理 学 的 に 関 連 あ る
化合物又は化合物群
(1)作 用 部 位 ・ 作 用
機序
2.
薬
理
作 (2)薬 効 を 裏 付 け る
用
試験成績
アルデヒド類
グルタルアルデヒドの構造式、その両端のフリーアルデヒド基が菌
体 成 分 の ス ル フ ヒ ド リ ル 基 又 は ア ミ ノ 基 と 反 応 し 、蛋 白 合 成 、DNA 合
成 を 阻 害 し て 殺 菌 ・抗 ウ イ ル ス 作 用 を 発 揮 す る 。
① ワ シ ュ ラ イ ト に よ る 各 種 細 菌 に 対 す る 殺 菌 効 果 1)
ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%実 用 液 は 、ク ロ ル ヘ キ シ ジ ン 耐 性 の グ ラ ム 陰 性
桿 菌 8株 を 含 む グ ラ ム 陰 性 菌 、グ ラ ム 陽 性 菌 及 び 真 菌 を 30秒 以 内 に
殺菌する。
② ワ シ ュ ラ イ ト に よ る ウ イ ル ス の 不 活 化 効 果 2)
ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%実 用 液 は 、 イ ン フ ル エ ン ザ ウ イ ル ス A型 、 B型 、
単 純 ヘ ル ペ ス ウ イ ル ス 1型 、 2型 、 ポ リ オ ウ イ ル ス 1型 、 2型 及 び エ
ン テ ロ ウ イ ル ス 70型 を 10分 間 の 処 理 に よ り 、 測 定 限 界 値 以 下 に 力
価を低下させる。
③ ワ シ ュ ラ イ ト に よ る HBs抗 原 の 不 活 化 効 果 3 )
ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%実 用 液 の HBs抗 原 陽 性 血 清 に 対 す る 不 活 化 効 果
を R-PHA法 に よ り 測 定 す る と き 、 室 温 で 3分 以 上 の 処 理 に よ り 、 測
定限界値以下に力価を低下される。
6
Ⅶ.薬物動態に関する項目
1.血 中 濃 度 の 推 移 ・
測定法
該当しない
(1)吸 収 速 度 定 数
該当しない
(2)バ イ オ ア ベ イ ラ
ビリティ
該当しない
(3)消 失 速 度 定 数
該当しない
(4)ク リ ア ラ ン ス
該当しない
(5)分 布 容 積
該当しない
(6)血 漿 蛋 白 結 合 率
該当しない
2.
薬
物
速
度
論
的
パ
ラ
メ
|
タ
3.吸 収
該当しない
(1)血 液 - 脳 関 門 通
過性
該当しない
(2)胎 児 へ の 移 行 性
該当しない
(3)乳 汁 中 へ の 移 行
性
該当しない
(4)髄 液 へ の 移 行 性
該当しない
(5)そ の 他 の 組 織 へ
の移行性
該当しない
4.
分
布
7
(1)代 謝 部 位 及 び 代
謝経路
該当しない
(2)代 謝 に 関 与 す る
酵素の分子種
該当しない
5.
代
(3)初回通過効果の
該当しない
有無及びその割合
謝
(4)代 謝 物 の 活 性 の
有無及び比率
該当しない
(5)活性代謝物の速
該当しない
度論的パラメータ
(1)排 泄 部 位
該当しない
6.
排 (2)排 泄 率
泄
(3)排 泄 速 度
7.
透 (1)腹 膜 透 析
析
等
に
(2)血 液 透 析
よ
る
除
去 (3)直 接 血 液 灌 流
率
該当しない
該当しない
該当しない
該当しない
該当しない
8
Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
1.警 告 内 容 と そ の 理 由
2.
禁
忌 (1)禁 忌
内
容
と
そ
の (2)原 則 禁 忌
理
由
3.効 能・効 果 に 関 連 す る
使用上の注意とその
理由
4.用 法・用 量 に 関 連 す る
使用上の注意とその
理由
該当しない
該当しない
該当しない
該当しない
該当しない
5. 慎 重 投 与 内 容 と そ の
該当しない
理由
(1)人 体 に 使 用 し な い こ と 。
(2)本 剤 の 成 分 ま た は ア ル デ ヒ ド に 対 し 過 敏 症 の 既 往 歴 の あ る 者 は 、
本剤を取り扱わないこと。
(3)グ ル タ ラ ー ル 水 溶 液 と の 接 触 に よ り 、皮 膚 が 着 色 す る こ と が あ る
ので、液を取り扱う場合には必ずゴーグル、防水エプロン、マス
ク、ゴム手袋等の保護具を装着すること。また、皮膚に付着した
ときは直ちに水で洗い流すこと。
(4)眼 に 入 ら ぬ よ う ゴ ー グ ル 等 の 保 護 具 を つ け る な ど 、十 分 注 意 し て
取 り 扱 う こ と 。誤 っ て 眼 に 入 っ た 場 合 に は 、直 ち に 多 量 の 水 で 洗
ったのち、専門医の処置を受けること。
6. 重 要 な 基 本 的 注 意 と
(5)グ ル タ ラ ー ル の 蒸 気 は 眼 、呼 吸 器 等 の 粘 膜 を 刺 激 す る の で 、必 ず
その理由及び処置方
ゴ ー グ ル 、マ ス ク 等 の 保 護 具 を つ け 、吸 入 ま た は 接 触 し な い よ う
法
注 意 す る こ と 。換 気 が 不 十 分 な 部 屋 で は 適 正 な 換 気 状 態 の 部 屋 に
比べて、空気中のグルタラール濃度が高いとの報告があるので、
窓 が な い と こ ろ や 換 気 扇 の な い と こ ろ で は 使 用 せ ず 、換 気 状 態 の
良いところでグルタラールを取り扱うこと。
(6)本 剤 に て 内 視 鏡 消 毒 を 行 っ た 後 十 分 な す す ぎ が 行 わ れ な か っ た
た め に 薬 液 が 内 視 鏡 に 残 存 し 、大 腸 炎 等 の 消 化 管 の 炎 症 が 認 め ら
れ た 報 告 が あ る の で 、消 毒 終 了 後 は 多 量 の 水 で 本 剤 を 十 分 に 洗 い
流すこと。
(7)手 術 室 等 に お け る 汚 染 さ れ た 部 分 の 清 拭 や 、環 境 殺 菌 の 目 的 で の
手術室等への噴霧などは行わないこと。
7. (1) 併 用 禁 忌 と そ の
該当しない
相
理由
互
作 (2) 併 用 注 意 と そ
該当しない
用
の理由
9
(1)副 作 用 の 概 要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施し
ていない。
頻度不明
過敏症注)
発疹、発赤等の過敏症状
皮 膚注)
接触皮膚炎
注 )こ の よ う な 症 状 が あ ら わ れ た 場 合 に は 、 換 気 、 防 護 が 十 分 で な い 可 能 性
があるので、グルタラールの蒸気を吸入またはグルタラールと接触しな
8.
副
いよう十分に換気、防護を行うこと。また、このような症状が継続して
発生している場合、症状が全身に広がるなど増悪することがあるので、
直ちに本剤の取り扱いを中止すること。
作 (2) 項 目 別 副 作 用 発
現 頻 度 及 び 臨 床 該当資料なし
用
検査値異常一覧
(3) 基 礎 疾 患 、 合 併
症、重症度及び手
該当資料なし
術の有無等背景別
の副作用発現頻度
(4) 薬 物 ア レ ル ギ ー
に 対 す る 注 意 及 該当資料なし
び試験法
9.高 齢 者 へ の 投 与
該当しない
10.妊 婦 、 産 婦 、 授 乳 婦
該当しない
等への投与
11.小 児 等 へ の 投 与
該当しない
12.臨 床 検 査 結 果 に 及 ぼ
該当しない
す影響
13.過 量 投 与
該当しない
(1)誤 飲 を 避 け る た め 、 保 管 お よ び 取 扱 に 十 分 注 意 す る こ と 。
(2)本 剤 を 用 時 調 製 す る と き 、ピ ペ ッ ト 等 で 直 接 吸 引 し て 調 製 し な い
こと。
(3)グ ル タ ラ ー ル に は 一 般 に 、た ん 白 凝 固 性 が み ら れ る の で 、器 具 に
14.適 用 上 及 び 薬 剤 交 付
付着している体液等を除去するため予備洗浄を十分に行ってか
時 の 注 意( 患 者 等 に 留
ら、薬液に浸漬すること。
意すべき必須事項等)
(4)浸 漬 の 際 に は グ ル タ ラ ー ル 蒸 気 の 漏 出 防 止 の た め に 、ふ た 付 容 器
を用い、浸漬中はふたをすること。また、局所排気装置を使用す
ることが望ましい。
(5)炭 素 鋼 製 器 具 は 24時 間 以 上 浸 漬 し な い こ と 。
10
15.そ の 他 の 注 意
グルタラールを取り扱う医療従事者を対象としたアンケート調査で
は 、 眼 、 鼻 の 刺 激 、 頭 痛 、 皮 膚 炎 等 の 症 状 が 報 告 さ れ て い る 。ま た 、
グ ル タ ラ ー ル 取 り 扱 い 者 は 非 取 り 扱 い 者 に 比 べ て 、眼 、鼻 ・喉 の 刺 激
症状、頭痛、皮膚症状などの発現頻度が高いとの報告がある。
16.そ の 他
Ⅸ.非臨床試験に関する項目
1.一 般 薬 理
2.
該当資料なし
(1)単 回 投 与 毒 性 試
験
該当資料なし
(2)反 復 投 与 毒 性 試
験
該当資料なし
(3)生 殖 発 生 毒 性 試
験
該当資料なし
(4)そ の 他 の 特 殊 毒
性
該当資料なし
毒
性
11
Ⅹ.取扱い上の注意等に関する項目
1.有 効 期 間 又 は 使 用 期
限
使 用 期 限 : 3年 (外 装 に 使 用 期 限 を 表 示 )
2.貯 法 ・ 保 存 条 件
(1)気 密 容 器 、 30℃ 以 下 保 存
(2)開 栓 後 の 残 余 の 製 品 は 密 栓 し て 保 管 の こ と 。
(3)寒 冷 地 で は 氷 結 す る こ と が あ る 。こ の よ う な 場 合 、 常 温 で 放 置 し
て自然に溶かすこと。
3.薬 剤 取 扱 い 上 の 注 意
点
(1)調 製 後 (緩 衝 化 剤 添 加 後 )の 液 は 直 ち に 使 用 す る こ と 。
(2)緩 衝 化 剤 (液 体 )は 、 成 分 ・分 量 、 特 性 の 関 係 で 過 飽 和 溶 液 の 状 態
に な っ て い る の で 、 と き に 結 晶 が 析 出 す る こ と が あ る 。〔 こ の よ
うな場合には加温溶解してご使用ください〕
(3)実 用 液 を 調 製 す る 場 合 、精 製 水 に 代 え て 硬 度 の 高 く な い 常 水 を 使
用することができる。
4.承 認 条 件
5.包 装
ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%: 5L(緩 衝 化 剤 150mL添 付 )
ワ シ ュ ラ イ ト 20W/V%: 500mL(緩 衝 化 剤 150mL添 付 )
6.同 一 成 分 ・同 効 薬
同 一 成 分 : ス テ リ ハ イ ド L 2W/V%液 、 ス テ リ ハ イ ド L 20W/V%液
7.国 際 誕 生 年 月 日
8.製 造 販 売 承 認 年 月 日
及び承認番号
9.薬 価 基 準 収 載 年 月 日
ワ シ ュ ラ イ ト 2W/V%液
1996年 2月 21日
(08AM)0142号
製造販売承認年月日
承
認
番
号
薬価基準対象外
10.効 能 ・ 効 果 追 加 、 用
法・用 量 変 更 追 加 等 の 該 当 し な い
年月日及びその内容
11.再 審 査 結 果 、 再 評 価
結果公表年月日及び 該当しない
その内容
12.再 審 査 期 間
該当しない
13.薬 価 基 準 収 載 医 薬 品
該当しない
コード
14.保 険 給 付 上 の 注 意
該当しない
12
ワシュライト20W/V%液
1996年 1月 16日
(08AM)0022号
ⅩⅠ.文献
1.引 用 文 献
1)~ 3)
株式会社ポーラファルマ
2.そ の 他 の 参 考 文 献
ⅩⅡ.参考資料
主な外国での発売状況
ⅩⅢ.備考
その他の関連資料
13
社内資料