At a Glance 事業セグメント医療事業科学事業映像事業主な分野と製品 2014 年 3 月期事業の概況消化器内視鏡分野消化器内視鏡の分野では、国内外で前期内視鏡システム（ビデオスコープ、ビデオプロセッサー、光源装置、液晶モニタ）、内視鏡システム周辺機器（画像記録装置、自動洗浄消毒装置）等に発売した内視鏡基幹システムが収益に大外科分野外科手術用内視鏡システムが売上拡大に外科用ビデオ内視鏡システム、内視鏡手術用周辺機器、電気メス等寄与しました。売上高は前期比 25% 増の処置具分野 4,923億円、営業利益は同30% 増の1,127 内視鏡による診断・治療のための各種処置具（生検鉗子、ポリープ切除用高周波スネア、把持鉗子、結石採取・破砕用バスケット、止血関連処置具等、診断用・治療用別に約 1,000 種類）億円と大変好調に推移し、いずれも過去最ライフサイエンス分野ライフサイエンス分野では、レーザー走査正立顕微鏡・偏光顕微鏡／倒立顕微鏡／共焦点レーザー顕微鏡／ボックス型蛍光撮像装置／実体顕微鏡／マクロ蛍光顕微鏡／顕微鏡用カメラ／イメージングソフトウエア／バイオイメージングシステム／バーチャルスライド型顕微鏡の新製品等が好調だったほか、産きく寄与したことに加えて、外科分野でも高を更新しました。業分野でも工業用内視鏡、超音波探傷器等の新製品を投入し、好調に推移しました。産業分野これら新製品が収益に寄与し、売上高は前デジタルマイクロスコープ／金属顕微鏡／半導体検査顕微鏡／共焦点レーザ顕微鏡／測定顕微鏡／微小三次元測定装置／工業用ビデオスコープ／工業用ファイバースコープ／工業用硬性鏡／超音波探傷器／渦流探傷器／フェーズドアレイ探傷器／ X 線分析装置期比 15% 増の 985 億円、営業利益は同デジタルカメラ分野当社が注力するミラーレス一眼は、戦略製デジタル一眼カメラ／コンパクトデジタルカメラ／デジタルカメラ関連製品／デジタルカメラ向けレンズユニット／光学部品により、売上高は前期比 13% の増収となりその他分野ました。ミラーレス一眼へのシフトを加速 IC レコーダー／双眼鏡させ、コンパクトカメラの販売台数を絞り 40% 増の 49 億円となりました。品「OM-D」シリーズのラインアップ拡大等込んだことで、映像事業全体の売上高は前期比 11% 減となりましたが、コスト削減により営業損失は大幅に縮小しました。事業ドメインへの経営資源の集中を進めるべく、2012 年 9月の情報通信事業の売却に続き、その他事業 2014 年 2 月にバイオロジクス事業からの撤退を決定しました。コア事業とのシナジーが見込めない多くの子会社・関係会社を売却、清算したことで、その他事業の売上高は前期比 37% 減の 264 億円となりました。営業損失は 54 億円となりましたが、バイオロジクス事業からの撤退により、来期以降はブレークイーブンとなる見通しです。沿革 1919 年「株式会社高千穂製作所（顕微鏡の国産化を目的）」として創立 28 OLYMPUS Annual Report 2014 1920 年顕微鏡「旭号」発売 1936 年初のカメラ「セミオリンパス」発売、カメラ事業に参入 1949 年社名を「オリンパス光学工業」と改称東京証券取引所に株式上場 1950 年 1968 年世界で初めて実用的な胃カメラを開発工業用内視鏡分野に参入売上高営業利益（損失）／営業利益率（億円） 5,400 4,923 4,000 3,492 3,947 1,500 19.5 2,183 2,455 1,000 2,740 2,187 2,945 2012/3 2013/3 2014/3 2015/3 21.3 1,150 外科・処置具 3.1% 20 500 15 アジア・オセアニア 10 16.6% 5 0 0 2012/3 2013/3 2014/3 2015/3 （見通し）内視鏡 1,127 仕向地別売上高その他 25 682 2,000 1,918 22.1 22.9 871 1,761 1,574 0 （%）（億円） 6,000 売上高構成比営業利益（見通し）営業利益率（右軸） 69.0% （億円） 1,200 924 800 1,040 985 537 466 569 427 448 389 100 5.9 54 0 営業利益（億円） 1,500 1,000 49 6 4.3 45 4 2 0 （見通し）営業利益率（右軸）北米（億円） 1,286 133 1,076 125 1,152 500 0 5.0 2012/3 2013/3 2014/3 2015/3 （見通し）産業機器 4.1 35 471 2012/3 2013/3 2014/3 2015/3 ライフサイエンス 25.8% 10 50 400 0 150 8 855 498 欧州（%）（億円） 30.3% 100 961 125 951 836 970 175 795 2012/3 2013/3 2014/3 2015/3 0 –100 △35 △92 △108 –200 –300 △231 2012/3 2013/3 2014/3 2015/3 （見通し）デジタルカメラその他（見通し） 13.8% 営業損益日本 13.5% 24.2% 3.7% 1969 年 1975 年 1996 年 2008 年世界初のマイクロカセットレコーダーを開発医療用硬性内視鏡分野に参入デジタルカメラ事業に参入英国Gyrus Group PLC社を買収、医療事業における外科分野を強化 2009 年オリンパス初のミラーレス一眼を発売（OLYMPUS PEN E-P1） OLYMPUS Annual Report 2014 29