2015年3月10日 オーストラリア 豪ドルの見通しについて 利下げ局面の豪ドルの見通しは? 利下げは小幅にとどまる見込みです。日銀の金融緩和が続くことや、資源価格に底 入れ感が出ていることから、豪ドルは対円で底堅く推移すると期待されます。 ■豪州の金利が低下し、日本との金利差が縮小す る局面でも、日銀の金融緩和を支えに豪ドルは 対円で底堅さを維持しています。豪州の利下げ は小幅にとどまる見込みであり、豪ドルは引き続 き対円で底堅く推移する見込みです。 7 ■資源価格の上昇局面で、豪ドルは上昇する傾向 が見られます。2012年後半以降、円安要因など により両者にかい離が見られますが、足元で資 源価格に底入れ感が出ていることは、豪ドルの サポート要因となりそうです。 (円/豪ドル) 110 【豪ドル円レートと日豪金利差の推移】 (%) 豪ドル高 (円安) 日豪の金利差が拡大しない場合でも日銀 の金融緩和を背景に豪ドルは上昇傾向 5 90 豪ドル円レート(右軸) 3 70 日豪金利差(左軸) 1 50 06/1 600 07/1 08/1 09/1 (ポイント) 10/1 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1 (年/月) (円/豪ドル) 110 【豪ドル円レートと資源価格の推移】 豪ドル円レート(右軸) 資源価格の上昇局面で豪ドルは上昇 400 豪ドル安 (円高) 豪ドル高 (円安) 90 資源価格(左軸) 200 70 資源価格に底入れ感 0 06/1 07/1 08/1 09/1 10/1 11/1 12/1 13/1 14/1 50 15/1 (年/月) 豪ドル安 (円高) (注)データ期間は2006年1月~2015年2月、各月末終値。日豪金利差は豪州国債利回り(2年物)と日本国債利回り(2年物)との差。 資源価格はCRB指数(米ドル建て、エネルギー、非鉄金属、農産物などを含む総合的な商品価格指数)。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 ■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するも のではありません。■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、 将来予告なく変更されることがあります。■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今 後の市場環境等を保証するものではありません。■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証 するものではありません。■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に 帰属します。■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。
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