卒業論文 2016 年度(平成 28 年度) ジャニーズアイドルは100年後も光り輝いているのか ~100周年を迎えた宝塚歌劇団と比較して~ 論文要旨 今回論文を書くにあたり、宝塚歌劇団やジャニーズ事務所に関する書籍を読み、テレ ビ番組などで取り上げられているのも見て研究を進めていった。また、それだけではなく、 実際にファンとしてこの2つを応援している私が感じたことや考えたことなども含まれて いる。そうして論文を作っていった。 宝塚歌劇団については、小林一三のアイディアによって誕生をし、今も誕生した宝塚市 に劇場を持ち公演を続けている。未婚女性のみの歌劇団は、世界的に見ても珍しく独特の 文化を持っている。 「清く・正しく・美しく」歌劇団ができてから守り続けているこのモッ トーの元、多くの演目を誕生させた。社会現象にもなった「ベルサイユのばら」は、初演 から何度も再演を繰り返し、観客動員数が500万人を超えた。宝塚歌劇団は常に様々な ジャンルの作品に挑戦している。そんな宝塚歌劇団には、宝塚音楽学校に入学をしなけれ ば、入団することはできない。中学校卒業から高校卒業までの間にのみ受験ができ、40 人の定員に対し毎年1000人近くの受験生がいる。無事に入学をしてからも宝塚音楽学 校で芸を磨き、宝塚歌劇団へと入団する。入団してからも、日々芸を磨き、彼女たちは舞 台の上で輝いている。 ジャニーズ事務所は、日系二世のアメリカ人であるジャニー喜多川によって作られた。 彼は代々木公園に集まっていた野球少年たちに野球を教えていた。そのメンバーの中から 4人を選び「ジャニーズ」というグループが誕生した。その後も、郷ひろみなどソロやグ ループ問わず多くのアイドルたちを世に送り出した。現在活動しているアイドルグループ を13個持ち、歌手として活動するだけではなく、バラエティー番組・ドラマ・映画・MC・ キャスターなど幅広いジャンルで活躍しているアイドルを世に出している。そんなジャニ ーズアイドルたちは、全てジャニーズ Jr.と呼ばれる存在から始まった。ジャニーズ Jr.にな り、先輩グループのバックダンサーを務めたり、月に一度公開収録されるテレビ番組に出 演したりし、CD デビューを目指している。そんなジャニーズ Jr.の時代から応援するファ ンも多く、彼の成長を見守り応援している。 ジャニーズ事務所は2017年に創立から55年を迎える。一代で大きく成長したこの 事務所が今後も輝いていくためにはなにが必要なのだろうか。私はこの3つが必要だと考 えた。 ・夢を見せ続けること ・ジャニー喜多川のポジションの継承 ・成長を続けること この3つを続けたり継承したりすることで、100年後もジャニーズアイドルたちは光 り輝いている。そして、それをファンとして見守り応援していきたい。 デジタルコンテンツ学部 デジタルハリウッド大学 デジタルコミュニケーション学科 氏名:磯崎律子 指導教員:杉山知之
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