徳島市立論田保育所民間移管に係る移管先事業者募集要項

徳島市立論田保育所民間移管に係る移管先事業者募集要項
徳島市立論田保育所について、平成30年4月から当該施設の移管を受ける事業者を募
集する。
1 移管保育所の施設概要
(1)名
称:徳島市立論田保育所
(2)施 設 種 別:認可保育所
(3)所
在
地:徳島市大原町野神38番地の1
(4)当初開設時期:昭和28年5月28日
(5)建 築 年 月:平成16年1月
(6)面
積:敷地面積 1266.98㎡
延床面積 551.00㎡
(7)構
造:鉄筋コンクリート造平屋建て
(8)定
員:70人(0~5歳児保育を実施)
2 移管年月日
平成30年4月1日
3 応募資格
(1)現に徳島県内で認可保育所又は認定こども園を運営している社会福祉法人等である
こと。
(2)移管先事業者として決定した場合、事業者が既に運営している認可保育所又は認定
こども園を廃止又は休止しないこと。
(3)本要項に定めるもののほか、児童福祉法、児童福祉施設最低基準その他関係法令を
遵守するとともに、本市の保育行政を理解し、積極的に協力できる事業者であること。
(4)保育所を運営するために必要な経営基盤及び社会的信望を有していること。
(5)移管を受ける事業者が自ら認可保育所として運営できること。また、市の承諾なし
に運営の譲渡及び廃止を行わないこと。
(6)保育所の設置認可等について(平成12年3月30日付児発第295号厚生省児童
家庭局長通知)の関係通知において認可できる見込みがあること。
(7)「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)」第2
条第6号に規定する暴力団員及び「徳島市暴力団等排除措置要綱(平成24年10月
1日施行)
」第2条に規定する暴力団及びその関係者に該当する者でないこと。
1
4 財産移管の方法・条件
(1)移管方法
① 土地
有償貸付
② 建物
有償譲渡
③ 備品
無償譲渡(ただし、情報機器など一部を除く)
(2)土地の貸付について
有償貸付とし、借地料の参考年額は、324千円(平成28年度試算額)
。
なお、固定資産税の評価替えにあわせて見直していく。
(3)建物の譲渡について
① 譲渡額は、27,270千円とする。
② 譲渡を受けた建物は、所有権移転登記後直ちに法人の基本財産に編入すること。
③ 譲渡を受けた建物は、担保に供さないこと。
(4)その他
移管を受けた施設等は、保育及び地域における子育て支援に関する事業並びに地域
との協働により実施する事業以外の目的に使用しないこと。
5 移管条件
(1)保育内容等について
① 認可保育所として運営すること。
② 移管後の定員及び受入年齢については、現行を継承すること。
③ 開所時間は7時30分から19時までを下限とすること。
④
休所日は日曜日、国民の祝日に関する法律で規定する休日、12月29日から翌
年の1月3日までとすること。
⑤ 保育は、保育所保育指針に基づき、保育課程、指導計画を作成し実施すること。
⑥ 入所児童の保育環境が急激に変化しないよう努めること。
⑦
移管前の保育(保育内容、行事、カリキュラム等)を尊重し、保育の充実以外の
理由のための変更をしないこと。変更を行うときは事前に保護者の理解を得ること。
⑧
児童個人の用具等について、現在使用しているものの利用を在園中は認めること
とし、今回の移管による新たな保護者負担が発生しないよう配慮すること。
⑨
保護者が実費負担することが適当であると認められるもの(3歳児以上に提供す
る主食代、延長保育の実施に伴う利用料等)の実費を徴収する場合は、あらかじめ
保護者に対して説明を行い、同意を得ること。
⑩
入所している障害児等支援を必要とする児童について、移管後も引き続き、円滑
に利用できるよう対応するとともに、新規入所についても障害児等支援を必要とす
る児童の受入れを積極的に行うこと。
⑪ 徳島市が推進する子育て支援策(例:わんぱく教室等)に積極的に協力すること。
2
⑫
保護者とのコミュニケーションを常に図るとともに、要望等に対しては誠意を持
って対応すること。
⑬ 地域住民等との連携を図り、信頼関係の維持向上に努めること。
⑭ 苦情解決の仕組み(苦情受付担当者、苦情解決責任者等の設置)を整備すること。
(2)給食について
① 給食については、自所調理方式を採用すること。
② 移管前の給食内容を尊重すること。
③ 給食及びおやつは、できる限り手作りのものを提供すること。
④ 児童の発達段階に応じ適切に調理すること。
⑤
アレルギー等給食に配慮を要する児童に対して、除去食、代替食などにより、児
童一人ひとりの状況に応じて行うこと。
(3)職員について
① 職員配置、経験者の確保
ア 施設長
認可保育所又は認定こども園における保育実務年数を2年以上有し、かつ施設
長又は施設長に準じた経験のある専任の正規職員とすること。
なお、
「施設長に準じた経験」とは、例えば、事務長や副施設長、主任保育士の
経験をいう。
イ 主任保育士
認可保育所又は認定こども園における保育実務年数を5年以上有すること。
ウ 保育士
常勤保育士1人当たり、認可保育所又は認定こども園における平均保育実務経
験年数が5年以上あり、バランスのとれた年齢構成とし、各クラスに常勤保育士
を配置すること。
エ 調理員
最低2人以上配置し、うち集団給食の実務経験、アレルギー食及び離乳食に関
する実務経験を有する者を1人以上配置すること。
なお、調理員に代えて栄養士を充てることができる。
オ 嘱託医
嘱託医を配置すること。
②
職員を積極的に外部研修等に参加させるとともに、園内研修の実施など、施設長
を含めた職員の資質向上に努めること。
③
論田保育所に現在勤務している臨時職員が移管後の保育所での就労を希望する場
合は、その雇用に努めること。
(4)引継ぎについて
民間移管による入所児童への影響を最小限にとどめ、移管事業者と児童・保護者・
3
地域等との関係づくりを行うため、1年間において事務及び保育の引継ぎを実施する
こと。
① 引継ぎの方法
ア
施設長(又は主任保育士)予定者は、随時移管保育所を訪問し、保育内容の確
認を行うこと。
イ
施設長(又は主任保育士)予定者は、随時移管保育所を訪問し、引継ぎ状況の
把握を行うこと。
ウ
保育内容の全体像や児童の状況の把握、個別の指導内容の確認等のため、移管
先事業者が配置を予定している職員を0・1歳児から4歳児までの各クラスに1
人配置し、平成29年4月当初から平成30年3月末まで引継ぎの保育を行うこ
と。
エ
給食業務の円滑な実施のため、移管先事業者は配置を予定している調理員1人
を平成30年3月の1カ月間配置し、調理業務の引継ぎを行うこと。
② 引継ぎにおける注意事項
移管先事業者から引継ぎ期間中に受け入れた職員は、引継ぎ期間内に知り得た徳
島市立論田保育所の個人情報等について、徳島市個人情報保護条例等による守秘義
務を負うこと。
③ 引継ぎの費用負担
引継ぎ(保育及び調理業務)に要する人件費については、徳島市が必要と認める
範囲で負担する。
(5)三者懇談会の設置について
移管後の施設の円滑な運営と保育の充実を図るため、移管先事業者は当分の間、三
者懇談会(保護者、移管先事業者、徳島市で構成)を設置すること。
(6)その他
① 移管後の保育所名は、論田保育所の保護者や地域住民の希望に配慮すること。
② 移管後においても、市が行うアフターフォロー(市職員による巡回等)に協力し、
指導・助言等に対して誠実に対応すること。
6 申込み方法等について
(1)募集要項の配布
① 配布期間
平成28年12月1日(木)から平成29年1月13日(金)まで
ただし、土・日曜日及び祝日、年末年始の閉庁日を除く8時30分から17時ま
で
②
配布場所
徳島市役所子ども施設課(南館2階)
4
※募集要項等は、本市ホームページからもダウンロードできる。
(2)現地見学会
① 開催日時
平成28年12月15日(木) 14時から
② 参加資格
本要項第3項の応募資格に該当する事業者
③ 申込方法
見学会への参加を希望する事業者は、「様式6」に事業者名、担当者の所属等必要
事項を記載のうえ、平成28年12月13日(火)までに郵送、FAX 又は電子メー
ルにより子ども施設課まで申し込むこと。
(3)質問の受付、回答
募集要項等に関する質問は、次により受け付ける。質問は、「様式7」に内容を簡潔
にまとめて記載のうえ、郵送、FAX または電子メールにより子ども施設課まで提出す
ること。なお、提出後は、電話にて着信の確認をすること。
① 受付期間
平成28年12月1日(木)から平成28年12月16日(金)まで
② 回答方法
平成28年12月26日(月)頃に、本市ホームページに公開する。
(4)応募書類の受付
応募者は、
「提出書類一覧」に記載した書類一式を以下のとおり提出すること。
① 受付期間
平成29年1月4日(水)から平成29年1月13日(金)まで
8時30分から17時まで ただし、土・日曜日、祝日は除く。
② 提出方法
徳島市役所子ども施設課(南館2階)まで直接持参すること。
(郵送等による申込
みは受け付けない。
)
③ 提出部数及び規格
ア 提出書類は、正本1部と副本(コピー可)12部を提出すること。
イ 用紙サイズは A4 判で統一すること。図表等でやむを得ず A4 判以上の用紙を
使用する場合は、A4 判サイズに折り畳むこと。
ウ A4 判2穴ファイル等に提出書類一覧の順に編冊し、区分ごとにインデックス
を貼付すること。また、副本は加除可能な形式とすること。
エ
ファイル等の表紙及び背表紙には、タイトルを「徳島市立論田保育所民間移
管事業者選考申込書」とし、事業者名称及び正本副本の別を表示すること。
オ
審査の公正を期すため、様式3(事業計画書)及び様式5(保育引継ぎ計画
書)には、事業者名、住所、ロゴマーク等、事業者を特定できる表示を付して
5
はならない。
④
提出された申込書等については、返却しない。提出書類は、移管先事業者の選考
以外の目的には使用しない。また、今回提出された書類は、「徳島市情報公開条例」
に基づく情報公開の対象になる。
⑤ 必要に応じ追加資料の提出を求めることがある。
⑥ 応募に関し必要な費用は、応募事業者の負担とする。
⑦ 提出された計画書の内容は、移管後すみやかに実行すること。
7 選定方法及び決定について
(1)徳島市立論田保育所移管先事業者選定委員会において、提出された書類及びヒアリ
ング(プレゼンテーション及び質疑応答)による審査を行う。
①
審査は、別に定める「選定基準表」に基づき採点を行い、基準点を満たし、かつ、
最高点となった事業者を移管先候補者として選定する。
②
最高点が同点の場合は、くじ引きにより移管先候補者を決定する。
③
ヒアリングには、施設長(予定者含む)又は主任保育士(予定者含む)を含む4
人以内の出席とし、ヒアリングの開催日時、開催場所等については、決定次第通知
する。
(2)4事業者以上の応募があった場合の審査方法は2段階による審査とする。
① 一次審査 選定基準表に基づく書類審査による得点の上位3事業者を選定。
② 二次審査 一次審査により選定された事業者を対象に、
(1)の提出された書類及
びヒアリングにより移管先候補者を選定。
(3)選定結果は、応募事業者に文書にて通知する。
(4)移管先事業者は移管先候補者の選定後、徳島市立保育所条例の改正議案及び財産の
譲渡についての議案等が徳島市議会の議決を得たときに決定とする。万が一、市議会
の承認が得られなかった場合には移管は延期又は中止するが、それに伴い移管先事業
者が被害を被った場合でも市は責めを負わない。
8 その他留意事項について
移管先事業者は、移管日である平成30年4月1日までに徳島市長の保育所設置認可
及び確認を得ること。
9 主な実施日程
(1) 募集要項の配布
平成28年12月1日から平成29年1月13日まで
(2) 現地見学会
平成28年12月15日
(3) 質問受付
平成28年12月1日から平成28年12月16日まで
(4) 申込受付
平成29年1月4日から平成29年1月13日まで
6
(5) ヒアリング
後日応募事業者に連絡する。
(6) 移管先事業者決定
平成29年3月
(7) 引継ぎ保育
平成29年4月1日から平成30年3月31日まで
(8) 移管先による運営開始
平成30年4月1日から
10 問い合わせ先
徳島市役所 保健福祉部 子ども・子育て推進総室 子ども施設課
住 所 〒770-8571 徳島市幸町2丁目5番地
TEL (088)621-5191
FAX (088)621-5036
メールアドレス [email protected]
7