マーケットの見方(No.135)を掲載しました。

2017年2月13日
あおぞら投信株式会社
『AIに 勝とうと競り合う 気持ちあり
共存さるかは 愛の力と』
『今後の経済活動の予測』など、経済理論を駆使して将来を見通す試みは常に行なわれています。前提と
しては、人々の経済活動について『ひとりひとりは合理的に行動するもの』というものがありますが、現実に、
ひとりひとりの行動が常に合理的であるとは思えません。ある意味、非合理の連続なのではないでしょうか。
だから、経済をよく理解している人たちの予測こそが外れてばかりいるのではないでしょうか。実は、このこと
はAI(Artificial Intelligence:人口知能)を駆使しても予想の確率が高まることには限界がある最大の要因で
しょう。
これからの時代に人間とロボットの共存が進む中では、単純かつ合理的な部分はロボットに代替されていく
可能性が高く、既に様々な分野で活用が進んでいます。今や前立腺癌の手術までロボット*の方が巧いとい
う話には驚きますが、目の前の分析の蓄積と、それに対する対応は機械的な動きに集約できるのだというこ
とでしょう。そのような前提に立てば、これからの時代に人間がやるべきことも見えてくるのではないでしょう
か。人が何かを判断する時に、全く単独で判断できる範囲のもの、あるいはロボットの提示するもので受入れ
られるものもあるでしょう。一方、自分自身が想像出来ない今後の自分については、敢えて他人の目、考え、
アドバイスが必要となるのでしょう。これからの10年そして30年という年月の間に、人の持つ力が、より鮮明に
なっていくと考えます。
(*ダ・ヴィンチ:アメリカで開発された内視鏡手術支援ロボット)
主要国の実質GDP成長率の見通し(2017年~2021年)
10
8
6
4
2
0
-2
-4
2016
2017
インド
中国
2018
英国
2019
ドイツ
米国
2020
日本
ロシア
2021
ブラジル
出所:IMF(国際通貨基金)World Economic Outlook Database October 2016を基にあおぞら投信が作成
本資料は情報の提供を目的としており、何らかの行動を勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、当社は
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商 号: あおぞら投信株式会社 金融商品取引業者: 関東財務局長(金商)第2771号
加入協会:一般社団法人投資信託協会 ホームページ・アドレス: http://www.aozora-im.co.jp/