市場調査部レポート - マネースクウェア・ジャパン

2017 年 3 月 10 日(金)発行 No.131
市場調査部レポート
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ウィークリー・アウトルック
迫る「3.15」! ブラックスワン・イベントも?
【相場環境】 「無風」か、「嵐」か
【全体観・米ドル】 迫る「3.15」! ブラックスワン・イベントも?
【ユーロ】 ユーロ/米ドル、足もとの重要テクニカル指標は?
【豪ドル】 RBA は政策金利据え置き。16 日の豪雇用統計に注目!!
【NZ ドル】 米 FOMC の結果に大きく影響を受ける可能性も!?
【トルコリラ】 インフレ圧力が強まるなか、TCMB の判断は!?
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【相場環境】 「無風」か、「嵐」か
3 つの重要イベントが集中する「3 月 15 日」について、8 日配信のシナリオレポート「『運命』の 3 月 15 日
にどうなる?」をご覧ください。市場は 3 つの重要イベントを「無風」で通過するのか、それとも 1 つないし複数
の「嵐」に遭遇するのか、予断を許さないところでしょう。
以下は最新(9 日時点)の状況です。
3 月米利上げは 100%!?
FF レート(政策金利)先物が織り込む 3 月利上げの確率は、9 日時点で 100%(!)。3 月利上げが完全に
織り込まれた格好です。また、今年中に 2 回以上の利上げの確率が 50%を上回るが 6 月 FOMC、同じく 3
回以上が 50%を上回るのが 12 月 FOMC です。
つまり、9 日時点の市場のメインシナリオは、「今年 3 月、6 月、12 月の利上げ」です。今回の FOMC の結
果や FOMC から発せられるヒントによって、メインシナリオとその確率がどのように変化するかが注目されま
す。
FOMC 直前の最重要指標である 2 月雇用統計(10 日発表)や、FOMC 当日朝に発表される 2 月 CPI(消
費者物価)の結果が FOMC の判断に影響しそうです。いずれも「強め」に出て利上げを後押しする可能性が
高そうです。
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オランダ総選挙で自由党が失速気味!?
オランダでは、反 EU、反イスラムを掲げる極右の自由党(PVV)が支持を伸ばしてきましたが、ここへ来て
やや失速気味です。Bloomberg によれば、2 月末-3 月 7 日に実施された 5 つの世論調査の平均で、PVV
の獲得議席数の予想は 23。ルッテ首相の自由民主国民党(VVD)は同 25。この予想通りの結果になるな
らば、PVV は第一党になれません。PVV の躍進を阻止するために、VVD の支持者以外で VVD への投票を
検討する有権者が増えているとの報道もあります。
デットシーリング復活でも混乱はなし?
議会予算局(CBO)によれば、デットシーリング(債務上限)が 16 日に復活しても、財務省が「奥の手」を使
うならば、今秋まで政府の運営や国債の元利償還に支障は出ない見込みです。したがって、議会が手を打
たないままに 16 日を迎えても、市場の混乱は避けられるかもしれません。ただ、デットシーリングの引き上げ
や無効化など議会が適正に対応しない限り、潜在的なデフォルト・リスクに対して市場は神経質になるかもし
れません。
16 日にトランプ政権が公表する予定の「予算概要(予算教書の代わり?)」の中身も注目されます。
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来週は、米 FOMC、デットシーリング、オランダ総選挙が集中する 15 日が最大の要注意日でしょう。15 日
には、NY 連銀製造業景況指数(3 月)、CPI(2 月)、小売売上高(同左)などの米経済指標も発表されます。
CPI はエネルギーを主因として前年比で上振れする可能性があり、とりわけ注意が必要でしょう。
16 日、日銀の金融政策決定会合や BOE(英中銀)の MPC(金融政策委員会)が開催されます。いずれ
も現状維持が決定されそうです。MPC 内には利上げを求める声もある模様ですが、カーニー総裁は BREXIT
や欧州政治の影響を見極めつつ、辛抱強く金融緩和を続ける意向のようです。
17 日、フィラデルフィア連銀製造業景況指数(3 月)、ミシガン大学消費者信頼感(同左)、鉱工業生産
(2 月)など、15 日に続き米経済指標が多く発表されます。製造業の景況は昨年後半以降に改善がみられ
ていますが、米ドル高の悪影響が出ていないか注意が必要かもしれません。
また、13 日には米独首脳会議(ワシントン DC)、17-18 日には G20 財務大臣・中央銀行総裁会議(ドイ
ツのバーデンバーデン)が開催されます。前者では、グローバリズムを信奉するメルケル首相と「米国第一」
を掲げるトランプ大統領の間でどのような会話がなされるか、興味深いところです。後者では、ムニューシン
米財務長官が国際会議にデビューします。トランプ政権の経済政策が議論されるものとみられます。
<チーフエコノミスト 西田明弘>
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【全体観・米ドル】 迫る「3.15」! ブラックスワン・イベントも?
ここへ来てやや食傷気味かもしれませんが、いよいよ次週、注目の<3.15>を迎えます。
【相場環境】にある通り、<3.15>は「無風」なのか「嵐」なのかを見極める必要がありますが、足もとでは
10 日(金)の米 2 月雇用統計結果がその嚆矢濫觴(こうしらんしょう)※となりそうです。(※物事の始まりのこ
と)
次週 14-15 日に開催される米 FOMC において、利上げは「既定路線」、ないしは「ダン・ディール(done
deal)」とマーケット参加者に捉えられており、9 日時点の CME グループ・FedWatch Tool でも利上げ確率は
90.8%となっています。
そうなると、マーケットでは 14-15 日の米 FOMC において「利上げを実施しないリスク」が台頭し、仮にその
場合は“ブラックスワン・イベント”※となり得ます。(※事前に殆ど予想できず、起きた時の衝撃度が大きい事
象のこと)
マーケットの注目点は、「利上げ」から「利上げペース」に移ってきており、また、会合後に開かれるイエレ
ン FRB 議長会見において、FRB のバランスシート(B/S)縮小に向けた言質が取れるのか否かが新たな焦点
となりそうです。
さて、以下、足もとでの注目イベントスケジュール(抜粋)についてご確認ください。
10 日(金) 米 2 月雇用統計
14 日(火) 米独首脳会談
15 日(水) 米 FOMC/イエレン FRB 議長会見
オランダ総選挙
米デットシーリング(債務上限問題)期限
米予算教書発表
このスケジュールを見ても、<3.15>に重要イベントが集中していることが分かります。
特に、「米 FOMC」「オランダ総選挙」「米デットシーリング」に焦点を当てたマーケットシナリオについて、米ド
ル/円の【ブル(強気)】【中立(レンジ)】【ベア(弱気)】の 3 つのケースに分類した、演繹法的アプローチに基づ
くコアレンジの選定に関して、マイページ内『シナリオレポート』に纏めています。よろしければ、そちらのレポー
トも参考にしていただければ幸いです。
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以下、米ドル/円・日足・一目均衡表+DMI をご覧ください。
上記チャートより、遅行スパンの先端部分がローソク足を上抜けつつあること、また DMI(方向性指数)にお
いて+DI>-DI となり、その乖離が拡大していること、さらには ADX が低い位置から高い位置へとその方向性
を変更しつつあることから、10 日時点の米ドル/円・日足チャートでは、強含みの相場展開となっています。
これからの時間帯で、1) ローソク足が明確に先行スパン(いわゆる“雲”)を上放れし、2) 転換線>基準
線が明確に表れた場合は、一時的に上昇トレンドが強まる可能性もありそうです。
一方で、先行スパン(いわゆる“雲”、赤色部分)が薄い形状となっていること、また、その“雲”の上辺であ
る先行 2 スパンが横向きとなっていることから、これからの時間帯において仮にローソク足が“雲”を上抜けた
としても、上昇トレンドは長続きせず、早晩、ローソク足と先行 2 スパンの乖離を埋め合わせる動き(=修正の
下押し)が発生する可能性も。
10 日(金)の米 2 月雇用統計結果後の相場の方向性(=1.“雲”の上抜け or 2.“雲”の中への再突入 or
3.下抜け)を見極めた上でエントリーをしても遅くはないような気がします。
いずれにしても、10 日(金)よりマーケットにおけるビッグイベントが連続的に控えていること、さらには 15 日
(水)[日本時間では多くは 16 日]には多くのイベントが集中する『重要日』となっていることから、チョッピーな
相場展開には十二分に警戒すべきと考えます。
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3 月相場では特に「日柄」を重視した上で、来週にかけてはシェイクスピアによって書かれた『ジュリアス・
シーザー』における有名な台詞である「3 月 15 日には気を付けろ!」(“Beware the ides of March”)を心に
留めておいた方がいいのかもしれません。<チーフアナリスト 津田隆光>
【ユーロ】 ユーロ/米ドル、足もとの重要テクニカル指標は?
以下、ユーロ/米ドル・日足・一目均衡表+パラボリック+DMI をご覧ください。
上記チャートより、1) ローソク足が先行スパン(いわゆる“雲”)近辺にあること、2) 遅行スパンがローソク
足に絡み合う形状であること、3) +DI と-DI が絡み合う形状となり、また ADX が右肩下がりとなっていること
から、トレンドレス相場(=レンジ相場)を示唆しています。
足もとの重要テクニカル指標は、パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)と一目均衡表・基準線。
これからの時間帯において、ユーロ/米ドルがパラボリック・SAR(≒1.0505 ドル)を下抜けた場合は下降ト
レンドが強まる可能性、また、基準線(≒1.0644 ドル)を上抜けた場合は上昇トレンドが強まる可能性もありそ
うです。
一方で、両テクニカル指標を上抜け/下抜けしない場合は、しばらくは“雲”に沿いながらのレンジ相場が
継続しそうです。<津田>
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【豪ドル】 RBA は政策金利据え置き。16 日の豪雇用統計に注目!!
RBA(豪中銀)は 3 月 7 日の会合で、政策金利を過去最低の 1.50%に据え置きました。
声明では、豪経済について前向きな見解が示されました。「輸出は底堅く増加し、非鉱業の設備投資は
ここ1年間で増加した。企業と消費者の信頼感はおおむね平均水準もしくは平均を上回る水準だ」と指摘し
ました。
インフレに関しては、前回とほぼ同じ。「インフレはかなり低い水準にとどまっている。労働コストの伸びが引
き続き抑制される中、基調インフレは当面低水準にとどまる公算が大きい。総合インフレ率は 2017 年の間
に 2%を上回る見通しで、基調インフレ率はそれよりもやや緩やかになるとみられる」としました・
住宅市場については、「ここ数か月間で投資家の住宅向けの借り入れが“若干上向いた”」から “上向い
た”へと修正。住宅市場への警戒感をやや強めました、
そして、声明の最後を「入手可能なすべての情報を考慮すると、理事会は政策スタンスを維持することが、
持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致している」と締めくくり、今回も先行きの金融政策つい
て言及しませんでした。
今回の声明は、前回から大きな変化がなく、先行きの金融政策について新たな材料は提供されなかった
ことで、市場ではあまり材料視されませんでした。
RBA の政策金利発表が終わり、豪州の次の大きな材料は 16 日(木)の豪州の 2 月雇用統計になりそう
です。RBA のロウ総裁は 2 月 24 日の議会証言で、政策金利の年内据え置きを示唆する一方、「RBA は労
働市場を注視しており、労働市場が減速する場合は対応(=利下げ?)が必要になる」と述べました。RBA
の先行きの金融政策を予想するうえで、雇用統計の重要性がより高まりそうです。雇用統計が市場予想と
大きくかい離する場合、RBA の政策金利は年内据え置きとの市場の見方が変化するかもしれません。その
場合、豪ドルの行方にも影響を与えそうですので、要注目です。<アナリスト 八代和也>
【NZ ドル】 米 FOMC の結果に大きく影響を受ける可能性も!?
NZ ドル/米ドルは今週、約 2 か月ぶりの安値をつけました。2 月 9 日の RBNZ(NZ 中銀)の会合で、政策
金利の長期間据え置きが示唆されたこと(=NZ ドルのプラス材料のはく落)に加え、米 FRB の利上げ観測の
高まり(=米ドル買い材料)が背景にあります。NZ ドル/米ドルの下落に引きずられて、NZ ドル/円も今週、約
3 か月半ぶりの安値を記録しました。
来週(3 月 13 日週)は NZ の独自材料が乏しい状況です。NZ ドル、とりわけ対米ドルは 14-15 日の米
FOMC の結果に大きな影響を受けそうです。<八代>
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【トルコリラ】 インフレ圧力が強まるなか、TCMB の判断は!?
TCMB(トルコ中銀)が 3 月 16 日(木)、政策金利を発表します。その結果にトルコリラが反応する可能性
があるため、注目です。
TCMB の金融政策はコリドー方式を採用し、3 つの政策金利があります。通常は、1 週間物レポ金利(主
要政策金利)を中心に、翌日物借入金利を下限、翌日物貸出金利を上限として、その範囲内に市場金利
を誘導します。ただ、TCMB は今年 1 月半ば頃から、1 週間物レポ金利や翌日物貸出金利での資金供給を
絞り、短期市場金利を「後期流動性貸出金利」へと誘導。それにより、1 月上旬に 8.5%前後だった短期市
場金利(翌日物銀行間金利)は、足もと 11%前後で推移しています。後期流動性貸出金利は本来、金融
機関が資金不足を回避するための最終手段として用意されている例外的な資金供給金利です。
3 月 3 日に発表された、トルコの 2 月 CPI(消費者物価指数)は前年比+10.13%と、1 月の+9.22%から
上昇率が加速。2012 年 4 月以来の強い伸びとなり、TCMB のインフレ目標(+5%、その±2%が許容範囲)
から一段と上方にかい離しました。TCMB のチェティンカヤ総裁は 3 月 8 日、インフレ圧力の高まりに対して
「TCMB は物価安定の目標に集中している」と強調。「必要ならば、金融政策をさらに引き締める可能性があ
る」と述べました。
ただ、前回 1 月の会合以降、トルコリラ安が一服。また、4 月 16 日には憲法改正の是非を問う国民投票
が実施されます。それらを踏まえると、TCMB は 3 月 16 日の会合で政策金利をすべて据え置く可能性があ
ります。CPI が目標を大きく上回る中で、政策金利を据え置けば、TCMB の金融政策への信頼性が揺らぐか
もしれません。トルコリラ売り圧力が強まることも考えられるため、注意が必要でしょう。<八代>
出所:Bloomberg より作成
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<執筆者>
西田 明弘(にしだ あきひろ)
市場調査部 チーフエコノミスト マクロ経済・マーケット全般
1984 年、日興リサーチセンターに入社。米ブルッキングス研究所客員研究員などを
経て、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券入社。チーフエコノミスト、シニア債券ストラテ
ジストとして高い評価を得る。2012 年 9 月、マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。市
場調査部チーフアナリストに就任。現在、M2J の WEB サイトで「市場調査部レポート」、
「市場調査部エクスプレス」、「今月の特集」など多数のレポートを配信する他、TV・雑
誌など様々なメディアに出演し、活躍中。
津田 隆光(つだ たかみつ)
市場調査部 チーフアナリスト マーケット全般、米ドル、ユーロ、ポンド担当
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。主に国際商品市況の
マーケット業務に従事し、2008 年 1 月マネースクウェア・ジャパン入社。シニアテクニカ
ルアナリストとして独自のアレンジを取り入れた各種テクニカル分析レポートを執筆する
傍ら、セミナー講師やラジオ NIKKEI 番組コメンテーターなどを務める。2016 年 4 月、
市場調査部チーフアナリストに就任。
八代 和也(やしろ かずや)
市場調査部 アナリスト 豪ドル、NZドル、トルコリラ、南アランド、カナダドル担当
2001 年、ひまわり証券入社後、コールセンター、為替関連の市況ニュースの配信、レ
ポートの執筆など FX 業務に携わる。2011 年 12 月、マネースクウェア・ジャパンに入
社。市場調査部に所属し、豪ドルや NZ ドルといったオセアニア通貨にフォーカスした
「オセアニア・レポート」を執筆している。FX に携わり 14 年。
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