(No.128)「これからの資産価値観」

2016年12月26日
あおぞら投信株式会社
『土地と金 所有の価値は 計れても
無形の価値を いかに伸ばさん』
物事の本質的な価値判断の考え方には様々なものがあります。その中で『資産価値』といった場合には、ま
ず何を思い浮かべるでしょうか。最初に挙げられるのは土地や不動産など、有形の固定資産でしょう。個人
にとっても、会社にとっても共通の資産であり、所有権が明確であることから、その移転についても契約に
よって為されるものです。
もう1つの資産は無形資産です。会社にとっての無形資産とは、ブランド、ライセンス、ネットワーク、特許権
やアフターサービスなどのことです。価値判断が簡単であるのは、有形資産であり、例えば金融機関が貸し
付ける時に不動産を担保としていることにもあらわれています。一方、無形資産は、価値判断には幅がありま
す。例えば企業のブランドについても、長期にわたる投資や消費者から獲得した信頼といった定性的な部分
があり、この評価については価値判断が分かれます。では、これからの時代において、どのように資産価値
を高めていけば良いのでしょうか。1人1人にとっても、会社にとっても、所有する有形資産の価値はある一定
のレベルで保持が可能となります。この価値を自分で伸ばすこと自体は難しいものがあります。個人にとって
の無形資産とは、友人や家族という他人との関係によって構築されるものと、もうひとつは自分自身の力があ
ります。自分自身のバージョンアップを重ねていくことこそが、これからの資産価値向上となっていくのだと考
えます。
我々は投資信託というフィールドで投資家の皆さまにとって価値ある存在となれるよう、これからも精進し
ていく所存です。今年1年大変お世話になりました。それでは皆さま、良いお年をお迎えください。
(参考:『ライフ・シフト』リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著 2016年 東洋経済新報社)
不動産価格指数(商業用不動産)の推移 (2008年4-6月~2016年4-6月)
140
2010年平均=100
130
120
110
100
90
80
70
店舗
オフィス
倉庫
工場
マンション・アパート(一棟)
出所:国土交通省
本資料は情報の提供を目的としており、何らかの行動を勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、当社は
その正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示された意見などは、本資料作成日現在の当社の見解であり、事前の予告なしに変更される事もありま
す。投資信託の取得に当たっては、投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
商 号: あおぞら投信株式会社 金融商品取引業者: 関東財務局長(金商)第2771号
加入協会:一般社団法人投資信託協会 ホームページ・アドレス: http://www.aozora-im.co.jp/