国際比較調査に見る日本の高齢者の意識

資料7-1
国際比較調査に見る日本の高齢者の意識
「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」(平成27年)
内閣府 政策統括官(共生社会政策担当)付
高齢社会対策担当
1.老後の生活費に対する備え
○ 50代までに行った老後の経済生活の備えについて、「特に何もしていない」と回答
する60歳以上の割合は日本が約4割と高い。
平成28年版高齢社会白書
2.就労の継続を希望する理由
○ 収入を伴う仕事をしたい主な理由は、日本とアメリカは「収入が欲しいから」
ドイツとスウェーデンは「仕事が面白いから、活力になるから」
平成28年版高齢社会白書
3.日々の暮らしで経済的に困ることの有無
○ 日本の高齢者の77.5%は経済的に困っていないと回答
平成28年版高齢社会白書
4.ボランティアへの参加状況
○ 日本とドイツでは、4割以上がボランティアの経験がない。
○ 日本では、地域行事・まちづくり活動への参加が最も多い
日本
0
20
40
60
(%)
40
20
子供や青少年の健全育成に関す
る活動
4.3
7.3
1.8
趣味やスポーツ、学習活動などの
指導
4.6
5.6
3.8
4.9
5.1
4.7
3.8
5.2
2.6
高齢者や障害者の話し相手や身
の回りの世話
3.8
3.6
4.0
7.1
4.3
9.7
3.9
1.6
5.6
国際交流・国際支援活動
0.5
0.6
0.3
消費者活動
0.3
0.2
0.3
宗教・政治活動
全く参加したことがない
無回答
-
11.2
6.7
9.7
12.1
11.2
12.9
13.0
13.4
12.7
11.1
8.8
13.1
3.3
2.0
4.2
17.6
15.2
20.0
23.5
28.7
全体(n=1,003)
男性(n=488)
女性(n=515)
19.4
19.6
19.2
24.4
24.9
24.0
18.6
0.7
1.1
0.4
16.2
0.4
0.4
0.4
11.4
13.8
9.5
8.8
8.6
8.9
13.2
8.8
7.3
10.1
10.2
10.7
9.9
14.6
12.9
16.1
16.4
4.5
3.4
5.4
1.1
0.9
1.2
32.5
28.7
36.1
0.2
0.4
-
5.2
6.5
4.1
1.8
1.8
1.8
2.1
3.1
1.2
47.6
46.0
48.9
全体(n=1,105)
男性(n=504)
女性(n=601)
8.1
9.7
6.7
2.1
1.4
2.6
1.0
1.0
1.0
19.1
17.5
20.5
以前には参加、今は参加していな
い
14.6
12.1
16.8
3.2
3.6
2.8
3.2
2.7
3.7
1.8
1.6
2.0
9.1
9.1
9.1
1.1
1.8
0.5
8.8
9.0
8.5
5.0
4.8
5.2
自分の趣味や技能などを活かした
支援活動
その他
2.5
3.1
1.9
2.3
2.6
2.0
30
20
(%)
10
3.2
4.1
2.4
4.8
7.9
2.2
1.3
1.2
1.3
0
4.0
6.6
1.9
5.3
4.5
6.0
交通安全や防犯・防災に関する活
動
医療機関や福祉施設等での手伝
い・支援活動
40
60
(%)
5.2
6.3
4.2
18.6
17.0
20.2
3.0
4.8
1.5
0
ス ウェ ー デ ン
3.2
5.4
1.4
7.1
7.4
6.8
15.0
19.4
11.3
地域行事、まちづくり活動
ドイ ツ
20 (%)
0
14.8
17.1
13.0
近隣の公園や通りなどの清掃等の
美化活動
環境保全・自然保護活動
ア メ リカ
44.2
41.5
46.4
全体(n=1,008)
男性(n=441)
女性(n=567)
-
22.4
23.9
21.1
全体(n=1,000)
男性(n=464)
女性(n=536)
5.現在の生活への満足度
○ 意識調査対象国すべての高齢者の約9割が老後生活に満足している
平成28年版高齢社会白書
(参考)
高齢者の就業率の国際比較(2014年)
男性
【60~64歳の就業率】
(%)
80
女性
(%)
80
74.3
69.1
70
70
60
60
50
50
40
40
30
30
20
20
10
10
0
【65歳以上の就業率】
日本
アメリカ
英国
ドイツ
フランス
スウェーデン
0
29.3
日本
アメリカ
英国
ドイツ
フランス
スウェーデン
資料:日本の値は、総務省統計局「労働力調査」(基本集計)
その他の国は、OECD.Statより厚生労働省政策統括官付政策評価官室作成。
(注) スウェーデンは75歳以上のデータがないため、65~74歳の状況
出典:平成28年版 厚生労働白書