マーケットの見方(No.122)を掲載しました。

2016年11月14日
あおぞら投信株式会社
『日米の 距離が近いは 大都市圏
地方に根付く 保守本流の人』
世界中から注目されたアメリカ大統領選挙は、共和党のトランプ候補が当選し、第45代の大統領に就任す
ることになります。これまでの発言から税制・規制・財政・貿易に関する政策変更について様々な憶測を呼ん
でいます。世界の政治・経済に与える影響が大きいアメリカ大統領だけに、日本にとってどのような影響があ
るかは当然気になるところです。ただし、民主主義国家において一人の力が出来ることには限りがあります。
アメリカの政治制度は一般的に「大統領制」と呼んでいますが、合衆国憲法に規定されているのは徹底した
「権力の分立」です。まず憲法第1条は国民に最も近い連邦議会についてであり、大統領の役割はその次の
第2条という順番になっています。第3条連邦裁判所の権限、第4条連邦政府(中央政府)と州政府の権限分
担(連邦主義)が定められており、大統領は連邦政府の中の一つの柱に過ぎないということです。つまり大統
領の主な役割は行政府の長であり、議会が作ったルール(法律)を政策に落としていく責任者なのです。一方、
国際関係においては国を代表した判断が必要であり、大統領の外交上の権限がある程度大きいものがあり
ますが、これもあくまで与えられたルールの中での政策運営の一環です。2017年1月20日の新大統領就任か
らのアメリカの政治動向については、大統領のみならず支えるスタッフの顔ぶれと、上下両院の過半数を占
めた共和党を中心とした動き全体をとらえる必要があります。1776年の建国から今年で240年を経た、現在
の悩み多きアメリカで選ばれた大統領が“Make America Great Again”をどのように展開するのか、そしてその
時、我々はどのように行動するのか、自立と自律の時であると考えます。
2016年・米国大統領選挙結果
■共和党・トランプ氏が選挙人を獲得した州
■民主党・クリントン氏が選挙人を獲得した州
出所:朝日新聞社、CNN 2016年11月10日11時08分時点
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商 号: あおぞら投信株式会社 金融商品取引業者: 関東財務局長(金商)第2771号
加入協会:一般社団法人投資信託協会 ホームページ・アドレス: http://www.aozora-im.co.jp/