6月定例議会 6月7日から 日まで開かれました。 今 議 会 で は、 平 成 年 度 の 補 正 を 中 心 に 議 案 を 審 議 し、 原 案 通 り 可 決 しました。一般質問は8人の議員が登壇しました。 平成 24 年度一般会計補正予算 15 24 3月議会で可決された平成 24 年度の一般会計予算(43 億 4,017 万 7 千円)に対して1億 1,403 万 1 千円の補正予算 が提案されました。 -全員賛成で可決しました- 【質問】 防 災 関 連 で 6, 1 8 0万円が計上されてお り ま す が、 内 容 の 説 明 を求めます。 【産業課長】 森林組合への補助金で す。森林組合は現在、経 営がきびしくなってお り、合併までの間、最低 限の経営を維持するため 補助するものです。 【総務課長】 この 補 正 予 算 に 対 避難路の測量設計委 す る 各 議 員の質 問 託 料 で 5 ヶ 所、 橋 の 耐 震化設計委託料で5橋 【質問】 をそれぞれ予定してい ます。 今回の補正予算に盛 り込まれた町長の主な 政策は何ですか。 【質問】 農林水産業費の中に 【町長】 「林業振興費」として産 業振興団体への補助金 防災分野で避難道路 の 整 備、 橋 の 耐 震 化、 が 2 百 万 円 計 上 さ れ て 印南地区の内水面の調 い ま す が、 内 容 説 明 を 査のための予算を計上 求めます。 しています。 19 【質問】 【産業課長】 印南小学校へライフ ワサビ田の改修と復 ジャッケトを整備する 興に関する事業です。 ための費用として20 5 万 9 千 円 が 計 上 さ れ 【質問】 て い ま す が、 特 に 低 学 教 育 費 の 中 で「 実 践 年は着用に時間を要す 的防災教育総合事業」 るなどの問題も生じま の内容はどういうもの す が、 学 校 側 と 教 委 で ですか。 きちんと協議はできて いますか。 【教育課長】 生徒と教師がともに 【教育課長】 なって実施していく事 業 で、 す べ て の 学 校 で 県事業を活用しての 実 施 で す。 も ち ろ ん 安 取り組みます。 全対策としてはこれが 緊急地震速報の受信 全 て で は な く、 訓 練 は 機の取付事業費や学校 も ち ろ ん、 他 の 分 野 の 長の被災地学校への研 対策も取り組みながら 修費などです。 の対応です。 【質問】 【質問】 水産業費の中に漁港 農林水産業費の林業 維 持 費 と し て、 漁 港 内 振 興 費 の 中 に「 山 の め の土砂を取り除く費用 ぐ み 活 用 事 業 補 助 金 」 の6百万円が計上され として380万円の計 て い ま す が、 印 南 漁 港 上 が あ り ま す が、 内 容 の 整 備 事 業 で あ り、 全 について説明を求めま 額、 漁 業 振 興 基 金 を 財 す。 源として実施してはど うですか。 2 いなみ町議会だより 3件の工事請負契約を議決しました。 ・印南原簡易水道統合事業 みやま 導水管布設(1工区)工事・・・・美里地区の取水地~深山峠間 契約金額 75,820,500 円 (落札率 94.98%) 契約相手 有限会社 新紀建設 ・印南原簡易水道統合事業 みやま 導水管布設(2工区)工事・・・・ 深山峠~正覚寺間 契約金額 84,703,500 円 (落札率 94.99%) 契約相手 有限会社 杉本組 ・印南原簡易水道統合事業 導水管布設(3工区)工事・・・・ 正覚寺~印南原浄水場口 契約金額 69,615,000 円 (落札率 94.94%) 契約相手 株式会社 第一電工印南支店 その他の議案(以下の議案を議決しました。) ・専決処分5件 ①平成 23 年度印南町一般会計補正予算(第 10 号) ②平成 23 年度印南町国民健康保険事業特別会計補正予算(第 5 号) ③平成 23 年度印南町後期高齢者医療特別会計補正予算(第 3 号) ④印南町税条例の一部改正 ⑤印南町国民健康保険税条例の一部改正 ・条例5件 ①町長の給与の特例に関する条例の制定について ②職員の給与に関する条例の一部改正について ③印南町印鑑条例の一部改正について ④印南町手数料徴収条例の一部改正について ⑤印南町分課設置条例の一部改正について ・和歌山県後期高齢者医療広域連合規約の変更について ・町道路線の認定について(2 路線) 3 いなみ町議会だより としたものです。 700万円を超える 場合には議会の議決が 必 要 で す の で、 そ の 時 はもう一度森林組合と 協議して議会に上程し ていきたい。 岡 本 公 夫 氏 岡 本 徹 士 氏 脇 野 かほり 氏 【総務課長】 昨年の台風災害と関 係があり、町費で半分、 基金から半分の予算計 上にしています。 【質問】 歳入予算で不動産売 払 収 入「 久 保 町 有 林 間 伐材売払収入」として 364万3千円が増額 補正され予算累計が6 84万3千円となって います。 不動産の売却金額が 700万円を超える場 合 は、 議 会 の 議 決 を 要 することとなりますが、 今回の予算の説明を求 めます。 【総務課長】 当 初、 間 伐 材 の 収 入 を320万円計上して い ま し た が、 今 回、 来 年度分の前倒しをする ことにより364万3 千 円 を 増 額 補 正 し、 収 入合計684万3千円 3名の教育委員会委員の 任命を同意しました。 一 般 質 問 山 口 の 3 地 区 の 役 員、 区 会 議 に 対 し 計 画の 説 明会を実施しました。 地 域 住 民に 危 害 が 及 ぶ 恐 れの あ る よ う な 事 業は町として推し進めて いくという考えはありま せん。 御坊市南塩屋の 「森岡産廃」 計画 に 対 し キッパ リ と 「 反 対 」 の表 明 を 答弁 町長 住 民の 環 境 保 全 に 対 する 不 安 に 考 慮 し、 説 明 責 任 と 不 測の 事 態 が 発 生 し た 場 合 には 誠 意 の あ る 対 応 を 県 から 事 業 者に 指 導 する こ と を 盛 り 込 ん だ 意 見 書 にし ます。 65 梅の不作の現状と 農 家 への 影 響 は ど うなるか 質 問 梅の 栽 培 面 積 は みなべ町についで印 南 町 となっていますが、 今年 は天 候 不 順 や 受 粉 不 良 な どが影 響した 不 作 状 態となっています。 印南町の不作の状況は どうなっていますか。 これに伴う農家への影 響はどのよ うになってい ますか。 答弁 産業課長 町の 栽 培 面 積 は 約 2 77 、 栽 培 農 家 数は 約420戸です。 収 穫 量は 昨 年の約 %ほどになるのでは、 との報 告を 受けており、 価 格 は 1・ 倍 から 倍 近 くの価 格がついてい ます。 国、 県の 補 助 金 と し の樹 勢 を 活 用 し、 回 復 等 実 施して根 本 的 な 施 策に 向 け 行 政 と し て対 応したいと 考えてい ます。 4 いなみ町議会だより 榎本 一平 議員 しています。 この 計 画 に 対 し、 切 山、南谷、明神川で「中 止を求める」署名が16 6名集まっています。ま た、塩屋町では地区全体 で %の世帯から「中止 を求める」署名が集まっ ています。 県に対し町長は、この 計 画に 対 し「 意 見 」 を 上げなければいけません が、住民の不安を受け止 めキッパリと「反対」の 意思表明をすべきではあ りませんか。 風 力 発 電 施 設 設 置 計 画に対 す る 町の考 え は 質 問 現 在、 和 歌 山 県 下で8ヶ所で 基が稼動 し、その発電能力は7万 5,310 となってい ます。 日高郡では由良町で稼 動しており、騒音や低周 波 音 被 害 が 発 生 し、 住 民 生 活 が 深 刻 な 事 態に なっています。 2千 印南町では樮川に たかじさん を 最 大 基、 高 城 山 は2,300 を最大6 基の計 画がありますが、 これらの計画に対して町 は どの よ う に 考 え ま す か。 質 問 御 坊 市 南 塩 屋の 森 岡 地 区に 大 栄 環 境 株 式 会 社 が 万 7 千㎡ の 事業面積の中に6万5千 ㎡の最 終 処 分 場 と 8 千 ㎡のリサイクル施設を持 つ産 業 廃 棄 物 管 理 型 最 終 処 分 場の建 設 を 計 画 25 56 kw Kw 13 答弁 総務課副課長 樮 川の 計 画 は 環 境 影 響 調 査 を 実 施し、 5 月 日から 環 境 影 響 評 価 準 備 書の 縦 覧 を 実 施 し ていま す。 高 城 山 の 計 画は 環 境 影 響 調 査 を 実 施中で、津井、印南原、 5 36 ha Kw 31 65 ha 2 答弁 建設課長 印 南 地 区、 切 目 地 区 の 5 橋の 耐 震 化 を 図 る ために、 有 利 な 緊 急 防 災 事 業 債 を 活 用し なが ら対応していきたい。 特にマリンパーク大橋 第2ですけど、橋が落ち ればマリンパークの住 民 の方々が逃げ場を失うと いうふうなことも重々検 討し、早急に道路橋の耐 震化事業を進めていきた いと考えています。 考えますが、どの様な対 応をされるのかお聞きい たします。 ② 避 難 道 路 の 整 備 につい て 質 問 避 難 道 路 が 断 た れ、逃げることのできな い地域が多く見受けられ ます。 少しでも素早く避難で き る 道 路の 整 備 は、 急 務だと考えますが、どの ような計画をされている のかお聞きいたします。 ① 庁 舎 移 転について 質 問 役 場 庁 舎 移 転 計 画凍結について、第1回 の委員会を開催したとの 事ですが災害復旧活動の 拠 点 と な る 庁 舎の 高 台 移転は、必要不可欠であ ると考えますが、どのよ うな進め方をするのかお 聞きいたします。 再 質 問 避 難 道 路 だ け でなく、 橋 梁 耐 震 化は、 橋が崩れたりして、避難 の妨 げや 孤 立 化 を 防 ぐ ため必要不可欠であると 答弁 総務課長 平 成 年 3 月 策 定の 印 南 町 地 域 防 災 計 画に 基 づき、 災 害 時に 安 全 な 避 難 ができ る よ う な 整備をしていきたいと考 えております。 答弁 総務課副課長 印南町役場庁舎建設 検 討 委 員 会 が 発 足いた しております。 今 後 は、 当 委 員 会に おいて、 庁 舎 の 建 設 位 置、 庁 舎の 規 模、 施 設 内容等について、協議検 討 を 重 ねていた だいて、 町民の納得いただける様 な 庁 舎 建 設 を 目 指 して まいりたいと考えており ます。 防災対策を問う! 玉置 克彦 議員 答弁 総務課長 今 後 は 津 波によ り 浸 水予測エリアへの避難タ ワ ー 建 設 につ き ま し て は、慎重に対応していか なければならないと考え ております。 質 問 浜 地 区 の 避 難 タ ワーの見直しが必要であ ると考えますが、いかが ですか。 ③ 避 難タワーについて 答弁 建設課長 地 域 住 民にとっては、 大 切 な 生 活 道 路 であ り ま す。 安 全 対 策 上 必 要 な 措 置 を 講 じ るべき 事 案につきましては、今後 検討していきたいと考え ています。 質 問 管 理 は 町にあ る と考えますが、どのよう な対応策を講じるのかお 聞きします。 町 道 道 路 整 備について いなみ町議会だより 5 22 一 般 質 問 答弁 総務課長 平成 年度コミュニテ イ 助 成 事 業 を 活 用 して 購入するものです。これ は 夜 間の 消 防 や 防 災 活 動に利用していきたい。 また、今後必要があれ ば、 有 利 な 事 業 を 活 用 して増設していきたい。 質問 アークライトの今 後の利活用と購入計画に ついてお聞きします。 ア ー ク ラ イ ト る と 考 え ま す。 方 法 に ついて は、 自 主 防 災 連 絡協議会総会に提案し、 そ れ ぞ れ 地 域の 自 主 防 災 会の 意 見 を 参 考 に 決 定したい。 避 難 道 路の予 算 質問 避難道路整備につ することはすぐには出来 ないので、 ブロック塀な どが壊れないように県単 事 業 を 活 用し 対 策 を 講 じたい。 現 庁 舎の機 能 維 持 質 問 現 庁 舎の 機 能 維 持についてお聞きします。 答弁 総務課副課長 重要なシステム、情報 の 保 持 に 努 め ま す。 ま た 必 要 最 小 限の 維 持 修 繕で対応していきたい。 庁 舎の代 替 施 設 質問 あけぼの交流セン タ ー を 庁 舎の 代 替 施 設 としている 考えについて お聞きします。 答弁 総務課長 役 場 庁 舎 が災 害 対 策 本 部 と して 機 能 が 発 揮 で き ない 場 合 は、 対 策 本 部 と して 活 用 で き る と考えています。 昨 年 は 職 員によ る 災 害 時の 図 上 訓 練で、 あ けぼの交流センターを災 害 対 策 本 部 と 想 定 して 訓練を行いました。 6 いなみ町議会だより 藤薮 利広 議員 答弁 総務課長 印 南 橋の 落 橋 防 止 に 対策を講じていく考えで す。 狭い 路 地 がた く さ ん あ り、 その 道 を 広 く 再 質 問 印 南 を 例にし ま す と、 浜 西 地 区 は 上 野山、要害山へ逃げるこ とも可能です。 浜東地区に至っては避 難タワーぐらいしか高い ところはないと思います が、避難路は歩いて逃げ るような道路なのかそれ とも車で逃げられる道路 を考えているのか。 答弁 総務課長 避難道路整備測量設 計 委 託 料 8 8 0 万 円を 計 上。 緊 急 防 災 減 災 事 業で実施する予定です。 いて、予算の確保はでき ていますか。 庁 舎 移 転 及 び 防 災 について 自 主 防 災 会 質 問 災害の形は津波、 水害、土砂災害それぞれ の地 域によって違いがあ りますが、防災会に対す る町の考え方をお聞きし ます。 答弁 総務課長 今 年から 自 主 防 災 会 で、 災 害 に 向 け た 取 り 組みを実施して頂きたい と 言 う こ とで 会 議 を 開 催していく予定です。 備 蓄 食 糧 質問 備蓄食糧について の町の方 針についてお聞 きします。 答弁 総務課長 食料の備蓄については 1 人 3 日 程 度の 量 を 町 が準備しておくものであ 24 児童数が多い地域につい ては少人数化による列の 分散を検討してはどうで しょうか。 答弁 教育課長 今 後、 少 人 数 化の 検 討 を 重 ねて 安 全 確 保に 努めていきたい。 質問 ② 修 学 旅 行 出 発時に起こしたバスの物 損 事 故 を 教 訓に、 今 後 の校外活動等のバス運行 に対し事業者へ安全確対 策を求める必要はないで しょうか。 答弁 教育課長 校 外 活 動 時の安 全 確 保に今一度危機感を持っ て対応していきたい。 真妻わさびの里復興 事業の実績、 成果に ついて 質問 印南の誇れる産物 「 真 妻わさび」の復 興に 取り組んだ「真妻わさび の里復興事業」 を終えて、 その3年間の実績、成果 についてお聞きします。 答弁 産業課長 事 業 実 施によ り、 今 後のわさび復興への栽培 知 識 を 得 る こ と ができ ました。 また、 真 妻わさびは、 全 国 的 に 抜 群の 知 名 度 があ り、 この 産 地 復 興 の 取 り 組 みは 印 南 町 を ア ピ ー ルす る 大 き な 事 例となりました。 今 後 この 事 業 で 得 た 知 識 を よ り 生 かし、 印 南の真妻わさびの里の復 興を推進していきたいと 考えています。 財産管理の 適正について 23 質 問 切 目 川 地 区の 町 有地において実施してき た 試 験 事 業 は、 平 成 年 度で終 了しているが、 月以 降も 施 設を 撤 去 4 質問 ① 京都府亀岡市 での集団登校の列に車が 突っ込む事故、大阪市で は学童保育へ向かう途中 の 事 故 と、 児 童 が 犠 牲 となる事故が相次いだこ と を 受 け、 児 童 及 び 園 児の 登 下 校 時の 安 全 対 策をお聞きいたします。 答弁 教育課長 5 月 日に 学 校 関 係 者、 いなみこども園職員、 セーフティーガードや保 護 者、 ま た、 町 内 駐 在 所の警察官、スクールバ ス 運 行 委 託 業 者で 通 学 路の安 全 対 策 協 議 を 行 い、 6 月 1 日 に は 児 童 生徒の一斉通学時見守り 活動を実施しました。 再 質 問 集 団 登 校は 長 蛇の列となり、一旦事故 が 起 き る と 多 くの 犠 牲 者がでる 危 険 性が高 く、 児童及び園児の安全確保について 井上 孝夫 議員 することなく今なお、事 業者が継続して使用して いますが、町有地の借地 契約は適正に行われてい るのでしょうか。 答弁 総務課長 事 業 が 終 了 し た とい う こ と に 伴い、 今 あ る 施設等については、更地 にしていただくように申 し出ています。早急に対 策、対応をとっていきた いと考えています。 いなみ町議会だより 7 29 一 般 質 問 改 めて 所 信 表 明 を 聞 いて 岡本 庄三 議員 答弁 町長 就 任 してま だ 4ヶ 月 足らずであり、与えられ た 任 期 中の 成 果 を 今の 時 点で表 現することは、 困 難であ り ま す。 所 信 として申し上げましたの は、 私 の 目 標 で あ り ま す が、 全 てで あ る と も 思っておりません。また、 全 てを 達 成 出 来 る も の とも思っておりません。 議 員の 皆 様 を は じ め 多 くの 皆 様 からの ご 意 見、 ご 要 望、 ご 提 案 を お 聞 かせ 頂 き 印 南 町 発 展 のた め 誠 心 誠 意 努 め て参りたいと 考えていま す。 最 重 要 課 題につき ま しては、 防 災 対 策 に 取 でしょうか。 ま た、 現 時 点で 町 長 は最 重 要 課 題を 何と 捉 えていますか。 副 町 長 の 選 任 につい て 質 問 副 町 長 をお く こ とについて、どのよ うな 方針をおもちなのか。 3月議会での提案は困 難であったとしても、こ の6月議会では提案され ないのか。次の9月議会 には 人 事 案 件 を 提 出 さ れるのか、このまま空席 でいくのか、どうされる のでしょうか。 答弁 町長 副 町 長 は、 おかな け ればいけないと 考えてお ります。 9 月 に 決 定 す る とい う よ う な 具 体 的 なこ と は、まだ考えておりませ ん。 議 会の同 意 も 頂 く 必 要 があ り、 慎 重に 取 組 んでいきたいと 考えてお ります。 質 問 こ れ ま での 町 長 の行 政 運 営 を 拝 見し ま す と、 訴 え ら れた 所 信 の一端と現実の行政運営 がかけ離れているように 思いま す。 例 え ば、 取 り 組 みス ピ ー ド が 極 め て遅いため、実行するた めの 財 政 計 画 が 立 て ら れ ない。 行 政 の 課 題 を 住 民に 丸 投 げ する こ と が、 住 民 目 線の 町 づ く りであると勘違いされて いる。一番大事なことは、 町長がリーダーシップを もって判断力を発揮する ことだと思います。 このままでは、町長の 五つの思いは実現不可能 と 私 は 思 う 訳であ り ま す が、 町 長 は 実 現 で き る 自 信、 確 信 はお も ち 組 む こ と、 中で も 避 難 道 整 備に 早 急に 着 手 し ていきます。 国 民 健 康 保 税の 税率改正を問う 質 問 国民健康保険税 の税率改正について、基 本的な考え方をお聞かせ て下さい。 答弁 町長 被 保 険 者の 負 担 増 は は避けて通れない。 来 年 度から 税 率 を 上 げる考えです。 8 いなみ町議会だより 質 問 町 長 の 諸 般 の 報 告の中に、2015年に 開 催 さ れる 紀の 国 和 歌 山国体を起爆剤としたス ポーツの振興をうたわれ ていましたが、スポーツ 振興だけではなく、ロー ドレースが予 定されてい る黒潮フルーツライン周 辺の 整 備 を 図 り、 第 1 次 産 業や 観 光 産 業など の発展につなげられる方 法は考えらないでしょう か。 答弁 産業課長 今 回 設 定 された 自 転 車 会 場には、 切 目 川 沿 いから 樮川にかけての田 園 地 域や 山 腹を 縦 断す る 田 舎の 風 景 が 感 じ ら れ る 地 域 で す。 沿 線 に は 印 南 ふる さ と お 参 り コースの「ほこら」など が あ り、 樮 川の 山 頂 に は地元の方々のご努力に よ り、 展 望 所 を 設 置 し ていただいております。 また、毎年実施してい るいなみ豆マラソン会 場 も この一画にあ り ま す。 この よ う な こ と を 考 慮 して、観光、地域振興、 スポーツ会 場 整 備など、 広 域 的 な 視 点で周 辺 整 備を検討していきたいと 考えております。 質問 ロードレースが予 定されている黒潮フルー ツラインを 含めたコース について、 単に国 体のた めのコースとしてではな く、 将来を考え、 公認コー スとして申請してはどう でしょうか。 答弁 教育課長 公認コースといった指 定は別 段ありませんが、 国 体 の 実 施コ ー ス、 全 日 本 自 転 車 連 盟 が認め たコースの1つと な り、 実 績 が 残 り、 今 後の 自 転車競技のロードレース 大 会 の 候 補 地 と して 名 が挙がるものと確信して います。 国 体 が 終 わって も 各 大 会が開 催できるよう、 情 報 を 発 信 する と と も に、アンテナを高く上げ て情 報 を 収 集に 努 め ま す。 和歌山国体を地域活性化へつなげよう! 西山 徹 議員 の財源の裏づけができし だい、また既設の防犯灯 についても 補 助 等セット で考えていきたい。 防 犯 灯のLED化について 質問 防犯灯の設置につ いては、各区で本体を負 担していますが、区の会 計事情もあり、十分でな い地区もあると聞いてお ります。 今後、省エネ事情など を考え、LED化を図っ てはと考えますがいかが でしょうか。 答弁 住民福祉課長 新設の場合につきまし ては、 器 具の 設 置 代 等 いなみ町議会だより 9 一 般 質 問 防 止や治 山の観 点から、 利 害 関 係 者 によ る 森 林 整備のみではなく、行政 の一定支援も考慮した施 策を実施して行きたい。 農 業 振 興 につい て 質 問 町 長の 所 信 表 明 では、 「 新たな販 路 開 拓 や 特 産 品 開 発 に よ り、 農 業 経 営の 安 定 化 に 取 り 組む」とありますが、 どのように計画されてい ますか。 答弁 産業課長 生 産 地 が見 える 地 域 ブ ランド 化 を 高 め る 取 り 組 み 等 も 含 め 多 岐に わたり取り組みたい。 再 質 問 行政としてトッ プセールスが一番の消費宣 伝の活動ではないですか。 答弁 町長 今 あ る 産 物 を 大 切に 育てて行くことは大事で あ る と 思いま す。 今 後 JA、 各 種 団 体 と 協 議 し た 中で、 是 非 参 加 さ せていただきたい。 10 いなみ町議会だより 廣野 英幸 議員 答弁 建設課長 当 然、 町 と し ま して も 県 に 対 して 強 く 予 算 確保事業のスピーディさ を求めていきたい。 ては。 自然災害から生命財産を守る対策は 質 問 各 自 主 防 災 組 織 の防災対策の活動は。 又、町内一斉の訓練は。 聞き取りにくいという意 見もあることから、県の 方でも携帯電話のメール で受信できるということ で、 自 主 防 災 会で 設 定 の方法など指導していき たい。 質 問 中 山 間 地 域の 急 傾斜地崩壊対策事業状 況は。 答弁 建設課長 土 砂 災 害の危 険 箇 所 は 崖 崩 れ、 土 石 流、 地 滑り合わせて632ヶ所 で す。 国、 県 の 事 業 を 活 用 し、ハー ド 整 備 を 推進していきたい。 質問 土砂災害危険マッ プ を 作 成 さ れていま す が、土砂災害の対応は。 又、山林の整備はどの よ うに 考 えていま すか。 答弁 建設課長 国の 事 業 は、 古 屋 地 区 が 本 年 度 完 了 予 定。 大白河地区が工事着手。 樮 川 地 区 が 測 量 設 計、 蕨 野 地 区 は 要 望 してい る。 県 単 独 事 業 は2 地 区 継 続 工 事 中で、 地 区 が要望している。 答弁 産業課長 森 林 整 備は 大 変 重 要 です。 今 後 森 林の 荒 廃 再 質 問 災 害 発 生 と 同 時に正確な情報を提供し てもらうことがいちばん 減災につながるのでは。 再質問 山崩れによって 家屋の倒壊が考えられま す。国や県へ強く要望し 答弁 総務課長 沿 岸 地 域 は 津 波ワ ー クショップを開催し、避 難 訓 練 を 実 施 し ま す。 中 山 間、 山 間 地 域は 危 険 個 所の 確 認 及 び 対 策・ 検 討 を 行い、 避 難 訓練を実施します。 ま た 全ての 自 主 防 災 会において、アンサーバッ ク 機 能によ る 双 方 向 通 信の 通 信 訓 練 も 計 画 し ています。 答弁 総務課長 現 在 防 災 無 線と 個 別 受 信 機で 行っている が、 17 質 問 避 難 路の 整 備 及 び橋の耐震化事業につい て、 整 備 内 容 及 び 生 活 路の狭い地域対策やこれ からの整備事業方針を伺 います。 答弁 総務課長 年のワークショップ で 設 定 さ れた 避 難 路 に 対 し 部 分 改 良 してき た が、 今 後 拡 幅 やの り 面 保 護で 安 全 に 避 難でき る よ う 対 策 を 講 じ てい く。 町 内 5つの 避 難 重 要 橋があるが、中でもマリ 答弁 総務課長 6 月 末 予 定の 自 主 防 答弁 総務課長 河 川 替 えに よ り 消 防 水 利 がな く な る 地 区 が あ り ま す。 防 火 水 槽の 設 置 を 建 設 課 から 県へ 要望しています。 質 問 切 目 川 河 川 改 修 に 関 する 火 災 防 火 水 源 取水場所の設置要望につ いて伺います。 質問 最大 mの津波に 対 する 避 難 経 路 や 緊 急 避 難 場 所、 又 訓 練の 仕 方も変わってくるが、そ の対策や指示は。 答弁 建設課長 消 防 水 利については、 切目川ダム事務所へ要望 し ていま す。 要 望 を 伝 えながら対応していきた い。 災協議会に諮って判断し たい。 倉 庫 備 蓄 と 判 断 し た 場 合で も 耐 震 な ど 高 額 な 倉 庫 にし な く て も保管可能。 答弁 総務課長 自 主 防 災 協 議 会で伝 達 し、 各 防 災 会で 課 題 を検討して頂き、ワーク ショップを開催し、町内 避難計画を作成する。 16 ンパーク大 橋 第2につい ては 落 橋 す る と 避 難 の 道が断たれるので、国の 手 法に 基 づき、 耐 震 事 業を進めたい。 答弁 総務課長 防 災 無 線、 子 局の うち地域的に 局がアン サーバック機能付き無線 電話が設置され、停電で も120分連続通話がで きる 機 能を 持ち 町 内 放 送もできる。 鍵は 区 長 及 び 会 長 宅 に保管、有事の際は活用 できる。 質 問 地 震 発 生 後の要 援護者支援の仕方につい て伺います。 答弁 総務課長 要 援 護 者 台 帳を 作 成 し 自 主 防 災 会 に 配 布、 災 害 時 自 主 防 災で共 助 支援して頂きたい。 地 域 の 連 携 を 図 り、 防 災 グッズや 救 済 資 材 を 整 備 して、 自 主 防 災 会の自立をのぞみます。 質 問 食 料 備 蓄 は、 す るのかしないのか。 切目川河川改修 質 問 孤 立の 可 能 性の ある地域と町の災害時の 通 信 手 段の 方 法 は あ り ますか。 77 防災について(津波・地震対策) マリンパーク大橋第 2 31 村上 誠八 議員 いなみ町議会だより 11 16 23 10 46 ・自主防災組織設立 (平成 ・ 年度)を提 出し計画的に実施して 平成 年度自主防災 組織連絡協議会設立。 いく方針である。 平成 年度総会の開 庁舎移転にかかる経 催、 事 業 計 画 の 決 定 等 費についても対象とな 活動が遅れているもの る も の で あ る が、 国 の で、 早 急 な 対 応 が 望 ま 財源規模及び現在の要 れます。 望額から 判断した ワークショップ等重 要事業が計画されてい 場 合、 活 る た め、 地 区 防 災 会 へ 用はでき の呼びかけもあわせて ないもの 実施しなければ避難道 と 考 え、 整備等への影響が懸念 その他の されます。 財源の検 討を要す ・災害時の食糧対策 るもので 自主防災会で方法等 す。 を 検 討 し て い た だ き、 何れに 対策を講じていきたい し て も、 との説明。 対応が遅 く、 庁 内 委員会では町の方針 等早急に決定し自主防 での方針 災 会 で 協 議、 予 算 措 置 決定がさ を講じる必要があると れていな 考えます。 いことが 問題と考 えます。 23 避難道整備や橋りょ う耐震化に事業計画 ・緊急防災・減災事業 24 [総務産建常任委員会] 防災関連事業につい て、平成 年5月 日、 印南町役場3階会議室 にて総務課から説明を 受けました。 22 24 ・デジタル防災無線ア ンサーバック屋外子 局増設 災害時の通信手段の 確保を図るものである が、本部操作卓(役場) の 作 動 が 必 要 で あ り、 代替え施設等への操作 卓整備の必要がありま す。 ・現庁舎機能の維持 庁舎移転計画の決定 が 遅 れ て い る た め、 代 替え施設等の確保が急 務です。 総 務 課 で は、 あ け ぼ の交流センターを予定 し て い る よ う で す が、 庁内の協議ができてお ら ず、 関 連 設 備 の 整 備 には相当の時間を要す る 見 込 み で、 場 所 決 定 についても微妙です。 (委員長所見) 委員会では、関連する事業について質疑を おこない現状を確認するとともに、今後実施 予定の事業について具体的な説明を期待した ところでありますが、明確な説明は得られま せんでした。 24 ・家具店転倒防止器具 設置事業 平 成 ・ 年 度 で 1,420世帯、約 % に 設 置( 緊 急 雇 用 創 出 事業) 。 平成 年度は金具の 支 給 を 実 施( き の く に パワーアップ補助対象 1/2) 。 委員会活動報告 24 25 12 いなみ町議会だより 24 ①特定健診事業に ついて 印南町特定健康診査 等実施計画にもとづ き、 平 成 年 度 よ り メ タボリックシンドロー ム に 着 目 し、 将 来 の 医 療費削減効果を期待 し、 特 定 健 康 診 査 及 び 特定保健 指導を実 施してい るもので す。 特定健 診の受診 率の動向 について は、 上 昇 している ものの計 画最終年 度である 平成 年 度の目標 値である %は困 難な状況 となって お り、 後 期高齢者医療支援金が 算となる可能性が非常 加算される可能性があ に 高 い も の で、 財 政 基 り国保財政への影響も 盤の安定を図る必要が 懸念されるものです。 あ り ま す。 こ の よ う な 国 保 財 政 の 状 況 は、 単 ち な み に、 平 成 年 度 の 受 診 率 は、 県 内 年度だけではなく今後 市町村中印南町は5位 慢性的にかかえる課題 で %の受診率となっ で あ り、 国 保 税 の 税 率 て い ま す。 ま た、 検 診 改正が必要となってく 結果主要疾病では、 「高 る も の で、 平 成 年 度 血圧症」 「高脂血症」 「腎 からの引き上げを検討 疾患」の割合が大きく しています。 なっています。 ま た、 国 保 基 金 残 高 も 少 な く、 福 祉 基 金 か ②保険財政の現状に らの繰入についても将 来の国保財政基盤の安 ついて 一人当たりの医療費 定のため検討する必要 は、年々増加しており、 があります。 疾患別医療費の動向で は、1位「がん」、2位 ③国民健康保険法改正 「 高 血 圧 」、 3 位「 糖 尿 について 病 」 と な っ て お り、 糖 今後の国保広域化 尿病について増加の傾 ( 県 単 位 の 連 合 ) を 視 向にあります。 野に入れた法改正であ り、 今 回 の 改 正 は 保 険 ま た、 近 年、 高 額 医 療の増加が顕著であ 基 盤 安 定 制 度、 高 額 医 り、 国 保 財 政 を 圧 迫 し 療 費 共 同 事 業、 保 険 財 ている大きな要因と 政共同安定化事業の恒 な っ て い る も の で、 今 久化を図るもの。 後、 国 保 会 計 が 赤 字 決 ま た、 療 養 給 付 費 等 負担金の国庫負担率を 2 % 下 げ て % と し、 都道府県調整交付金の 補助率を2%増やし 9%にするものです。 何 れ に お い て も、 国 に よ る 負 担 を 軽 減 し、 都 道 府 県、 市 町 村 へ の 財源移譲を図るもので 今後においてもこのよ うな法改正は段階的に 実施されることも考え られます。 いなみ町議会だより 13 32 (委員長所見) 特定健康保険事業について、検診率 の向上や保健医療の充実で初期治療が 進み、喜ばしいことではあるが、医療 費の増加に伴い、町民の負担が増えて きている。 23 30 [文教厚生常任委員会] 国民健康保険事業に つ い て、 平 成 年 4 月 日、 印 南 町 役 場 3 階 会議室において担当課 の住民福祉課より説明 をうけました。 27 20 65 24 31 25 事業種別 一年を振り返って ・きのこ収穫 ・培養補助 きのこ培養工場内におけ るきのこ栽培関連請負作業 を感じます。 ようになり一人一人の成長 皆で協力することができる 仕事内容や時間を意識して のほどお願いいたします。 てまいりますので、ご支援 ・ポット洗浄 す。開設して一年が過ぎ、 いつも会社へのご理解を 頂きありがとうございま ●車で通勤したい。教習所へ通ってい ます。(A さん ) 今後も地域の皆様に喜ん で頂ける会社作りを目指し ・清掃 ・その他付帯受託業務 ●社会の一員になって役に立つ人にな りたい。(T さん ) ●漢字検定準 2 級に挑戦。パソコン技 能大会に出場します。(T さん ) 考祥 一平 誠八 孝夫 利広 徹 町 長 が 就 任 さ れ て、 は や 5ヶ 月 と な り ま し た。 議 会 は、 住 民 の 皆 さ んの声 を しっか り 聴 き、 町 政に反 映させてまいり ます。 ●お給料をもらえた時、何を買おうか 考える時が幸せ。(O さん ) 議会広報特別委員会 委 員 長 杉谷 副委員長 榎 本 委 員 村 上 井 上 藤 薮 西 山 14 いなみ町議会だより 就 労 継 続 支 援A型 事 業 所 年2月開設︶ 就労継続支援A型事業所 ︵平成 ワークメイト印南の特長 は、紀州きのこ園印南工場内 に事務所を置き、一般社員と 協働し、障がいの有無に関わ らず﹁学び合い・気づき合い﹂ ながら、共に人間性の成長を 計ります。 ●任せてもらえる仕事ができ、仲間と 作業できることが嬉しい。(N さん ) ・シール貼り 作業内容 メンバーの声 発 行 : 印 南 町 議 会 編 集 : 印 南 町 議 会 広 報 特 別 委 員 会 〒 6 4 9 - 1 5 3 4 和 歌 山 県 日 高 郡 印 南 町 印 南 2 2 5 2 - 1 T E L 0 7 3 8 - 4 2 - 1 7 3 9 FA X 0 7 3 8 - 4 2 - 8 0 5 5 ワークメイト印南 るく働くことができる環境 と雇用契約を結び、元気に明 障がいの種別を問わず、働 く意欲のある障がい者の方 事業紹介 23 づくりを実践しています。 (お問い合わせ先)住所:印南町印南 4485 TEL:42-1186 FAX:42-1206
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