2016年11月15日 カナダの金融市場動向 Weekly Report 【2016年11月5日~2016年11月11日の推移】 【1】先週の回顧 先週のカナダ・ドル円相場およびカナダ5年国債利回 りは上昇しました。 週前半は米国の大統領選挙を前に、クリントン氏優勢 との見方が広がったことで市場のリスク選好度が強まり、 カナダ・ドル円相場および金利は上昇しました。大統領 選挙では事前予想に反してトランプ氏が勝利したことで、 一時リスク回避姿勢が強まり、カナダ・ドル円相場は下 落し、金利は低下しました。しかし、トランプ氏の勝利演 説以降は、減税やインフラ(社会基盤)投資拡大などの 思惑から米国景気に対する楽観的な見方が広がり、市 場のリスク回避姿勢も和らいだことで、カナダ・ドル円相 場および金利は上昇しました。 【2】今週の見通し 今週は、引き続き米国のトランプ新政権で予想される 政策の変更を織り込む相場展開になりそうです。米国 の財政出動による景気回復期待や、それにともなうイン フレ期待の上昇などが続けば、米国金利の上昇ととも に、カナダの金利も上昇が続くとみています。また、 FRB(米国連邦準備制度理事会)高官の講演も控えて おり、来月の利上げを意識した発言には注目が集まる とみています。 カナダでは、CPI(消費者物価指数)などの経済指標 の発表が予定されています。為替については、株式市 場や原油価格などリスク資産の動向に左右されそうで す。 【カナダ・ドル 為替推移】 (2016年10月14日~2016年11月11日) 90 (円/カナダ・ドル) (カナダ・ドル/米ドル) 円/カナダ・ドル(左軸) カナダ・ 1.20 ドル カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転) 85 1.15 78.76 80 1.25 75 1.30 70 1.35 1.35 65 10/14 10/21 10/28 11/4 高 安 1.40 11/11 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【カナダ 金利推移】 1.2 (2016年10月14日~2016年11月11日) (%) 1.0 カナダ5年国債 0.88 0.8 0.6 0.4 0.2 10/14 10/21 10/28 11/4 11/11 【3】主要経済指標 発表日 発表頻度 期間 指標名 データ (参考)前回 11/10 11/18 毎月 毎月 2016年9月 2016年10月 新築住宅価格指数(前年同月比) 消費者物価指数(前年同月比) 2.8% - 2.7% 1.3% (出所)Bloomberg等より大和投資信託作成 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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