第1回茨木市廃棄物減量等推進審議会会議録(PDF:30KB)

平成20年度茨木市廃棄物減量等推進審議会第1回会議録
開催日時
出席者
欠席者
傍聴人
平成20年11月26日(水)
午後3時30分開会・午後4時45分閉会
圓入
克介、北村
武夫、寺本
清八、西島
澄子、
岡野
清幸、正田
直行、山中
美幸、中尾
長壽、
黒葛
富佐子
原田
智代、今堀
竹原
篤子
( 9人)
洋子、山田
弌江、三原
知子、
(5人)
0人
赤土産業環境部長、廣内環境政策課長、佐藤環境事業課長、古川 環
市
境 保全課長、堀内環境事業課参事兼環境衛生センター所長、石原環
境政策課長代理兼減量企画係長、東井環境政策課主査
・環境学習センターについて
議題
・本市のごみ排出量の推移について
・本市のごみ減量施策について
・ごみ減量啓発ビデオ
上映
平成20年度茨木市廃棄物減量等推進審議会第1回会議録
日
時
平成20年11月26日(水)午後3時30分∼
場
所
茨木市役所南館
防災会議室
(午後3時30分開会)
司会
お待たせいたしました。
ただいまから、茨木市廃棄物減量等推進審議会を開催いたします。委員の皆様方には公
私何かとお忙しい中、ご出席をいただきましてありがとうございます。
本日の司会を担当いたします産業環境部環境政策課課長代理の石原でございます。
まず始めに、赤土産業環境部長から、ごあいさつを申し上げます。
赤土部長
産業環境部長の赤土でございます。
本日は、茨木市廃棄物減量等推進審議会を開催いたしましたところ、公私、何かとお
忙しい中ご出席をいただきまして、ありがとうございます。
また日ごろは、環境行政を始め、市政の推進にそれぞれのお立場から、深いご理解と
お力添えをいただいておりますこと、この場をお借りいたしまして、厚くお礼申し上げ
ます。
さて本市では、平成 17 年度に本審議会でご審議いただきました「一般廃棄物処理基
本計画」に基づきまして、ごみ減量を重要な政策課題の一つに位置づけましてその取り
組みを進めております。基本計画に基づきまして、昨年4月からは、ごみ袋の透明化や
資源物の分別収集、また、古紙類の収集等の取り組みによりまして、家庭系ごみにつき
ましては、前年度と比べて約 16 %減少することとなり、事業系ごみは前年度と比べ約
3 %の減少となっています。また、平成 18 年度にご審議いただきました廃棄物の減量
及び適正処理に関する条例につきましては、昨年 10 月から施行いたしておりまして、
この条例に基づきまして、環境衛生センターへ搬入される事業系ごみの検査や多量排出
事業所への訪問を行うなど、ごみの減量に取り組んでいるところでございます。
本日は、本市の廃棄物行政の現状を説明させていただくとともに、昨年度にご審議を
お願いいたしました環境学習センターをめぐりましてのご報告をさせていただきたく考
えております。
委員の皆様方には、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げまして、私のあいさ
つといたします。よろしくお願いいたします。
司会
今年7月1日付けで機構改革がございました。
持続可能な自主自律の行財政運営の確立、総合計画やマニフェストなどの政策を着実
に推進する体制の確立、限られた行政資源の有効活用を図ることを目的として機構改革
が行われました。
環境政策課は、旧環境保全課の政策係、旧減量推進課減量推進係の名称を変更した減
量企画係及び新たに路上喫煙対策等を担当する生活環境係の3係となっております。
環境政策課の役割としては、市民が安全かつ健康で文化的な生活を営むことができる
良好な環境を確保し将来の世代に継承していくために、環境政策の総合的な企画・調整
を行い、環境の保全に係る啓発及び普及に努め、推進することであります。
よろしくお願いいたします。
続きまして、本審議会の委員の交代がございましたので、新しい委員の方をご紹介い
たします。
茨木市自治会連合会幹事の寺本委員でございます。
次に、市職員を紹介いたします。先ほどごあいさついたしました産業環境部長の赤土
でございます。
環境政策課長の廣内でございます。
環境事業課長の佐藤でございます。
環境事業課参事兼環境衛生センター所長の堀内でございます。
環境保全課長の古川でございます。
環境政策課主査の東井でございます。
本審議会は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律第5条の7」及び「茨木市廃棄物
の減量及び適正処理に関する条例第8条」に基づき設置した審議会でございます。
審議会の運営等につきましては、「茨木市廃棄物減量等推進審議会規則」に定めてお
り、これに従い進めてまいります。
本日の出席状況でございますが、委員 14 人の内、9人ご出席いただいております。
なお、原田副会長、今堀委員、山田委員、竹原委員、三原委員は欠席でございます。
それでは、茨木市廃棄物減量等推進審議会規則第3条第1項の規定により、圓入会長
に議長をお願いいたします。
圓入会長よろしくお願いいたします。
議長
ただいま、事務局から報告がありましたとおり、過半数の委員のご出席をいただいて
おりますので、本会議は成立しております。
傍聴者がおられましたら、入室してください。
(
傍
聴 者
な し
)
議長
それでは、ただいまから会議を始めます。
まず、昨年から検討してまいりました、環境学習センターにつきまして事務局から説
明をお願いします。
事務局
環境政策課の廣内です。よろしくお願いいたします。
環境学習センターにつきましては、昨年度、廃棄物減量等推進審議会において、視察
も含めまして、5回ご審議いただいておりますが、市の財政状況が非常に厳しい状況か
ら、建設時期につきましては確定できない状況であります。今年度の市税収入でありま
すが、約16億円の減を見込まざるを得ない状況に陥っております。また、平成21年
度の市税収入につきましても、さらに落ち込むのではないかという認識をしているとこ
ろであります。
しかし、市長のマニフェストにおいて「環境教育・情報発信の拠点となる施設の検
討」が謳われておりますので、決して施設の計画をあきらめたとか、やめたわけではあ
りませんのでご理解をお願いしたいと思います。
施設について具体的に検討できる時期になりましたら、昨年度の審議会でいただいた
ご意見を参考にさせていただくことは当然でございますが、改めてご意見をいただくこ
とになると思いますので、その節にはよろしくご審議いただきますようお願い申し上げ
ます。
それでは、昨年度ご審議いただきました、環境学習センターについての主なご意見を
まとめさせていただいておりますので、ご確認をお願いいたします。
内容といたしましては
・目的について
・設置場所等について
・センター機能について
・施設内容について
・その他
と、項目ごとにまとめさせていただいております。ご確認いただきまして、お願いした
いと思います。
環境学習センターについての説明は以上でございます。
議長
資料の主な意見内容についてはこの場で皆さんに読んでいただくということでしょう
か。
事務局
資料については以前にお渡ししていますし、再度、4回目・5回目に様々な意見をい
ただいていますが、一つにまとめさせていただき集約させていただきました。相対する
ような意見もありますがそれぞれ考え方もありますので確認をお願いします。せっかく
ご審議いただいて、計画も示せないのは非常に心苦しいですが、先程説明した経済的な
状況もありますのでご理解いただきたいと思います。
議長
各項目別に昨年度から検討してきた内容についてまとめていただいています。ここで、
少し時間をいただきまして、さっと目を通していただき、その中で何かご意見・ご質問
がございましたら、お出しいただきたいと思います。
それでは、項目ごとに見ていきたいと思いますが、「目的」について何か抜けている
などご意見がありましたらお出しいただきたいと思います。
昨年度、非常にたくさんの意見が出たのをうまくまとめていただいていますので、よ
ろしいでしょうか。
それでは次に「設置場所等」について何かご意見・ご質問がありましたらお出しいた
だきたいと思います。
A委員
設置場所について、「市の中心という考えもあるが、環境の優れた山間部に置いて、
そこへサイクリングロードなどで家族そろってピクニックに行けるようなところがよ
い」について、若い世代は良いが、現在社会の動向を見ても高齢化社会・核家族化にな
ってきている。高齢者の行きやすい場所にあってもおもしろいのでは。
議長
ありがとうございます。資料の内容について、昨年から検討した内容をまとめていた
だいているもので、新たな項目を加えるということでなく、出された意見について間違
いがないか等を見ていただきたい。
ただいまの意見は、具体的に動き出した段階で、その時に合った形で新たなご意見を
伺いたいと思います。よろしくお願いします。
「設置場所等」について他にないでしょうか。
続きまして「センター機能」について意見をまとめられているが、抜けている内容等
ありませんでしょうか。
続きまして「施設内容」について、見学した内容を含めて色んな意見が出ていました。
抜けている内容等ありませんでしょうか。
続きまして「その他」について意見をまとめられているがよろしいでしょうか?
具体的に動き出すような状況になりましたら、あらためてそれぞれの項目について検
討することが必要かと思いますのでよろしくお願いします。
続きまして、「本市のごみ排出量の推移について 」「本市のごみ減量施策について」
「ごみ減量に関する啓発ビデオ」をまとめて事務局から説明をお願いします。
事務局
それでは 本市のごみ排出量の推移についてご報告させていただきます。先程の部長
の挨拶とかぶる所もありますがよろしくお願いいたします。
家庭系ごみ排出量につきましては、平成 12 年度をピークに減少傾向にあります。昨
年4月から、ごみ袋の透明化、缶・びん・ペットボトルの分別収集、古紙収集を実施し、
平成 19 年度の収集量は 55,361 トンで、平成 18 年度と比べ、約 16.4 %減少しており
ます。
また、平成 19 年度の1人1日当たりのごみ量は 560.6 gとなり、一般廃棄物処理基
本計画で設定した平成 22 年度の減量目標値 595.3 gを約 35 g下回っています。目標
を達成しているということです。
事業系ごみ排出量については、平成 16 年度をピークに減少しており、平成 19 年度
の収集量は 56,580 トンで、平成 18 年度と比べ、約 3.1 %の減少となっております。
家庭系ごみと事業系ごみを合わせた総ごみ量は、平成 19 年度は、111,941 トンで平
成 18 年度と比べ、約 10.2 %の減少となっております。
また、資源物の平成 19 年度収集量は、びん 1,530 トン、缶 400 トン、ペットボトル 648
トンで平成 18 年度と比べ、約 10.8 %増加し、古紙回収量は、973 トンとなっておりま
す。資源物の売却金額につきましては、平成 19 年度は約 3,623 万円で平成 18 年度の
約 5.4 倍となっております。
次に、「本市のごみ減量施策について」ご報告させていただきます。
「再生資源集団回収報奨金制度について」でございますが、再生資源集団回収を自主
的に行うこども会等の地域住民団体に対して、平成 10 年度から、活動に必要な資材の
購入費用等の一部を助成しています。収集回数と収集量に応じて1万円から5万円を支
給しております。平成 19 年度の回収量は合計で約 10,806 トンで、371 団体に 1,384 万
円を支給しております。品目毎収集量等は資料のとおりでございます。
次に、「生ごみ処理容器等設置補助事業について」でございます。
家庭から出る生ごみの減量化と再資源化を図るため、平成5年度から電源を必要とし
ない生ごみたい肥化容器の補助事業を実施し、平成 12 年度からは電気式生ごみ処理機
も補助対象としております。
補助額は、購入費用の2分の1で、電源を必要とするものは2万円、電源を必要とし
ないものは5千円が上限となっております。
平成 19 年度は、電源を必要とするものは 146 基、電源を必要としないものについて
は 25 基に補助いたしております。平成 19 年度に補助した生ごみ処理容器等による減
量効果は年間約 25.2 トンと推計いたしております。
次に、「廃棄物減量等推進員について」でございます。
平成6年2月から実施している廃棄物減量等推進員制度は、平成 18 年度から各自治
会で原則として1人の推進員を推薦していただき、現在約 440 名の方に活動していた
だいております。主な活動としては、各地域でのごみの適正排出の指導やごみ集積場所
の点検を始めとして、市が実施する街頭啓発キャンペーンや研修会にも参加していただ
いております。
最後に、「その他の施策」ですが、家庭系ごみの減量につきましては、平成 19 年度
には「ごみの分け方・出し方ガイドブック」を作成し、全世帯に配布いたしております。
また、ごみ減量啓発ビデオ「MOTTAINAI」を制作し、自治会や小中学校等の公
共施設にも配布しております。
事業系ごみの減量につきましては、環境衛生センターへ搬入されるごみの検査や一般
廃棄物減量計画書の提出と廃棄物管理責任者の届出の義務化、事業系ごみ減量啓発リー
フレットの配布、廃棄物管理責任者研修会などを実施しております。また、多量排出事
業所を訪問してごみ減量の指導を行い、今年度は業種毎のごみ減量への取り組みをまと
めたごみ減量マニュアルを作成中であります。今後も積極的に事業系ごみ減量に取り組
んでまいりたいと考えております。
あと、カレンダーを置かせていただいております。これは、ごみ収集カレンダーとい
たしまして啓発等を含めて広報紙 12 月号と同配する予定となっています。以上で説明
を終わらせていただきます。
続きまして、先ほど説明しております、3月に完成した『ごみ減量啓発ビデオ「MO
TTAINAI」』をご覧いただきたいと思います。今回、このビデオ制作に当たりま
しては、審議会委員をしていただいているマイカル茨木の正田様に大変お世話になりま
した。ありがとうございました。
それでは、ビデオをご覧いただきたいと思います。
『ごみ減量啓発ビデオ「MOTTAINAI」』上映
議長
ビデオ上映の前に「本市のごみ排出量の推移について」「本市のごみ減量施策につい
て」の項目の報告をいただきましたが、確実にごみが減ってきている成果が見えてきて
います。この二つの項目につきまして何かご意見ございますか。
B委員
ビデオの利用方法について何か決めていることはあるのでしょうか。
事務局
全自治会に配布を行い、皆さんで見ていただき、知っていただき、ごみ減量に取り組
んでいただきたいということで配っております。あと、小・中学校にも配布して子ども
達にも見ていただき取り組みを進めていただいている。また、図書館等の公共施設にも
配布しております。今のところはそういう状況です。
B委員
少し見るには長すぎるという気はしないですか。
事務局
ビデオ業者からは、約20分程度が良いという提案がありましたが、30分近くにな
っています。昔のビデオでは難しいのですが、 DVD では3つにわかれており、それぞ
れクリックして一部分・一部分を再生できるようになっています。時代的には昔の VHS
でなく、その時にあった教材の使い方ができるということで、業者と相談しながら最低
盛り込みたい所もありこのようになりました。
議長
意見がビデオの方に行きましたが、その前の資料「減量の実態について」特に何かご
意見ありませんか。
C委員
認識不足だと思うのだが、先程のビデオの映像には、リサイクル的なものについての
処理の仕方について出てくるが、実際出ているごみの処理する量はリサイクルする量に
対してどのくらいの割合になっているのか。
堀内所長
センターではスラグ・鉄分があり、粗大ごみの中で鉄系がある程度抜かれることもあ
りますので、現在は、スラグは 10 %強・鉄分は3%弱という比率が出ています。
C委員
質問の仕方がまずかったかもわからないのですが、茨木市で年間のごみ量の中の何%
ぐらいがリサイクル・再資源になっているのか。焼却や処理してしまう部分はどのくら
いの比率になっているのか。
堀内所長
資料のデータの中で示しているように、全体の総ごみ量が平成 19 年で 111,941 トン。
資源物収集量(缶・びん・ペットボトル・古紙類)が 3,551 トン。集団回収が 10,806
トン。この辺りが比率になります。
佐藤課長
細かい数字までは持ってきていないが、平成 19 年度の収集したごみ量に対する缶・
びん・ペットボトル・古紙類、センターの粗大ごみの鉄くずの資源化率は2.数%とな
っています。それにプラス、溶融後のスラグ・鉄分を含むと 16 ∼ 17 %を再資源化し
ています。
C委員
何が知りたいかというと、昨年、神戸に見学へ行った時に回収後に処理していたこと
に感銘した。もちろん処理するのにも大きなエネルギーが必要になってくる。その辺り
が、再利用できるような形で処理できるものと、再利用できない量をアバウトでもどれ
くらいなのか聞きたかった。重なる部分はあったりしてもいいのだが、おおざっぱで3
分の1ぐらいなのか。
事務局
神戸市で見ていただいたのは先程言いました資源物の収集量 3,551 トン。神戸市では
古紙回収はしておりませんでしたが、都市の規模が大きいということで茨木市でするの
であればこの量になってくると考えていただきたい。ごみの中に入っている量を含める
となかなか出せない数字ですし、委員の質問の趣旨が少し理解しづらい。神戸のことを
想定されているのであれば、茨木市では自前でなく業者へ委託している。実施している
ことは同じことをしている。
C委員
私の質問がアバウトでしゃべったのでご理解いただけなかったのかもしれないが、ト
ータルのごみ量に対して何%ぐらいのリサイクル、返ってくるのは別で分別がされてい
るのか。
堀内所長
平成 19 年度の1日当たりの総ごみ量 309 トン、資源化物の缶・びん・ペットボト
ル・古紙類で1日 10 トン。1日平均で 309 対 10 です。また、普通ごみ・粗大ごみの
中のスラグ・鉄分についても高温溶融炉で処理しているので再利用できている。路盤材
やカウンターウエイトの鉄分、それが茨木市の処理の特徴。ごみ 309 トンのうち、約
12%スラグ・鉄分が再利用できている。これは他市の炉と違いがあり、表に出てこない
数字となっています。
D委員
新聞で大阪府がごみの分別で日本でワースト1だったんですが、茨木市の場合は、平
成 19 年度の 111,941t ごみを処理する費用と資源物の売却金額の割合が少しは上がっ
たのでしょうか。ごみ処理総費用を100とすれば売却金額が0.1%だったのが0.
3%になっているとかの割合はわからないでしょうか。
佐藤課長
率的にはわからないが、ごみ・資源物の収集経費が平成 19 年度で約 15 億かかって
いる。売却利益は、缶・ペット・古紙類で 3,623 万円となっています。平成 18 年では
約 668 万円だったのが 3,623 万円になっています。
D委員
茨木市は大阪府の中で分別の割合は良くなったのでしょうか。大阪が一番悪かったの
で、またその下であればとても不名誉なことだと思いましたので。
佐藤課長
家庭系ごみにつきましては、一人1日平均 560g という数字になってきているので、
これまでと比べるとかなり下がってきています。
A委員
缶についてアルミの方が値が高いが、アルミ・スチールを含めた値段となっているの
でしょうか。
佐藤課長
引取につきましては、アルミ缶・スチール缶の両方を引き取らせています。
A委員
業者が分別しているということでしょうか。
佐藤課長
そうです。本市ではやっておらないです。
A委員
事業系の大手事業所はそれなりに分別をきちっとやっていると思うが、中小零細・家
庭事業者の分別は難しい問題だと思うがどのようなものか。家庭系ごみはわかるのだが、
零細小規模の事業所で分別がなされているのか気になる。
佐藤課長
事業系ごみは許可業者が収集しているが、平成 19 年度からは許可業者を通じて袋は
透明化を依頼し徹底している。しかし、小さな事業所についての分別は、分別するため
の場所、選別費用、処理費用、人がいるのでなかなかそこまで取り組んでいただけてい
ないのが現状です。数字についてもなかなか事業系ごみ全体として下がってこない現状
がある。
A委員
事業系ごみ・家庭系ごみ・地域の集団回収をかみ合わせて、中小零細事業所の分別を
うまく連動できないかなという気がする。例えば私は推進員ですが、2か所の中小零細
企業が一般収集業者にごみとして出していたが、私が事業所に出向き、主に段ボールを
私の小屋へ入れておくように話を行った結果、ごみ量は減り、自治会の集団回収の量が
増え成功しました。このようなことをしても良いのか、事業系を一般のこども会・自治
会の集団回収に持ち込んでいいのか。もう1件実施し、少数なので集まれば持って来る
という形での事業所で2件一応成功した。事業系を家庭ごみの中に入れてはだめであれ
ば廃品回収だが法律にふれたりもするのかと思うのですが。
事務局
事業系リーフレットの中にも地域の集団回収等に協力してくださいと掲載しています。
たしかに、事業系廃棄物であれば自ら処理するということになりますが、これはごみで
なく資源物という考え方で地域に出してもらうという考え方で事業所から問い合わせが
あればお願いしているし、リーフレットにも掲載している。
A委員
集団回収している主催者が積極的に問いかけていかないと事業者はやらないのでは。
事務局
そのような取り組みが進み、事業所もそのような取り組みを進めるよう働きかけてい
きたいと考えています。
A委員
集団回収の団体に補助を行い把握しているわけですから、事業所に働きかける運動を
起こされてはいかがでしょうか。以前から少し思っていることですが。
事務局
その辺りも今後の検討課題であり、事業所でどのようなニーズがあり、どのような方
法であれば取り組んでいただけるのか調査もしていきたいと考えています。
議長
貴重な体験談をいただきましたが、今後の減量推進の参考にしていくことが必要かと
思いますが、他に質問・ご意見はありませんか。
A委員
牛乳パックは回収しているが、酒パックは銀紙が貼ってあり回収していない。しかし、
紙的にいうと牛乳パックより分厚いし大きい。量的にもリッターによるが倍ほどあると
思う。酒パックの回収についていい手法がないのか。みんな銀紙が貼ってあるので一般
ごみになっている。紙質から考えてもったいない。業者によっては、酒パックを回収す
る業者もあるときいているが。集団回収業者に聞くと銀紙をはがしてくれると回収でき
ると言っていた。一部自分もある筋で酒パックを集めるルートができたもので、銀紙を
はがしてしおりにして遊んでいるのですが。なんとか酒パック結構な量ですので回収が
できないのか。
佐藤課長
牛乳パック・酒パックが混ざると分別の手間がかかるので、業者側としてはどうして
も別に分けてほしいということになる。本市としては拠点回収を実施しており、スーパ
ー等では店頭回収で集めていただいているが、なかなか今の分別方法を周知徹底してい
くのが現状であり、そこから酒パックを分けてという所までは至っていないのが現状で
す。
議長
他に特にないようでしたら本日はこれで終了したいと思います。事務局の方からも特
に何もなければこれで終了いたします。
(閉会
午後4時45分)