平成19年度 事業報告書(PDF) - 衛星測位利用推進センター[SPAC]

改
平
成
Ⅰ
19 年 度 事
事業別実施状況
業
報
告
書
1.衛星測位に係る民間利用の促進
1.1
利活用の推進 ―― 寄附行為 第 4 条 第(1)項 関連業務
準天頂衛星システムおよび全地球衛星測位システム(GPS および GALILEO)による
衛星測位の民間利用を促進するため、関係事業者・団体および官・学の関係者と共に官
民共同で研究グループを設け、民間利用のテーマおよび促進策を検討する。また、シ
ステム整備、環境整備を含む衛星測位利用促進策について国の検討に協力する。
(平成19年度活動)
(1)利用動向の調査研究
資料・文献調査、海外システム関係者のヒアリング等を行い、特に、GALILEO に
ついては、コンファレンスに参加し、全地球衛星測位システムの動向、衛星測位
利用の動向を調査研究した。
(2)利用候補の検討整理
これまでの調査研究報告、国の研究開発動向等に基づき、国が整備する衛星測位
システムを想定し、民間利用面から見た特長を検討整理した。この検討は、関係
事業者・団体と共に衛星測位利用検討ワーキンググループ、地理空間情報活用推進
プロジェクトを設けて行われた。
(3)安定性向上の調査検討
衛星測位利用の促進で不可欠なサービスの継続性・安定性について、主要課題を調
査検討した。
1.2
利用実証の推進 ―― 寄附行為 第 4 条 第(1)項 関連業務
衛星測位利用の促進活動の一環として、国が整備する準天頂衛星システム計画第一段
階の実証システムを使用した利用実証を推進するため、関係事業者・団体と共に検討グ
ループを設け、衛星測位補強に関する利用実証テーマおよび実証実現性を検討する。
必要に応じて官の関係者も検討グループに招聘し、整備予定の実証システムの特性、
技術実証内容について情報交換する。
(平成19年度活動)
(1)利用実証内容の調査研究
国が整備する実証システムを使用して、民間利用の実証が可能かを見極めるため、
予想される民間サービス(代表的な形態)を設定し、実証システムが具備すべき
要件を検討整理し、関係機関に実現性を確認した。
また、国内の事業者・団体による補強システム専門委員会を設け、準天頂衛星測位
補完機能と海外の全地球衛星測位機能とを併用した衛星測位(以下「組合せ衛星
測位」と言う。)並びに、組合せ衛星測位に付加価値を付ける測位補強について、
研究開発目標を関係機関から入手し、予想される民間サービスへの適合性を検討
した。これらの検討により、国が整備する実証システムの内容と民間サービスを
行うためのシステムとの不整合を明らかにした。
2.準天頂衛星システムを利用した補強情報配信事業創出の推進
衛星測位補強事業に関心がある国内の事業者・団体による検討グループを設け、準天頂
衛星システムを利用した衛星測位補強情報配信事業の創出に向けて、利用構想・推進方
策、海外との連携、技術の標準化等を検討する。
2.1
事業の創出推進 ―― 寄附行為 第 4 条 第(4)項 関連業務
準天頂衛星システムを利用した衛星測位補強情報配信事業を創出するため、補強利用
構想、配信事業創出方策等の調査研究を行う。
また、衛星測位補強情報配信サービスは組合せ衛星測位機能の達成を前提にしている
こと、衛星測位補強と組合せ衛星測位との相乗効果で衛星測位利用がより促進される
ことから、組合せ衛星測位に係る課題等を調査研究する。
(平成19年度活動)
(1)補強利用構想例の検討
これまでの調査研究報告、国の研究開発動向等に基づき、また、メーカ巡回ヒア
リングを実施し、現状に於いて事業創出の可能性がある補強利用分野を検討した。
2.2
海外との連携 ―― 寄附行為 第 4 条 第(2)項 関連業務
衛星測位補強情報配信サービスおよびその前提となる組合せ衛星測位機能の達成に於
いて海外衛星測位システムを利用し連携することに関し、利便性・信頼性・安定性を向
上するための諸課題の調査研究を行う。
(平成19年度活動)
(1)GALILEO 計画の調査研究
海外衛星測位システムを利用し連携することに関する調査研究のため、国内の関
係事業者・団体と共に「GNSS専門委員会」を設けた。海外衛星測位システムの
一つである GALILEO 計画(特に、開放サービス、商用サービス)の現状を Growing
Galileo、Galileo Summit などの会議に参加することにより最新情報を収集して、
調査研究した。
2.3
技術の標準化 ―― 寄附行為 第 4 条 第(5)項 関連業務
準天頂衛星システムを利用した衛星測位補強情報配信に関し、事業の機会均等性、サ
ービスの公平性・継続性を確保するため、測位補強情報の生成・配信・受信等、補強利用
に必要な技術の標準化活動を推進する。
(平成19年度活動)
(1)対象技術の検討抽出
標準化の対象候補となる技術を検討し抽出した。
3.衛星測位に係る経済界・産業界の取りまとめ
国が実施する地理空間情報活用推進の各種施策の中、衛星測位に係る事項について、
民間の協力活動を推進し、経済界・産業界へ施策の普及啓発、経済界・産業界からの意
見提言の取りまとめ、各種団体との連携を行う。
3.1
普及啓発 ―― 寄附行為 第 4 条 第(4)項 関連業務
国の衛星測位に係る各種施策内容等を、広く関連事業者、企業並びに団体等に周知し、
普及啓発を図る。
(平成19年度活動)
国の衛星測位に係る各種施策内容等を広く関連事業者、企業並びに団体などに周
知し、普及啓発を図った。
(1)フォーラムの開催
関連する研究者、事業者・団体等を招集して衛星測位に係るフォーラムを 2 回(4/23、
12/7)開催し、政・官・学の専門家による講演等を行い、国の施策、準天頂衛星シス
テムの研究開発動向、当財団の活動計画等を紹介した。
(2)ホームページの公開
インターネット・ホームページを開設し、当財団の設立主旨等を紹介すると共に、
衛星測位に係る政・官・学・民の動向を紹介した。また、関連する資料・文献、その
他情報の公開および提供を行った。開設以降は、内容の維持・更新を行った。
なお、一部、賛助会員向けの専用ページを開設し情報提供を行った。
(3)学会発表等
業務に関連する団体、学会、講演会等に適宜参加し、衛星測位利用に関する動向
を紹介した。
3.2
取りまとめ ―― 寄附行為 第 4 条 第(6)項 関連業務
各種活動を通じて経済界・産業界から寄せられる、国の施策等に対する意見・提言を取
りまとめ、報告・提言すると共に、必要に応じて、フォーラム等で報告する。
(平成19年度活動)
(1)提言活動
当財団の活動計画、活動状況、寄せられた意見・提言等をフォーラム、各種会合、
パブコメにて報告した。
3.3
各種団体との連携 ―― 寄附行為 第 4 条 第(7)項 関連業務
地理情報システムを利用した地理空間情報活用に係る民間活動と連携を図るため、関
連団体と連絡会を持ち、相互の活動状況について連絡調整、情報交換を行う。
(平成19年度活動)
(1)連絡調整
各種関連団体と連絡会を持ち、当財団の活動計画、活動状況を紹介した。
4.本財団の目的達成に必要な事業――
(平成19年度活動)
(1)JAXA から調査業務を受託した。
寄附行為 第 4 条 第(8)項 関連業務
Ⅱ 期中に実施した主要事項等
1.理事会開催
1.1 第1回通常理事会 平成19年4月9日(月) 弘済会館 4階 桜の間
<議決事項>
(1)理事長及び専務理事の互選に関する件
(2)評議員の委嘱に関する件
(3)事務局長の委嘱に関する件
(4)職務権限の委譲に関する件
(5)諸規程の制定に関する件
<報告事項>
(1)平成19年度事業計画及び収支計画
1.2 第2回通常理事会 平成20年2月26日(火) 弘済会館 4階 菊(西)の間
<議決事項>
(1)平成20年度事業計画及び平成20年度収支予算に関する件
2.評議員会開催
2.1 第1回評議員会 平成19年4月9日(月) 弘済会館 4階 桜の間
<審議事項>
(1)理事及び監事の選任に関する件
(2)事務局長の委嘱に関する件
(3)職務権限の委譲に関する件
(4)諸規程の制定に関する件
<報告事項>
(1)平成19年度事業計画及び収支計画
2.2 第2回評議員会 平成20年2月26日(火) 弘済会館 4階 菊(西)の間
<審議事項>
(1)平成20年度事業計画及び平成20年度収支予算に関する件
3.WG、専門委員会等の開催
3.1
衛星測位利用検討 WG
第 1 回 衛星測位利用検討 WG 会合を開催(2007.6.12)
第 2 回 衛星測位利用検討 WG 会合を開催(2007.6.29)
第 3 回 衛星測位利用検討 WG 会合を開催(2007.7.20)
第 4 回 衛星測位利用検討 WG 会合を開催(2007.9.04)
3.2 補強システム専門委員会
第 1 回 補強システム専門委員会 会合を開催(2007.5.23)
第 2 回 補強システム専門委員会 会合を開催(2007.7.04)
第 3 回 補強システム専門委員会 会合を開催(2007.10.04)
第 4 回 補強システム専門委員会 会合を開催(2007.11.01)
第 5 回 補強システム専門委員会 会合を開催(2007.11.29)
第 6 回 補強システム専門委員会 会合を開催(2008.1.30)
第 7 回 補強システム専門委員会 会合を開催(2008.2.28)
第 8 回 補強システム専門委員会 会合を開催(2008.3.27)
3.3 GNSS 専門委員会
第 1 回 GNSS 専門委員会 会合を開催(2007.4.06)
第 2 回 GNSS 専門委員会 会合を開催(2007.5.20)
第 3 回 GNSS 専門委員会 会合を開催(2007.6.25)
第 4 回 GNSS 専門委員会 会合を開催(2007.7.20)
第 5 回 GNSS 専門委員会 会合を開催(2007.8.31)
第 6 回 GNSS 専門委員会 会合を開催(2007.10.11)
第 7 回 GNSS 専門委員会 会合を開催(2007.11.27)
第 8 回 GNSS 専門委員会 会合を開催(2008.1.18)
第 9 回 GNSS 専門委員会 会合を開催(2008.3.06)
3.4 地理空間情報活用推進プロジェクト
7月から10月にかけて、利用分野の括り方の検討、LSI 開発方針、事業効果
等について検討。利用シーンの分類・整理(8カテゴリ、48例に分類)。
・中間報告会を開催(2007.8.7)
・報告会を開催(2007.10.9)
フォローアップ第2段階として、地理空間情報活用推進プロジェクトを立ち上げ、
12月から3月にかけて報告会での課題検討及び補強事業推進委員会立ち上げ
の準備活動を実施。
3.5 補強事業推進委員会
「補強事業推進委員会」設立説明会を開催(2008.3.26)
4.普及啓発
(衛星測位と地理空間情報フォーラム開催・HP・学会活動調査等)(特記事項)
4.1
第1回衛星測位と地理空間情報フォーラム開催
平成19年4月23日(月) @経団連会館 国際会議場
4.2 第2回衛星測位と地理空間情報フォーラム開催
平成19年12月7日(金)@東京国際フォーラム ホール D
4.3 SPAC ホームページを開設(3/E)するとともに、上記フォーラム案内・成果及び
位置利用アイデアの広募を掲載(JAXA HP とのリンク形成)。また SPAC 活
動報告詳細の閲覧を可能とする SPAC 賛助会員用専用ページを設置。
4.4 学会発表調査等
SPAC 活動紹介、意見・提言発表、衛星測位利活用調査等を目的として下記活動
を実施。
(1)SPAC 講演(6/7 電子基準点/リアルタイム測位推進協議会、等)。
(2)賛助会員機関紙での SPAC 論文寄稿(経団連 trend 08 年 1 月号、賛助
会員機関紙寄稿)。
(3)衛星測位利活用に関する海外動向調査(海外 GNSS 等)実施。
(4)海外貿易会議「宇宙産業ミッション;インド」
(経済産業省/SJAC)
(3/26
~30)に参加、講演。
(5)電子基準点を利用したリアルタイム測位推進協議会発行の「協議会だより」
にSPAC紹介記事を投稿。VOL.17 に掲載。
(6)JAXA 主催の QZSS ユーザミーティング#2 において「民間の利用実証
推進について」、#3 において「民間利用実証に係る状況報告と IMES に
係る活動紹介」を発表。
4.5 可視衛星数解析アニメーションの作成
衛星測位の利用促進を図るためには、利用可能衛星数を増大すること、そのため
には、GPS のみならず、GALILEO や GLONASS も安心して利用できる環境を整備す
る必要であるとの結果を得、まずは利用可能衛星数の増大が重要であることを周
知・啓蒙するため、可視衛星数解析のアニメーションを作成した。第2回フォー
ラム、HPで紹介。
4.6 アイデア公募
「あっ!!と驚く位置利用サービスアイデア大募集」を実施、多数応募。
5.意見・提言取りまとめ(特記事項)
5.1
5.2
5.3
5.4
5.5
5.6
衛星測位アクションプログラム(案)の取り纏め
SPAC 各委員会からの意見・提言、並びに賛助会員識者からの意見・提言に基づ
き、GIS アクションプログラム 2010 に対応する、衛星測位アクションプログラ
ム(案)を取り纏めた。
地理空間情報活用推進基本計画(政府側素案)への意見・提言取り纏め
取り纏めた衛星測位アクションプログラム(案)に基づき、地理空間情報活用推進
基本計画(政府側素案)に対する賛助会員からの意見・提言を取り纏め、衛星測位
WG(9/3~計 3 回),官民協議会幹事会(4/4~計 3 回)、合同部会(8/1~計 3 回)、
フォーラム(4/23、12/7)等において意見・提言を行った。
衛星測位補強 R&D(国)に関する意見・要望取り纏め
衛星測位補強に関する国の R&D に関し、将来の利活用の拡大を目指し、実用化
を前提とした R&D とする旨の民間要望を取り纏め政、官へ意見・要望を行った。
地理空間情報活用推進研究会(経産省主催)
委員として参加、衛星測位に関する民間利利用拡大に向け、民側意見・提言を述
べると共に GIS 分野との連携活動を実施した。(12/18 第1回~計 5 回)
文部科学省「宇宙開発に関する長期的な計画」
賛助会員からの意見を含めて、意見を提出した。(1/31)
JAXA「IS-QZSS」
ドラフト版公開後、コメント、改善を提案した。
6.各種団体との連携(特記事項)
6.1
NSDIPA との連携
6.2
6.3
6.4
6.5
6.6
理事長会談、事務局打ち合わせを行い、来期第 3 回フォーラムでの「NSDIPA
後援」が合意された。
GIS に関連する調査・連携
地理空間情報活用推進基本法の理念を踏まえ SPAC のあるべき姿を探索し、GIS
分野の検討を深めるために、下記団体に SPAC から委託業務を発出した。
(1)東大柴崎教授への業務委託(GIS・衛星測位共通分野作業項目の調査)
(2)NRI への業務委託(政府・自治体の GIS 業務の調査報告)
経団連との連携
経団連へ入会(5/15)、宇宙開発利用促進委員会総会への参加(7/5)、左記、技術委
員会、企画委員会での委員活動を実施した。
宇宙開発利用推進委員会宇宙利用部会へ参加した。(3/7)。
経団連は、各 SPAC フォーラムで共催をした。
SJAC との連携
「宇宙活動法の在り方に関する調査委員会」に委員として参加、衛星測位の在り
方につき意見・提言を行うとともに、宇宙基本法との連携に向け委員会活動を実
施。(5/11SJAC 入会、委員会 5/11~計 12 回)
電子基準点を利用したリアルタイム測位推進協議会との連携
利用推進ワーキンググループに委員として参加、リアルタイム測位の利用に関し
ての情報交換などを実施した。
その他団体等との連携
・東京海洋大学海洋科学技術研究科 衛星測位工学研究室との交流。
・JMC(日本輸出機械組合)ブリュッセルとの情報交換。
・JPTEC(日本情報処理開発協会)との協力。
・GITA( GEOSPATIAL INFORMATION & TECHNOLOGY ASSOCIATION
)との情報交換。
・筑波大学システム情報工学研究科、茨城高専電子制御工学科、科学技術振興機
構(JST)イノベーションサテライト茨城との交流。
・日本測量機器工業会との交流。
・次世代安全安心ICTフォーラムとの交流。
7.本財団の目的達成に必要な事業
7.1
業務受託
(1)JAXA から調査業務を受託。
8.登記関係
8.1平成19年2月7日
法人設立にあたって、名称、事務所、役員などの登記を行った。
8.2平成19年4月 18 日
第1回評議員会により選任された役員の登記を行った。
9.役員人事
9.1第1回評議員会(平成19年4月9日)において、以下が「理事及び監事」として
選任された。
理 事 長
専 務 理 事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
監
事
監
事
桑 原 洋
木 村 弘
勝 村 元
佐々木 元
永 松 恵 一
西 山 茂 樹
野間口 有
金 澤 寛
細 谷 孝 利
株式会社日立製作所
財団法人衛星測位利用推進センター
三菱商事株株式会社
日本電気株式会社
社団法人日本経済団体連合会
伊藤忠商事株式会社
三菱電機株式会社
独立行政法人港湾空港技術研究所
社団法人日本航空宇宙工業会
10.評議員人事
10.1第1回通常理事会(平成19年4月9日)において同意を得、以下が「評議員」
として委嘱された。
梅
笠
高
長
西
廣
堀
峰
椋
村
甕
原
川
畑
瀬
口
田
川
田
井
肇
信
文
正
之
雄
人
浩
陽
吉
康
正
哲
弥
史
純
昭
男
株式会社日立製作所
伊藤忠商事株式会社
早稲田大学
三菱商事株株式会社
衛星システム協議会
三菱電機株式会社
独立行政法人宇宙航空研究開発機構
日本電気株式会社
社団法人日本経済団体連合会
慶應義塾大学
財団法人テレコムエンジニアリングセンター
11.事務局職員(平成20年3月31日現在)
男
事務局長
1
企画本部
2
技術本部
4
業務本部
3
計
10
女
1
1
2
計
1
2
5
4
12