Weekly金融市場 2014年8月8日号 - 農林中金総合研究所

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農林中金総合研究所
2014 年 8 月 8 日号
調査第二部
多田 忠義・趙 玉亮
≪来週のポイント≫
日欧で 4∼6 月期 GDP 発表:日本では駆け込み需要の反動減は想定以上との見通し
日本では、13 日に「GDP(4∼6 月期 1 次速報)」が発表される。当総研では、前期比年率▲7.4%と、
1∼3 月期(同 6.7%)からマイナス成長へ転じると予想する。消費税増税前の駆け込み需要は、89 年、
97 年増税に比べ大きかったため、14 年 4∼6 月期の落ち込み幅も、以前の増税時に比べ大きくなると
の予想が大勢を占める。足元では、耐久財を中心に販売不振が続いているほか、輸出の回復は鈍く、
成長率を押し下げたとみられる。この GDP 速報を受けて、当総研を含む民間シンクタンク各社から経
済見通しが発表されるが、7∼9 月期の反動減からの戻りやそれ以降の見通しに注目が集まる。
ユーロ圏では、14 日に「ユーロ圏 GDP(4∼6 月期速報)」が発表される。コンセンサス中央値
(Bloomberg 集計、8 日現在)によれば、前期比 0.0%と、1∼3 月期(同 0.2%)から鈍化する予想であ
る。このうち、ユーロ圏で最大の経済規模を誇るドイツの GDP(4∼6 月期)は、前期比▲0.1%と、暖冬
で好調だった 1∼3 月期(同 0.8%)からマイナスに転じるとの予想である。ドイツがマイナス成長となれ
ば、ユーロ圏全体に景気停滞感が広がるとみられるために、結果に注目したい。
経済指標など
日本では、14 日に「機械受注統計(6 月)」が発表される。大幅減となった 5 月からの反動増は一定
程度想定されるが、鉱工業生産指数(6 月速報)の資本財出荷は 4 ヶ月連続のマイナスとなったほか、
工作機械受注額や産業機械受注額は 13 年末ほどの勢いはなく、13 年度末の水準には達しないとみ
られる。
米国では、13 日に「小売売上高(7 月)」が発表される。コンセンサス中央値によれば、前月比 0.3%
と、6 月(同 0.2%)からわずかだが加速、自動車を除くコアは同 0.4%と前月(同 0.4%)と同水準の予想
である。自動車販売台数は市場予想(11%増)には届かなかったものの、前年比 9.1%と増加している
ため、小売売上高は底堅く推移するものとみられる。
来週のスケジュール(8/11∼8/15)
月 日
8 月 11 日(月)
8 月 12 日(火)
8 月 13 日(水)
8 月 14 日(木)
8 月 15 日(金)
国内の予定
日銀金融経済月報(8 月)
「第 3 次産業活動指数(6 月)」(2p に予測掲載)
「消費動向調査(7 月)」
「マネーストック(7 月速報)」
30 年利付国債入札(0.6 兆円程度)
「企業物価指数(7 月)」(2p に予測掲載)
「鉱工業生産・設備稼働率(6 月確報)」
日銀金融政策決定会合議事要旨(7/14、15 分)
国庫短期証券(2M)入札(2.5 兆円程度)
「GDP(4∼6 月期 1 次速報)」(2p に予測掲載)
国庫短期証券(3M)入札(5.7 兆円程度)
5 年利付国債入札(2.7 兆円程度)
「機械受注統計(6 月)」(2p に予測掲載)
海外の予定
米 「連邦財政収支(7 月)」
独 「ZEW 景況感指数(8 月)」
米
米
中
中
中
米
欧
欧
米
米
米
米
米
ダドリー・ニューヨーク連銀総裁講演
「小売売上高(7 月速報)」
「固定資産投資(除農村部、7 月)」
「小売売上高(7 月)」
「鉱工業生産(7 月)」
「MBA 住宅ローン申請指数(8 月 8 日週)」
「ユーロ圏 GDP(4∼6 月期速報)」
「ユーロ圏消費者物価指数(7 月改定)」
「新規失業保険申請件数(8 月 9 日週)」
「失業保険継続受給者数(8 月 2 日週)」
「生産者物価指数(7 月)」
「鉱工業生産・設備稼働率(7 月)」
「ミシガン大学消費者信頼感指数(8 月速報)」
農林中金総合研究所
無断転載を禁ず。本資料は、信頼できると思われる各種データに基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するも
のではありません。本資料は情報提供を目的に作成されたものであり、投資のご判断等はご自身でお願い致します。
1
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1.来週発表予定の経済指標予測
6 月の第 3 次産業活動指数【8 月 11 日(月)8:50】
<当社予測>第3次産業活動指数:前月比▲0.4%(5月:0.9%)
電気事業連合会発表の販売電力(6 月確報、10 電力計)は前月比 0.4%(当総研にて季節調整)と 2
ヶ月ぶりに増加したものの、商業販売統計(6 月速報)によると、商業販売額は同▲0.7%(うち小売業販
売額は同 0.4%、卸売業販売額は同▲1.3%)と 2 ヶ月ぶりに減少した。また、鉱工業生産の大幅低下も
あり、関連業種の悪化も予想される。これらを踏まえ、第 3 次産業活動指数は小幅ながら低下に転じると
予想する。(寺林)
7 月の企業物価【8 月 12 日(火)8:50】
<当社予測>国内企業物価:前年比 4.1%(6月:4.6%)、前月比0.1%(6月:0.2%)
これまでの素原材料の価格上昇が中間品などに波及する動きも散見されるほか、電力料金なども持
続的に値上げされており、かつ 7 月からは夏季料金が適用される。しかし、消費税増税後の需要減によ
り、耐久消費財の売行きが悪化しており、それに関連する財の価格が下落傾向を強めている可能性が
高い。また、原油の価格上昇も一服してきている。以上から、国内企業物価指数は前年比 4.1%と、上昇
幅を 4 ヶ月ぶりに縮小させるものと予想する。(竹光)
【8 月 13 日(水)8:50】
4~6 月期の GDP 第 1 次速報(1 次 QE)
<当社予測>実質GDP:前期比▲1.9%、同年率▲7.4%(1~3月期:1.6%、6.7%)
名目GDP:前期比▲0.5%(1~3月期:1.4%)
GDPデフレーター:前年比 1.3%(1~3月期:▲0.1%)
消費税増税を前にした駆け込み需要が想定を上回る強さを見せたこともあり、1~3 月期は高成長を
記録したが、一転して増税後はその反動減が出ている。時間経過とともに非耐久財やサービスには持ち
直しの動きも散見されるが、耐久財を中心に販売不振が色濃く出ている。輸入の減少、在庫復元・積み
上がり、5.5 兆円規模の経済対策の効果は成長率にとってプラス寄与となったものの、民間最終需要の
反動減や輸出減を補うほどの強さではなかったと思われる。実質成長率、名目成長率ともにマイナスに
転じるだろう。なお、消費税増勢を受けて、GDP デフレーターは前年比プラスに転じるだろう。(南)
~詳細は 8 月 1 日付 Weekly 金融市場の 6.②をご参照下さい。~
6 月の機械受注【8 月 14 日(木)8:50】
<当社予測>船舶・電力を除く民需:前月比 10.3%(5月:▲19.5%)、前年比 2.8%(5月:▲14.3%)
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年
2000年
関連指標である資本財出荷(6 月速 (10億円、2010年価格表示)
(2010年=100)
設備投資関連の指標
1,000
150
報)は前月比▲0.5%と 4 ヶ月連続のマ
140
イナス(輸送機械を除くベースでも同▲
900
130
0.3%)であった。当総研が季節調整を
120
800
実施した工作機械受注(6 月確報)、産
110
業機械受注(5 月)でみると、5~6 月に
700
100
かけて受注額は持ち直しているものの、
90
13 年末に見られた勢いは感じられない。 600
実質機械受注 (船舶・電力を除く民需、左目盛)
80
資本財出荷 (除く輸送機械、右目盛)
5 月の機械受注は大幅な落ち込みとな
500
70
ったことから、6 月分では一定の反動増
が想定されるが、13 年度下期の水準に (資料)経済産業省、内閣府、日本銀行 (注)3ヶ月移動平均。
は到達しないと予想する。
この結果を受け、4~6 月期の民需(除く船舶・電力)は前期比▲10.0%と、内閣府が集計した事前見
通し(同 0.4%増)を大きく下回り、5 四半期ぶりのマイナスとなるだろう。一方、7~9 月期については、企
業の 14 年度設備投資計画は増加計画であることもあり、同 3.4%と 2 四半期ぶりの増加予想となるものと
思われる。(多田)
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2
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2.債券市場
寺林 暁良
◎相場概況 (8/4∼8/8 前場)
長期金利(新発 10 年国債利回り)は、国債入札の好調や地政学的リスクの高まりなどを受け、1 年 3
ヶ月ぶりの水準まで低下した。
長期金利は、先週末の米雇用統計が事前予想を下回ったほか、5 日の 10 年国債入札が順調だった
ことから低下し、週央には 0.515%を付けた。その後、株価回復を受けて上昇に転じる場面もあったが、
週末には中東・東欧情勢不安の高まりを受けて再び低下し、一時 0.505%と 1 年 3 ヶ月ぶりの低水準とな
った。なお、7∼8 日の日銀金融政策決定会合では、予想通り政策の維持が決まった。
イールドカーブは、超長期は上昇したが、長期は低下した。8 日の 11:00 時点の新発 10 年国債
(#334)は、0.510%(先週末比▲2.0 ベーシスポイント)。同 11:02 時点の 10 年国債先物(中心限月 9 月
物)は、146 円 14 銭(先週末比+20 銭)。
◎来週の相場予想 (8/11∼8/15)
来週も地政学的リスクの行方を注視することになるが、基本的には低下圧力の強い状況が続くだろう
12 日に 30 年国債入札があるが、日銀オペの運営変更に伴い、超長期の入札を不安視する声も聞かれ
るため注意したい。14 日の 5 年国債入札は無難な結果を見込む。
(%)
2.0
(%)
日本国債のイールドカーブ
1.8
2014年8月7日
2014年8月1日 (先週末)
2014年7月7日 (1ヶ月前)
2014年5月7日 (3ヶ月前)
2014年2月7日 (6ヶ月前)
1.6
1.4
1.2
イールドスプレッド
1.0
0.8
5年−2年
20年−10年
10年−5年
0.6
0.4
1.0
0.2
0.8
0.0
0.6
2/7
0.4
3/7
(%)
0.2
4/7
5/7
6/7
7/7
8/7
新発10年物国債利回り
0.625
0.0
1
2
3
4
5
6
7
8
9 10 15 20 25 30 40
(年)
0.02
0.600
0.575
0.00
0.550
▲ 0.02
▲ 0.04
先週末差
1ヶ月前差
3ヶ月前差
▲ 0.06
▲ 0.08
1
2
3
4
0.525
0.500
5
6
7
8
9 10 15 20 25 30 40
(年)
5/29
6/12
6/26
7/10
7/25
8/8
(資料)財務省「国債金利情報」より作成。新発 10 年国債利回りは Bloomberg より作成
◎国債入札結果
入札日
銘柄 ( 回号)
表面利率
発行予定額
応札倍率
テール
8/5
10年利付国債(#334R)
0.6% (0.6%)
2.4兆円
4.29倍 (3.43倍)
1銭 (1銭)
100.72円
0.523%
―
0.3兆円
3.11倍 (3.79倍)
―
―
―
8/7
流動性供給 (#171) (20年:#119147,30年:#2-42,40年:#1-6)
最低価格 最高利回
(資料) 財務省ホームページより農中総研作成。表面利率及び応札倍率、テールの( )内数値は前回入札の値
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3
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3.株式市場
趙 玉亮
◎相場概況 (8/4∼8/8 前場)
日経平均株価は、5 営業日続落後反発したが、週末は地政学リスクへの警戒感で 14,800 円割れ。
週明け 4 日は続落、円高を嫌気した売りが優勢だった。5 日も続落、HSBC が発表した 7 月の中国サービス
部門購買担当者景気指数(PMI)の低下を受け、後場に下落した。6 日は 5 営業日続落、米携帯会社の買収
断念と報道されたソフトバンクが売られ、重しとなった。7 日は反発、朝方はウクライナ問題をめぐる欧米諸国と
ロシアの対立への懸念から売りが先行したが、後場は GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)を巡る報道
で買い戻しが強まり、上昇に転じた。8 日前場は大幅反落、オバマ米大統領がイラクへの空爆を承認したこと
やウクライナ情勢の緊迫化など地政学リスクへの警戒感から大幅安でスタートし、前場終値は 455 円安の
14,776 円となった。
◎来週の相場予想 (8/11∼8/15)
日本の4∼6月期GDP発表、ユーロ圏4∼6月期GDPと米国の小売売上高(7月)に注目したい。また、引き続
き緊迫化したウクライナとイラク情勢などの地政学リスクに留意したい。海外株式も全般に軟調であり、来週は
下値のメドを模索する展開が見込まれる。
<8/8前場終値>
日経平均: 14,776.88
(前週末比 ▲ 746.23 )
日経平均株価の日足グラフ
(円)
25日移動平均線
50日移動平均線
TOPIX: 1,226.84
株価等の指標騰落率
100日移動平均線
15,800
日経225
15,600
TOPIX
15,400
(同 ▲ 54.46 )
年度初来(14年3月末)比
前週(8/1)比
TOPIXコア30
15,200
JPX日経400
15,000
14,800
日経JASDAQ
14,600
東証REIT
14,400
6/24
(億株)
6/30
7/4
7/10
7/16
7/23
7/29
8/4
出来高 株数
出来高 金額
東証一部 出来高
▲6%
▲5%
▲4%
▲3%
▲2%
▲1%0% 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9%
8/8
(千億円)
30
30
25
25
20
20
15
15
(兆円) 投資部門別株式売買状況(12年1月∼累積)
20
10
10
6/23
6/27
7/3
7/9
7/15
7/22
7/28
8/1
8/7
買越
5
信託銀行
0
-5
-10
10
海外投資家
15
売越
個人
-15
12/5/18
12/10/26
●決算発表 注目銘柄 (変更になることがありますのでご注意ください)
13/4/5
13/9/13
14/2/21
14/8/1
(資料) Bloomberg より農中総研作成
(8/11) 近畿日本鉄道、日揮、荏原製作所、上組、東洋ゴム工業、ショーボンドホールディングス、日医工、
東京精密、メッセージ、大分銀行、サニックス、東洋炭素、エン・ジャパン、ハピネット
(8/12) 電通、トレンドマイクロ、マブチモーター、マツモトキヨシホールディングス、ニプロ、北越紀州製紙、シャクリー・グローバル・グルー
プ、アサツー ディケイ、アルバック、テーオーシー、大平洋金属、クレハ、東映、セイコーホールディングス、KLab、
デ・ウエスタン・セラピテクス
(8/13) グリー、アイフル、ファンケル、デジタルガレージ、レーサム
(8/14) 東燃ゼネラル石油、ネクソン、ビー・エム・エル、琉球銀行
など
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4
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4.外国為替市場
竹光 大士
◎相場概況 (8/4∼8/8 前場)
ドル・円相場は地政学リスクが意識され円高に
ドル円は週央までは、102 円台半ば∼後半で横ばい推移。週後半からはロシアが欧米の経済制裁に対
しての報復措置を発表したこと、ウクライナとの国境付近に軍を集結させているとの報道からリスク回避的
な流れが広がり 102 円台前半へ円高が進み、8 日前場もその流れを継続している。
ユーロ円は週後半にかけてドル円につられ 136 円半ばとなり、その後も地政学リスクを意識した流れか
らユーロ売りが強まり、一時 136 円台前半となった。8 日前場も円高の流れが続き、136 円を割れ、約 8 ヶ
月半ぶりの円高水準となっている。
◎来週の相場予想 (8/11∼8/15)
来週は 13 日に 4∼6 月期の日本の GDP が発表される。消費税増税の影響がどの程度であったか注
目される。この他、12 日に独 ZEW と 14 日にユーロ圏 4∼6 月期 GDP が発表される。引き続き、ユーロ売
り圧力の強い流れが続くと思われる。既に発表されたイタリアの 14 年 4∼6 月期の成長率がマイナス成長
で同国がリセッションに入ったほか、最近ドイツの指標も最近冴えない等、ユーロ圏では景気の先行き懸
念が高まっている。
(円/ドル)
円/ドル・レート
100
(円/ユーロ)
円
高
100 136
50日移
動平均
101
円/ユーロ・レート
136
101
102
102 139
103
25日移
動平均
104
2014/05/16
(ドル/ユーロ)
2014/06/13
2014/07/11
1.37
ロ
高
1.38
1.36
ー
ユ
ロ
安
1.33
2014/05/16
2014/06/13
2014/07/11
2014/06/13
2014/07/11
139
円
安
142
2014/08/08
シカゴIMM円ポジション(先物のみ) (円ドル)
ユ
50日移動
平均
25日移動
平均
104 142
2014/08/08 2014/05/16
ー
25日
移動
平均
50日移
動平均
103
円
安
ドル/ユーロ・レート
1.39
1.35
円
高
1.34
2014/08/08
(1万コントラ クト)
▲ 18
▲ 16
▲ 14
▲ 12
▲ 10
▲8
▲6
▲4
▲2
0
2
4
13/09 13/10
13/12
108
105
102
99
96
93
90
87
84
円ポジション(左軸)
81
円ドル(右軸)
78
75
14/02 14/04 14/06 14/08
(注) 1コントラクト=1250万円
(資料)Bloombergより農中総研作成
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5
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5−1.海外市場(米国、欧州)
(米国、欧州)木村 俊文
◎相場概況 (8/1∼8/7)
【米国】
米国の長期金利(10 年債利回り)は、雇用統計が市場予想を下回った一方、ISM 指数は堅調な内容となる
など経済指標は強弱まちまちだったが、ウクライナ情勢をめぐる欧米諸国による経済制裁に対して、ロシアが
対抗措置を発表(7 日)したことから地政学的リスクが高まり、7 日は先週比 15bp 低い 2.41%となった。また、株
式市場もウクライナ情勢の悪化懸念が重しとなり、売り優勢の展開となった。7 日のダウ工業株 30 種平均は、
先週比 195.0 ドル(1.2%)安い 16,368.27 ドルと 2 週連続で下落し、4 月下旬以来の安値で取引を終了した。
【欧州】
ディスインフレ傾向が続くなか、ユーロ圏サービス業PMI改定値(5日)が下方修正されたほか、4∼6月期の
イタリアの GDP が予想外のマイナスとなるなど、冴えない経済指標の発表が相次ぎ、欧州の国債市場は神経
質な展開となった。こうしたなか、ECB は金融政策の現状維持を決定(7 日)し、ドラギ総裁は会見でウクライナ
情勢をめぐる地政学的リスクに警戒感を示した。これを受けて、主要国の国債利回りはさらに低下した。10 年
ゾーンでドイツ国債、フランス国債は先週比各 7bp、3bp 利回りが低下したのに対し、ギリシャ国債は 40bp 上昇
したほか、ポルトガル国債が 15bp、イタリア国債も 11bp 上昇した。一方、株式は、ストックス欧州 600 指数が先
週比 1.5%(うち銀行株は同 2.9%)下落した。
欧州の国債利回り(10年債)
(%)
米国債のイ-ルドカーブ
(%)
4.0
10
ギリシャ
9
3.5
3.0
2.5
14/02/07
8
14/05/09
7
6
14/08/07
2.0
ポルトガル
イタリア
5
4
1.5
スペイン
3
1.0
アイルランド
2
0.5
1
ドイツ
0
0.0
1ヵ月 3ヵ月 6ヵ月
1年
2年
3年
5年
7年
10年
30年
14/1
0.10
(bp)
0.05
50
0.00
40
14/2
14/3
14/4
14/5
14/6
14/7
14/8
ドイツ国債との利回りスプレッド(直近1週間の変動幅)(10年債)
30
▲ 0.05
▲ 0.10
1週前差
20
▲ 0.15
1ヵ月前差
10
0
3ヵ月前差
(ドル)
17,500
10年
30年
米国の株価指数
(ポイント)
17,000
155
350
150
300
16,000
250
200
15,500
NYダウ工業株30種
150
15,000
14/1
14/2 14/3
14/4
14/5
14/6
14/7
14/8
欧州の株価指数
400
16,500
(参考)日本
7年
(参考)米国
5年
英国
3年
ポルトガル
2年
アイルランド
1年
ギリシャ
1ヵ月 3ヵ月 6ヵ月
スペイン
▲ 0.30
イタリア
▲ 10
▲ 0.25
フランス
▲ 0.20
145
140
135
ストックス欧州
600指数①
うち銀行
セクター②
130
125
100
120
14/1 14/2 14/3 14/4 14/5 14/6 14/7 14/8
①−②
(右軸)
(資料)Bloomberg より農中総研作成
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6
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5−2.海外市場(中国、その他新興・資源国)
(中国)王 雷軒、
(その他新興・資源国)多田 忠義
◎相場概況(8/1∼8/7)
【中国】
中国国家統計局などが 1 日に発表した中国の製造業 PMI(7 月)が 51.7 と市場予想(51.4)を上回り、2 年
3 ヶ月ぶりの高水準となったことや、中国証券監督管理委員会(CSRC)が証券業に対する規制緩和を発表し
たことなどを背景に、週明け 4 日の上海総合指数は大幅に上昇した。しかし、その後は、中国人民銀行(中
央銀行)が公開市場操作による資金吸収を実施したほか、HSBC(香港上海銀行)が発表した中国のサービ
ス業 PMI(7 月)が大きく低下したことなどを受けて下落した。
【その他新興・資源国】
米雇用統計が市場予想を下回ったことで欧米株に売りが出たことや、ウクライナ情勢をめぐってロシアが
米欧へ対抗措置を講じたことなどでリスクオフムードとなり、株・通貨安となった。国別に見ると、インドでは、
政策金利の維持を決定した。インドネシアでは、4∼6 月期の GDP を発表、鉱物資源の輸出制限が成長を押
し下げ、前年比 5.1%と 4 年半ぶりの低水準となった。オーストラリアでは、RBA が政策金利の維持を決定し
たほか、6 日には雇用統計が発表され、就業者数減、失業率上昇と予想外の悪化となり、豪ドル安、株安とな
った。ブラジルでは、ウクライナ情勢の悪化による欧米とロシアとの対立深刻化が世界経済に悪影響を与え
るとの懸念が広がった一方、対抗措置で農産物の輸出が制限されることから欧米諸国への売り上げ後押し
の期待も台頭し、売り買い交錯となった。ロシアでは、欧米制裁に対する対抗措置の発表で地政学リスクが
意識され、株・ルーブル安が進んだ。
(ポイント)
上海総合指数
2,250
新興・資源国通貨:対米ドル騰落率
前月(7/9)比
前週(8/1)比
2,200
トルコ・リラ
欧・中東・アフリカ
2,150
2,100
2,050
2,000
EMアジア
14/08
14/07
14/06
EMラテンアメリカ
エジプト・ポンド
EMヨーロッパ
105
100
カナダ・ドル
ラテンアメリカ
110
14/05
14/04
14/03
14/02
MSCI-EM
ノルウェー・クローネ
メキシコ・ペソ
自
国
通
貨
安
ド
ル
高
)
新興国株価指数(MSCI Index)
('13.01=100)
ロシア・ルーブル
ポーランド・ズウォティ
(
1,950
南アフリカ・ランド
アルゼンチン・ペソ
コロンビア・ペソ
自
国
通
貨
高
チリ・ペソ
95
ブラジル・レアル
85
シンガポール・ドル
ニュージーランド・ドル
14/08
14/07
14/06
14/05
14/04
政策金利の推移
10
8
オーストラリア
ブラジル
インド
6
4
2
0
14/02 14/03 14/04 14/05 14/06 14/07 14/08
ロシア
ニュージーランド
インドネシア
オーストラリア・ドル
アジア・オセアニア
(%)
12
14/03
14/02
75
70
ド
ル
安
)
80
(
90
タイ・バーツ
フィリピン・ペソ
マレーシア・リンギット
韓国・ウォン
インドネシア・ルピア
インド・ルピー
中国元
▲6% ▲5% ▲4% ▲3% ▲2% ▲1%
0%
1%
(注)一部通貨は前営業日終値、それ以外は本グラフ作成時点との比較
(資料)Bloombergより農中総研作成
農林中金総合研究所
7
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6.指標分析・注目点
南 武志
① 今週のレビュー
日本銀行の金融政策決定会合が 8 月 7∼8 日に開催された。結果的には、大方の予想通り、政策変更
はなかった。日銀としては、夏場にかけて物価上昇率はやや鈍化するものの、年度下期に入れば再度上
昇傾向を強めていき、15 年度中には 2%程度まで高まるとの見方を維持し続けている、ということである。
仮にそうなれば、量的・質的金融緩和策は終了することになり、15 年前半にも出口が意識されることにな
る。一方で、金利低下圧力の根強い債券市場の参加者はそうは考えておらず、15 年入り後も日銀は少な
くとも現行程度の国債買入れを続行することを前提に行動している。この乖離はそう遠くない将来、埋めら
れる運命にあるが、その際に金利がどのような反応をするのか、注目される。
以下、今週発表された主要な月次経済指標を確認していきたい。まず、6 月の景気動向指数によれば、
先行 CI は消費者態度指数などの改善もあり、前月差 0.7 ポイントと 5 ヶ月ぶりの改善となった。しかし、一
致 CI は生産の大幅低下などによって同
▲1.8 ポイントと 2 ヶ月ぶりのマイナスとな
り、その 7 ヶ月後方移動平均の前月差も
マイナスに転じた。一致 CI による景気の
基調判断は「足踏み」のままであるが、7
月分も同▲1.5 ポイント以上の低下とな
れば「下方への局面変化」へ下方修正
景気動向指数:一致CIの動向
(2005年=100)
120
115
110
105
100
95
90
一致CI
85
後方3ヶ月移動平均
80
されることになるほか、仮に低下しなか
ったとしても 8 月にも同様に下方修正さ
75
2005年
後方7ヶ月移動平均
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
(資料)内閣府
れる可能性がある。6 月時点では耐久財メーカー等での在庫積み上がりが広がるなど、今後の生産・在庫
調整の行方が注目されているが、政府・日本銀行ともまだ楽観的であるのが実情である。
次に 6 月の国際収支統計であるが、経常収支は 1,256 億円(季節調整済、以下同じ)と 3 ヶ月連続の
黒字となったが、5 月分(3,846 億円)からは黒字幅が縮小した。また、原系列では▲3,991 億円と 5 ヶ月ぶ
りに赤字となった。内容的には、貿易収支は▲7,960 億円と 3 ヶ月ぶり、サービス収支も▲2,806 億円と 5
ヶ月ぶりでいずれも赤字が拡大したことに加え、第一次所得収支も 1 兆 2,785 億円と黒字が縮小した。な
お、4∼6 月期を通じて経常収支は 6,407 億円と 2 四半期ぶりに黒字へ戻った。
最後に、消費関連指標であるが、6 月の消費総合指数は前月比 0.7%と、小幅ながらも 2 ヶ月連続で持
ち直しの動きが見られた。しかし、4 月の落ち込み分(同▲8.2%)を取り戻すには至らず、4∼6 月期として
は前期比▲4.5%と 7 四半期ぶりに悪化、13 日に発表予定の GDP 第 1 次速報が大幅マイナス成長とな
る可能性と整合的な結果となった。なお、先週 1 日に発表された 7 月の乗用車販売台数(含む軽)は前年
比▲2.6%と 2 ヶ月ぶりの減少。軽乗用車は同▲7.5%と 13 ヶ月ぶりの減少となったものの、普通車が同▲
1.4%と 4 ヶ月連続の減少ながらも減少幅は縮小傾向にあるほか、小型車が同 1.9%と 2 ヶ月連続の増加
となるなど、一見すれば「持ち直しの動き」と受け取る向きもあるが、昨年は 6∼8 月にかけての販売状況
は決して良くなかったこと考慮する必要がある。実際、季節調整後の台数は 1 月(45.4 万台)をピークに減
少傾向が続いており、7 月は 35.5 万台まで落ち込んだ(年率▲4 割のペースで減少)。
農林中金総合研究所
8
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7.今週の主なできごと
月 日
8 月 1 日(金)
政治・財政
・次世代の党:衆参 22 人で発足
・政府:日本の領海の基点となる
500 の離島のうち、158 の無名の
無人島を命名
経済・金融
・住宅金融支援機構:長期固定
金利の住宅ローン「フラット 35」の
8 月の適用金利を発表、取扱金
融 機 関 の 最 低 金 利 が 前 月 より
0.04%低い 1.69%となり 3 ヶ月ぶ
りに過去最低を更新
海外・その他
・台湾高雄市:同市中心部で大
規模な爆発が連続して起き、警
官や消防隊員4人を含む計 24 人
が死亡、271 人が負傷
8 月 2 日(土)
・中国雲南省:同省北東部では、
マグニチュード(M)6.5 の地震は
発生、被災者は 100 万人に上る
・ポルトガル中央銀行:経営危機
に陥っている同国の大手銀バン
コ・エスピリト・サント(BES)の救
済に乗り出し、49 億ユーロ(約
6,700 億円)の注入と発表
8 月 3 日(日)
8 月 4 日(月)
・りそな HD:約 3 兆円の注入を受
けた公的資金を 7 月末でほぼ返
済し、03 年から続く実質国有体
制は終了
・オランドフランス大統領:欧州中
央銀行(ECB)とドイツは成長促
進策を強化し、欧州に「実在する
デフレリスク」に対処する必要が
あるとの認識を示し
8 月 5 日(火)
・安倍首相:9 月第 1 週に内閣改
造・党役員人事に踏み切る方針
を表明
・政府閣議:40 人・2 団体の資産
凍結等を含む対ロ追加制裁措置
を閣議了解、発動
・農林水産省:食料自給率(カロ
リーベース)が 4 年連続で 39%に
なる
・コロンビア:日本の特許庁によ
る審査結果をそのまま適用でき
る制度に署名
・日本政策投資銀行:大企業の
設備投資計画調査によると 14 年
度の国内設備投資は 17 兆 7,102
億円と 13 年度に比べて 15.1%
増、計画段階としては 24 年ぶり
の高水準となる
・ソフトバンク傘下のスプリント:
米携帯会社Tモバイルの買収交
渉を中断すると複数の関係筋が
明らかに
8 月 6 日(水)
・安倍首相:APEC での日中首脳
会談に意欲
・ソニー銀行・イオン銀行:ATM で
提携、ソニー銀行利用者は約 9
万台の ATM を利用できるように
なる
・仲井真沖縄県知事:知事選に 3
選を目指して出馬することを正式
表明
・人事院:一般職公務員の給与
について月給を 0.27%、ボーナス
を 0.15 ヶ月分引き上げるよう国会
と内閣に勧告
・プーチンロシア大統領:ロシアに
制裁を科した国からの農産物な
どの輸入を禁止、制限する大統
領令に署名
・中国国家発展改革委員会:日
本の自動車メーカーなど 12 社に
対して、独占禁止法違反の疑い
で調査を進め
・ドラギ ECB 総裁:中期的なイン
フレ見通しが変わる場合は大規
模な資産買い入れに着手する用
意があると表明
・オバマ米大統領:イラクへの空
爆承認との緊急声明を発表
8 月 7 日(木)
8 月 8 日(金)
・三菱 UFJ 銀行等 3 メガバンク:
17 年にも北米から日本へ輸出が
始まる北米シェールガス事業へ 1
兆円強を投資する方向で調整
農林中金総合研究所
9
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8.日米経済指標の動向(グラフ)
【日本】
(兆米ドル)
(%)
外貨準備高(7月末)
マネタリーベース:前年比(7月)
(兆円)
60
1.30
300
月末残高
前年比
50
1.28
40
1.26
1.24
250
200
30
150
20
100
10
50
0
0
▲ 10
1.22
'12.7
'13.1
'13.7
'14.1
'14.7
▲ 50
'12.7
'13.1
'13.7
'14.1
'14.7
外貨準備高(原数値)は、1兆2,760億米ドルと前月から減少
した。
マネタリーベースは、前年比42.7%の243.2兆円だった。
(ポイント)
(兆円)
景気動向指数 (6月速報)
116
国際収支(6月)
1.5
一致CI
先行CI
113
1.0
0.5
110
0.0
107
▲ 0.5
104
▲ 1.0
101
経常収支
経常収支(季調済)
▲ 1.5
98
'12.6
'12.12
'13.6
'13.12
'14.6
▲ 2.0
'12.6
'12.12
'13.6
'13.12
'14.6
景気動向指数(速報値)の一致CIは、109.4と先月から低下し 経常収支(原数値)は、▲3,991億円と5ヶ月ぶりの赤字となっ
た。同季節調整値は、1,256億円と3ヶ月連続の黒字。
た。また、先行CIは、105.5と5ヶ月ぶりに上昇した。
(資料)Bloomberg より農中総研作成
農林中金総合研究所
10
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【米国】
(万人)
(万人) (億ドル)
新規失業保険申請件数(8月2日週)
295
34
280
32
265
▲ 150
30
250
▲ 300
新規失業保険申請者件数
4週移動平均
失業保険継続受給者(右軸)
28
26
2/15
3/29
5/10
235
220
6/21
貿易収支:季調済(6月)
300
36
150
0
うち財
うちサービス
貿易収支
▲ 450
▲ 600
▲ 750
'12.6
8/2
'12.12
'13.6
'13.12
'14.6
新規失業保険申請者件数は、28.9万人と事前予測(30.4万
貿易収支は、▲415億ドルと、事前予測(▲448億ドル)より赤
人)を下回った。一方、失業保険継続受給者数(7月26日週) 字幅が小さかった。
は、251.8万人と事前予測(251.2万人)を上回った。
(%)
(万人)
個人消費支出:季調済前月比(6月)
40
4.0
3.0
2.0
1.0
0.0
▲ 1.0
▲ 2.0
▲ 3.0
▲ 4.0
▲ 5.0
'12.6
'12.12
'13.6
'13.12
'14.6
6.0
非農業部門雇用者数変化(左軸)
失業率(右軸:逆目盛)
30
個人消費支出
個人所得
(%)
雇用統計:季調済(7月)
6.5
20
7.0
10
7.5
0
8.0
▲ 10
8.5
'12.7
'13.1
'13.7
'14.1
'14.7
個人消費支出は、前月比0.4%と事前予測どおりだった。一
方の個人所得も、同0.4%と事前予測どおりだった。
雇用統計の非農業部門雇用者数変化は、前月比20.9万人と
事前予測(23.0万人)を下回った。一方の失業率は、6.2%と事
前予測(6.1%)を上回った。
(ポイント)
(%)
60
ISM景況指数:季調済(7月)
製造業
非製造業
58
製造業受注指数:季調済前月比(6月)
4.5
3.0
1.5
56
0.0
54
▲ 1.5
52
▲ 3.0
50
▲ 4.5
48
'12.7
'13.1
'13.7
'14.1
'14.7
▲ 6.0
'12.6
'12.12
'13.6
'13.12
'14.6
米供給管理協会(ISM)発表の製造業景況指数は57.1と事前 製造業受注指数は、前月比1.1%と事前予測(同0.6%)を上
予想(56.0)を上回った。また、非製造業景況指数も、58.7と 回った。
事前予測(56.5)を上回った。
(資料)Bloomberg より農中総研作成
農林中金総合研究所
11
内外金融市場データ
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長期金利
新発
10年
国債
利回
14/06/06
14/06/09
14/06/10
14/06/11
14/06/12
14/06/13
14/06/16
14/06/17
14/06/18
14/06/19
14/06/20
14/06/23
14/06/24
14/06/25
14/06/26
14/06/27
14/06/30
14/07/01
14/07/02
14/07/03
14/07/04
14/07/07
14/07/08
14/07/09
14/07/10
14/07/11
14/07/14
14/07/15
14/07/16
14/07/17
14/07/18
14/07/21
14/07/22
14/07/23
14/07/24
14/07/25
14/07/28
14/07/29
14/07/30
14/07/31
14/08/01
14/08/04
14/08/05
14/08/06
14/08/07
14/08/08
0.600
0.595
0.595
0.600
0.595
0.600
0.595
0.590
0.595
0.585
0.580
0.580
0.580
0.570
0.565
0.560
0.565
0.550
0.560
0.565
0.565
0.560
0.550
0.545
0.540
0.535
0.535
0.540
0.540
0.530
0.540
休場
0.540
0.535
0.520
0.530
0.525
0.525
0.525
0.530
0.530
0.525
0.515
0.520
0.525
0.510
短期金利
外国為替
金利
債先 スワップ
国庫
TIBOR
無担保
10年物 レート
短期
ユーロ
コール
中心
5年物
証券
円
翌日物
限月 (円-円)
3ヶ月物 3ヶ月
仲値
TIBOR
ユーロ
円
6ヶ月
金利
先物
(利回)
中心
限月
ユーロ
ドル円
円
スポット ユーロ
スポット
レート
ドル
レート
東京 スポット
東京
17:00 レート
17:00
現在
現在
145.51
145.47
145.55
145.48
145.24
145.20
145.19
145.33
145.27
145.34
145.43
145.38
145.44
145.53
145.63
145.74
145.65
145.70
145.64
145.60
145.56
145.60
145.72
145.82
145.85
145.95
145.85
145.88
145.85
145.93
145.83
休場
145.85
145.93
146.00
145.91
145.97
145.99
145.98
145.92
145.94
145.99
146.06
146.03
145.95
146.15
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.304
0.303
0.301
0.299
0.299
0.299
0.299
0.299
0.299
0.299
休場
0.299
0.299
0.299
0.299
0.299
0.299
0.299
0.299
0.299
0.299
0.299
0.299
0.299
0.299
0.200
0.195
0.195
0.195
0.195
0.195
0.200
0.185
0.190
0.190
0.185
0.185
0.185
0.185
0.185
0.185
0.185
0.185
0.185
0.195
0.195
0.195
0.190
0.190
0.185
0.185
0.185
0.185
0.190
0.190
0.190
休場
0.185
0.190
0.190
0.190
0.190
0.195
0.195
0.195
0.195
0.200
0.200
0.200
0.200
0.200
102.27
102.46
102.25
102.28
102.08
101.83
101.93
102.04
102.23
101.79
101.92
101.88
101.97
101.91
101.79
101.43
101.39
101.52
101.50
101.93
102.01
102.05
101.81
101.66
101.52
101.37
101.48
101.57
101.70
101.50
101.41
休場
101.50
101.38
101.46
101.90
101.88
101.91
102.17
102.87
102.95
102.59
102.58
102.52
102.29
101.82
0.305
0.306
0.301
0.305
0.299
0.300
0.298
0.289
0.291
0.289
0.283
0.283
0.276
0.268
0.263
0.260
0.266
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0.249
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休場
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休場
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1.360
1.361
1.361
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1.360
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1.361
1.364
1.361
1.361
1.362
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1.353
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1.352
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1.346
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1.338
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1.336
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138.72
138.48
138.74
138.72
138.68
138.15
138.42
139.01
138.76
139.25
138.65
138.65
138.38
138.41
138.42
137.91
138.38
138.33
137.84
137.37
137.22
休場
137.07
136.43
136.71
137.21
136.85
136.90
136.90
137.80
137.75
137.78
137.55
137.09
136.79
136.05
国内株価指数
日経
平均
株価
225
TOPIX
15,077.24
15,124.00
14,994.80
15,069.48
14,973.53
15,097.84
14,933.29
14,975.97
15,115.80
15,361.16
15,349.42
15,369.28
15,376.24
15,266.61
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15,095.00
15,162.10
15,326.20
15,369.97
15,348.29
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15,379.44
15,314.41
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15,379.30
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15,215.71
休場
15,343.28
15,328.56
15,284.42
15,457.87
15,529.40
15,618.07
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15,523.11
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1,234.57
1,234.78
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1,273.68
1,273.59
1,273.38
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休場
1,273.27
1,272.39
1,269.86
1,281.35
1,286.07
1,290.41
1,292.24
1,289.42
1,281.30
1,276.19
1,263.53
1,251.29
1,258.12
1,230.50
海外株価指数
米国
NYダウ
工業株
30
米国
ナスダック
総合
ストッ
クス
欧州
600
16,924.28
16,943.10
16,945.92
16,843.88
16,734.19
16,775.74
16,781.01
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16,906.62
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16,867.51
16,846.13
16,851.84
16,826.60
16,956.07
16,976.24
17,068.26
休場
17,024.21
16,906.62
16,985.61
16,915.07
16,943.81
17,055.42
17,060.68
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16,976.81
17,100.18
17,051.73
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17,086.63
17,083.80
16,960.57
16,982.59
16,912.11
16,880.36
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4,321.11
4,337.23
4,362.84
4,359.33
4,368.04
4,368.68
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4,397.93
4,408.18
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4,457.73
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休場
4,451.53
4,391.46
4,419.03
4,396.20
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4,442.70
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4,352.84
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348.15
348.09
346.31
345.57
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341.86
341.97
341.86
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348.91
347.95
344.80
339.99
339.96
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331.91
331.15
332.10
329.19
326.96
海外金利
米国
米国
財務省 財務省 独国
証券
証券 10年物
中国
上海総合 3ヶ月物 10年物 国債
国債
国債
利回
利回
利回
2,029.96
2,030.50
2,052.53
2,054.95
2,051.71
2,070.72
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2,038.61
2,038.34
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2,070.36
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2,187.67
2,193.15
0.030
0.030
0.030
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0.036
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2.603
2.644
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2.595
2.603
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2.652
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2.621
2.605
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2.529
2.534
2.530
2.565
2.626
2.638
2.638
2.611
2.556
2.550
2.536
2.516
2.547
2.547
2.526
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2.481
2.467
2.460
2.466
2.503
2.466
2.485
2.460
2.557
2.558
2.493
2.482
2.484
2.471
2.411
2.384
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1.379
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1.245
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1.204
1.191
1.149
1.155
1.148
1.166
1.146
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1.147
1.148
1.120
1.170
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1.131
1.135
1.167
1.101
1.062
その他
NY
金
先物
期近
NY
原油
先物
WTI
期近
OPEC
原油
バス
ケット
価格
1253.2
1254.6
1,260.9
1,262.0
1,274.8
1,274.9
1,276.1
1,272.7
1,273.4
1,314.8
1,317.4
1,319.1
1,322.1
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1,322.8
1,327.4
1,331.8
1,321.6
休場
1,318.0
1,317.7
1,325.8
1,340.6
1,338.9
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1,318.5
1,311.0
1,315.5
1,308.0
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休場
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103.40
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102.93
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102.09
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105.21
103.60
102.90
102.59
102.23
102.05
(資料)Bloombergより農中総研作成。最終日は14時2分時点で入手可能な最新データを掲載。最終日のTOPIXは20分ディレイで表示。
農林中金総合研究所
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