1月 2015 【1月まとめ】 10月から続くみかん類の販売不 振は早生種が終了する12月上旬に なっても変わらなかったが、品質・内容の良い物は引き合いが非常に 強く、品質による二極化が顕著な年であった。一方、雹害で大幅に出回 り量が減ったラ・フランスや天候不良で着色が進まず入荷減となった 「あまおう」などは高値で取引された。全体的には12月中旬以降徐々に 状況は変わりつつあり、価格も前年並まで回復して年末を迎えること となった。 1月主要品目単価見通し (状況は2014年12月20日現在) 1月市 況 推 移 12月 品 目 中旬 △♯ 365 月平均 前年対比 下 旬 予想単価 425 392 ♯ 362 108% 1月市 況 推 移 12月 月平均 前年対比 下旬単価 上 旬 中旬 下 旬 予想単価 み か ん 類 普 通 みかん (前年価格) か んきつ 類 ぽ ん か ん (前年価格) 甘 夏 柑 (前年価格) 伊 予 柑 (前年価格) 八 朔 (前年価格) 不 知 火 (前年価格) き ん か ん (前年価格) り ん ご 類 ジョナゴールド (前年価格) ふ じ (前年価格) 王 林 (前年価格) か き 類 富 有 (前年価格) ほ し 柿 (前年価格) い ち ご 類 とち おとめ (前年価格) あ ま お う (前年価格) さが ほ の か (前年価格) 紅 ほ っ ぺ (前年価格) メ ロ ン 類 アールスメロン (前年価格) その 他 果 実 キ ー ウ ィ (前年価格) 270 267 △♯ 231 ♯ 210 ♯ 224 230 221 270 255 240 231 260 257 230 244 780 755 650 730 ♯ 260 △♯ 221 ♯ 248 ♯ 225 △♯ 677 ○♯ 757 △♯ 234 ♯ 209 △♯ 227 △♯ 196 △♯ 576 ♯ 779 △♯ 205 ♯ 207 △♯ 180 △♯ 176 △♯ 499 ♯ 775 250 227 220 212 215 202 200 188 540 546 750 775 370 388 330 317 280 267 ○♯ 396 △♯ 322 ♯ 258 ♯ 398 ♯ 313 ♯ 255 ♯ 406 ♯ 296 ♯ 247 390 400 310 308 280 252 378 378 2,100 2,162 ○♯ 403 △♯ 1,876 ♯ 387 ♯ 1,853 ♯ 364 ♯ 1,959 400 381 1,850 1,894 2,100 2,150 2,250 2,295 2,150 2,206 2,200 2,255 △ 1,332 △♯ 1,914 △ 1,548 △ 1,633 △♯ 1,119 △♯ 1,642 △♯ 1,282 △♯ 1,307 ♯ 1,138 ♯ 1,710 ♯ 1,308 ♯ 1,386 1,150 1,193 1,700 1,774 1,300 1,370 1,400 1,463 1,350 1,171 ♯ 1,243 △♯ 1,160 ○♯ 1,606 1,400 1,336 105% 420 404 ♯ 406 ♯ 411 ♯ 400 420 406 104% 部 署 名 果実第1事業部 果実第2事業部 果実第3事業部 果実第4事業部 0 0 0 0 3 3 3 3 - 電 話 5 4 9 5 4 9 5 4 9 5 4 9 番 号 2 - 2 2 - 2 2 - 2 2 - 2 0 0 0 0 5 6 8 9 本資料の無断転載はご遠慮下さい。 記載内容の文責は営業本部営業情報管理課(電話番号:03-5492-2041) ○強い ○#強保合 #保合 △#弱保合 △弱い 単位:円/g ※価格は東京青果扱い/等階級込み (消費税込み) 果 実 総 体 下旬単価 上 旬 420 ○ 487 ( 前 年 価 格 ) 403 1月はいちご類・みかん類中心に各種かんきつ類や貯蔵りんごの出回 りとなる。前年は肥大期の降雨で酸抜けが早かったかんきつ類が前進 気味で出荷されたこともあり、果実全体の入荷量は前年を下回るだろ う。しかし普通みかんやかんきつ類は全般的に食味等の仕上がりは良 く、いちご類も順調な入荷が期待されることからようやく価格は回復 の兆しが見えてくるであろう。 104% 110% 104% 106% 106% 99% 97% 98% 101% 111% 105% 98% 96% 96% 95% 96% みかん類情報 26 年産みかんは天候不良による品質低下で極早生から苦し い販売が続いていたが、後半にかけては市場出荷レベルに 到達しないような下等級品も多く見られた。 また、12 月上旬 の寒波で愛媛などでは降雪も記録し、年末にかけては品薄 販 売 状態も見られた。年明けからは品質の安定した静岡産の「青 見通し 島温州」を中心に長崎・愛媛産の普通種の出回りとなり、 不足感は解消されよう。また、少量ながら熊本産や香川産の 早生完熟品なども出回り、内容品質の高い物は引き合いが 強くなるだろう。 主産県 銘柄及び産地 主産地の生育及び出荷・入荷情報 三ヶ日町 「青島温州」の東京市場向け出荷は三ヶ日が 12 静岡 とぴあ浜松 月 16 日販 売、18 日からとぴあ浜 松、24 日か ら南駿が順次スタートした。県下全体では前年を (38%) 南駿 上回る 7,000 tの出荷を計画している。中心サ 4 部 (西浦) イズは 2L・L と玉肥大は平年並み。酸抜けは良く、 ほか 食べやすい仕上がり。 年明けにも普通種や「南柑 20 号」が出荷され るが、12 月に入ってからの降雪でヤケ果やイタ 西宇和 ミが発生し、大幅な数量減が見込まれている。年 愛媛 (20%) えひめ南 明け出荷分も前年を下回るだろう。1 月中旬か ら出荷される越冬有袋品の『小太郎みかん』 (川 ほか 3部 上共選)などは、雪の影響なく前年並の数量あり、 1 月いっぱいの出回り。 12 月上旬で早生種は終了。中生種「させぼ温州」 は 12 月中心の販売で、年内いっぱいでほぼ終了。 長崎西彼 1 月は普通種の『伊木力系』品種と「青島温州」 長崎 ながさき の出回り。生産量は前年を 1 割程上回る見込みだ (19%) が、天候不良による品質低下などで加工に回す部 西海 3部 分が多く、市場出荷量としては前年を下回る可能 ほか 性もある。中心は M > S サイズと小玉傾向。しっ かりと厳選しながら 2 月末までの出荷計画。 年明けからは出荷者も限られる。1 月は「青島」 中心の入荷で、その後「今村」となって 2 月中旬 熊本市 頃までほぼ定量入荷。市場出荷数量としては前年 熊本 (4%)(夢未来) 並。 ほか 『袋掛け早生完熟品』は例年通り1 月 10 日前後 4部 からの出荷開始で、約 1 ヶ月間の出回り。出荷形 態は 3㎏箱。 11 月下旬より「小原紅早生」の入荷が始まり、年 内いっぱいの販売。12 月下旬には普通温州、1 香川 三豊共選 月下旬には「青島温州」も始まる。数量は前年並 で、中心サイズは L・2L。 (4%) ほか 越冬 完 熟品の『ふる~つ 物語』は 1 月 20 日頃 3部 から例年通りのスタート。中心サイズは「中」で、 2 月上旬には終了予定。 0 5 0 5 ★主産県の欄に取り扱い事業部名を記載してあります。 果実展望 P1 1月 2015 かんきつ類情報 ◎八朔 伊予柑やぽんかんを中心に、施設栽培の不知火・せとかの 出回り。不知火(デコポン)は熊本産中心に佐賀・長崎・鹿 児島産の無加温ハウス物が始まり、旬を追うごとに出回り量 は増加。愛媛産の伊予柑やぽんかんも本格的な出荷が始ま り、さらに中旬には愛媛産せとかの加温物も始まる。きんか んは引き続き宮崎・鹿児島産の出回りで、中旬からは宮崎産 完熟ハウスきんかん『たまたま』も始まる。また、熊本産の 販 売 甘夏や和歌山産はっさくなど昔ながらのかんきつも出回り開 見通し 始。伊予柑は若干酸高傾向となってはいるが、糖度も高く食 味レベルは高い。ぽんかんは雨年ということで生育良く、こち らも内容は期待できる。12 月の寒波による露地晩柑類へ の影響が気になるところではあるが、現状は前年並からやや 減の出荷数量は確保できそう。施設の加温物では各地とも 作型が後ろにずれており、かんきつ類全体としては前年並の 入荷量で価格は若干高を見込む。 ◎ぽんかん 主産県 銘柄及び産地 主産地の生育及び出荷・入荷情報 1 月上旬より本格出荷が始まる。本年は雨年とい うこともあり、食味や品質内容は良 好。 「太田ポ 愛媛 えひめ南 ンカン」が 1 月中旬、「今津ポンカン」が 2 月上 旬に出荷ピークとなり、3 月初めには終了予定。 (86%) 西宇和 年内は 2L サイズ中心で、年明け以降も大玉傾向 ほか 3部 で推移しよう。生産量としては前年比 85%であ り、玉肥大は良いが出荷量としては前年比やや減 を見込む。 12 月中旬より市場出荷が始まった。年内は「太 熊本 田ポンカン」で、1 月からは『高しょう系』・2 月 (8%) 本渡五和 からは『低しょう系(サンゴールド)』の出荷とな 4部 る。作柄は悪くなく、L・2L サイズ中心。 ◎甘夏柑 主産県 銘柄及び産地 主産地の生育及び出荷・入荷情報 【 田 の 浦 柑 橘 】12 月 18 日から始 まった。年 内 は 1 回と年 明 け 分 も 出 荷。年 明 け は週 2 回 出 荷 で、 熊本 あしきた 1000 ケースの日と、500 ケースの日もある。生産 量は前年並で量的には十分にある。今のところ寒波 (80%) 田の浦 被害は確認されていない。 4部 柑橘 【あしきた】9 日販売から始まり、生 産計画は前年 の 98%。しばらくは週 1 回か 2 週に 1 回のペース を予定している。L サイズ中心とやや小振りである。 主産県 銘柄及び産地 主産地の生育及び出荷・入荷情報 紀の里 【紀の里】早生八朔は年内 3 回の計画で、20 日、 紀北 和歌山 22 日、27 日となろう。年明けは週 2 回(火曜・ (81%) かわかみ 木曜)普通八朔になるが日量 200 ~ 300 ケー ありだ ス(ネット入り)。L サイズ中心にほぼ前年並平年 4部 並みである。 ほか 広島 中旬から始まるが生産計画は前年並。4 月中旬 三原 までの計画だが、前年と同様のペースで出荷され (9%) (せとだ) よう。 3部 不知火情報 熊本産中心に佐賀・長崎・鹿児島産が入荷し、旬を追うごと に出回り量は増加。1 月前半までは加温ハウス物中心に入 荷し、後半にかけて無加温ハウス物へと切り替わる。当初見 販 売 込みよりも「デコポン」合格率は高めで、肥大も良く、作柄は 見通し 良好。主力の熊本産は例年よりも 1 月の出荷比率を高めてお り、出回り増から価格の下げ始めとしてはやや前倒し気味と なろう。 主産県 銘柄及び産地 熊本 熊本 (68%) 果実連 4部 佐賀 (11%) 3部 年内から年明けに出荷される加温物は面積の増 減も無く、前年並の生産量を見込んでいるが、年 内出荷量が前年の 80%ほどとなる見通しから、 1 月の出荷量は前年より若干多くなりそう。玉流 れ は 3L・2L サイズ 中 心 と平 年並み。1 月末 か らは主力作型である無加温栽培物の出荷も始ま り、2 ~ 3 月がピークとなる。 主産県 銘柄及び産地 愛媛 えひめ (99%) 中央 3部 西宇和 主産地の生育及び出荷・入荷情報 唐津 ほか 鹿児島 鹿児島 (11%) いずみ ほか 4部 伊予柑情報 主力となる愛媛産の出荷が 1 月より始まる。着色は順調で中 旬にはまとまった数量が入荷してくるだろう。旬を追うごとに 増量して 2 月がピーク。生産者の高齢化などにより、栽培の 販 売 縮小が続いており、市場への出荷数量としても前年を下回る 見通し 見込みであるが、食味レベルは例年以上との期待もある。今 後、酸抜け早まれば後半は出荷ペースが上がって例年よりも 切り上がりが早まる可能性もある。 主産地の生育及び出荷・入荷情報 例年通り12 月 1 日から加温物が販売開始となっ ており、当初見込みよりデコポン合格率も高く順 調な入荷が続いた。1 月半ばからは無加温の屋 根掛け栽培物が始まる。屋根掛け物は 2 月半ば までの出回りとなるが、燃料費高などで作型が後 ろにずれており、前年よりも出回り量は多くなる 見込み。中心サイズは 3L(18 玉)・2L(20 玉) と例年通りの流れ。新系 統へ の改 植が進 んでお り、結果樹増もある。 年内で加温ハウス物の出荷はほぼ終了し、年明け からは無 加温 ハウス物中心の出荷。ほぼ 前年並 の生産計画で、酸切れも良いことからデコポンと しての出荷量も前年並はあるだろう。基本的には 平準 ペースでの出荷 であるが、1 月半ばから 2 月上旬にかけて潤沢な出回りとなろう。サイズは 2L・3L 中心で、玉肥大としても平年並み。引き続 き、レギュラー品と鹿児島県オリジナル品種の 「大 将季(だいまさき)」を出荷。 年内にも多少出荷はあるが、年明けから加温物の 販売が本格的にスタート。2 月までは完全に施 設栽 培であり、生 産 量としては前年並であるが、 長崎 長崎西彼 やや作型が後ろにずれていることから 1 月月間 (5%) の出回り量としては前年より多くなりそう。酸切 ほか 3部 れは良く、中心サイズは 2L・3L と玉肥大も良好。 シーズン通してのピークは露地の始まる 3 月か ら。 1 月から本 格 的な 出 荷 がスタート。本 年は 9 月 以降、夜温が順調に下がったことで夜間呼吸によ るクエン酸の消費が少なく酸高傾向であるが、糖 度も高くなっており食味レベルとしては高い。肥 大も順調で玉流れは 2L > 3L= L サイズとなろ う。作柄としては悪くなく、JA えひめ中央では生 産者の高齢化などもあって生産計画量は前年の 85%と減少しているが、JA 西宇和は前年並の 見込みとなっていることから 1 月の出回り量とし てはほぼ前年並。 果実展望 P2 1月 2015 ◎きんかん 主産県 銘柄及び産地 りんご類情報 主産地の生育及び出荷・入荷情報 12 月第 3 週から露地物が出揃ってきたが、雨で 開花が遅 れたこともあって正品率が低くなって はまゆう いる。完熟ハウスきんかんの『たまたま(糖度 16 宮崎 串間市 度以上の厳選品)』は例年通り1 月 15 日からの 販売開始。玉肥大は良好で、中心サイズは 2L。出 (68%) 大束 荷のピークは 2 月第 2 週からで、2 月いっぱい 4部 ほか は潤沢な出回り見込み。酸切れ良く、糖度も高く て食味は良好。数量的には小玉傾向であった昨年 を上回る見込み。 11 月末からハウス物の出荷が始まったが、前年 鹿児島 南さつま 同様に増量ペースは鈍い。1 月は上旬から月通じ て潤沢な出回りで、2 月いっぱいはありそう。中 (20%) 北さつま 心サイズは 3L で、前年よりも玉肥大は進んでい 4 部 (川内) る。1 月半ばからは JA 南さつまの厳選品 『春姫』 の入荷も始まる。 文旦 主産県 銘柄及び産地 主産地の生育及び出荷・入荷情報 高知 土佐市 ハウス物は年内 1 ~ 2 回の出荷。露 地 物は 1 月 20 日前後から始まり、週 1 回~ 2 回、日量 0.5 (59%) ほか t~ 1tの見込み。 4部 高知 (41%) 八代地域 4部 引き続きハウス物中心だが、年明けからは露地物 も始まってくる。ハウス物は 2L サイズ・露地物は L サイズ中心でトータルの生産量は前年並。1 月 も引き続き連日の販売となろう。 せとか 主産県 銘柄及び産地 えひめ 愛媛 (68%) 中央 西宇和 3部 佐賀 (20%) 3部 唐津 主産地の生育及び出荷・入荷情報 1 月中旬から加温栽培物の出荷開始。酸の切れ具 合を見ながらではあるが、10 日過ぎには始まる だろう。作柄としては悪くなく、糖度も高い。玉流 れは 2L= 3L で肥大状況も良好。2 月は無加温 栽培物、3 月になれば露地物の出回り。施設物の 生 産計画はほぼ 前年並で、露地物も面 積 増えて いるが生産量としては前年並。 (前年は玉肥大が 非常に良い年であった為) 1 月上旬(初 荷 5 日)からの販 売 開 始。1 月に 出荷される加温栽培物は 2L 中心で、生産量とし ては前年よりやや減の見込み。2 月からの無加 温栽培物はほぼ 前年並で、2 月中旬(20 日頃) までの出荷。 『 は ま さ き( 品 種 名「 麗 江 」)』 は 2 月 10 日 頃 から の 販 売 開 始 予 定 で、計 画 生 産 量 は 前 年 比 110%と引き続き増加傾向。 12 月に入り贈答の物が各家庭に行きわたって、動きが鈍く なっているのも事実であるが、後半品種・後半産地程品質安 販 売 定しており、その部分を評価されれば、価格的には堅調に推 見通し 移しよう。1 月中旬には産地が青森に限られ、じっくりと販 売していくことから、高かった前年には届かなくても、引き続 きしっかりした展開が予想される。 ふじ 主産県 銘柄及び産地 【つがる弘前】収穫作業は終了。サンふじの入 庫 量は前年の 115%とほぼ平年並である。36 玉 つがる 中心に普通冷蔵物となる。 弘前 【 津 軽 み ら い 】 サ ン ふ じ の 入 庫 量 は 前 年 の 青森 津軽 119%、36 玉中心となっている。年内は 28 日 (89%) みらい 売りまで、年明けは 5 日売りから。24 年比では 1部 相馬村 104%ということで、特別に多い訳でない。 【高木商店】入庫量は前年比 110%、年内は 29 ほか 日売りまで で、年 明 け は 5 日から。中 心 は 40・ 36 玉で、 糖度は前年より高い。 王林 主産県 銘柄及び産地 主産地の生育及び出荷・入荷情報 つがる 【つ が る 弘 前 】入 庫 量 は 前 年 の 98 %。中 心 は 弘前 36 玉である。 青森 津軽 【津軽みらい】前年は豊作であったことから入庫 (99%) みらい 量は 91%、40 玉中心。 1部 相馬村 【高木商店】入庫量は前年の 85%と少ない。落 果が多かった。36・32 玉中心で大きめである。 ほか ジョナゴールド 主産県 銘柄及び産地 主産地の生育及び出荷・入荷情報 津軽 【つが る弘 前】有 袋 物 で入 庫 は 前 年 の 114%。 みらい 32 玉中心で連日の販売となろう。 青森 相馬村 【津 軽みらい】平年並であり、24 年産 並。大き (100%) つがる さは 36 中心。1 月後半から始まり前年比では 1部 130 %。紅 玉は前年 の 105%、46 玉中心に連 弘前 日の販売。 ほか レモン 主産県 銘柄及び産地 主産地の生育及び出荷・入荷情報 主産地の生育及び出荷・入荷情報 生産量は前年の 105%とやや多め。年明けは週 広島 三原農協 1 回 200 ~ 300 ケースの見込み。5 月の連休 (61%) (せとだ) 前で一旦切り上がるが、その後は冷蔵物で対応で 3部 きる。 果実展望 P3 1月 2015 いちご類情報 ◎その他いちご 「とちおとめ」 「あまおう」を主力に各県産品種の出回り。当 初はクリスマス前にピークが来る見込みであったが、12 月 に入って天候不良や寒波が来たこともあって数量は伸び悩 販 売 んだ。クリスマスに向けた価格の上げも例年より早いタイミ 見通し ングで始まり、業務筋の M・L 中心に需要がひっ迫した。年 末にかけて徐々に不足感は解消され、年明けからは九州産 の出遅れていた部分と関東産の 2 番果が出てくることで中 旬以降も潤沢な出回りが期待される。 品種名 やよいひめ 群馬 とちおとめ 主産県 銘柄及び産地 主産地の生育及び出荷・入荷情報 11 月上~中旬にかけて各産地からの出荷は概ね 出揃った。最 低 気温は下がったものの、11 月中 は日中の気温が高めに推移したことから生育が はが野 やや前進し、12 月中 旬にかけても数 量の増 加 栃木 は緩やかであった。12 月に入ってからの降雪や (85%) かみつが 寒波の影響もあって大玉が減っており、クリスマ ほか 2部 ス以降も急増は無く、数量回復するのは年明け以 降となりそう。頂花房の花数は少ないが、腋花房 の 着花は良く、1 月半ばからは潤沢な出回り見 込み。 さちのか 12 月に入ってからの天 候 不良もあって、若 干 2 番果の出始めが遅れているが、それなりに実はつ 茨城 北つくば いており、年末にかけて出てくると思われる。12 月中旬の時点では小玉果 比率が高くなっている (8%) 茨城旭村 が、徐々に大 玉も増えてきて 1 月第 2 ~ 3 週に 2部 ほか かけて 2 番果のピークとなろう。全体的に生育が 揃っている為に出荷の山谷がはっきりすることが 予想される。 あまおう 主産県 銘柄及び産地 福岡大城 福岡 ふくおか (100%) 八女 1部 にじ ほか 主産地の生育及び出荷・入荷情報 当初は前年より1 週間程度の生育遅れが見られ たが、11 月下旬の高温で回復。着果自体はある が、12 月に入ってから天候不良で着色が進まず。 当初クリスマス前を予定していたピークが年明 けにずれ込む模様。 さがほのか 主産県 銘柄及び産地 佐賀 (91%) 2部 唐津 さが ほか 主産地の生育及び出荷・入荷情報 生産者によって生育はマチマチであるが、12 月 中は大きな数量増は無し。年明けより徐々に増え て 1 月下旬には全 体が出 揃う。本 年は 1 番 果 の 着果数が多く、2 番果も連続している為に年明 け以降は安定出荷が見込める。 紅ほっぺ 主産県 銘柄及び産地 県名 銘柄及び産地 主産地の生育及び出荷・入荷情報 主産地の生育及び出荷・入荷情報 気温の 低下により、大 玉 果 の 着色が進 んでいな 静岡 遠州夢咲 い。12 月下旬にかけても数量の増加は無く、回 (98%) 伊豆の国 復してくるのは 1 月中旬以降。1 番 果と 2 番 果 はほぼ連続しており、大きな谷間無く出荷される 1部 ほか 見込み。 果実展望 P4 2 月の雪害による施設の倒壊などを 受け、全 体 的に作 業は 後ろにずれ 込 んでいる。本来ならば 8 月末に苗の 定植するはずのところが資材納品が 多野藤岡 間に合わず 9 月になったりしたこと から 12 月の出回り量は前年を大き 邑楽館林 く下回った。本 年産の 生 産を諦める ほか 生 産 者もいることから1月も出荷 量 としては前 年 の1~2割 減となろう が、ようやく各 生 産 者 の1番 果 が 出 揃ってきて大玉で高品質品の出回り が期待できる。 天 候 が 悪く、12 月中 旬にかけても 数量は伸び悩んだ。早い作は 1 月 15 日頃、普 通 作は 25 日頃から 2 番 果 が出始める見込みであり、2 月にな 長崎 島原雲仙 れば出揃ってくるだろう。本年は玉落 ちが 早く、12 月の 1 番 果 も 小玉 果 が 多めであったが、1 月下旬になれ ば大玉も増えてくるだろう。 1月 2015 アールスメロン情報 キーウィ情報 静岡産が引き続き価格を引っ張ろう。地床系については 12 月に続き中旬まで多めであるが、九州中心に作付減少してお 販 売 り、やや裾もがき傾向で 1 月も推移しよう。静岡は量的に前 見通し 年並であり、価格も前年並を予想している。これまでの様な 高値ではないが、低迷はない。全体としては入荷減の単価高 いと予想される。 主産県 銘柄及び産地 クラウン 支所 静岡 (43%)メロックス 4部 静南 ほか 主産地の生育及び出荷・入荷情報 作付は前年並。厳冬期に入ってやや不満の残る仕 上がりとなっており、白級 が多く山級は少ない。 6 玉の 8 kg台中心とやや小振りである。量的に は前年並。年内 29 日までで、年明けは 5 日から だが、 特別多くなる日はなく一定である。 【鹿本】抑制の作付は 80%と減っている。クリス 鹿本 熊本 マス前にピークが来て以降は少なくなる見込み。 (28%) 熊本市 年初は 6 日からでこの日は量的にクリスマス前 と同じだが、その 後は減って来よう。3L 中心で ほか 4部 玉伸びは良好で、1 月も連日の見込み。 前年は 12 月で NZ 産の販売が終了したが、今年は若干残っ たり、国内産についてはややゆっくりのスタートとなった。 販 売 シーズン開始が遅れた分、1 月の国産は集積されて価格的 見通し には前年を下回ると予想しているが、キウイは人気商材であ り、大幅なマイナスにはならないであろう。 主産県 銘柄及び産地 和歌山 紀の里 (19%) ながみね 4部 抑 制 作となるが 作 付 は前 年 の 80 %、12 月下 愛媛 (17%) 3部 上がりである。 富有柿 宮崎 こばやし 旬から 1 月上旬まで多く日量の販売計画は、青の 「セーヌ」で 100 ケース、赤の「妃」で 50 ケース。 (13%) 宮崎中央 その 後は減ってきて青が 50 ケース赤が 20 ~ 4部 ほか 30 ケースの見込み。2L 中心で外観も良好な仕 えひめ 中央 愛媛 たいき 主産県 銘柄及び産地 アンデスメロン 主産県 銘柄及び産地 熊本 (100%) 熊本市 4部 主産地の生育及び出荷・入荷情報 現状は増えながら推移しており1 月がピークで、 10 ~ 15 日が最も多い見込み。その後は微減で 推 移し 3 月上旬まで。2L・LA 中心と肥 大につ いても問題ない。年内は 28 日販売までで、年明 けは 5 日から連日の計画である。 福岡 にじ (80%) 筑前 1部 あさくら 収穫は 11 月に終わっており低温貯蔵庫で出荷を 待っている。生 産量は前年並で、年明けについて も週 3 ~ 4 回の計画 である。肥 大は良 好で 2L 中心の 27 玉となっている。 生産量は前年の 90%と前年を割り込む見込み。 年 内は 29 日販 売 で終 了し、年 明けは週 1 ~ 2 回で 量的には注 文次 第の 部分もあろう。中心は 2L で L・M であり、品質も例年同様良好である。 主産地の生育及び出荷・入荷情報 12 月 15 日より冷蔵 柿の販 売が始まった。26 年産の柿は豊作基調であったが、毎年定量を貯蔵 しているので、冷蔵柿の量としては前年並。L= 2L サイズと大玉中心で内容も良い。年内に全体 の約半分を出荷し、年明けからは安定した数量で 2 月いっぱいの出荷予定。 干し柿情報 原料柿の豊作と各産地とも 12 月の降雨で作業が遅れた影 すいか 主産県 銘柄及び産地 熊本 (59%) 2部 主産地の生育及び出荷・入荷情報 12 月前半はNZ産の在庫を考慮して少なめの出 福岡 ふくおか 荷になったが、注 文に応じて出したのも事 実。こ れから年末にかけて増えてきて、1 月について (49%) 八女 は前年並の見込み。初売りは 8 日からを計画して 4 部 (立花) いる。大きさについては前年を上回る見込みであ る。 益城 沖縄 (39%) 沖縄県 4部 販 売 響で年明けの出荷多く、1 月としては入荷増・単価安の展 見通し 開が予想される。各産地とも内容がしっかりしており、大きな 主産地の生育及び出荷・入荷情報 現状は計画通りピークになっており、24日650 ケース、27日650ケース、30日着で300ケー スの販売予定である。年明けは6日売りから始ま り200~300ケースと年内よりも減ってくる。 1月は週2回ペースで、年末から M 5kg中心か ら S 4kg中心と冷え込みからやや小振りになっ ていこう。日量も200ケース前後と予想される。 品種は「あさひかり」である。 12 月中旬から始まったが年明けも週 2 回、日量 100 ~ 200 ケースと予想している。月の後半に は数 量 増えて同 300 ~ 400 ケースの見込み。 台風の後に定植しており生育は順調である。 価格の下げはないと予想している。 主産県 銘柄及び産地 主産地の生育及び出荷・入荷情報 みなみ 計画より遅れている。11 月末と 12 月初めに温 長野 かい雨があり、 干した物を一旦降ろした。 そういっ 信州 た作 業 のやり直しで 7 日程 度の 遅 れになった。 (52%) 下伊那園芸 ピークは年明けにもずれ込もう。生産計画はトー 2部 ほか タルで前年の 120%。最終は 3 月上旬まで。 福島 伊達 (19%) みらい 3部 メインは年 明けであるが、12 月第 4 週 から増 えて来よう。1 月中旬から本格的に増えて 「蜂屋」 中心になろう。中心は 4L(4 個)・3L(5 個)。1 パック 230 gで、1 箱に 8 入れで出荷される。 松里果実 11 月末と 12 月初め、さらに 16 日に フルーツ も降雨があって作業に遅れが生じた。当初計画で 山梨 山梨 は 70,000 枚であったが 前年並の 55,000 枚 (5%) (松里果実) に落ち着く可能性も。12 月にもう一回降雨があ 1部 巨摩野 るとなると、1 月には 1 割強ずれ込む可能性も あろう。 富山 富山干柿 年明けに全体の 1 割が残るが、ほぼ例年並の見込 み。今のところ 5 日と 9 日を予定しているが、次 (5%) 出荷組合 の週にもう一回という可能性もある。作業につい 2部 連合会 ては順調である。 果実展望 P5
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