ご参考資料 2017年2月9日 マーケットフォーカス (オーストラリア市場) 2017年2月号 市場概況・今後の見通し 【1 月の市場概況】(為替市場<豪ドル/円>・債券市場) 豪ドル/円は、円安 ・豪ドル高となりました。 豪ドル/円は、オーストラリアの貿易収支が予想外の黒字となったことや中国の経済指 標が改善したことを背景に、上昇しました。 豪10年国債利回りは、低下(価格は上昇)しました。 豪10年国債利回りは、欧米金利上昇の影響から上昇する局面がありましたが、オースト ラリアのインフレ率が市場予想を下回ったことを受けて、低下しました。 為替市場・債券市場の推移(2012年1月末~2017年1月末) (円) (米ドル) 120 1.2 豪ドル/円(左軸) 豪ドル/米ドル(右軸) 110 1.1 100 1.0 90 0.9 80 0.8 70 0.7 60 12/1 13/1 14/1 15/1 0.6 17/1 16/1 (年/月) (%) 5 10年国債利回り 4 【今後の見通し】(為替市場<豪ドル/円>・債券市場) 3 オーストラリアでは、賃金の伸び鈍化や住宅ローン規制の影響が景気抑制要因となるも のの、主要輸出品である商品価格 ※1 が持ち直していることや、資源関連投資の減少が最 悪期を脱したと見られることなどから、景気は底堅く推移する見通しです。金融政策は、 RBA(オーストラリア準備銀行)が国内景気に楽観的な見方を示しているものの、商品価 格動向などによる景気下振れリスクが残ることから緩和的なスタンスが続くと見込まれま す。2月は政策金利 ※2 を1.50%に据え置きました。(※1:4ページ の右図参照、※2:4ペー ジの左図参照) 豪ドル/円は、緩和的な金融政策スタンスが続くものの、インフレ見通しの改善を受けて 足もとの追加利下げ観測が後退していることから、横ばい圏での推移が予想されます。 豪10年国債利回りは、緩和的な金融政策スタンスが続く一方で、インフレ見通しの改善 により足もとの追加利下げ観測が後退していることから、横ばい圏での推移を予想します。 2 1 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 17/1 (年/月) 【 1 月のマーケッ トデータ】 1 月末 1 2 月末 騰落率 最低 最高 豪ドル/ 円 86.10 84.36 2.06% 84.92 87.03 1 0 年国債利回り 2.713% 2.765% ▲0.052 2.667% 2.792% ※豪ドル/円は本邦営業日ベース、為替の騰落率はプラスは円安、マイナス(▲)は円高、 債券騰落率は利回りの変化幅 【 2 月の予想レンジ 】 豪ドル/ 円 76円-91円 1 0 年国債利回り 2.2%-3.2% (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 1/5 オーストラリア経済① ○2016年7-9月期の実質GDP(国内総生産)成長率は前期比▲0.5%と2011年1-3月期以来のマイナスとなった。 ○12月の企業景況感は前月比+5の11、同企業信頼感は前月比横ばいの6となった。 企業景況感*1 ・企業信頼感*2 実質GDP成長率寄与度(前期比) (%) 3 (2011年7-9月期~2016年7-9月期、四半期) (2012年1月~2016年12月、月次) 20 企業景況感 企業信頼感 2 10 1 0 -1 0 -2 政府消費支出 家計消費支出 民間固定資本形成 輸出 輸入 在庫変動 公的固定資本形成 実質GDP前期比 -3 11/3Q 12/3Q 13/3Q 14/3Q 15/3Q ※3Qは7-9月期を意味し、例えば11/3Qは2011年7月から9月の3ヵ月間を示す。 ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 16/3Q (年/期) -10 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 (年/月) *1企業景況感、*2企業信頼感:NAB(ナショナル・オーストラリア銀行)が各産業分野 における国内企業を調査し、今後の景況感の動向を集計したもの。同指数は改善か ら悪化を差し引いて算出される。 ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラス ト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 2/5 オーストラリア経済② ○12月の雇用者数は前月比1万3,500人の増加となった。一方、同失業率は前月から0.1%悪化の5.8%となった。 ○12月の小売売上高は前年同月比+3.0%と前月の同+3.2%から伸びが減速した。 雇用統計 小売売上高 (2011年12月~2016年12月、月次)(%) 7 (万人) 10 (2011年12月~2016年12月、月次) (%) 10 雇用者数前月比(左軸) 小売売上高(左軸) 失業率(右軸) 前年同月比(右軸) 5 260 5 240 0 220 -5 6 5 0 -5 11/12 (億豪ドル) 280 12/12 13/12 14/12 15/12 4 16/12 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマ ネジメント作成) 200 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 -10 16/12 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマ ネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 3/5 オーストラリア金融市場 ○2016年10-12月期のコアインフレ率は前年同期比+1.55%となった。2月の金融政策会合で、RBAは政策金利を1.50%で据え置いた。 ○1月のRBA商品価格指数は、石炭や鉄鉱石価格の上昇などを背景に前月比+5.3%となった。 政策金利・インフレ率 (%) 5 (ご参考)RBA商品価格指数*1(SDR*2ベース) (政策金利:2012年1月末~2017年2月8日、日次) (インフレ率・コアインフレ率:2012年1-3月期~2016年10-12月期、四半期) (2012年1月~2017年1月、月次) 160 政策金利 インフレ率(前年同期比) コアインフレ率*(前年同期比) 4 140 3 120 2 100 1 80 0 60 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 17/1 (年/月) *コアインフレ率はトリム平均値と加重中央値の単純平均で算出 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマ ネジメント作成) 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 17/1 (年/月) *1RBA商品価格指数:RBA(オーストラリア準備銀行)が発表する、オーストラリアの 代表的な輸出品の価格動向の数値を算出した指数。 *2SDR(特別引出権):IMF(国際通貨基金)が加盟国の準備資産を補完する手段と して1969年に創設した国際準備資産。SDRの価値は主要5大国・地域の国際通貨 バスケットに基づいて決められ、自由利用可能通貨との交換が可能。 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマ ネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いに ついては最終ページをご覧ください。 4/5 【ご留意事項】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるもの ではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保 護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません。 ●当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 5/5
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