BETA万能説 ID:110935

BETA万能説
(頭が)かわいそうなお友達
︻注意事項︼
このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にPDF化したもので
す。
小説の作者、
﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作品を引用の範囲を
超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁じます。
︻あらすじ︼
﹂
ハーメルンの他のMuv│Luv小説を読んでいて、作者は思った。
﹁なんで皆、戦闘民族的思想なんだろう⋮⋮
ん♪
これはそんな作者の妄想とおふざけの物語ですぞ ぶーんぶんしゃかぶぶんぶー
?
!
目 次 じょしょー。 好き勝手に行きてこーぜ
ノリと勢いのぷろろーぐ │││
!!
AC │││││││││││││
三章。 太陽系への進出
次元核 │││││││││││
35
25
カメラ持ってパシャりまくるネクスト
BETAってなんだろう │││
魔人天使☆アリスちゃん │││
う
にしょー。 原作前に、太陽系外で遊ぼ
1
5
14
!!
じょしょー。 好き勝手に行きてこーぜ
宇宙の中飛び回るのたのしぃーーー
ノリと勢いのぷろろーぐ
ヒャッハー
!!!
!!
けど特典決めるにも行く世界によって必要になるの変わんじゃん
事も聞いたよ。
モンハン世界
だったら戦闘系だし、コドギア世界だったら頭良くなる系。勿論、世界は二次元かって
?
すごい槍とか、好きなの選べって言われた。
で、俺は死んで特典みたいなの貰えるらしいんだよ。ゲートおぶトイレとか、なんか
しい。天ぷら作ってた油の中に頭突っ込んだんだって。神様笑いこけたよ。
俺、一応転生者って奴です。なんか知んないけど、良くあるテンプレ通りに死んだら
あ、どもっす。こんちは。
!!
それで、神様どんな世界に行けって言ったと思う
?
1
たださ⋮⋮死ねってなによ
て何だよ。ドSかよ。
天ぷら油に頭突っ込んで死んだってのに、また死ねっ
で、それの配下とな
?
なんて思っていた時、俺くん閃いちゃった
つまり、Muv│Luv世界はBETAが圧倒的物量のせいで強すぎて、無理ゲー。
!
あーあ、こんな神様の要望通りに物量で押されて死ぬのかぁ、転生したくねえな⋮⋮。
無い。
る基本的なBETAはそれ以上。そんな奴らに地球での防衛前提の人類が勝てる訳が
確かBETAの重頭脳級が全部で10の37乗いるんだっけ
ラグ満載の世界に行ってくれば、神様に従う訳じゃないけど、どう考えても死ぬ訳よ。
でもまあ、神様に言われっぱなしってのもムカつくわけ。と言っても、あんな死亡フ
あ、因みに俺ドMね。快感感じない系の。
?
ど、まだ良い。
まず、行く世界を強制されるのはまだ良い。で、Muv│Luvだってのも鬼畜だけ
一語一句違わず、この通りに言われました。
﹁なんか暇だからMuv│Luvの世界行って来て死ねよ﹂
ノリと勢いのぷろろーぐ
2
これさ、裏を返せば⋮⋮
﹁BETA最強ってことじゃね
﹂
しかもBETAって単体だとデカイだけの的だよ
今日もポテチが美味え
!!
する。
と言うわけでポテチも食べ放題である。ヒャッハー
!!
産機としての力だけじゃなくて、普通にテレビゲームとか、発電所とか作れちゃったり
因みに︻作る系の力︼っていう大雑把な言い回しで特典を頼んだせいか、BETA生
作ってます。
そんな経緯があって、現在は珪素生物として、宇宙の辺境でBETAがっぽがっぽ
者です。
つまり、BETAが上位存在と崇めている珪素生物こそが至高という事。俺くん転生
!
流石にBETAになるつもりはない。誰があんなゲテモノ生物になろうと言うのだ。
生命体︼になると言うもの。
と言うわけで、俺が頼んだのは︻全ての中で一番偉くて、作れる系の力を持った珪素
?
3
ノリと勢いのぷろろーぐ
4
ベースプラント
あと、
︻全ての中で一番偉い︼って言う言い回しも変な捉え方されたらしく、珪素生物
だけじゃなくて、他の宇宙人とかう ちに来ては、ひれ伏しちゃったりしてる。他にもい
るであろう珪素生物達に対する優位性が欲しかっただけなのにな。
と言うわけで今現在は、好き勝手に生きてます。
自分の背中に羽とかブースターつけて宇宙飛び廻ったり、BETAに知能与えて畑仕
事して貰ったり、人間みたいなBETA作ってキャッキャウフフしたり。
みたいな事思ってたけど、珪素生物生活マジ最高
!
これからも もっともっと、遊び尽くしてやるぜぇ
!!
最初はMuv│Luv世界最悪
だな
イヤッフゥーーー
!!!!
!
にしょー。 原作前に、太陽系外で遊ぼう
!!
重頭脳級が。
?
飯食べるし、クソするし、寝る事もする。
珪素生物だからって、眠気とか食欲が吹っ飛ぶ訳じゃないからね。人間と同じように
う努力を、実に評価して欲しい。
そして、その2300億という数を、俺がチマチマと一体ずつ爆発させて創ったとい
これを何万何億と繰り返さなきゃ、支配地域を広げられないからね。
奴を想像する。するとボンって爆発して、それが出来るんだけど⋮⋮。
説明すると、なんか不思議パワー的なのを拳大までに集めて、マブラヴ原作に出てた
なにせBETAを創るって言っても、一体一体しか作れないんだもん。
いやー、案外大変でした。
な
やっとの事でBETAの数が揃って来た。具体的には大体⋮⋮2300億くらいか
珪素生物生活を始めてから約1年間。
魔人天使☆アリスちゃん
5
﹂
お陰様で毎日身体が体調不良を訴えております。
ま、そんな事せずにドラえもんの腹一杯になる飴創って食ったり、睡眠代用剤飲んだ
りしてますけど
﹁あの、ケイソさま。この書類はどこにおけば良いでしょうか⋮⋮
フェクトだ
謎の金髪美少女が此方を伺うように覗き込んでくる。上目遣いがとんでもなくパー
?
!
ワンピースをゆさゆさと揺らすアリスの頭を撫でて、指示を出す。
除外。誰がおっさん見て喜ぶんだよ。少なくとも俺にそんな趣味はない。
思ったけど、めんどくさいし、わざわざおっちゃんを創る理由が見つからなかったので
因 み に モ デ ル は メ ガ テ ン の︻魔 人 ア リ ス︼ 青 お じ さ ん と 赤 お じ さ ん も 作 ろ う と
き、超絶美少女だ。
この子の名前は、アリス。俺が創った人型BETAの記念すべき第一号とでも言うべ
!
﹁うん、分かった
﹂
言ってたし、丁度良いだろ﹂
﹁ああ、それなら第三情報室へと持って行ってくれ。あいつら最近、資材が足りないって
魔人天使☆アリスちゃん
6
!!
にっこりと歯をキラキラと輝かせたアリスは、ぎこちない足取りで走って行ってし
まった。
ふふふ、流石はアリスちゃんだ。可愛すぎるぜ
とりあえず、作業に戻る事にする。
!!
た生態系が形成したりしている。
を吸収して資源に変えたりする地面創ったり、食物連鎖による資源UPだけを目的とし
生産施設を配置するのは、俺が1時間ぐらいかけて創った、人工惑星だ。宇宙のチリ
して楽するのは最近の流行りである。
まあそれ以前にメンドくさいと思ったのだがきっかけなんだけど。限りなく機械化
が悪いと。
というのも、俺は気付いてしまったのだ。このまま俺が地道に創っていくのは、効率
現在行なっているのは、BETA生産施設の作成だ。勿論、その生産品は︻重頭脳級︼
片手にコーラを創って、一息つけながら同時進行でBETA創りを進める。
﹁⋮⋮ちゅー⋮ちゅー⋮⋮﹂
7
因みに完全なる生産施設オンリーの惑星である。この惑星の生命全ては重頭脳級の
﹂
為にあると言っても過言ではない。⋮⋮こう言うとなんだか悪役っぽいな、俺。
悪役だと
!
!?
こう見えても俺、悪役サイドに転生したわけだし。
9⋮⋮ああ、今確認した。1958年らし
せんきゅうひゃく
今はそれから大体600年位前だね。まだまだ時間に余裕があって、俺様大満足
いね、俺たちが人間にバレるの。
今どのくらいの時期なんだろうね。 1
?
?
まあ良いや。とりあえず保留の方向で。
迷う。
閣下も創った方が良いのかな でも本物の閣下がいたら怒ると思うし⋮⋮うーむ、
メガテンと言えば閣下。
そう言えばアリスちゃんと言えばメガテン。
像とかも見れるし。これなきゃアリスちゃんも創れなかったと思うね、マジで。
やっぱりこう言う時に、ネットが使えるっていいね∼。正史での歴史も分かるし、画
!
たっけ
そう言えば忘れてたけど、原作的に言えば地球を襲わなきゃいけないんじゃなかっ
﹁⋮⋮は
魔人天使☆アリスちゃん
8
星
﹁よーし、もっともっと生産施設を量産するぞぉ
俺による新たな犠牲者が生まれるのであった。
■
﹂
そんな生産施設量産から3ヶ月ごろたった頃。
どうしましょうか⋮⋮
俺達は何気に危機に瀕していた。
﹁ケイソ様
?
﹂
匂いがして、今に俺は一種のヘヴン状態だった⋮⋮
アリスちゃんが不安げな瞳で此方を振り向く。振り向いた瞬間に女の子独特の良い
!
!!
9
って、いかんいかん。
ヘイデル軍団 ﹄と書かれた何処ぞの創作物のサブタイトルのよ
手に持つ資料を覗き見る。
巻頭には﹃襲撃
!
と言うか何気に今、10の12乗くらいまで来てんのな。まあ惑星全部を重頭脳級生
そもBETA創りは人力ってなんだよ。疲れるわ。
その数約5600億。俺の約一年にも及ぶ、地道生産の日々はなんだったのか。そも
じゃない物に増えているからな。
何 し ろ 今 は 生 産 施 設 を 創 っ た お 陰 で 生 産 ス ピ ー ド が 今 ま で 比 じ ゃ な い く ら い 尋 常
それには及ばない。
その数およそ100億。戦艦などが込みで入っているが、それでも我がBETA軍の
それはともかく、敵の規模自体は貧弱である。
お仕置きが、な。
あいつは後でお仕置きが必要そうである。アリスちゃんによる、キツーイ、きつ∼い
うなものが。因みにこの資料を創ったのは資料作成班のバカである。
!
﹁どうするも何も、ねぇ⋮⋮﹂
魔人天使☆アリスちゃん
10
産施設で埋めつくせばそうなるか。
因みに、資源が最初のフル稼働で枯渇した為、例のチート能力で消え失せる事のない
資源を導入しました。
モデルは⋮⋮なんだっけかな、あの空気からミートボールとかスパゲッティ創るアニ
メ映画。まあその映画に出て来た主役機械をモデルにしました。
というか枯渇するくらいだったら生産UP元々の生態系はなんだったのか。ホント
にもう、最初の頃の努力が全て打ち消されている。
﹂
これはもしかして、働いたら負けと言うやつかな
﹂
﹁⋮⋮そどの⋮⋮イソ殿
﹁⋮⋮ん
?
﹁現在我が惑星系に進軍しているヘイデル軍ですか、どのようにすれば良いでしょうか
それで、なんだね、ムキムキマッチョ君。
何やら俺は上の空状態だったらしい。これは失敬した。
低い男の、渋みのある声で意識を現実へと引きずり戻す。
?
!
11
﹂
んだよな。コイツは要改善⋮⋮っと。
ああ、それで軍への対処だっけ
﹁そんなもの、叩き潰せば良いじゃないか
﹁﹁﹁⋮⋮⋮﹂﹂﹂
その言葉にこの場にいる一同は、沈黙。
人型BETA第3号として創造しました。
﹂
モデルは勿論名前通り、ハガレンから引用。彼の筋肉錬金術を見てみたかった為に、
ん。
そんな空間から早くも脱出したのはムキムキマッチョもとい、アームストロングさ
?
?
?
暫く誰も喋らないという謎の空間が発生した。
﹂
あー、そう言えばそんな話をして居た。考え事をするといっつも周りが見れなくなる
?
﹁⋮⋮け、ケイソ殿。それは流石に無理があるのでは
魔人天使☆アリスちゃん
12
﹁いやいや、無理って事はないだろう
ば物量で行けんだろ﹂
数の差で言えば60対1だぞ
適当にやれ
?
まあ、実際どうなるかは分からないけど。
たBETAを新規で創れば行けると思う。
実際、マブラヴでも物量で勝っちゃってるし。適当な武装創ったり、戦闘用に特化し
?
俺が今からやるのは、純粋に戦闘に特化したBETA創りだ。
ふらふらと立ち上がって、会議室を後にする。
﹁それじゃ、後は頼んだよ∼﹂
13
BETAってなんだろう
自室に引き篭もり、何やらガタゴトガタゴト暴れる事数分。俺はやっと部屋から出て
来た。
その手には数多くの資料と、銃器があった。
取った。流石である。
出るまで少し時間が掛かるか、と思って居たが相手側は俺を待たす事なく受話器を
だ。
すぐさま部屋に取り付けられた電話を手に取り、CALL。送信先は﹃第六開発室﹄
その顔には、笑顔が浮かんでいた。
その手に握る資料に力を込めて、若干しわくちゃにする。
﹁ま、急ごしらえだし、こんなものかな﹂
BETAってなんだろう
14
︽これはこれはケイソ様。今宵は一体どのようなご要望で⋮⋮︾
!?
で創ったものだ。
面白そうな案ですな、ケイソ様
︾
!!
︽ほうほう、これは⋮⋮素晴らしい
!!
この転送機も勿論チート能力で創った。というかここにある物の殆どはチート能力
とりあえず転送機に書類と実物を送る。
室長。
その言葉を聞くと否や、ファッ という叫び声と共に飛び跳ねる︵ような気がする︶
﹁はぁー⋮⋮そう落ち込むなって。いろいろ武器データ作ってやったから﹂
ある。
そんな事など知らないと言わんばかりに不満になる開発室長。彼は物足りなそうで
実際、時間が惜しいのだ。
相手のおふざけモードを叩っ斬り、業務に関する事のみを話す。
﹁あ、今日はそういうお遊び無しで。なんか軍団来てるらしいからさ﹂
15
でも資材が足りないので、全員に配備できるかどうか⋮⋮︾
﹁だろだろ このバスターライフルとか、BETA全員に配備したら面白そうじゃね
﹂
︽ホントですな
?
︽ちょ、ケイソ様
﹂
なんですかコレ
﹁何って︻ゼロ式製造機︼だが
︾
!!
る室長に渡せばどうなるか、否が応にも分かる。
当然、パニックを起こした室長が、
!?
意味わかんないんですけど
ケイソ様コレどうやっ
別名、巨大ミートボール爆撃機。重頭脳級生産施設にも埋め込んだコレを、資材に困
?
!!
それから暫くして受話器から帰って来たのは、驚愕の叫び声だった。
受話器に今送るからー、とだけ伝え、転送機にあるものを送り出す。
ふふふ、そんな室長の為に俺はわざわざ、創って来てやったぜ。
受話器の向こう側で途端に気が弱くなる室長。
!
?
︽⋮⋮いやいやいや、はぁあ
!
BETAってなんだろう
16
て作ったの
︾
!?
︾
!!
!!
ゼロ
イチ
そんな物より生物や星さえ創れるチート能力の方が異常だと、俺は思うんだ。
うーん、まあ確かにそうだけどさ。そう言われれば賢者の石っぽいけどさ。
も作り得ない、そんな夢のような装置なのです︾
︽良いですか、ケイソ様。コレは無から有を作りだす、どの生態系の技術力を持ってして
が、室長は落ち着いた口調で、正すような声質で言った。
面倒くさくなった俺は適当に受け流そうと努力する。
﹁いやでもさぁ⋮⋮﹂
室長の一人劇場は続く。
訳ないでしょ
︽そんなので分かるわけ無いじゃないですか しかもそんなのでこんな代物が作れる
﹁いやま、あそこらへんをちょちょっと弄ってさ⋮⋮﹂
17
ベースプラント
︽確かにこれは素晴らしい物です。ケイソ様が初めて為した、全生物史上最初の快挙で
しょう。ですが、それは戦いを広める原因になります︾
⋮⋮あー。確かに。
コレを巡って他の生物が攻め込んだら、メンドくさそうだしな。
■
││BETAってなんだろう︵哲学︶
その言葉を聞いて、俺は思った。
しか居ませんからいいですが、外でやられちゃ、それこそ終わりですよ
︾
︽ですのでケイソ様は、今後こんなものをポンと渡さないでください。 う ちなら見方
BETAってなんだろう
18
?
あの室長との一件後、今度は別の場所まで来ていた。
﹂
即ち、新規作成した新たな人口惑星である。
﹁よーし、それじゃやるか
する。
一通り終われば、後はエネルギーの注入はお終いだ。
案外時間が掛かったらしく、俺の腕時計は現在、12時を指していた。
!!
﹁確かヘイデルの軍団がここに来るのが15時だから⋮⋮やべえ、時間が
﹂
他にも食堂には高級食材を数多く配置し、部屋にもルンバもどきや冷蔵庫などを配置
ム、管制室を創る。
余った箇所には︻ゼロ式製造機︼を数多く埋め込み、居住エリアやトレーニングルー
いを使った、格納庫。
イメージするは、巨大格納庫。大型兵器が何千体でも入りそうな、惑星系の半分ぐら
左右の手をそれぞれの方向に伸ばし、無尽蔵に生み出されるエネルギーを解放する。
!!
19
すぐさま俺は次の作業に入った。
■
あの数時間に渡る作業が終わった頃。
俺は再び場を移動し新規惑星、︻兵器格納星︼の中にいた。
そんな空間でも比較的特別な場所にいる。
コックピットの中だった。
﹂
!!
若干壊れかけたのは内緒だ。
コックピットの床を思っ切り蹴り飛ばし、悪態をつく。
⋮⋮ってメンドくさいわボケェ
﹁えーと、説明書によれば第3メーターを確認後第16ボタンと第2ボタンを同時押し
BETAってなんだろう
20
Bや O
B の機構を追加する。
管制室から通信が送られてきた。
手にコーラを創り出して、飲みながら出発時刻まで待つ事数分。
﹁気持ちわりぃ∼⋮⋮ちゅー⋮ちゅー⋮⋮﹂
やはり接続した時に吐き気がするというのは原作同様のようだ。
気付いてから急ぎ端子を首元に創り、何事も無かったかのように接続する。
﹁って、俺に接続端子がねえじゃねえか﹂
コックピットにAMSが追加されれば完了だ。
この時ついでにQ
クイックブーストオーバードブースト
すぐさまコックピットの操縦桿に右手を当てて、エネルギーを送り込み、想像する。
﹁はぁ∼、操縦なんかめんどくさそうだし⋮⋮いいや、︻AMS︼取り付けちゃえ﹂
21
︽こんにちは。パイロットデータの更新をするわ︾
若い女性の声が無線から聞こえて来た。
暫くすると更新とやらが終わったのか、再度通信を繋げる。
︽今回の作戦でオペレーターを務めさせて貰う、︻マグノリア・カーチス︼よ。以降何回
か務めさせて貰うから、そのつもりでね︾
その強気な対応に、つい口元が緩んでしまう。
死ぬ前には絶対に会えなかった、架空の人物が目の前にいるのだから。
なんだ、想定してたより少ないじゃないか。
艦とかだから、実質的な戦力としては50億くらいね︾
その中でも戦艦は約10億。戦闘用の兵士が約40億を示しているわ。残りは補給
そ100億よ。
︽作戦内容を説明するわ。今回の敵はヘイデル星人により構成された軍団、その数およ
BETAってなんだろう
22
O
B ︼を使って数人が敵の懐に飛
ヴァンガードオーバードブースター
ある意味落胆だな、アレだけ用意したってのに。
敵勢力は一体も生き残らせちゃダメだから。殲滅するように頼むわ︾
?
︽それじゃあ、後数分でカタパルトを出すから、それまで待機していて︾
話でよく伝わってるからね。
ま、そりゃそうだな。敵勢力の生き残りを生かして下克上されたってのは、平清盛の
良い
滅させる。
︽その後はBETA軍によるバスター射撃による、面圧射撃で押して行き、最終的には撃
ら数個しか創れなかったけどな。
因みに、バスターライフルとVOBも頑張って生産施設を創った。時間が無かったか
び込み、﹃バスターライフル︼を使って敵戦力を内部から崩壊させるわ︾
︽でも、流石に数が多いわ。だから今回は︻ V
23
BETAってなんだろう
24
そこで、通信は切れてしまった。
後少しで出発時刻だ。精々、派手に暴れてやるとしよう。
て、行きに素通りしていたヘイデル軍団にもダメージを与えたんだ。
その圧倒的スピードで敵の懐に飛び込む⋮⋮際にもバスターライフルをトリガーし
り、分速6500kmにまで達したらしい。宇宙空間なのに。
何やら俺のチート能力で創ったブースターはカタログスペックのそれを大幅に上回
まあそれでも現場戦力で対処できたのは、最初の奇襲攻撃が上手くいったからだな。
たら勝ち目がなかったと思う。︵全BETAを集めた場合を除く︶
どれをとっても、高いレベルで纏まっていた、戦闘集団だった。正直、普通に戦って
集団戦法で此方を的確に囲んでリンチする戦術。
巨大な戦艦砲による濃密度ビームキャノン。しかも高精度。
宇宙空間を右往無造作に飛び回り、BETAを的確に引き裂いていく戦闘兵士。
確かにアレは強かった。
ヘイデル星人による100億の軍団。
カメラ持ってパシャりまくるネクストAC
25
カメラ持ってパシャりまくるネクストAC
26
勿論、中心部に来たらもう一度バスターライフルをトリガー。水平に回転しながらダ
ブルトリガーをするように指示したから、ガンダムWのあのシーンを再現できたよ。
因みにその行動をするように複数人に指示したので、結構面白い物が撮れた。だから
バカ言っちゃいけねえよ、元民間人である俺にそんな事出来ると思うのか。
俺は何やってたかって
何気に結構満足してる。
え
?
でもまあ、楽しかったです。
OBで逃げたりと、大変だったけど。
まあ流れ弾に当たりそうになったのをQBで避けたり、戦闘集団がこっちに来た時は
れこそ本当の、戦術カメラマン。
と言うわけで、ネクスト乗りながらパッシャパッシャ写真を撮りまくってました。こ
││現場の情報を伝える事さ
それじゃあ逆に、民間人が戦場で出来ることと言ったら、なんだと思う
戦闘
?
!!
?
?
■
ヘイデル星人との戦闘から10日後。
何故か俺は崇められていた。
て頂いて⋮⋮っ
﹂
!
こんにち
﹁差し当たっては今日、お捧げ物を持って参りました。どうぞ、お納めください﹂
で、今に至る。どう言う事なんだってばよ。
それがなんか知らんが俺のとこに来ていきなりひれ伏したのよ。
以前この近くでBETA創りに精を出していた頃に、やって来た猫耳の宇宙人。
!!
!
﹁﹁﹁ありがとうございます⋮⋮
﹂﹂﹂
﹁ありがとうございます、ケイソ様 ヘイデル星人から我々のような弱小種族を救っ
27
ズズズ、と謎の大箱を前に差し出す猫耳宇宙人。心なしか、その箱はちょこちょこ動
いているように見える。
俺が箱を見ているのを宇宙人は見て、何故か喜ぶ。
ので、是非ともお受け取りください﹂
﹁興味がおありのようで、良かったでございます。これはあくまで私たちの気持ちです
うーん、なんだか気持ち悪いなぁ。その態度。
まあ、貰っとくものは貰っておこう。とりあえず受話器を創ってアームストロングに
電話する。
︾
?
?
来てもらおう。うん。
それは急ぎの用事で
?
︽今ですかな
︾
渋い男性の声が耳元に広がる。とりあえずこの箱を持って行ってもらうため、ここに
︽⋮⋮おや、ケイソ様ではありませんか。我輩になんの御用ですかな
カメラ持ってパシャりまくるネクストAC
28
﹁いや、急いではない。ゆっくり来てくれてOKだ﹂
猫耳宇宙人から貰った箱が先ほどより勢いよく暴れている。おかしい、奴らは一体何
││ガタッ⋮⋮ガタッ⋮⋮
よく分からんぞ。
な。それが何故他に奴にまで感謝されるのか。
しかし⋮⋮俺たちに危害を加えるかもしれない相手を先に潰しておいただけなのに
その一言を最後に、猫耳宇宙人は出て行ってしまった。
願いします﹂
﹁ではケイソ様、私どもはここら辺でお暇させて貰います。今後とも、どうぞよろしくお
如何に。
そこで電話は切れてしまった。ゆっくりでいいと言ったのに、すぐに向かうとはこれ
︽了解致しました。すぐに向かいます︾
29
を置いていったんだ
パキィン
﹂
というガラスが割れる音がした後、箱が開封される。
力で付与した俺の右手の能力︻幻 想 殺 し︼の前には無力だ。
イマジンブレイカー
箱を立てかけ、早速開封していく。生意気にへんな術式が貼ってあったが、チート能
な。
すると箱は勢いよく倒れて、動きを止めてしまった。とりあえず気絶的なのは出来た
試しにに近づいて、蹴ってみる。
?
箱の中身が⋮⋮女の子だったからだ。
﹁捧げ物って⋮⋮こう言う事かよ﹂
ていたものを見て、固まってしまった。
箱の中を取り出すのを遮るものを解体し、颯爽と蓋を取り外す。そして俺は中に入っ
?
!
﹁さて、中身は何かね⋮⋮
カメラ持ってパシャりまくるネクストAC
30
31
■
さてどうしたものかね、と言って首に手を置く。
この猫耳美少女は、何故だか知らんがガムテもどきで口と手足を縛られている。今は
気絶しているようだが、拉致られているようなもんだから、恐らくパニック起こすと思
うんだが。
それにしても⋮⋮﹃生き物﹄が捧げ物とはまた、物騒だ。
なんとなく、前世の宗教を思い出した。
危ない宗教だったりすると確か、こんな感じで生きた人間とかを捧げ物だとか言って
色々とやっていた。殺したり、生き埋めにしたり、とか。
しかもあいつら猫耳宇宙人は俺の事を神の如く扱っていた。外敵から身を守ってく
れる、主だと。
で、この状況と照らし合わせるに⋮⋮恐らく、コイツはそう言った類の捧げ物だ。と
なると、あいつらは今後もこう言った事態の後には﹃捧げ物﹄をしてくるに違いない。
﹁⋮⋮捧げ物って言うが、俺からすれば面倒見る奴が増えるだけなんだよ﹂
実際、俺が重頭脳級量産しているのは、数多くいるBETAを勝手に支配して貰う為
だ。俺みたいな奴に捌き切れる訳がない。
それなのに俺が面倒みる奴を増やすって、あいつら嫌がらせかよ。
しかし幸運にも、先日俺は︻兵器格納星︼に居住エリアを作っている。他のパイロッ
ト達もいるが、一緒に暮らして貰えば俺がずっと目を付ける必要もないだろう。
しかし、そうなると今後は難民的な奴らを迎える惑星を作らなければいけないかも
な。やる事が多すぎて、結構めんどくさい。
惑星も創ってるし。
一応生活・軍備に必要な事は出来るだけやっちゃってるし。それぞれに特化した人口
次にやるべきは⋮⋮っていうかやる事大体終わっちゃったんだよな。
アームストロングに置き手紙を置いて、俺はその場を後にした。
﹁⋮⋮とりあえず、状況説明とかはアームストロングにやらせておこう﹂
カメラ持ってパシャりまくるネクストAC
32
まった。仕事がないと言うのは、なんと虚しいのだろうか。
もはや俺は、ゲームをするしか暇を費やせないのだ。今やるべき事は大体終わってし
自室に戻り、テレビ電源を入れて、PS3を起動する。
﹁ゲームでもするか﹂
しかしそうなると⋮⋮とてつもなく、暇だ。
る。時間かけてゆっくりやったほうが良い。
合っている。後々付け足していけばいいだろう。というかそうしないと扱いが雑にな
難民の奴とか作らなきゃいけないかもだが、今は別にいい。︻兵器格納星︼ので間に
の軍団が強すぎて相手にすらならない。
他の惑星の開拓は重頭脳級を中心としたBETAがやっちゃってるし、敵なんてうち
重頭脳級生産施設も創ったし、無限に沸く動力源も創った。
﹁⋮⋮暇だな﹂
33
今日この日から、俺の引きこもり生活が始まるのであった。
﹁⋮⋮はぁ﹂
カメラ持ってパシャりまくるネクストAC
34
三章。 太陽系への進出
000,000,000,000
10,000,000,000,000,000,000,000,000,000,
すと、こうなる。
因みにだが、単位をつけると一正となる。10億が10の32乗個。普通に数字に直
せい
増やしたり、出荷用の戦艦などを創ったから、色々と効率が上がったんだ。
それに今や︻重頭脳級︼は大体10の40乗くらいいる。実はちょくちょく生産施設
体に慣れてきたのかな。
驚きだ。適当に過ごしているだけで、こんなに生きていたとは。案外俺も、人外の身
00年くらい経ってしまっている。
したり、憂さ晴らしに惑星破壊したり、そんな事で時間を潰していたらいつの間にか5
なんだかんだで時間が過ぎるのは速かった。一日中ニート生活したり、宇宙空間散歩
次元核
35
もうね、意味分かんないね、って言うのが一番大きい。だって読めないんだもん。
ってなるかもしれないけ
それに考えてみれば、元一般人にしてみれば、これだけの部下がいるっていうのも実
感が湧かない。目の前に全員整列されたら流石に、うぉお
ど。
ま、今後は普通に生きていくよ。
いくらいだ。
く、やっとの事で冷静さを取り戻した。正直言って自分が何をしていたのか、恥ずかし
あと、流石に500年近く生きているとチート転生者の馬鹿さ加減も溶けてくるらし
今からしたら、正直言ってこれだけの部下がいるなんて信じられないわ。
!!
その言葉に俺はチッ、と舌打ちしてしまった。
物静かに言い渡した。
スーツを着こなした長身オールバックの金髪男が、手元にあるタブレット弄りながら
脳との会談が入っております﹂
﹁ケイソ様、今日のご予定では﹃サイダー星人﹄ ﹃クェルヒ星人﹄
﹃ミネラ星人﹄の各首
次元核
36
男はやれやれと言った様子で喋りだす。
﹂
?
開拓スピードが馬鹿みたく早くなったんだ。
?
終わらせているが。
勿論、戦法はいつも通り奇襲を掛けて中から崩壊、後は面圧射撃で終わりと、速攻で
他の星人達が言う所の﹃強者﹄が良く襲撃をして来るようになった。
しかもそれと同時に前の⋮⋮なんだっけ、へーデル星人だっけ
そいつみたいな、
俺が普通にゲームしたりして普通の人間の暮らしを満喫していたら、急にBETAの
その途端だよ、BETAの活動が活性化したのは。
こと実績を上げる事にしたんだ。
のだ。今まで調子乗って生きてきたから、少しでも世界に貢献出来るよう、ちょこちょ
そもそも、こう言った会談が急に増えたのは、俺が冷静さを一気に取り戻してからな
個一個の所要時間が長いのだ。
そう、この男の言う通り、俺は一度この会談を逃げた事がある。数がを多いくせに、一
逃げ出されては困りますよ
﹁ケイソ様、お気を煩わせるのは結構ですが、ちゃんと会って頂かないと。以前のように
37
正直、俺は一軍を纏め上げられるような存在ではないので勘弁して欲しいのだが。こ
んな軍団を作った過去の俺を、思いっきりぶん殴ってやりたい。
﹁ああ、そうだケイソ様。外来種撃滅科の︻リッケルト︼が面白い物を持ってきたので、
報告しておきますね﹂
リッケルトとは、500年くらい前のヘイデル星人襲撃後に﹃捧げ物﹄として送られ
てきた、あの猫耳少女だ。
︻兵器格納星︼に放り込んだ為か、いつの間にかパイロットになっていて、もう少しし
たらエースとして君臨していた。なんか凄い娘だったらしい。
それはともかく。
﹂
?
それは彼も知っている筈だが⋮⋮その上で、俺に対して面白いものを持って来ると
創れる。
俺は実際色々な物をチート能力で創れるので、ネットを見ながらならば大体なんでも
﹁面白いもの
次元核
38
は。いったいどんなものを持ってきたんだ
とても綺麗で美しいが、これは
男は懐からひし形の何やら高そうな宝石を取り出して、天にかざしてみせた。緑色が
?
視線を受け取ったのか、男はニヤリと笑って返した。憎っくき、イケメンスマイルだ。
?
﹂
﹁実はですね、ケイソ様。これはそんな簡単な代物じゃないんですよ。なんと
﹂
移動︼が出来るのです
﹁次元移動⋮⋮
?
!
︻次元
!
?
そう言うと男は手をヒラヒラと振って、苦笑しながら否定した。何が違うと言うのだ
別に欲しいとも思わないのだが。だって︻ゼロ式製造機︼ならほぼ何でも作れるし。
詰まる所、高出力の動力源と言った所か。しかしそんなものは既に持っているので、
絶えず発生させる、神秘の結晶です﹂
﹁これは︻次元核︼ その世界の中心部に位置する最高級の秘宝であり、強大なパワーを
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んん、久しぶりに意味不明ワードが出てきたぞ。なんだ、次元移動って。
﹂
りやすく言うならば、簡単に異世界に行けちゃうアイテムです﹂
﹁次元移動とは、此処とは違う世界軸の世界に転移する現象の事です。ケイソ様に分か
﹁⋮⋮は
げえ危ねえ代物じゃねえか
!!
誤作動でも起こしたらどうすんだよ
!
さっき神秘の結晶とか言ってなかったっけ
?
ろ。
そんなものに制御装置つけるとか、流石としか言いようが無いんだが。変態過ぎんだ
な物体の筈なんだけど。
それに下手したら異世界に行くよう
ニラと違って座標セットも出来ますし、暴発もありませんよ﹂
﹁あ、心配しないでください。︻室長︼に頼んで、制御核を埋め込んで貰いましたから。バ
!!
簡単に異世界に行けちゃうって、何考えてんだよ なんだそのチートアイテム、す
!?
﹁お、おう﹂
次元核
40
多分これやったの﹃第13開発室︼の室長だろうな。
いのか
﹂
その言葉を待ってました
髪男。
実はですね、コレは他の星人を釣る為の、エサなんですよ
彼は悠々として語る。
﹁そうなんですよ
エサ
何言ってんだ
⋮⋮最悪のワードを。
は
?
!
!
?
﹁この核が偶然手に入ったのを好機に沢山の宇宙人が流れ込んで来たでしょう
理解不能になり、混乱している中、男は続ける。
?
﹂
攻め
!!
?
?
と言わんばかりの笑顔を見せつけ、露骨に明るくなる金
﹁でも、だとしたら結構凄い物を拾ってきたな。異世界に行ける力か⋮⋮他にも何かな
41
込んで来たでしょう
それは全て、この宝石のお陰なんです
﹂
!
我がBETAの傘元に入る﹂
さぞかし嬉しそうに語る。
﹂
!
ケイソ様の為なのです
﹁この最高のサイクルのお陰で、我が軍はより強大に、巨大な物となりました
全ては
﹁﹃強者﹄の各惑星の宇宙人がコイツを挙って奪いに来、その恐怖に怯えた弱小宇宙人は
それを俺が怒るとは思わずに、
?
士のようであったが⋮⋮
その言葉を輪切りに、ひれ伏して、捧げるように両手を広げる。その姿はさながら騎
!
﹁あ、ああ。そうか⋮⋮悪いが、少し一人にしてくれ﹂
次元核
42
なんとか言い訳を考えて伝え、渋々男に退出を願った。頭に
あったものの、男は素直に出て行ってくれた。
反面、俺の頭の中は最悪であった。
を浮かべながらでは
この宝石のせいで、襲撃が多くなったとは⋮⋮。いい加減にして、欲しい。
彼に貰った手のひら大の宝石を見つめる。
妙に襲撃が多いと思ったが、まさか、まさかそう言ったカラクリだったとは。
?
俺は置き手紙を置いて、その場を逃げ出した。
逃げるは恥だがなんとやら。素直に退出するとしよう。
た種ではあるが、流石にここまで巨大化するとは思わなかった。
こんな戦闘集団の中に、ド真ん中に居たら生命が幾つあっても足りない。自分で蒔い
﹁⋮⋮旅に出よう﹂
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ケイソがその場を逃げ出したその後、BETA本拠地では。
ケイソ捜索の為の、踊る大捜査が繰り広げられて居た。
原因は、金髪の男が見つけた一枚の手紙であった。
﹂
!!
これは急いて探さね
﹁ま、まさか自分の行動でケイソ様が居なくなってしまうとは⋮⋮不覚
その手に握る手紙には、こう書いてあった。
しばらくの間、太陽系で遊んで来ます。探さないで下さい。
﹃ みんなへ。
ルシファー
PS.
閣 下は絶対に探さないで下さい。﹄
その手紙を読んだ瞬間、彼はこう思ったそうだ。
﹁くぅー、わざわざ私の名前を書いてまで、推薦して貰えるとは
!!
次元核
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ば
⋮⋮皆の衆、太陽系へと侵攻する準備をすすめよ
﹂
結局、地球へのBETA侵攻の口実を作ってしまっただけだった。
!!
!!